小沢機動部隊

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HW作戦

ミッドウェー陥落

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ミッドウェー守備隊の目覚ましは日本海軍による空襲であった。
「ペティ(一式陸攻のアメリカ軍側コードネーム)です!」
「奴ら、夜間攻撃を仕掛けてきやがった…」
司令官はとにかく、守備隊の人命を優先した。
夜間であり、またハワイに航空隊が引き抜かれており反撃など夢のまた夢だったからだ。
爆撃部隊は徹底的に飛行場を破壊し、帰還して行った。


空襲の3時間後には艦砲射撃が始まった。
これは第三艦隊並びに第四艦隊の艦艇によるものだった。
海軍艦艇の中ではかなり小さい方である20.3㎝砲や12.7㎝砲でも相手が陸上戦力では十分すぎる火力だった。
30分ほどの艦砲射撃の後、上陸が開始される。
これに対してミッドウェー守備隊は白旗で応えた。
こうしてミッドウェーは陥落した。


ミッドウェー陥落の報は赤城にも届いていた。
「アメリカ軍は総じて士気が低いようですな」
草鹿の言葉を小沢がたしなめる。
「それは事実かもしれないが、敵を舐めてかかると痛い目にあうぞ」
「はっ」
草鹿はすごすごと引き下がる。
「ですがミッドウェー陥落が想定より早かったのは僥倖です。この勢いのまま行ければいいのですが」
源田はそう言って遥か東を眺めていた。


当然、ミッドウェーが陥落したことはハワイにも伝えられていた。
「次はここだ」
誰もがそう思っていた。
市街地は騒然となり、港には脱出を求める市民が殺到した。
そんあ混乱を余所に、アメリカ海軍並びにアメリカ陸軍は着々と防衛準備を始める。
掩体壕の建設や、戦略物資の貯蓄などである。
またカタリナ飛行艇による索敵も厳重になり、合計32機のカタリナ飛行艇がハワイ海域を飛び回っていた。
「君にはハワイの盾となってもらう」
ニミッツは長官室にハルゼーを呼び出して言い放った。
「望むところだ。徹底的にジャップに上陸部隊を叩いてやる。それにだ。俺の指揮下には4隻の最新鋭戦艦がある。最悪ジャップの艦隊に夜襲を仕掛けて壊滅させてやるさ」
もしこのようなことをハルゼー以外が言ったとしてらただの強がりに聞こえるだろう。
(この男ならやるかもしれない)
ニミッツは内心そう思った。
だが、1つだけ忠告しておく必要があった。
「夜襲を仕掛けるのは良いが、相手は日本海軍だ。君も東洋艦隊がどうなったか知っているだろう?」
「あぁ、そんなことは重々承知だ!だがな、俺たちにはレーダーがある。これでジャップを叩けるさ」
ハルゼーの言う通り、アメリカ海軍はレーダー統制射撃を完成させており、夜間でもこれまでとは比にならない命中率をたたき出せた。
「ともかくだ。頼んだぞ」
ニミッツはそれだけ言い、ハルゼーもまた頷くだけだった。
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