九九式双発艦上攻撃機

ypaaaaaaa

文字の大きさ
40 / 113
ハワイ作戦

準備

しおりを挟む
ミッドウェーで首尾よく敵空母を3隻撃沈したわけだが、その後の航空哨戒で日本海軍は思わぬ戦利品を手に入れることになる。
「敵空母が今だ浮いている…か」
この報告を受けて南雲は少し悩んだ後、大和を差し向けてこれを曳航することとした。
この空母はヨークタウンの事でアメリカ海軍は自沈に失敗していたのである。
確かに右に5度ほど傾いているが、転覆する様子は無い。
艦上構造物は完全に破壊されてるが船としてはまだまだ現役な様だった。
大和はおよそ12時間かけてミッドウェーまでヨークタウンを曳航。
ミッドウェーで応急修理が行われ、日本本土へ回航された。
もちろん戦力化するためである。


ともあれ、ミッドウェーを占領したことで連合艦隊の対米基本戦略であるハワイ占領に王手をかけた形となった。
既に国内ではハワイ作戦に向けた準備が着々と進んでいる。
第一に空母の増産、第二に艦載機の更新である。
空母に関しては年末までに飛鷹型一番艦の飛鷹、三番艦の魁鷹、そして鹵獲したインドミタブルが戦力となる。
現在、巡洋戦艦と巡洋艦から改装中の4隻や④計画艦、そしてヨークタウンは1943年初頭から続々と竣工し始めることになる。
なら1943年にハワイへ攻勢を仕掛けるのかと思われるが、1943年からはアメリカ海軍はエセックス級空母やインデペンデンス級軽空母が続々と竣工するため、空母の数が圧倒的な今のうちにハワイを攻略してしまおうというのである。
それに、1942年末までに各戦艦の改装が完了する。
これらを勘案して連合艦隊はハワイ作戦の時期を1942年末としてあのである。
そして艦載機に関してだが、既に栄エンジンの後継である誉エンジンが実用化にこぎつけている。
1700馬力を発揮可能で他の18気筒エンジンより少し控えめだが、安定性はある。
そして何より燃費が良い。
航空本部はすぐにこの誉エンジンの量産を命じ、零戦と九九式艦攻のエンジンを換装してみることにした。
どちらも直径が異なるエンジンを搭載しているため、かなりの改造が必要だったが困難では無く換装が完了し、飛行試験を行った。
すると翼端を切り詰めていた零戦三二型では誉エンジンを搭載すると最高時速633㎞を記録。
航続距離もさすがに一号零戦に比べればお低下したが、500海里を攻撃半径に収めている。
対して九九式艦攻だが、こちらも燃費や速度が大幅に増加。
これを見た航空本部は九九式艦攻を800㎏爆弾で急降下爆撃できる航空機に改造できると確信。
大幅な改造を行うこととしたのである。
しおりを挟む
感想 105

あなたにおすすめの小説

もし石田三成が島津義弘の意見に耳を傾けていたら

俣彦
歴史・時代
慶長5年9月14日。 赤坂に到着した徳川家康を狙うべく夜襲を提案する宇喜多秀家と島津義弘。 史実では、これを退けた石田三成でありましたが……。 もしここで彼らの意見に耳を傾けていたら……。

対米戦、準備せよ!

湖灯
歴史・時代
大本営から特命を受けてサイパン島に視察に訪れた柏原総一郎大尉は、絶体絶命の危機に過去に移動する。 そして21世紀からタイムリーㇷ゚して過去の世界にやって来た、柳生義正と結城薫出会う。 3人は協力して悲惨な負け方をした太平洋戦争に勝つために様々な施策を試みる。 小説家になろうで、先行配信中!

世界はあるべき姿へ戻される 第二次世界大戦if戦記

颯野秋乃
歴史・時代
1929年に起きた、世界を巻き込んだ大恐慌。世界の大国たちはそれからの脱却を目指し、躍起になっていた。第一次世界大戦の敗戦国となったドイツ第三帝国は多額の賠償金に加えて襲いかかる恐慌に国の存続の危機に陥っていた。援助の約束をしたアメリカは恐慌を理由に賠償金の支援を破棄。フランスは、自らを救うために支払いの延期は認めない姿勢を貫く。 ドイツ第三帝国は自らの存続のために、世界に隠しながら軍備の拡張に奔走することになる。 また、極東の国大日本帝国。関係の悪化の一途を辿る日米関係によって受ける経済的打撃に苦しんでいた。 その解決法として提案された大東亜共栄圏。東南アジア諸国及び中国を含めた大経済圏、生存圏の構築に力を注ごうとしていた。 この小説は、ドイツ第三帝国と大日本帝国の2視点で進んでいく。現代では有り得なかった様々なイフが含まれる。それを楽しんで貰えたらと思う。 またこの小説はいかなる思想を賛美、賞賛するものでは無い。 この小説は現代とは似て非なるもの。登場人物は史実には沿わないので悪しからず… 大日本帝国視点は都合上休止中です。気分により再開するらもしれません。 【重要】 不定期更新。超絶不定期更新です。

大東亜戦争を有利に

ゆみすけ
歴史・時代
 日本は大東亜戦争に負けた、完敗であった。 そこから架空戦記なるものが増殖する。 しかしおもしろくない、つまらない。 であるから自分なりに無双日本軍を架空戦記に参戦させました。 主観満載のラノベ戦記ですから、ご感弁を

対ソ戦、準備せよ!

湖灯
歴史・時代
1940年、遂に欧州で第二次世界大戦がはじまります。 前作『対米戦、準備せよ!』で、中国での戦いを避けることができ、米国とも良好な経済関係を築くことに成功した日本にもやがて暗い影が押し寄せてきます。 未来の日本から来たという柳生、結城の2人によって1944年のサイパン戦後から1934年の日本に戻った大本営の特例を受けた柏原少佐は再びこの日本の危機を回避させることができるのでしょうか!? 小説家になろうでは、前作『対米戦、準備せよ!』のタイトルのまま先行配信中です!

【アラウコの叫び 】第1巻/16世紀の南米史

ヘロヘロデス
歴史・時代
【毎日07:20投稿】 1500年以降から300年に渡り繰り広げられた「アラウコ戦争」を題材にした物語です。 マプチェ族とスペイン勢力との激突だけでなく、 スペイン勢力内部での覇権争い、 そしてインカ帝国と複雑に様々な勢力が絡み合っていきます。 ※ 現地の友人からの情報や様々な文献を元に史実に基づいて描かれている部分もあれば、 フィクションも混在しています。 また動画制作などを視野に入れてる為、脚本として使いやすい様に、基本は会話形式で書いています。 HPでは人物紹介や年表等、最新話を先行公開しています。 公式HP:アラウコの叫び youtubeチャンネル名:ヘロヘロデス insta:herohero_agency tiktok:herohero_agency

幻の十一代将軍・徳川家基、死せず。長谷川平蔵、田沼意知、蝦夷へ往く。

克全
歴史・時代
 西欧列強に不平等条約を強要され、内乱を誘発させられ、多くの富を収奪されたのが悔しい。  幕末の仮想戦記も考えましたが、徳川家基が健在で、田沼親子が権力を維持していれば、もっと余裕を持って、開国準備ができたと思う。  北海道・樺太・千島も日本の領地のままだっただろうし、多くの金銀が国外に流出することもなかったと思う。  清国と手を組むことも出来たかもしれないし、清国がロシアに強奪された、シベリアと沿海州を日本が手に入れる事が出来たかもしれない。  色々真剣に検討して、仮想の日本史を書いてみたい。 一橋治済の陰謀で毒を盛られた徳川家基であったが、奇跡的に一命をとりとめた。だが家基も父親の十代将軍:徳川家治も誰が毒を盛ったのかは分からなかった。家基は田沼意次を疑い、家治は疑心暗鬼に陥り田沼意次以外の家臣が信じられなくなった。そして歴史は大きく動くことになる。 印旛沼開拓は成功するのか? 蝦夷開拓は成功するのか? オロシャとは戦争になるのか? 蝦夷・千島・樺太の領有は徳川家になるのか? それともオロシャになるのか? 西洋帆船は導入されるのか? 幕府は開国に踏み切れるのか? アイヌとの関係はどうなるのか? 幕府を裏切り異国と手を結ぶ藩は現れるのか?

【架空戦記】狂気の空母「浅間丸」逆境戦記

糸冬
歴史・時代
開戦劈頭の真珠湾攻撃にて、日本海軍は第三次攻撃によって港湾施設と燃料タンクを破壊し、さらには米空母「エンタープライズ」を撃沈する上々の滑り出しを見せた。 それから半年が経った昭和十七年(一九四二年)六月。三菱長崎造船所第三ドックに、一隻のフネが傷ついた船体を横たえていた。 かつて、「太平洋の女王」と称された、海軍輸送船「浅間丸」である。 ドーリットル空襲によってディーゼル機関を損傷した「浅間丸」は、史実においては船体が旧式化したため凍結された計画を復活させ、特設航空母艦として蘇ろうとしていたのだった。 ※過去作「炎立つ真珠湾」と世界観を共有した内容となります。

処理中です...