49 / 67
第一部 王立宮廷大学を目指そう!
48. 因縁の二人目
しおりを挟む
「よしっ!」
カテリーナは対戦実技試験で、一人目の騎士に勝利し、高揚していた。
――お兄さまの助言のおかげで、完全に上手くいっている! 本当にありがとう、お兄さま!
心の中は兄アレクシオスへの感謝で満ちあふれていた。
一試合目があっけなく終わり、疲労もほとんど残っていなかったため、カテリーナは続けて二回目の試験に臨むことにした。
受付の水晶に受験票をかざし、二戦目の列へと並んだ。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
対人戦を担当する騎士たちの控えの天幕に、パナギオティスが姿を現した。
警備の騎士が眉をひそめ、声を荒げる。
「おい! お前は試験から外されたはずだろう。何でここに来た!」
「勘違いするなよ。団長から外されたのは、防御の型の試験だけだ」
「いやいや、どう見ても試験そのものから外れろって意味だっただろうが!」
「俺は俺の職務を果たすだけだ。文句があるなら直接団長に言うんだな」
そう言い放つと、警備の騎士の手を乱暴に振り払い、強引に中へ入っていった。
「おい! ちょっと待て! ……ちっ、しょうがねぇな」
警備の騎士も止めようとは思ったものの、パナギオティスの失敗を取り戻したい気持ちに同情してしまい、そのまま見逃してしまった。
「ん? パナギオティス! どうしてここに?」
「防御の型の試験を外されたから、今度はこっちの担当になったんだよ」
「えっ……そうなのか?」
「まあ、俺にも汚名返上の機会をくれよ」
パナギオティスは控えの天幕の隙間から、ひたすら受験生の様子を眺めていた。
そして、何かに気付き、人数を数えたかと思うと、試合を待機している騎士たちの列に割り込んできた。
「なんだよパナギオティス。……おいっ、割り込むなよ!」
「順番なんてどうでもいいだろ。対戦相手に忖度出来ない仕組みだし、俺も魔法の審査を受けるんだ。問題ねぇだろ」
「……はぁ。お前はいつも強引だな!」
「すまんな」
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
カテリーナの二試合目の順番が巡ってきた。
天幕をくぐると、大きな盾を構えた騎士の姿が目に入った。
だが、盾以外は驚くほど軽装で、機動力を最優先している装備のようだった。
それゆえ、その大きな盾の存在が、不釣り合いさを際立たせていた。
――盾だけが大きい……? 動きやすさとは相容れない感じだけど、どのように戦うのかしら?
カテリーナは騎士の前に進み、一礼して剣を構える。
「よろしくお願いします!」
しかし、返ってきたのは礼ではなかった。
相手の騎士はカテリーナにだけ聞こえる声で、吐き捨てるように言った。
「容赦しねぇ。ぶっ殺してやる。お前みたいな女は絶対に合格させねぇからな!」
カテリーナはハッと気づいた。
――この人……! 防御の型の試験で、執拗に蹴りを入れてきた教官役の人だ!
しかし、魔狼との戦いで死線をくぐり抜けた経験を持ち、剣の訓練を積み重ねてきたカテリーナにとって、その言葉では微塵も怯むことがなかった。
ふぅと軽く息を整え、戦う覚悟を決める。
「始めっ!」
審判の合図と同時に、パナギオティスは大きく後ろへ跳んだ。
その動きは訓練でも経験したことがなく、カテリーナを少し困惑させた。
――えっ? 突きを警戒しているのかしら?
そう思った瞬間、彼の盾が構えていた角度そのままで、彼女に向かって飛んできた。
カテリーナの視界が隠されていく。
一瞬の判断だった。
横に避けようとも考えたが、魔狼との戦いの経験から予想外の何かがくると感じ、とっさに後ろに跳ねた。
――ヒュンッ!
その瞬間、飛んできた盾の下から、カテリーナの脛を掠めるように、横から薙ぎ払う剣先が見えた。
カテリーナはギリギリのところで、その剣を躱すことができた。
その直後、カラン……と音を立てて、盾が地面に転がる。
――危なかった……!
未知の戦法に驚かされながらも、カテリーナの胸には好奇心が芽生えていた。
――こんな戦い方もあるんだ……!
それを見た副団長が、その試合の異常な戦い方に気付き声を上げた。
「あの野郎! 受験生になんて戦い方をしやがる!」
複数の実技試験が同時進行していたため、パナギオティスが紛れ込んでいたことに、今ようやく気づいたのだ。
「団長、どうします? 試合を止めますか?」
「いや、あの受験生は戦いに集中しているようだ。それに、あの攻撃を全く恐れていない。……続けさせろ!」
パナギオティスは自信たっぷりの表情で、カテリーナを見た。
「初見で躱すとは、やるじゃねぇか。だが、これだけじゃねぇぜ!」
身体をやや半身に構えると、突きを主軸にした怒涛の連撃を仕掛けてきた。
パナギオティスの軽装は、この攻撃のためだったのだ。
「おらおらっ! 突きはお前だけの武器じゃねぇんだよ!」
カテリーナは、その剣勢の激しさに、押され気味となっていた。
パナギオティスは突きの合間に横薙ぎを織り交ぜ、剣を受ける彼女の小手も狙う巧みな技を繰り出してきていた。
――前の騎士とは違うわ! 明らかにこの人の方が強い!
試合を見ていた騎士たちから声が上がる。
「おい、受験生の実力を見る試験だぞ!」
「うるせぇ! さっき団長が言っただろ! こっちも命懸けの戦いに対する心構えでやってるんだ!」
周囲の声に惑わされることもなく、カテリーナは戦いに集中できていた。
冷静にパナギオティスの剣を捌いていく。
「どうした、どうしたぁ! 防戦一方かぁ?」
カテリーナは押されながらも相手の剣筋を見極め、しっかりとした防御を続けていた。
しかし、相手の強打を受けた際、受けた剣が一瞬ブレてしまった。
パナギオティスはその隙を逃さなかった。
刃引きの剣とはいえ、指を砕きかねない勢いで、カテリーナの手を狙った剣が振り抜かれた。
――バンッ!
剣が激しくぶつかった音が響く。
「決まった!」
それを見ていた騎士たちは、勝負が決まったと確信した。
カテリーナは対戦実技試験で、一人目の騎士に勝利し、高揚していた。
――お兄さまの助言のおかげで、完全に上手くいっている! 本当にありがとう、お兄さま!
心の中は兄アレクシオスへの感謝で満ちあふれていた。
一試合目があっけなく終わり、疲労もほとんど残っていなかったため、カテリーナは続けて二回目の試験に臨むことにした。
受付の水晶に受験票をかざし、二戦目の列へと並んだ。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
対人戦を担当する騎士たちの控えの天幕に、パナギオティスが姿を現した。
警備の騎士が眉をひそめ、声を荒げる。
「おい! お前は試験から外されたはずだろう。何でここに来た!」
「勘違いするなよ。団長から外されたのは、防御の型の試験だけだ」
「いやいや、どう見ても試験そのものから外れろって意味だっただろうが!」
「俺は俺の職務を果たすだけだ。文句があるなら直接団長に言うんだな」
そう言い放つと、警備の騎士の手を乱暴に振り払い、強引に中へ入っていった。
「おい! ちょっと待て! ……ちっ、しょうがねぇな」
警備の騎士も止めようとは思ったものの、パナギオティスの失敗を取り戻したい気持ちに同情してしまい、そのまま見逃してしまった。
「ん? パナギオティス! どうしてここに?」
「防御の型の試験を外されたから、今度はこっちの担当になったんだよ」
「えっ……そうなのか?」
「まあ、俺にも汚名返上の機会をくれよ」
パナギオティスは控えの天幕の隙間から、ひたすら受験生の様子を眺めていた。
そして、何かに気付き、人数を数えたかと思うと、試合を待機している騎士たちの列に割り込んできた。
「なんだよパナギオティス。……おいっ、割り込むなよ!」
「順番なんてどうでもいいだろ。対戦相手に忖度出来ない仕組みだし、俺も魔法の審査を受けるんだ。問題ねぇだろ」
「……はぁ。お前はいつも強引だな!」
「すまんな」
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
カテリーナの二試合目の順番が巡ってきた。
天幕をくぐると、大きな盾を構えた騎士の姿が目に入った。
だが、盾以外は驚くほど軽装で、機動力を最優先している装備のようだった。
それゆえ、その大きな盾の存在が、不釣り合いさを際立たせていた。
――盾だけが大きい……? 動きやすさとは相容れない感じだけど、どのように戦うのかしら?
カテリーナは騎士の前に進み、一礼して剣を構える。
「よろしくお願いします!」
しかし、返ってきたのは礼ではなかった。
相手の騎士はカテリーナにだけ聞こえる声で、吐き捨てるように言った。
「容赦しねぇ。ぶっ殺してやる。お前みたいな女は絶対に合格させねぇからな!」
カテリーナはハッと気づいた。
――この人……! 防御の型の試験で、執拗に蹴りを入れてきた教官役の人だ!
しかし、魔狼との戦いで死線をくぐり抜けた経験を持ち、剣の訓練を積み重ねてきたカテリーナにとって、その言葉では微塵も怯むことがなかった。
ふぅと軽く息を整え、戦う覚悟を決める。
「始めっ!」
審判の合図と同時に、パナギオティスは大きく後ろへ跳んだ。
その動きは訓練でも経験したことがなく、カテリーナを少し困惑させた。
――えっ? 突きを警戒しているのかしら?
そう思った瞬間、彼の盾が構えていた角度そのままで、彼女に向かって飛んできた。
カテリーナの視界が隠されていく。
一瞬の判断だった。
横に避けようとも考えたが、魔狼との戦いの経験から予想外の何かがくると感じ、とっさに後ろに跳ねた。
――ヒュンッ!
その瞬間、飛んできた盾の下から、カテリーナの脛を掠めるように、横から薙ぎ払う剣先が見えた。
カテリーナはギリギリのところで、その剣を躱すことができた。
その直後、カラン……と音を立てて、盾が地面に転がる。
――危なかった……!
未知の戦法に驚かされながらも、カテリーナの胸には好奇心が芽生えていた。
――こんな戦い方もあるんだ……!
それを見た副団長が、その試合の異常な戦い方に気付き声を上げた。
「あの野郎! 受験生になんて戦い方をしやがる!」
複数の実技試験が同時進行していたため、パナギオティスが紛れ込んでいたことに、今ようやく気づいたのだ。
「団長、どうします? 試合を止めますか?」
「いや、あの受験生は戦いに集中しているようだ。それに、あの攻撃を全く恐れていない。……続けさせろ!」
パナギオティスは自信たっぷりの表情で、カテリーナを見た。
「初見で躱すとは、やるじゃねぇか。だが、これだけじゃねぇぜ!」
身体をやや半身に構えると、突きを主軸にした怒涛の連撃を仕掛けてきた。
パナギオティスの軽装は、この攻撃のためだったのだ。
「おらおらっ! 突きはお前だけの武器じゃねぇんだよ!」
カテリーナは、その剣勢の激しさに、押され気味となっていた。
パナギオティスは突きの合間に横薙ぎを織り交ぜ、剣を受ける彼女の小手も狙う巧みな技を繰り出してきていた。
――前の騎士とは違うわ! 明らかにこの人の方が強い!
試合を見ていた騎士たちから声が上がる。
「おい、受験生の実力を見る試験だぞ!」
「うるせぇ! さっき団長が言っただろ! こっちも命懸けの戦いに対する心構えでやってるんだ!」
周囲の声に惑わされることもなく、カテリーナは戦いに集中できていた。
冷静にパナギオティスの剣を捌いていく。
「どうした、どうしたぁ! 防戦一方かぁ?」
カテリーナは押されながらも相手の剣筋を見極め、しっかりとした防御を続けていた。
しかし、相手の強打を受けた際、受けた剣が一瞬ブレてしまった。
パナギオティスはその隙を逃さなかった。
刃引きの剣とはいえ、指を砕きかねない勢いで、カテリーナの手を狙った剣が振り抜かれた。
――バンッ!
剣が激しくぶつかった音が響く。
「決まった!」
それを見ていた騎士たちは、勝負が決まったと確信した。
1
あなたにおすすめの小説
『王都の神童』と呼ばれた俺、職業選定でまさかの【遊び人】三連発で追放される。……が、実は「全職業のスキル」を合算して重ねがけできる唯一のバグ
よっしぃ
ファンタジー
王都で「神童」の名をほしいままにしていた少年、ディラン・アークライト(17歳)。
剣を握れば騎士団長を唸らせ、魔法を学べば賢者を凌駕する。誰もが彼を「次代の勇者」と信じて疑わなかった。
しかし、運命の職業選定で彼が得たのは――【遊び人】。
それも、三つの職業スロットすべてが【遊び人】で埋まるという、前代未聞の怪現象だった。
「期待外れだ」
「国の恥晒しめ」
掌を返した周囲によって、ディランは着の身着のままで街を追放される。 だが、かつて神童と呼ばれた彼の「分析力」は死んでいなかった。
『……Lv1なのに、ステータスが異常に高い? それに経験値が分散せず、すべて加算されている……?』
彼だけが気づいた真実。
それは【遊び人】という名に偽装された、この世界の管理者権限(Free-Hander)であり、全職業のスキルを制限なく使用・強化できるバグ技(デバッグモード)への入り口だったのだ。
これは、理不尽に捨てられた元・神童が、その頭脳とバグ能力で世界を「攻略」し、同じく不遇な扱いを受けていた美少女騎士(中身は脳筋)と共に、誰よりも自由に成り上がる物語。
【著者プロフィール】アルファポリスより『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』を出版、オリコンライトノベル部門18位を記録。本作は2月に2巻刊行予定。
捨てられ侯爵令嬢ですが、逃亡先で息子と幸せに過ごしていますので、邪魔しないでください。
蒼月柚希
恋愛
公爵様の呪いは解かれました。
これで、貴方も私も自由です。
……だから、もういいですよね?
私も、自由にして……。
5年後。
私は、ある事情から生まれ育った祖国を離れ、
親切な冒険者パーティーと、その地を治める辺境伯様のご家族に守られながら、
今日も幸せに子育てをしています。
だから貴方も勝手に、お幸せになってくださいね。
私のことは忘れて……。
これは、お互いの思いがこじれ、離れ離れになってしまった一組の夫婦の物語。
はたして、夫婦は無事に、離婚を回避することができるのか?
【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。
慈愛と復讐の間
レクフル
ファンタジー
とある国に二人の赤子が生まれた。
一人は慈愛の女神の生まれ変わりとされ、一人は復讐の女神の生まれ変わりとされた。
慈愛の女神の生まれ変わりがこの世に生を得た時、必ず復讐の女神の生まれ変わりは生を得る。この二人は対となっているが、決して相容れるものではない。
これは古より語り継がれている伝承であり、慈愛の女神の加護を得た者は絶大なる力を手にするのだと言う。
だが慈愛の女神の生まれ変わりとして生を亨けた娘が、別の赤子と取り換えられてしまった。
大切に育てられる筈の慈愛の女神の生まれ変わりの娘は、母親から虐げられながらも懸命に生きようとしていた。
そんな中、森で出会った迷い人の王子と娘は、互いにそれと知らずに想い合い、数奇な運命を歩んで行くこととなる。
そして、変わりに育てられた赤子は大切に育てられていたが、その暴虐ぶりは日をまして酷くなっていく。
慈愛に満ちた娘と復讐に駆られた娘に翻弄されながら、王子はあの日出会った想い人を探し続ける。
想い合う二人の運命は絡み合うことができるのか。その存在に気づくことができるのか……
【運命鑑定】で拾った訳あり美少女たち、SSS級に覚醒させたら俺への好感度がカンスト!? ~追放軍師、最強パーティ(全員嫁候補)と甘々ライフ~
月城 友麻
ファンタジー
『お前みたいな無能、最初から要らなかった』
恋人に裏切られ、仲間に陥れられ、家族に見捨てられた。
戦闘力ゼロの鑑定士レオンは、ある日全てを失った――――。
だが、絶望の底で覚醒したのは――未来が視える神スキル【運命鑑定】
導かれるまま向かった路地裏で出会ったのは、世界に見捨てられた四人の少女たち。
「……あんたも、どうせ私を利用するんでしょ」
「誰も本当の私なんて見てくれない」
「私の力は……人を傷つけるだけ」
「ボクは、誰かの『商品』なんかじゃない」
傷だらけで、誰にも才能を認められず、絶望していた彼女たち。
しかしレオンの【運命鑑定】は見抜いていた。
――彼女たちの潜在能力は、全員SSS級。
「君たちを、大陸最強にプロデュースする」
「「「「……はぁ!?」」」」
落ちこぼれ軍師と、訳あり美少女たちの逆転劇が始まる。
俺を捨てた奴らが土下座してきても――もう遅い。
◆爽快ざまぁ×美少女育成×成り上がりファンタジー、ここに開幕!
追放された聖女は旅をする
織人文
ファンタジー
聖女によって国の豊かさが守られる西方世界。
その中の一国、エーリカの聖女が「役立たず」として追放された。
国を出た聖女は、出身地である東方世界の国イーリスに向けて旅を始める――。
邪神降臨~言い伝えの最凶の邪神が現れたので世界は終わり。え、その邪神俺なの…?~
きょろ
ファンタジー
村が魔物に襲われ、戦闘力“1”の主人公は最下級のゴブリンに殴られ死亡した。
しかし、地獄で最強の「氣」をマスターした彼は、地獄より現世へと復活。
地獄での十万年の修行は現世での僅か十秒程度。
晴れて伝説の“最凶の邪神”として復活した主人公は、唯一無二の「氣」の力で世界を収める――。
夫と息子に邪険にされたので王太子妃の座を譲ります~死に戻ってから溺愛されても今更遅い
青の雀
恋愛
夫婦喧嘩の末に置き去りにされた妻は、旦那が若い愛人とイチャついている間に盗賊に襲われ、命を落とした。
神様の温情により、10日間だけこの世に戻った妻と護衛の騎士は、その10日間の間に心残りを処分する。それは、娘の行く末と……もし、来世があるならば、今度は政略といえども夫以外の人の妻になるということ。
もう二度と夫と出会いたくない彼女は、彼女を蔑ろにしてきた息子とも縁を切ることを決意する。
生まれかわった妻は、新しい人生を強く生きることを決意。
過去世と同じ轍を踏みたくない……
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる