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大事な話
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お茶会は大盛況でしたわ。
特にあのポエム!皆さんにあんなに喜んでいただけるなんて!
「マーガレット様、ここ、空欄になってますが?」
「そうです!そこにそれぞれ大切な人のお名前を入れてくださいまし。
皆さんの手でこのポエムは完成するのです!」
「まあ、素敵だわ!」
「でもわたくしはちょっと恥ずかしいわ…」
「では心の内でそっと愛しい人の名前を呟いてください。それだけでもこれは完成されるのです」
「うぅ、マーガレット様、素晴らし過ぎますぅ」
あら、泣いてしまわれたわ。
わたくしがニヤニヤとお茶会の事を思い返しているとノックの音が…
「マーガレット、いるの?」
「あれ?お母様?ご機嫌よろしゅう、何で?」
「…今日来ると伝えました。聞いてないの?」
「えっ、えぇ」
(そうだったかしら?)
「ダリアが婚約すると聞いてお祝いに来たのよ」
「あぁそれで。…お兄様は元気にしてますの?」
「元気よ。もうすぐ子が生まれるわ。初孫よ」
お母様が元気そうでよかったわ。お父様が急に病気で亡くなってから鬱々としていたから。
「それよりマーガレット、大事な話があります。オスカー様とダリアが待っているわ」
「ん?ダリアの話でしょう?なんでオスカーもいるの?」
(ダリアの恋バナを聞きにお母様は来たのかと思ったけれど)
「…あなたねぇ、旦那様かオスカー様とお呼びなさい。なんでいつもオスカー様を一段下に見ているのよ?」
「そ、そんなことないわ。あの、同級生だったし」
「ダリアは同級生でも『ロベルト様』とちゃんと呼んでいるわよ」
そういえばそうだわ。我が娘ながらちゃんとしている…
「まったく、あんないい人他にいないのに」
そう言ってわたくしの手をぐいぐい引っ張って2人の待つ応接室へ連れていきました。
「えっ?」
「ーーーーー」
「えっ⁈」
「ーーーーー」
「えっーーー⁉︎」
ここは応接室。わたくしの声が三段階で大きく響き渡りました。
「つまり、あなたは政略結婚ではないの。だって考えてもごらんなさい、ふたりが結婚して何か両家が変わった?」
言われてみれば…いや、そんなことより
「オスカー、泣いたの?」
「うっ、そうだ」
「号泣?」
「そうだ!」
信じられない!夫の泣き顔など見たことない!
いや…一回だけ。ダリアが生まれた時泣いていたな…
わたくしはぼんやりとダリアの顔を見ていました。
「な、なによ?」
ダリアが怪訝そうな顔をしています。
「これでわかったでしょ?あなたは旦那様から愛された世界一幸せな妻だということが。
それなのにあなたときたら」
「…はい、おっしゃるとおりです」
「これからはフリーマン侯爵夫人としてちゃんとしないと…」
「はい、おっしゃるとおりです」
「ダリアに迷惑かけないように」
「はい」
ミモザ・コリンズ侯爵夫人は言いたい放題言って兄夫婦が待っているからとコリンズ邸に帰って行きました。
いくつになってもお母様には頭が上がりません。
特にあのポエム!皆さんにあんなに喜んでいただけるなんて!
「マーガレット様、ここ、空欄になってますが?」
「そうです!そこにそれぞれ大切な人のお名前を入れてくださいまし。
皆さんの手でこのポエムは完成するのです!」
「まあ、素敵だわ!」
「でもわたくしはちょっと恥ずかしいわ…」
「では心の内でそっと愛しい人の名前を呟いてください。それだけでもこれは完成されるのです」
「うぅ、マーガレット様、素晴らし過ぎますぅ」
あら、泣いてしまわれたわ。
わたくしがニヤニヤとお茶会の事を思い返しているとノックの音が…
「マーガレット、いるの?」
「あれ?お母様?ご機嫌よろしゅう、何で?」
「…今日来ると伝えました。聞いてないの?」
「えっ、えぇ」
(そうだったかしら?)
「ダリアが婚約すると聞いてお祝いに来たのよ」
「あぁそれで。…お兄様は元気にしてますの?」
「元気よ。もうすぐ子が生まれるわ。初孫よ」
お母様が元気そうでよかったわ。お父様が急に病気で亡くなってから鬱々としていたから。
「それよりマーガレット、大事な話があります。オスカー様とダリアが待っているわ」
「ん?ダリアの話でしょう?なんでオスカーもいるの?」
(ダリアの恋バナを聞きにお母様は来たのかと思ったけれど)
「…あなたねぇ、旦那様かオスカー様とお呼びなさい。なんでいつもオスカー様を一段下に見ているのよ?」
「そ、そんなことないわ。あの、同級生だったし」
「ダリアは同級生でも『ロベルト様』とちゃんと呼んでいるわよ」
そういえばそうだわ。我が娘ながらちゃんとしている…
「まったく、あんないい人他にいないのに」
そう言ってわたくしの手をぐいぐい引っ張って2人の待つ応接室へ連れていきました。
「えっ?」
「ーーーーー」
「えっ⁈」
「ーーーーー」
「えっーーー⁉︎」
ここは応接室。わたくしの声が三段階で大きく響き渡りました。
「つまり、あなたは政略結婚ではないの。だって考えてもごらんなさい、ふたりが結婚して何か両家が変わった?」
言われてみれば…いや、そんなことより
「オスカー、泣いたの?」
「うっ、そうだ」
「号泣?」
「そうだ!」
信じられない!夫の泣き顔など見たことない!
いや…一回だけ。ダリアが生まれた時泣いていたな…
わたくしはぼんやりとダリアの顔を見ていました。
「な、なによ?」
ダリアが怪訝そうな顔をしています。
「これでわかったでしょ?あなたは旦那様から愛された世界一幸せな妻だということが。
それなのにあなたときたら」
「…はい、おっしゃるとおりです」
「これからはフリーマン侯爵夫人としてちゃんとしないと…」
「はい、おっしゃるとおりです」
「ダリアに迷惑かけないように」
「はい」
ミモザ・コリンズ侯爵夫人は言いたい放題言って兄夫婦が待っているからとコリンズ邸に帰って行きました。
いくつになってもお母様には頭が上がりません。
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