九九式双発艦上攻撃機

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ウェーキ島攻略作戦

第一波攻撃隊撤退

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エンタープライズが攻撃にさらされている頃に他の2隻の空母も攻撃を受けていたが、2隻はエンタープライズ程上手に回避できなかった。
この2隻はどちらもレキシントン級であり、艦体がエンタープライズより大きかったのである。
そのため、舵が思うように効かないばかりか日本軍航空隊の恰好の的となった。
2隻への攻撃で4機の九九式艦攻が撃墜されたが、レキシントンには爆弾6発に魚雷4本、サラトガに爆弾5発に魚雷6本が命中した。
レキシントン級はダメージコントロール力に優れたヨークタウン級とは違い、被弾に脆かった。
両艦は大破炎上し、ついに波間に沈んでいったのである。


3隻の空母を日本海軍は何と艦攻68機で撃沈してしまった。
だが、いまだ32機の艦攻が攻撃せずもし空母が沈まなかった時の保険として残されていた。
その懸念が払しょくされた以上、この兵力を残しておく必要は無く淵田はすぐに戦艦隊への攻撃に差し向けた。
これには暇を持て余した零戦隊も加わり、7.7㎜や20㎜機銃を艦上へ向けて掃射した。
この被害は思いの外大きく、対空砲で給弾作業に当たっていた将兵達が続々と負傷。
対空火器は少しづつ減殺されていった。
そこに攻撃隊が突入したのだからたまらない。
またも18機で雷爆同時攻撃を仕掛けた。
2隻しか攻撃できないため、獲物の見定めが肝心だ。
淵田は居並ぶ8隻の戦艦を見渡して、2隻を絞った。
「コロラド型をやれ!」
コロラド級戦艦は長門型戦艦の好敵手であった。
ここで沈めておかない手は無かった。
36機の攻撃隊は続々と攻撃を仕掛けていく。
コロラド級戦艦の水平防御は89㎜であり、これは250㎏爆弾をはじく程度の装甲だった。
だが、500㎏爆弾なら貫通できた。
加えてアメリカ海軍の戦艦は鈍足戦艦として知られる扶桑型の24ノットよりも遅い21ノットしか最大速力を発揮できない。
これでは満足な回避行動が取れない。
結果、2隻は次々と被弾。
爆撃隊に至っては88%の命中率を記録し、雷撃隊も72%の命中率を記録。
2隻の戦艦はなぶり殺しにされ、航行を停止。
「戦艦がこんなあっけのう…」
その様子を上空で見ていた淵田もそう零すほど呆気なく、ビッグセブンと謳われた2隻は波間に沈もうとしていた。
ここで第一波攻撃隊は帰還することになるが、既に第二波攻撃隊が20海里まで迫っており淵田はそれらを誘導してから帰還することとした。
攻撃を終えてなお、燃料はまだまだ余裕があったのである。
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