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装甲艦隊構想
一式2号11型射出機
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「なるほど…新型射出機か」
航空本部長となっていた山本は空技廠で開発が完了したその機材を見ながら感嘆した。
「この射出機は空気式なので母艦では気兼ねなく運用できますし、性能に関しても5000㎏の飛行機を時速150㎞まで加速させることが出来ます」
和田操廠長からそう説明を受けた山本は大きく頷く。
「ただ、空気式は油圧式に比べてかなり巨大ですので、まだまだ改良の余地はあります」
和田の目にはランランと闘志がみなぎっていた。
「分かった。その予算はこちらで工面しておく」
山本はそう確約したのである。
一式2号11型射出機と名付けられたその射出機はすぐに軽装甲空母加賀に搭載された。
そして実験が行われるのである。
発進するのは全金属単葉機である九六式艦戦と九七式艦攻である。
皆が見守る中、射出機にまずは九六式艦戦が置かれる。
諸所の点検を行った後、甲板員が退避し射出が実行された。
凄まじい勢いで九六式艦戦は加速していき、加賀の飛行甲板を蹴って空に舞い上がった。
九六式艦戦は高度を下げることなく、紺碧の空に舞い上がっていく。
次は九七式艦攻である。
九七式艦攻は800㎏の模擬弾を抱えて射出される。
重量は4600㎏にも及ぶため、まさにギリギリである。
先ほどと同じ要領で射出機が準備され、それが整う。
皆が固唾をのんで見守るなか、九七式艦攻は加速を始める。
やはり先ほどの九六式艦戦よりは加速が緩やかだった。
甲板を蹴ると高度を少し下げたが、その後はエンジンが快調に周りはじめ高度をどんどん上げていく。
射出機の試験は成功したのだった。
新型射出機の成功により、海軍はすぐに保有している全空母に射出機を装備させることとした。
龍驤などの軽空母等でも新型機の運用が容易になったばかりか、正規空母でも露天係止数の増加により艦載機数を若干ではあるが増やすことが出来るのである。
また、もちろんのことであるが重装甲空母にもこの射出機は装備される。。
重装甲空母は27機を露天係止で運用することとしていたが、この射出機の出現により45機までに増大させることが可能となったのである。
となると重装甲空母の艦載機数は135機と言うことになる。
航空隊の充足などもあるが、この空母が4隻揃った暁には、この4隻だけで540機もの艦載機を運用できることになる。
これは日本海軍の母艦航空隊の半数を占める大兵力であり、海軍はいよいよこの重装甲空母が”次世代の海軍の主力になる”とはっきり確信するに至ったのである。
航空本部長となっていた山本は空技廠で開発が完了したその機材を見ながら感嘆した。
「この射出機は空気式なので母艦では気兼ねなく運用できますし、性能に関しても5000㎏の飛行機を時速150㎞まで加速させることが出来ます」
和田操廠長からそう説明を受けた山本は大きく頷く。
「ただ、空気式は油圧式に比べてかなり巨大ですので、まだまだ改良の余地はあります」
和田の目にはランランと闘志がみなぎっていた。
「分かった。その予算はこちらで工面しておく」
山本はそう確約したのである。
一式2号11型射出機と名付けられたその射出機はすぐに軽装甲空母加賀に搭載された。
そして実験が行われるのである。
発進するのは全金属単葉機である九六式艦戦と九七式艦攻である。
皆が見守る中、射出機にまずは九六式艦戦が置かれる。
諸所の点検を行った後、甲板員が退避し射出が実行された。
凄まじい勢いで九六式艦戦は加速していき、加賀の飛行甲板を蹴って空に舞い上がった。
九六式艦戦は高度を下げることなく、紺碧の空に舞い上がっていく。
次は九七式艦攻である。
九七式艦攻は800㎏の模擬弾を抱えて射出される。
重量は4600㎏にも及ぶため、まさにギリギリである。
先ほどと同じ要領で射出機が準備され、それが整う。
皆が固唾をのんで見守るなか、九七式艦攻は加速を始める。
やはり先ほどの九六式艦戦よりは加速が緩やかだった。
甲板を蹴ると高度を少し下げたが、その後はエンジンが快調に周りはじめ高度をどんどん上げていく。
射出機の試験は成功したのだった。
新型射出機の成功により、海軍はすぐに保有している全空母に射出機を装備させることとした。
龍驤などの軽空母等でも新型機の運用が容易になったばかりか、正規空母でも露天係止数の増加により艦載機数を若干ではあるが増やすことが出来るのである。
また、もちろんのことであるが重装甲空母にもこの射出機は装備される。。
重装甲空母は27機を露天係止で運用することとしていたが、この射出機の出現により45機までに増大させることが可能となったのである。
となると重装甲空母の艦載機数は135機と言うことになる。
航空隊の充足などもあるが、この空母が4隻揃った暁には、この4隻だけで540機もの艦載機を運用できることになる。
これは日本海軍の母艦航空隊の半数を占める大兵力であり、海軍はいよいよこの重装甲空母が”次世代の海軍の主力になる”とはっきり確信するに至ったのである。
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