高貴なオメガは、ただ愛を囁かれたい【本編完結】

きど

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愛を囁きあった、その後

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互いに愛を囁き合い、絡まる視線は熱をはらみはじめる。どちらともなく顔を寄せ合い、唇を重ねる。

「んっ…ふうっ」

チュッチュッとリップ音をたて唇をついばんでいた口付けは次第に深くなり、舌先で口内を撫でられ声が漏れる。アーシュは僕の体のラインを撫で、ブラウスのボタンを襟元から外していく。

「ヴィル、この礼装似合っているよ。なんだか脱がすのがもったいないな」

言っている内容とは裏腹にアーシュはブラウスのボタンを全て外すと、サラリと僕の素肌を撫でる。

「やっ…。もったいないって言う割にはスムーズに脱がせてるな」

「まぁ、それはね。ヴィルのすみずみまで愛したいから、服なんて邪魔でしょ。はい…ヴィルも早く俺の服を脱がせて」

アーシュは僕の上半身から服を剥ぎ取ると、次は自分の番と僕の手を自身の胸元に導く。今日はアーシュも僕とは違うデザインだが礼装を纏っている。普段の服装とは少し違うことに胸が高鳴り、背徳感を覚えたのをアーシュに悟られないようにアーシュの首筋に唇を這わせ、ブラウスのボタンを外していった。

* * *
「やぁっ…もう…大丈夫だからぁ」

アーシュが執拗に指で僕の後孔を掻き回す。その刺激に体を波うたせ反応するが、達するには弱く生殺しの状態になっている。前側もはちきれそうな程膨張しているが、達そうになるとアーシュが手を止めてしまうので結局熱は溜まっていくばかりで、体も段々と辛くなってきた。

「うーん。何が大丈夫なの?」

「それは、分かってるだろぉ」

「えー。分かんない。ねぇヴィル、教えて」

耳に吐息を吹きかけるように囁かれ、それすらも快楽に感じる体は粟立つ。アーシュは僕が強請るまで、これ以上の刺激は与えてくれないだろう。でも、言葉にするのは恥ずかしいのだ。過去に何度も言っていたとしても、恥ずかしいものは恥ずかしい。

「…アーシュだって、もうこんなにガチガチになってるのに」

せめてもの抵抗でアーシュの屹立に触れるとそこは既に硬くなっており熱く脈打っていた。

「んっ…。ヴィルに触れているんだから、そうなるよ…えっ、ヴィルっ⁈」

柔らかく握った手を少し動かすとアーシュの顔が快楽に耐える様に歪む。それが悪戯心に火をつけた。僕の上に覆い被さっていたアーシュを横になぎ倒し、その上に馬乗りになる。

「んっ…やぁっ…なんでぇ」

アーシュの屹立の先を自分の後孔の入り口に押し当てる。そのまま受け入れようと腰を下ろすも、屹立が滑って中々上手く入らない。

「ヴィル、おねだりするよりもエロいことしてる自覚ある?んと、俺のに手を当てて動かないように支えて」

アーシュはうっとりとした表情で僕を見つめる。それから僕の頬から首、そのままウエストラインに手を這わせ僕の太腿を撫で回す。アーシュに言われた通りにアーシュの屹立が動かないように手を添える。

「そう。そのままゆっくり腰を下ろして」

「あっ…やあっ、あっ」

「こおら、腰が逃げてるよ」

「ひあっ、待って…あっダメッ」

ゆっくり腰を下ろすと、アーシュの屹立が中を掻き分け入ってくる感覚がいつもより強く感じる。無意識に腰を浮かそうとしたのをアーシュに見破られ、腰を掴まれる。

「ヴィル、最後まで頑張って挿れてみて」

「んっ…やだ、見ないで…あっ…ふあっ」

腰に添えられたアーシュの手に誘導され、アーシュの屹立をより深く受け入れる。それによりアーシュの屹立に僕の内壁をゆっくり擦り上げられ、嬌声があがる。
アーシュの屹立を全て飲み込むと、体の奥底で屹立の拍動を感じ体が切なく疼く。アーシュの体を跨ぐ股の間には、アーシュの縮毛が擦れ、それさえも興奮を高める材料に変わる。

「アーシュ…」

全てを挿入したのに一向に動かないアーシュの名を切なく呼ぶ。

「なぁに。ヴィル。どうして欲しいの?」

「動いて…っあ、やあっ」

アーシュが僕の奥を強く打つ。そのまま強い刺激が続くかと思っていたが、一回きりで終わってしまい、アーシュを恨めしく睨みつける。

「そんな潤んだ目で睨んでも可愛いだけだよ。ヴィルが自分で動いているのが見たいなぁ」

「やだぁ。アーシュ、動いてよぉ」

「ヴィルが出来ないなら、ずっとこのままだよ?」

アーシュはニヤリとヒトの悪い笑みを浮かべ試すように僕を見遣る。散々アーシュに焦らされ続けた体は痛いほど疼き、体内にいるアーシュの屹立の存在感が呼水となった。僕はアーシュの屹立を内壁に擦りつけるように腰をゆっくり前後に動かした。

「あっ…んっ…見ないでぇ」

「あぁ、なんでこんなに可愛いの。ヴィル、俺のヴィル」

アーシュの引き締まった腹筋に手を置き腰を動かす僕を、アーシュが欲情をたたえた瞳でみる。

「やぁっ…んんっ…アーシュ、イけないよぉ」

一生懸命腰を振ってもアーシュがくれる強い刺激には程遠く達することができない。体の熱に浮かされた頭からは理性と羞恥が吹き飛ぶ。

「んあっ、アーシュ、お願い。んっ…奥までいっぱい突いて」

「ん。ヴィル」

アーシュは僕の上半身を自分に引き寄せると、そのまま僕の唇に軽い口付けを落とす。そして僕の背に腕を回すと、僕の奥深くを力強く穿つ。

「あ"っ…やぁっ…んあっあ"」

「はっ…ヴィル、好きだよ」

「僕もっ…アーシュ…んっあっ…好き…アーシュ」

揺さぶられるままに身をまかせアーシュの唇に貪りつく。

「はあっ、んっ…アーシュ、好き。僕の…アーシュ…あっ、ダメ…もうっ」

「イッていいよ。ふっ…俺も一緒にね」

「んっ…中に…あっんあっ」

アーシュは僕の体を再び組み敷くと、腰を打つ速度を早める。繋がっている部分からは僕の愛液とアーシュのカウパーでグジュグジュと卑猥な音がなる。弱い所を攻め立てられれば、焦らされ熱を溜めた体はあっけなく絶頂を迎える。そしてそのままアーシュの精を絞りとろうと、内部はアーシュの屹立を扱くように締め上げる。

「んっ」

アーシュが吐息を漏らし、その後すぐ体の奥深くで屹立がドクリと脈打ち、じわりと内部に熱が広がる。それと言ったにアーシュに抱かれる幸せが僕の胸に広がる。

「…この先も…末永く…よろしく。愛しい僕の伴侶アーシュ

「うん。この先もずっと一緒だよ。愛しい俺の伴侶ヴィル

そっと手を握りしめ、永遠を誓うように口付けをした。









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