九九式双発艦上攻撃機

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③計画

第一航空艦隊

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3隻の軽空母を戦列に加えた日本海軍は遂に空母中心の艦隊である第一航空艦隊を設置。
司令長官には南雲忠一中将、参謀長には草鹿龍之介少将を充てた世界初の機動部隊であった。
現在では赤城、加賀、蒼龍、飛龍、龍驤、祥鳳、瑞鳳の7隻だけだが、1941年の8月には翔鶴型空母の翔鶴、瑞鶴が竣工する予定であり、9隻の空母戦力を有することになる予定だった。
翔鶴、瑞鶴にももちろん九九式艦攻を搭載する。
この第一航空艦隊はまさに日本海軍の切り札的な存在であり、山本は漠然と”ハワイ奇襲作戦に使用しよう”と考えていた。
だが、これに猛全と反対したのが軍令部にいた大西であった。
「長官!ハワイをやるのは結構なことでですが、ハワイを占領出来ないのなら機会の無駄遣いです!」
頭から自分の案を否定され、山本は少し顔をしかめる。
「ハワイに停泊する敵艦隊を行動不能にしなければ我々はおちおち作戦行動できんぞ…」
大西は負けじと言い返す。
「敵艦隊をおびき出せばいいのです!例えば…ウェーキ島へ上陸作戦を展開し、アメリカ太平洋艦隊に出撃を迫れば良いのです!ウェーキならば九九式艦攻の航続距離がギリギリ届きますので、支援も行えます!」
アメリカは言わずもがな民主主義国である。
彼の国が外国から侵略されんとしている領土を放棄すれば、世論からの突き上げがあるのはもはや必定であった。
となると、ウェーキ島上陸阻止のために敵艦隊は出てくる可能性は極めて高い。
「…なるほど。それならば我々の裏庭で戦えるのと同義か」
「はい!ハワイ奇襲作戦は”攻略作戦時”に行うことにすれば、アメリカ軍の意表を衝け占領できる可能性がぐんと上がります!」
そしてついに山本はハワイ奇襲作戦の延期とウェーキ島攻略作戦の立案を参謀部に命じたのだった。


日本海軍の作戦計画の屋台骨を支えるのは九九式艦攻に違いなかった。
そのため、空技廠は抜かりなく本機を改良していたのである。


九九式艦上攻撃機二二型
最高速度:時速562㎞
武装:20㎜旋回連装機銃1挺、12.7㎜機銃1挺
翼面荷重:200㎏/㎡
プロペラ:直径3.42mが3枚
搭乗数:4人
搭載能力:500㎏爆弾1発(急降下)/250㎏爆弾2発(急降下)/800㎏航空魚雷1本/800㎏爆弾1発/250㎏爆弾3発/60㎏爆弾12発
航続距離:時速400㎞で1400海里(増槽装備時1600海里)
全長:12.16m
全幅:16.90m(折り畳み時8.96m)


本機は1550馬力に増大した火星一二型を装備した関係で最高時速が10㎞上昇し、また防護火器も強化できた。
この機体を量産を前提として、日本海軍は作戦計画の立案に励んでいくことになる。
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