創造主である究極の魔王は自分が創造した異世界に再転生する~気付いた時にはハーレム状態?運命の人も勇者も神々も、俺の子を欲しがるのだが?~

たらふくごん

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第251話 この世の地獄、大激戦

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 着いてまず俺は魔神眼で状況を認識した。
 驚いたのは、全体的にパワーアップしている事と、どうやら指揮官らしき進化をしたものが居るという事だろう。

 今までばらばらに襲い掛かってきた魔物たちがなぜか陣形を組んでいた。
 難易度が5段階くらい上がっている。

 「とりあえず本陣を作成しよう。……よし、建物は創造した。アートの軍勢の半分をここの防衛に当ててくれ。アルテ、結界の維持を頼む。レンレンちゃんは軍団の指揮を。……リナーリア、お前の回復が頼りだが決して無理はするな。サーズ、リナーリアの暴走を抑えてくれ」

 「承知いたしました」
 「はい。マスター」
 「う、うん。がんばるね」
 「おいらに任せて。リナーリア、さっそく準備しようよ」

 「本陣の防衛としてレーランとロロンとコロン、頼みたい。お前ら強いがきっとここの奴等との相性はあまり良くないと思う。何しろグロいからな。危なくなったら俺を呼んでくれ」

 「はい」
 「「う、うん」」

 これで本陣は大丈夫だな。
 うーん。
 数が多い。

 ……存在値620万くらいが……1体?深いな。良く判らん……あとは200万くらいが数体か。
 1点突破の方が良いかもしれないな。

 「よし、みんな。まとまっていくぞ。一応陣形はとるが確実に倒そう。100万以上は今のところ100体まではいないらしい。気合い入れろよ」
 「「おう」」
 「「「「「はい」」」」」
 「「「「「了解」」」」」
 「はーい」
 「うむ」

 「目的地はこの星の中心にあるコアへ続く大穴だ。どうやらアースイーターが進化したらしい。あいつ放置するとこの星を食らうからな。まあ、最悪ではなかったよ。あいつは殆ど知能がないからな」

 準備が整い、まず初めに乗れるんです君EXに乘ったアースノートが先行する。
 そして情報をリンクし最短距離で突き進む。

 追従する結界君たちも等間隔で結界を構築していく。

 「いい感じだ。!?来たぞ。……『暗黒を纏いしヘルライダーナイト:存在値387000(中)』か。……アグ、リベンジしてみるか?」
 「っ!?……覚えて……う、うん。でもおいら一人だと時間がかかるから……茜、協力してくれるかな」
 「うん。アグアニードさん。……すごく心が強くなったね」
 「ハハッ。俺は弱いからさ。でも俺たちは強いでしょー」
 「そうだね。よーっし、いっくよー」

 突っ込みけん制する茜。
 そして弱らせたところで確実にアグアニードが新たな技『滅界顕獄』で力を増した攻撃で屠った。

 「ナイスだアグ。やっぱりお前は頼りになるな」
 「っ!?もう。……でもおいら、頑張るよ。絶対に誰も殺させないよー」

 ああ、良い感じだ。
 俺は一人じゃない。
 心強い仲間がいる。
 さあ、あっさりクリアしようか。

※※※※※

 2刻ほど過ぎ、最終目的地まであとわずかというところでいよいよ連携する超越した魔物の群れとの戦いが始まった。

 最前列に陣取りにらみを利かせる『鉄壁の悪夢クリスタルゴーレム:存在値850000(極)』が、5列ほど陣形を300体くらいで形成し、その中には『魔導の申し子スカルマジシャン:存在値580000(極)』が約50体、レギオンクラスの詠唱を始めていた。

 上空には『天空の雄、極楽鳥:存在値480000(極)』の群れと、『天空の覇者スカルドラゴン:存在値910000(極)』がおよそ10体ほど、そして中央には150万越えの中ボスであろう、ネームドの大魔獣ベヒーモルス『ライネルク』1体と、指揮官であろうネオスカルリッチ(改)『アナザード』145万が悍ましい杖を片手に空洞の瞳をこちらに向けていた。

 総存在値5000万ほどの集団だ。

 『……茜?あれをやるわよ?準備はよろしくて?』
 「えっ?アースノートさん。本当にやるの?」
 『ここでノアーナ様の魔力を消耗するわけにはいかないでしょ?あ―し達の見せ場よ?』
 「う、うん。分かった。光喜さん、1分持ちこたえて。究極チャージするから」
 「分かった。よし皆、まずは防御だ。レギオンクラスが着弾するぞ。アート、結界君の出力を最大」
 『了解ですわ』

 「ノアーナ様。私も試したい。ミューズ、あわせて」
 「むう。私が言おうと思ったのに……もう、リバちゃん。スタンバイ」
 「うにゅーん」
 「ふはは、ならば我も乗るとしよう。かまわないな?」
 「うん。お願い。……ナハムザート、あなたも真龍化して?究極のブレスを吐かせてあげる。コントロールは私」
 「は、はい」

 ほう。
 伝説の龍種の混合ブレスか。

 良いものが見られそうだな。

 「エリス、何秒だ?」
 「30秒で行ける」
 「よし、ダニー、ゾルナルダグはいけるか?」
 「クカカ。いつでも良いぞ」
 「……むう。……やけに素直」

 「よし、『彷徨の旅人・旅路の果てにたどり着きし絶海・アルガイアの頂に集う忘却の旅人・求むるは極光の叫び・術式構築・煉獄の檻、叫ぶ涅槃の涙・風牙列斬陣形成』いくぞおおおおっ『極風断絶波』」

 俺は古代スペルを解き放つ。
 レギオンクラスの極大魔法と拮抗する。

 すぐ横で覚醒するカンジーロウと、根源魔法に包まれたネル、そしてゾルナルダグが一斉に魔物の群れに飛び込んでいく。

 「5・4・3……いくぞおっ!!皆、避けて。うおおおお『極大混在覇魔咆哮』!!!!」

 敵を薙ぎ払う3人が飛びのく。
 そこにエリスラーナ、ミューズスフィア、リバちゃん、セリレ、そしてナハムザートの混ざった極大のブレスが空間を引き裂きながら魔物の群れに着弾、時間と空間が弾ける!!!

 カッ!!!!!!!!!!
 オオオ――――――――――――――――――ンン!!!!!!

 巻きあげられ消滅していくクリスタルゴーレムたち。
 空にいる極楽鳥とスカルドラゴンが分解されていく。

 そして反動で巻き起こる大爆発。

 ドゴ――――――――ンンン!!!!!

 「ハハッ、凄いな。……あいつら半壊だぞ」
 「むう、全滅できない!?悔しい」
 「いやいや、エリス。凄いぞ!?流石俺の可愛いエリスだ」
 「あう♡もう、後は茜とアースノートに任せる」

 恐れ惑う魔物たち。
 しかしさすがは100万越えの猛者。
 すぐに陣形を立て直す。

 怒りに震えるベヒーモルスが咆哮を上げた。
 全身から魔力を噴き出し存在値を上げていく。

 「ほう、凄いな。……200万を超えてきたぞ。むっ、あいつ、なにか仕掛けるな!?」

 ネオスカルリッチが悍ましい杖を抱え、古代語を紡ぐ。
 悍ましい気配が充満していく。

 「はは、凄いな。極限魔法とはな。だが、数秒差で俺たちの勝ちだ」
 「5・4・3……皆、結界張って!いくよっ……アサルティックインパクトクワッドキャノンッ、発射!!!!!」

 茜の魔導兵器と乗れるんです君EXの胸部ラジエーターが虹色の光をたぎらせ、全ての色を消す極光を放つ。

 瞬間時が止まった。
 耳を超高音が突き抜ける。

 「くうっ、うおお、最大防御!!!!!」
 「いっけええええええええええ―――――!!!!!!!」

 余りの超高熱に、ベヒーモルスとネオスカルリッチは一瞬で蒸発する。
 その存在を示すように地面に影のみを残した。

 魔物の群れ、殲滅完了。

 「ハハ、とんでもないな……アートが味方で良かった」
 「そうですね……凄すぎる」

 破壊の暴風が済んだ後には。
 底が見えないような大穴が、地平の彼方まで続いていた。
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