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第3章「後退」
番外編:テオ様のお部屋
しおりを挟む⚠︎注意⚠︎
・本編と関係なし
・キャラ崩壊
・軽く流して下さいませ…。
・おふざけです
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
ラジオ番組
〝テオ様のお部屋〟~第1回~
テオ様「よっ!愚民ども。テオ様のお部屋の時間だ。パーソナリティを務めるのは、この俺、皆の安全地帯であるテオドールと、相棒の情緒不安定女、エリザベータだ。」
エリザ「嫌な紹介の仕方はやめてください。…あぁ、始まってしまった…。」
テオ様「初っ端から情けない声を出すなよ。ラジオなんだから、お茶の間に丸聞こえだぞ。」
エリザ「殿下、分かってます?私たちこんなことしている場合では無いんですよ?」
テオ様「しゃーねーだろ。作者が最近の寒暖差のせいで脳がシリアスを受け付けないって言ってんだから。」
エリザ「…意味がわかりません。あと、私たちの前にあるこの黒いキノコみたいなものは何ですか?」
テオ様「わかろうとするな。…あぁ、この黒くて、太くて長いご立派なキノコのような棒状なやつはマイクだ。」
エリザ「マイク?(マイクをぺたぺた触る)」
テオ様「こら、そんな乱暴に触るな。不能にさせる気か。いいか、エリザ。そいつは見た目よりも繊細なんだ。ガラス細工を扱うように、優しく触れろ。」
エリザ「あ、すみません。こう、ですか?」
テオ様「そうそう。両手で優しく添えるようにして、そのまま上目遣いでこっちを見る。んで、仕上げに俺が言っていたこと言ってみ。」
エリザ「えっと?太くて長い…」
モニカ「お嬢様に何を言わす気だ、エロガキ。」
テオ様「割り込んでくるなよ。お前の出番はまだだろ。」
モニカ「お前がオヤジみたいなセクハラ発言をするからだろーが。お嬢様を汚すな。」
テオ様「しゃーねーだろ。最近、本編がシリアスムードだから、ここでしか言えねーんだよ。」
エリザ「モニカ、どういうことなの?」
モニカ「お嬢様は知らなくていいんですよ♡あぁ、お嬢様…。この世界では栗色の髪なのですね。とっても美味しそうですぅ。1本だけ、1本だけで良いので私にくださいませんか。冥土の土産に…ハァハァ…♡♡」
テオ様「お前が1番やべーだろ。おっと、脱線した。テオ様のお部屋とは、毎回素敵(笑)なゲストを呼んで、楽しくトークしていく番組だ。」
エリザ「何故、(笑)が入ったのですか?」
テオ様「さて、最初で最後ゲストは、皆も既にわかっていると思うが」
エリザ「(無視された。)」
テオ様「あの世から遥々やってきたモニカだ。」
モニカ「よろしくお願いしまーす。」
エリザ「やっぱり、この世界おかしいですよ…!」
テオ様「気にするな。気にしたら負けだ。そういうもんだと、思い込め。話が進まん。」
モニカ「そうですよ、お嬢様。この世界はパラレルワールドです。そういう世界なのですよ。」
エリザ「2人が何を言っているのか全然わからないけど、深く突っ込まないようにします。」
テオ様「よろしい。えー、相棒が納得したところで…本日はこの3人でお送りするぜ。んじゃ、ゲストに質問コーナー。」
ドンドンパフパフ
テオ様「では、モニカ。さっそく質問すんぞ。生前好きだったものはなんだ?」
モニカ「お嬢様♡♡」
テオ様「生前やり残したことは?」
モニカ「お嬢様♡♡」
テオ様「……今の心配事は?」
モニカ「お嬢様♡♡」
テオ様「おい、くそババア。ふざけんのも、いい加減にしろよ!」
モニカ「くそババアー!?口の利き方には気を付けな、クソガキ。ってか、その際だから言うけど『モニカの意思は俺が託された(`・ω・´)キリッ』って言ってたけど、私はお前に託した覚えないからっ!私の記憶を持っているとか普通に考えて気持ち悪いんだけど。」
テオ様「はぁぁぁぁん!?俺だって好きでババァの記憶を引き継いた訳じゃねーんだけど!?お前の記憶のせいで俺がどんだけ可哀想な幼少期を送っていたと思ってんだっ!ババァ!」
モニカ「お前の幼少期なんか知るかっ!さっきからババァ、ババァ五月蝿いんだけど!?私は永遠の20歳だ!覚えておけ!」
テオ様「ははっ、お前が20歳?笑わせんな。サバを読むのも大概にしろよ。」
モニカ「なんとでも言えば?私の年齢は本編に一切書かれてない。だから、私が20歳だといえば20歳なんだよ。」
テオ様「ならば、それを証明してやろう。」
モニカ「…は?」
テオ様「じゃじゃーん、️マル秘ノートー(ダミ声)」
モニカ「…何それ。」
テオ様「ここには、あらかじめリサーチしたお前のあんなことやこんなことが書かれているノートだ。」
モニカ「何それ、聞いてない。」
テオ様「言ってねーもん。」
モニカ「てめぇ。」
テオ様「んじゃ、さっそくやっていくぞ。
せーの、ざっくり~。」
エリザ「ざっくりー(棒読み)」
モニカ「お嬢様が死んだ目をしている…」
テオ様「えー、モニカは下町にあるレーベル家に長女として生まれた。幼少期のあだ名は〝ゴリラ〟だったそうだ。」
モニカ「マジで始めやがった、コイツ!」
テオ様「ガキ大将だったモニカは10歳で洗濯女として働き始める。
そのキツイ性格から婚期を完全に逃し(笑)、3食付の住み込みOKのコーエン家の侍女の求人に18歳で飛び込んだ。」
モニカ「余計なことを言うな。」
テオ様「ちなみに、そんときのヒヨコ豆エリザちゃんは6歳だ。…あれれー?ということは~6歳のエリザちゃんが、18になっているということは、その頃のモニカさんはー」
モニカ「やめろっ!!!」
テオ様「あ、てめぇ!ノート返せよ!」
エリザ「2人とも落ち着いてください。話が脱線しています。」
モニカ「申し訳ございません!お嬢様♡」
テオ様「…ちっ。」
エリザ「さっさと話して、さっさと終わらせましょう!(早く帰りたい。)」
テオ様「へいへい。質問コーナーに戻りマース。えーと?最後に、生まれ変わったら何になりたいですか?」
モニカ「富と権力があるクソベルトよりも強い男。」
テオ様「急に真顔になるなよ。…あ、余計なこと話してたらエンディングの時間だ。」
エリザ「はやっ。」
テオ様「仕方がないだろ。作者の脳みそが限界だって言ってんだから。…じゃ、この曲を聞きながらお別れだ。Mr.Fの〝三十路だっていいじゃない。〟」
モニカ「悪意のある選曲だな!?死ねよっ!あ、ちょっと!押すなって!!」
テオ様「はい、ゲストのモニカでしたー。はよ、あの世に帰れや。…ゴホン、最後までご視聴ありがとうな!お相手はDJテオ様と、」
エリザ「アシスタントのエリザベータでした。皆さん、寒暖の差が激しい時節柄、お体をご自愛くださいませ。」
テオ様「また来週!」
🎶三十路だっていいじゃない。~🎶(エンディング曲)
テオ様のお部屋~最終回~[完]
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