山本五十六の逆襲

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ニミッツの逆襲

群狼作戦

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日本軍は陸海共同で航空隊をハワイに配備し始めたが、これをニミッツは察知。
すぐに潜水艦を派遣した。
その数はなんと60隻。
全てがガトー潜水艦であった。
既に魚雷の不調は解決したのである。
日本軍は暗号を定期的に変更しており、自力で獲物を探すしかなかったが、それでも60隻の数は伊達では無かった。
すぐに結果が現れる。
まずは真珠湾に向けての航空機輸送の任務に就いていた護衛空母大鷹が撃沈され、その他にも輸送船が多数沈没。
また、6月2日には訓練任務に出ていた連合艦隊旗艦の伊勢が2本の魚雷を被雷し中破した。
そして最悪なことが起きる。
6月4日。
日本の第一航空艦隊がオアフ島へ航行している最中に龍驤が被雷。
被雷した魚雷は3本に及び彼女は航行を停止。
ゆっくりと波間に沈み始めた。
すぐに救助がなされたが、その合間を縫うように今度は空母飛龍が被雷。
こちらは合計5本もの魚雷を受けてついに撃沈されてしまったのである。
ミッドウェー海戦を唯一生き残った武勲艦はハワイ沖にて、かつての主である山口に看取られながらその生涯を閉じたのであった。


第一航空艦隊は”決戦は近い”として真珠湾に配置転換され、移動中であった。
先日の伊勢の事案を鑑みて日本海軍も俄かに対潜警戒を強めていたが、及ばなかった。
結局、日本海軍は艦隊用空母を一挙に2隻も喪失。
決戦準備に暗い影を落とすことになる。
だが、日本海軍も決してやられてばかりではない。
各諸島からは旧式の陸攻や艦攻がひっきりなしに飛び立ち潜水艦に攻撃を仕掛けていった。
その結果、およそ15隻もの潜水艦を撃沈することに成功した。
また戦果不明の艦も5隻ほどあるため、多くて20隻といったところだった。
これはアメリカ軍の基準からいて言えば大損害に違いない。
それでもニミッツはその手を緩めることは無かった。
(ここで日本海軍の戦力を減殺することが出来ればハワイ奪還作戦の成功率がぐんと上がる…ここは耐えてもらうしかない!)
だが、飛龍が撃沈された辺りから日本海軍の対潜警戒をより厳重なものとなった。
「もはや出し惜しみは無しだ!輸送船団の上空には常に飛行機を滞空させる!」
山本はそう決意し、燃料にケチを付けず航空機を出撃させたのである。
(そろそろ雲龍型姉妹が揃って竣工する…このうちの誰かが潜水艦の攻撃で失われたとしたらお笑いだ!)
山本はそう考えて対潜作戦を展開。
やはり潜水艦は航空機にめっぽう弱く、さしたる戦果を挙げることが出来ずにまた20隻の損害をアメリカ海軍は出したのである。
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