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娘の婚約者
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わたくし、マーガレット・フリーマンと申します。身分は侯爵夫人でございます。
今、とても驚いてますの。42年間生きてきた中でこんなにも胸が高鳴ったことなどあったでしょうか⁈
ここはフリーマン侯爵邸の応接室。
一人娘のダリアが『結婚したい人がいるの』とある男性を連れてきたのです。
名前はロベルト・グリーンウッド、グリーンウッド侯爵の次男と聞いております。
それよりなんということでしょう!
世の中でこんなにも美しい男性がいたなんて!
美しいといってもなよなよとしておりませんのよ、あの洋服の下には細マッチョなお姿が感じられますわ。
フワッとした金髪もサファイアブルーの瞳もわたくしが少女のころ思い描いていた王子様にそっくり!
「ロベルト君はダリアとは学園で知り合ったそうだね」
突然、無粋な声が聞こえてきました。
あっ、隣に夫であるオスカーが座っているのをすっかり忘れていましたわ。
「ええ、そうなんです。3年間仲良くしていただきました。ダリア嬢は賢くて勉強も教えていただき…」
あぁ、声まで美しいのですね、ロベルト様!
「ロベルト様ったら、そんな事言ってもわたくしはいつも2位、ロベルト様がずっと首席なのよ。遂に1回も越せないまま…」
まぁ、そんなに賢くていらっしゃるの、ロベルト様!
「ちょっとお母様!さっきからぼーっとして!話聞いています?」
今度は無粋なダリアの声で我に返りましたわ。
「…聞いていてよ。いえね、今の若い人はいいなぁと思って…学園で知り合って自由恋愛!素敵だわ。わたくしたちのころはほら、政略結婚が普通でしょう?」
これを聞いてロベルト様が「?」という顔をしました。
「あれ、フリーマン侯爵夫妻は熱烈な自由恋愛だと伺ってますが。社交界じゃ評判の…」
ドスッと嫌な音が聞こえました。ダリア、殿方の腹を殴ってはいけませんわ。
「ゴホッゴホッ、我々の話などよいではないか、それよりふたりの話をもっと聞かせてくれ」
オスカーが不自然な咳をしてます。まったく無粋だわ、ロベルト様の話の腰を折るなんて!
今、とても驚いてますの。42年間生きてきた中でこんなにも胸が高鳴ったことなどあったでしょうか⁈
ここはフリーマン侯爵邸の応接室。
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名前はロベルト・グリーンウッド、グリーンウッド侯爵の次男と聞いております。
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美しいといってもなよなよとしておりませんのよ、あの洋服の下には細マッチョなお姿が感じられますわ。
フワッとした金髪もサファイアブルーの瞳もわたくしが少女のころ思い描いていた王子様にそっくり!
「ロベルト君はダリアとは学園で知り合ったそうだね」
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あっ、隣に夫であるオスカーが座っているのをすっかり忘れていましたわ。
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あぁ、声まで美しいのですね、ロベルト様!
「ロベルト様ったら、そんな事言ってもわたくしはいつも2位、ロベルト様がずっと首席なのよ。遂に1回も越せないまま…」
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