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一章 ホノワ村のラビィ(5)
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ビアンカが指摘した部分には、ラビの推測通り、顔を近づけないと確認出来ないほどの、小さく細い棘が刺さっていた。
「ビアンカ、棘が刺さってるよ」
『あらまぁ、そうなの?』
刺さっているような痛さは感じていなかった、というようにビアンカが目を丸くした。
ラビは刺を抜く方法について素早く逡巡したが、どうもピンセットがないと取れそうにない細さだと思われた。
「ごめん、今持ち合わせの道具がなくて……ピンセットを使いたいんだけど、何処にあるか知ってる?」
『確か、二階の奥様の化粧台の上にあったような気がするわ』
ラビは頷くと、ビアンカに「動かないでね」と告げて歩き出した。
しかし、居間のある方向から複数の話し声が聞こえる事に気付いて、ラビは足を止めた。聞き耳を立ててみると、どうやら戻ってきたセドリックとユリシスを、伯爵夫人がもてなしているようだと分かった。
このまま夫人に許可をもらいに行って、彼らと顔を会わせるのも面倒だ。
ラビは辺りに人がいない事を確認すると、ビアンカの元へ戻った。ノエルの事だから、きっと人が多い建物中にはいないだろうと予想して、窓を開けて彼の名を呼んだ。
すると、どこからかノエルが素早く駆けて来て『なんだ』と問い掛けた。どこか心配そうに金緑い瞳を細め、ラビの様子を窺い『何かあったのか』と続けて尋ねてくる。
ラビは、それを不思議に思って小首を傾げた。
「二階の化粧台のある部屋を探して、ピンセットがあったら取って来て欲しいんだけど、いい?」
『――……はあ。なんだ、パシリかよ。俺、小さい物持つのは苦手なんだぜ』
ノエルは愚痴ったが、どこか安堵したように視線をそらすと、その場で跳躍して二階のテラスに軽々と降り立った。
待ち始めて数分、ノエルは、目当ての物を牙に引っ掛けて戻ってきた。
彼はかなり探し物が得意だが、その頼もしさを改めて実感し、ラビは「お~」と小さな拍手を送ってしまった。思わず頭を撫でてやると、ノエルが偉そうに胸を張って『どうよ』と言った。
「ありがとう、ノエルッ。あ、まだ入ってきたら駄目だよ」
『入ってきたらただじゃおきませんわよ』
ラビが言うと同時に、窓の下からビアンカが唸った。
ノエルは途端に顔を顰めると、『わかってらぁ』と舌打ちし、今度はどこへも行かず、窓の外にどかりと腰を降ろした。
ラビは、ビアンカの尻尾の部分の毛をかき分けて、棘の刺さった箇所を改めて確認し、ピンセットで慎重に棘をつまんで引き抜いた。ビアンカは一瞬痛みに爪を出したが、すぐに爪を仕舞い、安堵の息をついた。
『違和感がとれましたわ』
「それは良かった」
『ふんっ。木登りして刺さるとか、鈍感な小娘だな』
話しを聞いて状況を察したノエルが、窓の向こうから愚痴った。
ビアンカが両耳を立て、見えないノエルに向かって強く反論した。
『外野のくせに煩いですわよ!』
『図星だろうが』
「上から目線は良くないよ。ノエルだって、散歩の時に棘が刺さっ――」
その時、ビアンカが、ラビの膝の上に飛び乗り『シィッ、ですわよ』と囁いた。
『ラビィ、人間が来ましたわ』
ラビは、遅れて二組の足音に気付いた。
横目でそれが誰だか分かったラビは、途端に憂鬱になって憮然と唇を引き結んだ。ビアンカを抱き上げると、立ち上がりざまに振り返り、嫌悪感を露わに言い放った。
「お前ら、暇なのか?」
「母上から話しを聞いたので、様子を見に来たんですよ」
そこにいたのは、セドリックとユリシスだった。
セドリックは困ったような微笑を浮かべたが、ふと心配するようにラビを見つめ、それから辺りに少し目をやった。
「ラビ。さっき、誰かと話していませんでしたか?」
「気のせいだろ。ビアンカの尻尾に小さな棘が刺さっていたんだ。抜いたから、もう平気だよ」
ラビは窓枠に手を置くと、持っていたピンセットをさりげなく窓の外に落とした。それをノエルがさっと拾い上げ、二階のテラスまで跳躍した。
小さな風が巻き起こり、ラビと、ビアンカの柔らかい髪と毛並みを揺らめかせた。
その様子を見つめていたユリシスが、訝しげに眉を寄せた。
「何か捨てませんでしたか」
「ビアンカに刺さっていた棘を捨てただけ」
ラビは横目で答えつつ、ビアンカの頭を撫でた。
ビアンカが満足げに喉を鳴らし『好きよ、ラビィ』と濡れた鼻先で、ラビの鼻頭に触れた。ラビは答えられないかわりに、顔を伏せたまま小さく微笑んだ。何故か、遠い昔に置いて来た寂しさを覚えた。
その時、ラビは名前を呼ばれて顔を上げた。
「ラビ、少しスコーンを食べていきませんか? 母上が沢山用意してくれているんですよ」
好きだったでしょう、とセドリックが優しく訊いて来る。
ラビは鼻白むと、「何の話しだよ」と眉を顰めた。
「僕が戻った時、いつも食べているじゃないですか」
「お前が戻って来るタイミングで焼いてくれているから、ついでに食べてるんだよ」
伯爵夫人が用意するスコーンは、ジャムもいらないほど甘く作られている。子ども達が大きくなってもそれが変わらないのは、夫である伯爵が甘糖なせいだ。
四年前、長男が一時帰宅した際にも、大量のスコーンが用意されていたが、彼はそこまで菓子が食べられる男ではなかったので、ほとんど父親が意気揚々と食していた。タイミング良く居合わせたラビも、勿論喜んで食べた。
伯爵夫人は、ラビを自分の娘のように可愛がる、とても面倒見の良い優しい女性だ。一度好意に甘んじてしまったら、気を利かせて、今度はラビのために毎日でも作ってしまいそうな予感もある。
迷惑はかけたくはないし、自分の面目も守らなければならない。
ラビは後ろ髪を引かれたが、ビアンカを抱えたまま彼らの脇を通り過ぎた。
セドリックとユリシスも、当然のような顔でついて来た。
「ラビ、こっちを見て下さい。怒っているのなら謝りますから」
「怒ってないし、謝られるような事もされていない。つか、前もってハッキリ断っておくけど、慈善協力の要請については、断固拒否する」
「ちゃんと報酬は出ますよ。でも、まぁ、僕もあまり乗り気ではな――」
すると、ユリシスが、セドリックの言葉を遮るように「副隊長」と言って眼鏡を押し上げた。それでは何のために迎えの馬車を立ち寄らせたのかわかりませんよ、と彼は嫌味ったらしく言葉を続ける。
ラビは、思わず肩越しにセドリックを見上げてしまった。
「お前、今までオレに頼み事なんて、してこなかったもんな」
これまでラビは、セドリックやルーファスから、薬草師や獣師としての力を求められた事はなかった。王都の獣師のように、専門機関からの推薦や肩書きがあるわけでもないので、騎士から依頼を受られるような立場でもない。
すると、ユリシスが片眉を上げ、「こちらにも事情があるのです」と前置きして続けた。
「害獣を扱い、辺境の地まで出向いてくれるような、都合のいい獣師がすぐに掴まらないのが現状です。相手は中級クラスの害獣ですし、そもそも第三騎士団の予算の都合もあります」
「うわぁ、マジか。というか色々と最低だ」
つまり、ちょうど都合のいい素材がいたという理由だけで、白矢が立ったという事だろう。
「こちらとしては結構切羽詰まっているのですよ。氷山を抱えるヴィルドン地方は現在夏ですが、雪も氷もない町に氷狼が降りて、怪我人まで出てしまっているのですから」
『妙な話しだな。氷狼にとって、暖かさは毒だぜ』
外から戻ってきたノエルが、ラビのそばへ身を滑らせながら怪訝な顔で口を開いた。
確かに、氷狼の性質を考えれば妙な現象ではある。
「……まぁ、話しなら聞いてやってもいいけどさ。はじめにも言ったけど、オレには図鑑に載っている程度の知識しかないから、アドバイス程度にしかならないよ」
「だから、現場を見てもらった方が早いという話になっていて……」
セドリックが、非常に言いにくそうに、ぼそぼそと口にした。
「あ? どういう事だよ」
「……えっと、実は話を聞いて欲しいというより、本題としては、ラビにはこれから、僕たちと共にヴィルドン地方に来て欲しいんですよ」
ヴィルドン地方は、ここから馬車で早くても一晩はかかる距離にある広大な土地だ。その中で辺境というと、数日は馬車旅が続く可能性がある。
ラビは強烈な苛立ちを覚えた。せっかく当月中に仕事を終わらせようとしているにも関わらず、ここで数日、へたしたら一週間は超えるであろう予定なんて組まされたりしたら、薬草師としての仕事が来月まで引き延ばされてしまう。
ラビの怒気に気付いたセドリックが「ひッ」と息を呑んだ。
しかし、ユリシスが彼の前に出て、冷やかな表情でラビと睨み合った。
「同行して下さいますね?」
「オレは絶対に行かない。だから、話も聞かない事にする」
その様子を見守っていたノエルが、『まぁ、突然の出張とかはないよなぁ』とラビを憐れみ、ビアンカが小さな溜息をこぼした。
「ビアンカ、棘が刺さってるよ」
『あらまぁ、そうなの?』
刺さっているような痛さは感じていなかった、というようにビアンカが目を丸くした。
ラビは刺を抜く方法について素早く逡巡したが、どうもピンセットがないと取れそうにない細さだと思われた。
「ごめん、今持ち合わせの道具がなくて……ピンセットを使いたいんだけど、何処にあるか知ってる?」
『確か、二階の奥様の化粧台の上にあったような気がするわ』
ラビは頷くと、ビアンカに「動かないでね」と告げて歩き出した。
しかし、居間のある方向から複数の話し声が聞こえる事に気付いて、ラビは足を止めた。聞き耳を立ててみると、どうやら戻ってきたセドリックとユリシスを、伯爵夫人がもてなしているようだと分かった。
このまま夫人に許可をもらいに行って、彼らと顔を会わせるのも面倒だ。
ラビは辺りに人がいない事を確認すると、ビアンカの元へ戻った。ノエルの事だから、きっと人が多い建物中にはいないだろうと予想して、窓を開けて彼の名を呼んだ。
すると、どこからかノエルが素早く駆けて来て『なんだ』と問い掛けた。どこか心配そうに金緑い瞳を細め、ラビの様子を窺い『何かあったのか』と続けて尋ねてくる。
ラビは、それを不思議に思って小首を傾げた。
「二階の化粧台のある部屋を探して、ピンセットがあったら取って来て欲しいんだけど、いい?」
『――……はあ。なんだ、パシリかよ。俺、小さい物持つのは苦手なんだぜ』
ノエルは愚痴ったが、どこか安堵したように視線をそらすと、その場で跳躍して二階のテラスに軽々と降り立った。
待ち始めて数分、ノエルは、目当ての物を牙に引っ掛けて戻ってきた。
彼はかなり探し物が得意だが、その頼もしさを改めて実感し、ラビは「お~」と小さな拍手を送ってしまった。思わず頭を撫でてやると、ノエルが偉そうに胸を張って『どうよ』と言った。
「ありがとう、ノエルッ。あ、まだ入ってきたら駄目だよ」
『入ってきたらただじゃおきませんわよ』
ラビが言うと同時に、窓の下からビアンカが唸った。
ノエルは途端に顔を顰めると、『わかってらぁ』と舌打ちし、今度はどこへも行かず、窓の外にどかりと腰を降ろした。
ラビは、ビアンカの尻尾の部分の毛をかき分けて、棘の刺さった箇所を改めて確認し、ピンセットで慎重に棘をつまんで引き抜いた。ビアンカは一瞬痛みに爪を出したが、すぐに爪を仕舞い、安堵の息をついた。
『違和感がとれましたわ』
「それは良かった」
『ふんっ。木登りして刺さるとか、鈍感な小娘だな』
話しを聞いて状況を察したノエルが、窓の向こうから愚痴った。
ビアンカが両耳を立て、見えないノエルに向かって強く反論した。
『外野のくせに煩いですわよ!』
『図星だろうが』
「上から目線は良くないよ。ノエルだって、散歩の時に棘が刺さっ――」
その時、ビアンカが、ラビの膝の上に飛び乗り『シィッ、ですわよ』と囁いた。
『ラビィ、人間が来ましたわ』
ラビは、遅れて二組の足音に気付いた。
横目でそれが誰だか分かったラビは、途端に憂鬱になって憮然と唇を引き結んだ。ビアンカを抱き上げると、立ち上がりざまに振り返り、嫌悪感を露わに言い放った。
「お前ら、暇なのか?」
「母上から話しを聞いたので、様子を見に来たんですよ」
そこにいたのは、セドリックとユリシスだった。
セドリックは困ったような微笑を浮かべたが、ふと心配するようにラビを見つめ、それから辺りに少し目をやった。
「ラビ。さっき、誰かと話していませんでしたか?」
「気のせいだろ。ビアンカの尻尾に小さな棘が刺さっていたんだ。抜いたから、もう平気だよ」
ラビは窓枠に手を置くと、持っていたピンセットをさりげなく窓の外に落とした。それをノエルがさっと拾い上げ、二階のテラスまで跳躍した。
小さな風が巻き起こり、ラビと、ビアンカの柔らかい髪と毛並みを揺らめかせた。
その様子を見つめていたユリシスが、訝しげに眉を寄せた。
「何か捨てませんでしたか」
「ビアンカに刺さっていた棘を捨てただけ」
ラビは横目で答えつつ、ビアンカの頭を撫でた。
ビアンカが満足げに喉を鳴らし『好きよ、ラビィ』と濡れた鼻先で、ラビの鼻頭に触れた。ラビは答えられないかわりに、顔を伏せたまま小さく微笑んだ。何故か、遠い昔に置いて来た寂しさを覚えた。
その時、ラビは名前を呼ばれて顔を上げた。
「ラビ、少しスコーンを食べていきませんか? 母上が沢山用意してくれているんですよ」
好きだったでしょう、とセドリックが優しく訊いて来る。
ラビは鼻白むと、「何の話しだよ」と眉を顰めた。
「僕が戻った時、いつも食べているじゃないですか」
「お前が戻って来るタイミングで焼いてくれているから、ついでに食べてるんだよ」
伯爵夫人が用意するスコーンは、ジャムもいらないほど甘く作られている。子ども達が大きくなってもそれが変わらないのは、夫である伯爵が甘糖なせいだ。
四年前、長男が一時帰宅した際にも、大量のスコーンが用意されていたが、彼はそこまで菓子が食べられる男ではなかったので、ほとんど父親が意気揚々と食していた。タイミング良く居合わせたラビも、勿論喜んで食べた。
伯爵夫人は、ラビを自分の娘のように可愛がる、とても面倒見の良い優しい女性だ。一度好意に甘んじてしまったら、気を利かせて、今度はラビのために毎日でも作ってしまいそうな予感もある。
迷惑はかけたくはないし、自分の面目も守らなければならない。
ラビは後ろ髪を引かれたが、ビアンカを抱えたまま彼らの脇を通り過ぎた。
セドリックとユリシスも、当然のような顔でついて来た。
「ラビ、こっちを見て下さい。怒っているのなら謝りますから」
「怒ってないし、謝られるような事もされていない。つか、前もってハッキリ断っておくけど、慈善協力の要請については、断固拒否する」
「ちゃんと報酬は出ますよ。でも、まぁ、僕もあまり乗り気ではな――」
すると、ユリシスが、セドリックの言葉を遮るように「副隊長」と言って眼鏡を押し上げた。それでは何のために迎えの馬車を立ち寄らせたのかわかりませんよ、と彼は嫌味ったらしく言葉を続ける。
ラビは、思わず肩越しにセドリックを見上げてしまった。
「お前、今までオレに頼み事なんて、してこなかったもんな」
これまでラビは、セドリックやルーファスから、薬草師や獣師としての力を求められた事はなかった。王都の獣師のように、専門機関からの推薦や肩書きがあるわけでもないので、騎士から依頼を受られるような立場でもない。
すると、ユリシスが片眉を上げ、「こちらにも事情があるのです」と前置きして続けた。
「害獣を扱い、辺境の地まで出向いてくれるような、都合のいい獣師がすぐに掴まらないのが現状です。相手は中級クラスの害獣ですし、そもそも第三騎士団の予算の都合もあります」
「うわぁ、マジか。というか色々と最低だ」
つまり、ちょうど都合のいい素材がいたという理由だけで、白矢が立ったという事だろう。
「こちらとしては結構切羽詰まっているのですよ。氷山を抱えるヴィルドン地方は現在夏ですが、雪も氷もない町に氷狼が降りて、怪我人まで出てしまっているのですから」
『妙な話しだな。氷狼にとって、暖かさは毒だぜ』
外から戻ってきたノエルが、ラビのそばへ身を滑らせながら怪訝な顔で口を開いた。
確かに、氷狼の性質を考えれば妙な現象ではある。
「……まぁ、話しなら聞いてやってもいいけどさ。はじめにも言ったけど、オレには図鑑に載っている程度の知識しかないから、アドバイス程度にしかならないよ」
「だから、現場を見てもらった方が早いという話になっていて……」
セドリックが、非常に言いにくそうに、ぼそぼそと口にした。
「あ? どういう事だよ」
「……えっと、実は話を聞いて欲しいというより、本題としては、ラビにはこれから、僕たちと共にヴィルドン地方に来て欲しいんですよ」
ヴィルドン地方は、ここから馬車で早くても一晩はかかる距離にある広大な土地だ。その中で辺境というと、数日は馬車旅が続く可能性がある。
ラビは強烈な苛立ちを覚えた。せっかく当月中に仕事を終わらせようとしているにも関わらず、ここで数日、へたしたら一週間は超えるであろう予定なんて組まされたりしたら、薬草師としての仕事が来月まで引き延ばされてしまう。
ラビの怒気に気付いたセドリックが「ひッ」と息を呑んだ。
しかし、ユリシスが彼の前に出て、冷やかな表情でラビと睨み合った。
「同行して下さいますね?」
「オレは絶対に行かない。だから、話も聞かない事にする」
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