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不沈艦隊計画
建造開始
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1918年9月。
欧州戦争が佳境を迎えている頃、ついに日本は45口径41㎝砲の開発に成功した。
同時に三連装砲塔も開発しており、これを鑑みた軍令部や海軍省は遂に大建艦計画を始動した。
戦艦6隻、巡洋戦艦2隻を建造する計画である。
この巡洋戦艦についてだが、アメリカのダニエルズプランのレキシントン級巡洋戦艦に対抗するために新型戦艦の速力を30ノットまでに引き上げた艦である。
代わりに装甲を280㎜に削ったが、艦影はほぼ同様となる予定だった。
建艦の順としてはまず、6隻の戦艦を先に建造し始めることになっている。
現在の日本の造船船渠では大型貨客船が建造されており、巡洋戦艦を建造する予定となってい川崎神戸造船所第三船渠や三菱長崎造船所第二造船船渠は1919年の5月に現在建造中の大型貨客船が進水するため、それまで使用できない。
なので6隻の戦艦を先に建造することとなったのである。
「三号艦を見送って正解でした…」
東郷はそうしみじみ言った。
もし、あのまま三号艦を建造していればユトランド沖海戦の戦訓を活かすことが出来なばかりか、竣工してもすぐに二線級の戦艦に甘んじていたに違いなかった。
「そうだろう。こういう大金をかけることはある程度の忍耐が必要なのだ」
山本も満足そうに頷く。
すると山本は一転して険しい顔をする。
「…おそらく、我々が世界最大の戦艦を建造していると欧米列強が知ったら相手も同じく、大建艦計画を始動してくるに違いない」
これに東郷も同意する。
「いつかは”軍縮条約”も締結しなければなりませんな。素の国力では我々が大きく劣っていますから」
東郷はあくまで”7割程度の兵力があれば”欧米列強との戦いはおおよそ互角に持ち込めると考えていた。
もちろん、複数の列強との戦争など考えていない。
1対1の戦いに置いて、欧米列強の本国は欧州であるが戦場はアジアになる。
欧米列強はアジアに大量の植民地を持っているからだ。
彼らにとって生命線でもある植民地を奪われては国家の維持も危うい。
そのため、艦隊兵力などを派遣せざるを得ないが日本はそれを待ち受けるだけで良いのだ。
現地の気候などには日本海軍の方が慣れており、近くに大規模な海軍工廠も存在する。
この要素も勘案して東郷は”対英米7割”を考えていたのである。
「軍縮条約…か。もし、それが早い段階で結べたのならおそらく2隻の巡洋戦艦は諦める他ないな」
山本は冗談でそのようなことを言った。
欧州戦争が佳境を迎えている頃、ついに日本は45口径41㎝砲の開発に成功した。
同時に三連装砲塔も開発しており、これを鑑みた軍令部や海軍省は遂に大建艦計画を始動した。
戦艦6隻、巡洋戦艦2隻を建造する計画である。
この巡洋戦艦についてだが、アメリカのダニエルズプランのレキシントン級巡洋戦艦に対抗するために新型戦艦の速力を30ノットまでに引き上げた艦である。
代わりに装甲を280㎜に削ったが、艦影はほぼ同様となる予定だった。
建艦の順としてはまず、6隻の戦艦を先に建造し始めることになっている。
現在の日本の造船船渠では大型貨客船が建造されており、巡洋戦艦を建造する予定となってい川崎神戸造船所第三船渠や三菱長崎造船所第二造船船渠は1919年の5月に現在建造中の大型貨客船が進水するため、それまで使用できない。
なので6隻の戦艦を先に建造することとなったのである。
「三号艦を見送って正解でした…」
東郷はそうしみじみ言った。
もし、あのまま三号艦を建造していればユトランド沖海戦の戦訓を活かすことが出来なばかりか、竣工してもすぐに二線級の戦艦に甘んじていたに違いなかった。
「そうだろう。こういう大金をかけることはある程度の忍耐が必要なのだ」
山本も満足そうに頷く。
すると山本は一転して険しい顔をする。
「…おそらく、我々が世界最大の戦艦を建造していると欧米列強が知ったら相手も同じく、大建艦計画を始動してくるに違いない」
これに東郷も同意する。
「いつかは”軍縮条約”も締結しなければなりませんな。素の国力では我々が大きく劣っていますから」
東郷はあくまで”7割程度の兵力があれば”欧米列強との戦いはおおよそ互角に持ち込めると考えていた。
もちろん、複数の列強との戦争など考えていない。
1対1の戦いに置いて、欧米列強の本国は欧州であるが戦場はアジアになる。
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この要素も勘案して東郷は”対英米7割”を考えていたのである。
「軍縮条約…か。もし、それが早い段階で結べたのならおそらく2隻の巡洋戦艦は諦める他ないな」
山本は冗談でそのようなことを言った。
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