ワンチームで、勝利を

ハリマオ65

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17話:大不況と自民党が下野

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 2008年秋に起きた世界規模の金融危機の直撃を受け、同年10~12月期と09年1~3月期の実質GDP「国内総生産」は、前期に比べ年率換算でそれぞれ10.2%、11.9%の大幅減となった。

 2けた減は、戦後最大の落ち込みを記録した第1次石油危機後の1974年1~3月期「13.1%減」以来35年ぶり。2期連続の2けたマイナスは戦後最悪の状況と言える。主な要因は輸出と生産の急減。

 これによって企業収益が悪化し、雇用不安や賃金の低下で個人消費も冷え込んだ。輸出の回復や政府の景気対策による政策効果で今年4~6月期は年率2.7%増に持ち直し、その後もプラス成長が続いているが、内需主導の本格回復には程遠い状況だ。

 政府は11月20日に発表した月例経済報告で、日本経済に関し「物価の動向を総合してみると、緩やかなデフレ状況にある」と表明し、物価が持続的に下落するデフレに陥っていることを宣言した。

 デフレ認定は2006年6月以来3年5カ月ぶり。賃金の下落や失業率の上昇につながるデフレからの脱却は、鳩山政権の大きな課題となる。政府が宣言に踏み切ったのは、生鮮食品などを除いた消費者物価が下がり続けたためだ。

 加えて、物価を反映した名目GDP「国内総生産」の伸び率が物価変動を除いた実質GDPを下回る傾向が続いているため。政府は景気てこ入れへ7.2兆円の財政出動を伴う経済対策の実施を決めたが、日銀に対しても量的緩和を含めた追加金融政策を求める動きが強まりそうだ。

 富川は石上夫妻に、3月15日、明日16日の中山牝馬ステークスに出かけないかと誘うと行くと言われ、石上の子を両親に見てもらい上野で集合して、昼食を食べてから、14時には、中山競馬場に入った。

 そして、女性達は、競馬場の景色をカフェから眺めて、心を落ち着けていた。男性達は、競馬新聞を読んでいた。15時になり出走馬が観客の前をゆっくり歩いて、アピールした。

 それを優子が、しっかり眺めビデオを撮った。その後、ヤマニンメルベイユが、一番、調子良さそうで気合い十分と語り、その次ぎ、マイネカンナと言い、その他は、今ひとつと語った。

 すると、9番ヤマニンメルベイユは、6番人気だと言った。そこで、6番人気での複勝は、払い戻し金は、少ないと予想して、9番ヤマニンメルベイユの単勝を20枚、買うと宣言すると、優子以外が、馬券売り場に走った。

 戻ると、出走開始。中盤までは、いつも通りで、中段の好位置にヤマニンメルベイユ、マイネカンナが、陣取っていた。第3コーナーを抜けると、キストゥヘヴンが、一段から抜け出した。

 それを追う様にニシノマナムスメ、ハロースピードが上がっていった。最終コーナーで、キストゥヘヴンのスピードが落ちると、マイネカンナが、速度を上げて行きトップとなり、その後、ぴったりとヤマニンメルベイユが追走。

「最後の一伸びで、マイネカンナを抜く、その瞬間」
「このシーンで、富川、石上夫妻は、いけーと、大声を張り上げた」
「レースが終了すると、勝ったと、雄叫びを上げた」
 しかし、優子は、淡々として、ヤマニンメルベイユが、優勝して良かったと胸をなで下ろした。

 払い戻し金、ヤマニンメルベイユ単勝が、1470円とわかり約3万円の利益となった。その後、上野のビアホールへ行き、今回の成功を祝して乾杯して、19時過ぎに解散し、石上竜子は、勇一を引き取りに石上家へ行った。

 9月16日、第172回、特別国会で麻生内閣は首相官邸で臨時閣議を開き総辞職。衆議院本会議では、正副議長選挙が行われた後、午後、鳩山由紀夫民主党党首が衆議院・参議院本会議において第93代内閣総理大臣として首班指名された。

 その後、鳩山由紀夫内閣が組閣され、閣僚の発表後、同日夜、皇居において内閣総理大臣親任式とそれに続く閣僚認証式を執り行い内閣を発足させた。 これにより長く続いた自民党政権が、終了。

 10月19日、新型インフルエンザの予防接種が開始された。12月29日、秋葉原の八重の実家で、富川、石上夫妻の4人が、忘年会を開いた。そして、今年を振りかえり、長期間にわたる自民党の一党支配で、多くのほころびで出て、遂に、政権与党から、滑り落ちた。
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