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3章 怪異にまつわる雑談・雑考
20「異能」
しおりを挟む・理解し難い能力について
――――――――――――――――――――――――
お寺で修行している知り合いの話。
ある昔話で―――
非常に腕の良い猟師がいた。
その猟師は銃を使っていたが、『ふせて撃つ』
という撃ち方を得意としており、その猟師が
獲物を『見る』と、見られた獲物は動けなく
なってしまう。
そして悠々と近付いた後、仕留めるのだという。
「超能力の一種なんでしょうかね」
彼がその場に同席していた、同僚や師に向かって
何気なく問うと、
「おおげさかも知れんが、野生動物の
習性を利用して、というのは考えられる」
師の話によると……
動物が目を合わせるのは本来、闘争の開始の
合図、ケンカを売る行為で―――
先に目を反らした方が負け、というルールが
あるという。
「よく猫とかがにらめっこした後、
ふいっと顔を反らした方が、道を譲るとか
見た事ないか?
ああいうのを利用しているんじゃねぇかな」
その強弱なりを微調整して、相手をその場へ
釘付けにする、動かないようにする―――
それを無意識で行っていたのでは、と。
「実際、獲物を取り逃がすのって、数秒遅れって
事も多いだろうし……
もしほんのわずかでもストップさせる事が
出来れば、命中率も上がるだろう」
それで全員がうなずいていると、
「ただその話、俺も読んだ事があるんだが、
銃の射程距離に入る前から―――
獲物の動きを止めていた、とも書いてあったし。
火縄銃の射程って100から200メートルって
言われているしなあ。
そんな遠くから、ずっと動きを止めているなんて
出来んのかね」
師の言葉に、全員が困惑した表情になった。
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