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新・八八艦隊建設
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1937年8月。
この時期になると日本は中華民国との全面戦争に突入し、坂道を転げ落ちていた。
海軍も俄かに緊張が高まり、③計画の次の建艦計画である④計画の策定に着手し始めた。
④計画では山本の強い要望により空母建造に主軸を置くこととなっていた。
だが、八八艦隊計画を達成する上でどうしてもやっておかねばならないことがあった。
それは、長門型並びに伊勢型戦艦の改装である。
八八艦隊計画では高速戦艦8隻と大型空母8隻による艦隊を建設することになっているが、空母はともかく戦艦はこのまま行くと新造艦の4隻しか高速戦艦と言えないのである。
そこで残る4隻を長門型と伊勢型で補おうというのだ。
長門型と伊勢型は別の艦型だが、伊勢型の発展型が長門型であるためこの2艦型が統一行動を取るというのはそこまで難しいものではなかった。
この4隻は主砲も新型戦艦と同様の50口径41㎝砲に換装される。
こちらは連装砲塔であるが、4基あるため合わせて8門と言うことになる。
これなら新型戦艦に見劣りすることは無いが、両艦型は機関の更新も行う必要がありこれも大規模な改装になるのは必定だった。
④計画は以上のことを勘案しながら策定されていくことになる。
4つの造船船渠が空母に使われるのは確定しているが、どのような艦を建造するかも決まっていない。
また、軍令部は同時に長門型と伊勢型の改装案をまとめる必要があり、てんてこ舞いの忙しさとなった。
ただ、予算的には③計画に比べればかなり余裕を持てることになっていた。
④計画の建造艦は4隻の空母に16隻の駆逐艦、加えて12隻の潜水艦である。
どれだけ高く見積もっても建造艦の出費が7億円を超えることはまずなかった。
改装艦も③計画に比べては数が少ない。
また、日中戦争による特別予算により海軍自体の予算が大幅に増やされていた。
では余剰分の予算はどこで使われるのかというと、それは航空機である。
大型空母8隻はなるほど強力な戦力に違いないが、空母の攻撃力は結局のところ艦載機の性能で決まる。
加えて、改装される10隻の空母の艦載機も生産しなければならない。
ここは航空機に大量の予算を割いておくのが無難であった。
これに伏見宮は少し機嫌を悪くしたが、航空機が戦艦を撃沈できる力を持っているということは軍事演習の結果からみても認めざるを得なかった。
認めたからこそ最上型を空母に改装しているのである。
重巡では戦艦は沈められない。
雷撃なら話しが違うが、やはり空母に改装して戦艦を撃沈できる能力を付与しておくべきだった。
この時期になると日本は中華民国との全面戦争に突入し、坂道を転げ落ちていた。
海軍も俄かに緊張が高まり、③計画の次の建艦計画である④計画の策定に着手し始めた。
④計画では山本の強い要望により空母建造に主軸を置くこととなっていた。
だが、八八艦隊計画を達成する上でどうしてもやっておかねばならないことがあった。
それは、長門型並びに伊勢型戦艦の改装である。
八八艦隊計画では高速戦艦8隻と大型空母8隻による艦隊を建設することになっているが、空母はともかく戦艦はこのまま行くと新造艦の4隻しか高速戦艦と言えないのである。
そこで残る4隻を長門型と伊勢型で補おうというのだ。
長門型と伊勢型は別の艦型だが、伊勢型の発展型が長門型であるためこの2艦型が統一行動を取るというのはそこまで難しいものではなかった。
この4隻は主砲も新型戦艦と同様の50口径41㎝砲に換装される。
こちらは連装砲塔であるが、4基あるため合わせて8門と言うことになる。
これなら新型戦艦に見劣りすることは無いが、両艦型は機関の更新も行う必要がありこれも大規模な改装になるのは必定だった。
④計画は以上のことを勘案しながら策定されていくことになる。
4つの造船船渠が空母に使われるのは確定しているが、どのような艦を建造するかも決まっていない。
また、軍令部は同時に長門型と伊勢型の改装案をまとめる必要があり、てんてこ舞いの忙しさとなった。
ただ、予算的には③計画に比べればかなり余裕を持てることになっていた。
④計画の建造艦は4隻の空母に16隻の駆逐艦、加えて12隻の潜水艦である。
どれだけ高く見積もっても建造艦の出費が7億円を超えることはまずなかった。
改装艦も③計画に比べては数が少ない。
また、日中戦争による特別予算により海軍自体の予算が大幅に増やされていた。
では余剰分の予算はどこで使われるのかというと、それは航空機である。
大型空母8隻はなるほど強力な戦力に違いないが、空母の攻撃力は結局のところ艦載機の性能で決まる。
加えて、改装される10隻の空母の艦載機も生産しなければならない。
ここは航空機に大量の予算を割いておくのが無難であった。
これに伏見宮は少し機嫌を悪くしたが、航空機が戦艦を撃沈できる力を持っているということは軍事演習の結果からみても認めざるを得なかった。
認めたからこそ最上型を空母に改装しているのである。
重巡では戦艦は沈められない。
雷撃なら話しが違うが、やはり空母に改装して戦艦を撃沈できる能力を付与しておくべきだった。
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