高貴なオメガは、ただ愛を囁かれたい【本編完結】

きど

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【ヤンデレβ×性悪α】 高慢αは手折られる

第二十話① side. フェナーラ

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「いたっ…やめてっ…ひあっあ"っ…おねがいもう…やだぁ」

俺を止めようと悲痛な声を上げ、綺麗な顔を苦痛で歪ませ、とめどなく涙を流す。
俺を受け入れる後孔は痛みのせいか酷く締め付けてきて、体も痛みに耐えるように強張らせている。俺が与える苦痛に反応することに、昏い喜びを感じ、男にしては華奢な体を抱き上げ膝の上で対面する姿勢になると、俺の屹立はさらに深く飲み込まれる。

「い"っあっ…やだっやだぁっ」

痛みに声をあげ泣きじゃくる顔の可愛さに煽られ、俺は細い腰をつかみ後孔の奥を穿つ。

「あ"っあ"っ…ダメっおねがい…やめっ」

「セラフ愛してる。はっ…誰にも渡さない」

敏感な中をさすられる痛みと快感に耐えるようにセラフは俺の肩に爪をたてる。そして絶え間なく涙をこぼし続ける瞳で俺を見る。声は表情は俺から与えられる痛みや快感を映すのに、瞳だけは何も映さない綺麗なガラス玉のようだった。
その事に俺の心は酷く傷ついたけれど、体は気持ちとは裏腹に高みまで昇りつめ呆気なく達する。


屹立から吐き出された精を手のひらで受け止め、閉じていた目を開く。

こんな嗜虐的な妄想をするなんて、だいぶ重症だな。

興奮しすぎて前頭葉はじんじんと熱を持っているのに、妙に冴えた頭で思う。妄想のセラフを痛めつけたいと、あれほど荒れ狂っていた感情もすうっと落ち着いた。一人でするときの最近のおかずはセラフ一択だが、こんなに手酷く抱く妄想をしたのは初めてだった。もちろん原因は分かっている。エイヴィアンの名前を聞いたからだ。

セラフはエイヴィアンの名前を聞いてもピンときていない様子だったが、本人を目の前にしたら思い出すはずだ。

達して脱力感に苛まれる体を動かし、自分の手についた白濁をタオルで拭き取る。そして備えつけのシャワーを浴びるため服を脱ぎ捨てる。

体と頭の火照りを鎮めるために冷水を頭から浴びる。

セラフはまだ俺のものじゃない。
体を無理やり体を繋いで、そこからなし崩しに何度か抱いた。体は繋げられても、心までは手に入らない。俺は未だにセラフに片思のままだ。

エイヴィアンに抱かれるセラフを見て、恋心を自覚したあの時と状況が大して変化していないんだ。そう思うと心がひどく締め付けられた。
今も8年前のあの出来事を鮮明に思い出しては、嫉妬で狂いそうになる。
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