九九式双発艦上攻撃機

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インド洋作戦

インド洋艦隊撤退

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敵機の迎撃を潜り抜けた第二波攻撃隊はそのまま敵小型艦に狙いを定める。
結局、二式艦戦の装備する250㎏爆弾ではとても装甲空母や戦艦を撃破することは叶わない。
ならば小型艦などに攻撃を集中し、後に来るであろう第三機動艦隊の九九式艦攻に全てを託す他なかった。
いくら破壊力に劣る250㎏爆弾と言えど、ほとんど装甲らしい装甲がない駆逐艦にとっては致命的である。
各駆逐艦はなんとか回避しようとしたが、第二波攻撃隊は総じて216機もの攻撃兵力を有しており、すべてを避けきることは出来なかった。
18隻の駆逐艦が被弾し、そのうち13隻が撃沈されてしまう。
だが、二式艦戦も攻撃兵力を消耗し、この戦果だけで帰投を余儀なくされたのである。


インド洋艦隊は安堵した。
敵攻撃隊にあの双発攻撃機が居らず、また目標がほとんど駆逐艦だったからだ。
だが、この後に本隊が居るのは目に見えていたため、インド洋艦隊は撤退することとした。
もはや、シーファイアの充足率は悲惨なこととなっておりインド洋で通商破壊を行う敵攻撃機を撃退できる兵力は無かったからである。
これはインド洋の制海権を事実上放棄したことになるが、そもそも日本の主力艦隊とは真正面から対決してはいけないため致し方なかった。
加えて、大西洋ではアメリカ四発爆撃隊による対潜作戦が本格化。
護衛空母がいないのは確かに痛いが、着実にドイツ潜水艦を撃滅出来ていた。
そのため、物資に関しては開戦当初よりかは少ないながらも大西洋から得られることになったのである。
ソ連へのレンドリースはかなりの困難を伴うことになるが、イギリスやアメリカからしてみればソ連はドイツへのサンドバッグのような立ち位置であり、彼らの盛衰はどうでも良かったのである。


第三機動艦隊がその海域に到達したのはおおよそ10時間後の事であった。
そこから九九式艦攻を飛ばして索敵を行ったが、もはやインド洋艦隊は索敵範囲内に居らず、みすみす取り逃がした結果となった。
これは単に連携を解いた副作用とも言える物であり、山本は明確に自分に非があることを認めた。
また、航空戦において二式艦戦が絶対的な存在でなくなったことも海軍首脳部を悩ませた。
二式艦戦はもはや完成された戦闘機であり、これ以上の発展は見込めない。
となると、ここは全く新しい戦闘機が必要になる。
内地ではすでにその新型機の試験飛行が行われており、海軍はそれら戦闘機に望みを託すほかなかったのである。
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