未来スコープ ―この学園、裏ありすぎなんですけど！？ ―

あとがき

読者の皆様、この度は『未来スコープ  この学園、裏ありすぎなんですけど！？』をお手に取っていただき、誠にありがとうございます。

ごく普通の女子高生が手にした謎の道具、未来スコープ。
その能力が、学園に隠された深い不正と、そこに渦巻く人間模様を暴くきっかけとなる物語を、楽しんでいただけたでしょうか。

好奇心旺盛な藍と、冷静沈着な親友の優花、そしてミステリアスな転校生九条院蓮。
それぞれが、真実を追い求める中で葛藤し、成長していく姿を楽しんでいただけたらなら幸いです。

転校生の行動が読者の皆様に不信感を抱かせつつも、最終的にはその真意が明かされ、納得と感動に繋がるようなロジックを組み立てることに苦労しました。
彼の生真面目さゆえに『月刊ムー』の知識を完璧に記憶してしまうという描写は、私自身も書いていて楽しく、お気に入りのシーンです。

『未来スコープ』シリーズは、それぞれの物語が独立して楽しめるよう、様々な「未来」の可能性を描いていきたいと考えています。
ぜひご期待ください。再びお会いできることを楽しみにしています。

2025年7月 米田悠由



この物語はフィクションです。登場人物・団体・事件・施設・商品などはすべて創作上のものであり、実在の人物・団体・方針等とは一切関係ございません。 

本作では、現実の施設・企業・商品などを連想させる名称が登場する場合がありますが、いずれも物語演出の一部として使用しており、実在の事物・方針とは関係ございません。

また、地名や駅名など一部に実在する地理情報を舞台設定として使用していますが、物語上の演出を目的としており、現実の地域との関係性を示すものではありません。 

本文中に登場する「月刊ムー」は、株式会社ワン・パブリッシングが発行する実在の雑誌です。
商標権その他の権利はすべて株式会社ワン・パブリッシングに帰属します。 本作中での言及は、敬意を込めた創作上の表現であり、誌面内容や編集方針との直接的な関係はありません。