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真珠湾を奇襲せよ!
作戦終了
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レキシントンの撃沈を持って第一航空艦隊はハワイ海域から撤退した。
もうハワイ周辺に戦略的価値のある攻撃目標が存在しなかったからだ。
ただ小沢はこのままおとなしく帰る気は無かった。
「米軍が混乱している今の内にミッドウェーやウェークの飛行場を叩く。すでに連合艦隊の了解は得ている」
小沢の言葉に草鹿と源田は頷く。
「搭乗員連中も気合十分です。やりましょう!」
源田が胸を張って言った。
「我々はこの一連の戦いで46機を失ったまでです。問題などどこにありましょうか」
この46機と言うのは真珠湾への3回の空襲とエンタープライズ、レキシントンとそれに付随する艦隊を攻撃した際に被った被害だった。
ミッドウェー島への空襲は奇襲として成功した。
やはり小沢の読みは正しく開戦から丸2日が経った時点でもアメリカ軍は混乱していた。
それはミッドウェー島も例外ではなく折角レキシントンが運搬してきた12機のSB2Uをはじめとする航空機を全て地上撃破されてしまった。
この空襲で負った日本軍の被害は僅かに艦攻1機が再使用不能となるのみだった。
またその翌日の12月10日はウェーク攻略部隊より一足先にウェーク島を攻撃。
ウェーク島ではしっかり迎撃を受けることになったその数は僅か12機であり、40機もの零戦がたかるように攻撃し攻撃隊へ手出しさせなかった。
結局この空襲でウェーク島の航空戦力は全滅に近い損害を被った。
小沢はこの戦果に満足し一路呉へ帰還して行った。
そしてその翌日に陸攻隊ダメ押しの空襲が行われ上陸部隊が攻撃を開始。
制空権を失った守備隊はほとんどなすすべなく15日にはウェーク島は陥落した。
第一航空艦隊が呉に帰投した頃には国内は勝利に酔いしれていた。
真珠湾の上空に轟轟と立ち昇る黒煙や沈みゆくエンタープライズなどの写真が新聞の一面を飾り、また12月10日にはマレー沖で南雲中将の意を受けた松永貞一少将麾下の陸攻隊が見事プリンス・オブ・ウェールズとレパルスを撃沈していた。
まさに盆と正月が一気に来たような感じだった。
小沢は山本から長門に呼び出されていた。
「よくぞ空母を撃破してくれた」
山本は開口一番に言った。
「搭乗員が優秀だったおかげです。私は何もしていません」
「そういわずに、何か”戦略的に”欲するものはあるかね。無論、個人的に欲しいものなら私の懐から出せる範囲ならやる」
小沢は少し考えていった。
「では私の方から3つほどお願いしたいことがあります」
もうハワイ周辺に戦略的価値のある攻撃目標が存在しなかったからだ。
ただ小沢はこのままおとなしく帰る気は無かった。
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「我々はこの一連の戦いで46機を失ったまでです。問題などどこにありましょうか」
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