13
「オリオン! 貴様は今日かぎりでクビだ!」  ある日のこと。  オリオンは、勇者パーティのリーダーであるオリバーに、突如クビを宣告される。 「オリバー、いきなりどうしたんだ? これまで一緒に頑張ってきたじゃないか!」 「黙れ、この寄生虫が! ろくに基礎魔法すら使えない。これまでパーティに居られたことをありがたく思え!」    この世界の魔法は、炎・水・土・風・闇・光の6属性に分類される。  そしてオリオンの使う魔法は、その6属性魔法のいずれにも属さない固有魔法である。  それはギルドでは評価されない力。  それでも修練を積み、支援魔法に攻撃魔法と、パーティの戦力として十分役に立ってきた。 「本当に良いのか? このパーティーで、魔法はすべて俺が担ってきた。俺の使う支援魔法が無ければ戦力は大きく下がる。それに魔法攻撃しか効かない相手が出てくれば――」 「はっはっは。役立たずのおまえに代わって、すでに優秀な魔法使いをスカウトしている!」  高笑いするオリバー。  そうしてオリオンは、パーティを追放されることになった。  しかしオリオンの使う固有魔法は、実は、当の昔に失われたとされる【古代魔法】であった。   その力は、従来の6属性魔法とは比べ物にならず、まさしく魔法の常識を塗り替えるものであった。  やがてオリオンの作りあげるパーティは、最強の名をほしいままにしていく。  一方、勇者パーティには破滅が待ち受けていた。  独断でオリオンを追放したことで、メンバーからの信頼はガタ落ち。  依頼は失敗続きで、徐々に社会的信用も失っていく。  ――勇者パーティには、どこまでも暗雲が立ち込めているのだった。 ※ 別サイトにも投稿しています
24hポイント 333pt
小説 3,715 位 / 111,714件 ファンタジー 790 位 / 29,034件
文字数 87,226 最終更新日 2021.05.28 登録日 2021.05.13
「我がパーティに魔力支援しかできない無能は不要! よって貴様を追放処分とする!!」  僕――イシュアは、そんな理不尽な理由で追放された。  世界の希望を背負って立つはずの勇者によって。  マナポーターとは魔力不足のパーティに、魔力を供給するパーティのかなめとも言える重要なジョブである。 「僕がいないと、すぐにこのパーティは魔力不足でまともに戦えなくなります。考え直すべきです」 「黙れ! 落ちこぼれの分際で口答えをするな!!」  そうして追放された僕であったが―― 「待ってください! イシュア先輩!」  追いかけてきたのは、なんと勇者パーティの聖女・アリアであった。  彼女は冒険者育成学校に通っていたときの後輩である。 「先輩に見捨てられたかと、すごい後悔してました」 「勇者パーティはどう考えても、先輩のおかげで辛うじて持っていたようなもんじゃないですか!」  アリアは涙ながらに訴えかける。  勇者はあろうことか、パーティメンバーに黙って僕のことを追放したらしい。 「私、先輩に付いていきます!」 「あんなリーダーに付いて行っても未来はありませんから」  アリアはきっぱりと言い切り、僕と旅を続けることの望むと明言。  こうして聖女様との旅が始まったのだった。  一方、勇者パーティには修羅場が訪れていた。  勝手にイシュアを追放した勇者は、メンバー全員に責め立てられていた。  イシュアがパーティを支える重要人物であることを、勇者以外はみんな理解していたのだ。  それでも勇者の権力を笠に着て、強引にAランクダンジョンの攻略を進めようとする。  しかしメンバーが2人抜けて、すぐに魔力が枯渇する勇者パーティにそれは叶わない。  ――勇者パーティには、どこまでも暗雲が立ち込めているのだった。 ※別サイトにも投稿してます
24hポイント 497pt
小説 2,646 位 / 111,714件 ファンタジー 564 位 / 29,034件
文字数 142,659 最終更新日 2021.05.20 登録日 2021.02.10
「レオン、貴様はクビだ!」  そう俺に言い放ったのは、勇者パーティのリーダーであるユーシアであった。 「どうしてですか!?」  俺はガチャ魔導士というジョブに付いていた。  それは自らの魔力と引き換えに、パーティにそのとき必要なものを提供するものだ。  回復薬が不足していれば回復薬を。  魔力が不足していれば魔力を。  攻撃力が足りていなければ、超強力な武器を出したりもしていた。 「『ガチャ』と言うのは手に入るものがランダムらしいではないか。これまでは、たまたま運が良かっただけだろう!」 「な! ガチャのランダム要素は、ジョブを極めればある程度は排除できます!」  俺の主張は受け入れられず。  ユーシアは、あっさりと俺を追放するのだった。  ――その後に待っている破滅を、まるで想像することもなく
24hポイント 35pt
小説 15,015 位 / 111,714件 ファンタジー 2,777 位 / 29,034件
文字数 3,175 最終更新日 2021.04.09 登録日 2021.04.08
恋愛 完結 短編
ダメーナ子爵家の姉妹であるイリスとティアナ。 何でも要領よくこなし、愛想の良い妹のティアナ。 物覚えも悪く、愛想がないと蔑まれてきた姉である私――イリス。 私は屋敷中から冷遇されて、いつからか召使いのように扱われていました。 ある日、唯一の婚約者すら妹のティアナに奪われてしまいます。 失意の私に追い打ちをかけるように、両親からこんな言葉をかけられます。 『妹の身代わりになれ』と。 「聖女」であるティアナには、国を守護してもらえるよう「竜」に祈りを捧げる役目があります。 この国は聖女が竜に祈りを捧げ、竜が聖女の祈りに応えて国を守護することで栄えてきたのです。 もっとも面倒くさがりな妹は、祈りを欠かすことも多く竜の怒りを買ってしまったのでしょう。 そんな時に生贄となり竜の怒りを鎮めるのも聖女の役割なのですが――妹を溺愛する両親は、私を身代わりにすることを思いたようです。 そうして「竜神」のもとに向かう私ですが―― これは妹の身代わりに生贄にされたイリスが、何故か竜神に大切に扱われ新天地で幸せをつかみ取るお話です。 ※ 他の小説投稿サイトにも投稿しています
24hポイント 106pt
小説 8,079 位 / 111,714件 恋愛 3,623 位 / 32,158件
文字数 19,533 最終更新日 2021.02.21 登録日 2021.02.13
「聞こえないのか? 貴様はクビだと言ったのだよ」  結界師として国に仕えていた俺(リット)は、この国の王女にクビを宣告される。  国の守りのかなめとも言える重要な職人だが、愚かな王族たちはそんな事実を忘れ去っていたのだ。 「俺を追放して、本当に国は大丈夫なのか?  結界をメンテナンスできる人が居なければ、あっという間に綻びが生じるだろう。下手すると一か月も保たないぞ?」  俺の忠告は聞き入れられず、俺は弟子とともにあっさり国を追放される。  立ち去ろうとしたところで謁見の間の扉が開け放たれ、突如としてエルフの少女が飛び込んできた。 「会いたかったです、旦那さま!」  彼女はエルフの里の王女さま。俺がフリーになるのを待って、わざわざ迎えに来たのだ。  フリーの結界師は貴重な人材なのだ。フリーになるタイミングを見計らってスカウトに来たのだとしてもおかしくはない。  ほかにも獣人族の族長や、ドワーフ族の鍛冶連合のリーダーからも熱いスカウトを受けることとなる。  俺はエルフの里に迎えられ、エルフの王女さまとスローライフを謳歌することになった。  エルフの里の『守護神』などと呼ばれるほどに、その実力を遺憾なく発揮しながら。  一方、俺を追放したことで王国の結界には綻びが生じ、モンスターが続々と侵入するようになっていた。  モンスターの襲撃を受けた王国は、やがては取り返しの付かない大混乱に陥っていく。  俺に追放を言い渡した王女は、ついには責任を取らされる形で地下牢に投獄されることとなった―― ※ 他の小説投稿サイトにも投稿しています
24hポイント 71pt
小説 10,105 位 / 111,714件 ファンタジー 1,998 位 / 29,034件
文字数 59,024 最終更新日 2020.12.31 登録日 2020.11.12
恋愛 連載中 長編
 どれだけ努力しても認められない。  貴族でなく平民でありながら「聖女」となったミリアは、国を守るために拷問のような日々を耐えていた。  徹底的に国で虐げられた結果、やがては感情を一切見せない「人形聖女」と呼ばれるようになっていく。 「聖女・ミリア。貴様との婚約を破棄し、新たな聖女・レイニーを我が妻とする!」  そんな中、突き付けられた突然の婚約破棄。そして国外追放。  さらには自分を守ったことが原因で唯一の味方だった従者・レオナルドをも巻き添えにしてしまう。  こんな恩を仇で返すような真似――と焦るミリアだったが 「国外追放ですね、構いませんよ」  凄腕の剣使いにして大切な従者・レオナルドは、あっけらかんとそう言い放つのだった。  これは感情を失うまで国で徹底的に虐げられた聖女が、ささやかな幸せを見つけるまでの物語。 ※ 他サイトにも投稿しています
24hポイント 49pt
小説 12,272 位 / 111,714件 恋愛 5,411 位 / 32,158件
文字数 42,700 最終更新日 2020.10.23 登録日 2020.10.06
恋愛 完結 ショートショート
『リーリア・ルナトーン!  身分を笠に着た身勝手な振る舞いに、嫉妬から私の大切なドロシーを虐めてきたこと――決して看過することは出来ん。  よって貴様との婚約を破棄し、ドロシーを新たな婚約者として迎え入れる!』 『ああ、私が全て悪かったのでございます。  どうか私を捨てないでくださいませ』 「……ということが、昨夜あったのだが。  本当に覚えていないのか?」 「は、はあ……。さっぱりです」 タイトルの雰囲気の婚約破棄もの。 ふわっとしてるので、なんでも許せる人向けです。  ※別サイトにも投稿しています
24hポイント 7pt
小説 26,590 位 / 111,714件 恋愛 10,968 位 / 32,158件
文字数 7,452 最終更新日 2020.10.11 登録日 2020.10.10
「シャーロット・フローライト! 貴様との婚約を破棄し、アメリアを新たな婚約者とする!」 「はい! かしこまりました!」  まだだ――まだ笑うな。  内心で踊り狂いガッツポーズをしながら、私はかろうじて神妙な顔を作る。  王妃としてこのバカ王子の支えていくなんて、絶対に嫌っ!  冒険者になって、自由な暮らしを手に入れてみせる!  この日のために、私はコツコツと準備をしてきたのだ。  下町で流行っていた恋愛小説を参考にした。  平民上がりの少女が、王子の心を射止めて結ばれるラブストーリー。  嫉妬に狂って嫌がらせをしていた王子の婚約者が、ラストシーンで断罪。貴族の身分を剥奪の上、追放されるのだ。 「これだあっ!」  王子に付きまとう平民を見たとき、わたしは運命を感じた。  ヒロインちゃんっ! と内心で崇めて、私は彼女を王妃とするべく暗躍する。  バカ王子を操り婚約破棄をけしかけて――  今日に至ったのだ。  我ながら完璧な計画ね! 意気揚々と出ていこうとしたのに―― 「待ってくださいお姉さま!」  ヒロインちゃんは王子の宣言を「嫌です」とバッサリ切り捨てる。  そうして私のもとに駆け寄って来るのだった。 ※ 他の小説投稿サイトにも投稿しています
24hポイント 28pt
小説 16,530 位 / 111,714件 恋愛 6,959 位 / 32,158件
文字数 21,009 最終更新日 2020.10.06 登録日 2020.09.30
◆「聖女」は国の宝です。望めば何でも与えられ、誰もが聖女の力を目的に少女に近づきました。求められるのは聖女としての力のみ。少女自身を見てくれる者はおらず、恵まれた環境にいながら少女は誰よりも孤独でした。  ◆これは「救国の聖女」と呼ばれる孤独な少女が、自分自身を見てくれる人と出会って居場所を手にするまでの物語です。 ※ 他サイトにも投稿中
24hポイント 7pt
小説 26,590 位 / 111,714件 恋愛 10,968 位 / 32,158件
文字数 18,221 最終更新日 2020.10.04 登録日 2020.09.29
恋愛 完結 長編
「フィーネ・アレイドル公爵令嬢! 私は、貴様との婚約を破棄することをここに宣言する!」 王子に婚約破棄された私(フィーネ・アレイドル)は、無実の罪で魔族の支配する魔族領に追放されてしまいました。 魔族領に降りた私を待っていたのは、幼い頃に助けた猫でした。 魔族にすら見えない猫ですが、魔族領では魔王の右腕として有名な魔族だったのです。 驚いた私に、猫はこう告げました。 「魔王様が待っています」 魔王様が待ってるって何、生贄にでもされちゃうの? と戦々恐々とする私でしたが、お城で待っていたのは私を迎えるための大規模な歓迎パーティ。 こうして私の新天地での幸せな生活が始まったのでした。 ※ 他の小説サイト様にも投稿しています
24hポイント 71pt
小説 10,105 位 / 111,714件 恋愛 4,487 位 / 32,158件
文字数 127,311 最終更新日 2020.09.30 登録日 2020.06.27
「貴様はもう用済みだ。『聖女』などという迷信に踊らされて大損だった。どこへでも行くが良い」  突然の宣告で、国外追放。国のため、必死で毎日祈りを捧げたのに、その仕打ちはあんまりでではありませんか!  魔法技術が進んだ今、妖精への祈りという不確かな力を行使する聖女は国にとっての『金喰い虫』とのことですが。 「これから大災厄が来るのにね~」 「ばかな国だね~。自ら聖女様を手放そうなんて~」  妖精の声が聞こえる私は、知っています。  この国には、間もなく前代未聞の災厄が訪れるということを。  もう国のことなんて知りません。  追放したのはそっちです!  故郷に戻ってゆっくりさせてもらいますからね! ※ 他の小説サイト様にも投稿しています
24hポイント 35pt
小説 15,015 位 / 111,714件 ファンタジー 2,777 位 / 29,034件
文字数 14,584 最終更新日 2020.06.11 登録日 2020.06.05
「マリアンヌ公爵令嬢! これ以上貴様の悪行を見過ごすことはできん! 我が剣と誇りにかけて、貴様を断罪する!」  王子から突如突き付けられたのは、身に覚えのない罪状、そして婚約破棄。  更にはモンスターの蔓延る危険な森の中で、私ことマリアンヌはパーティーメンバーを追放されることとなりました。  このまま私がモンスターに襲われて"事故死"すれば、想い人と一緒になれる……という、何とも身勝手かつ非常識な理由で。    パーティーメンバーを追放された私は、森の中で鍋をかき混ぜるマイペースな変人と出会います。  どうにも彼は、私と殿下の様子に詳しいようで。  というかまさか第二王子じゃないですか?  なんでこんなところで、パーティーも組まずにのんびり鍋を食べてるんですかね!?  そして私は、聖女の力なんて持っていないですから。人違いですから!  ※ 他の小説サイト様にも投稿しています
24hポイント 14pt
小説 22,475 位 / 111,714件 恋愛 9,107 位 / 32,158件
文字数 19,542 最終更新日 2020.06.10 登録日 2020.06.07
「リリアンヌ公爵令嬢! 私は貴様の罪をここで明らかにし、婚約を破棄することを宣言する!」  突き付けられた言葉を前に、私――リリアンヌは内心でガッツポーズ!  なぜなら、庶民として冒険者ギルドに登録してクエストを受けて旅をする、そんな自由な世界に羽ばたくのが念願の夢だったから!  すべては計画どおり。完璧な計画。  その計画をぶち壊すのは、あろうことかメインヒロインだった!? ※ 他の小説サイト様にも投稿しています
24hポイント 0pt
小説 111,714 位 / 111,714件 恋愛 32,158 位 / 32,158件
文字数 8,413 最終更新日 2020.06.07 登録日 2020.06.04
13