25 / 39
四章 遺跡編突入(2)ラビ、騎士達と遺跡内へ
しおりを挟む
乱立する巨木群の太い根を乗り越えながら、ラビはノエルのすぐ後ろを付いていき、休む事なく歩き続けた。
まだもう少しかかるだろうと思っていたら、蛇一匹見掛ける事がないまま、唐突に森が開けて、真っ平らな土地に聳え立つ巨大な建造物が姿を現した。
それは土色をした、神殿や城のような巨大な建物だった。風化の見られる壁は痛み、所々亀裂も入っているが、蔦や苔などはなく、隅々まですっかり乾燥しているように見えた。
建物周囲には、雑草一つえておらず、まるでここだけ森から切り離されているようにも感じた。吹き抜ける風も乾いていて、微かに古びた埃臭さが混じっている。
「すごく大きな遺跡だね……」
思わず、ラビは圧巻されて呟いた。こんなに大きな建造物を見たのは初めてだ。そう思っているそばで、ノエルが『扉は全部外されちまってんな』と相槌を打って、こう続けた。
『こいつは、確実に神殿だな。まず目指すのは、中心地になっている祭壇だ。大抵は、真っ直ぐ進めば辿り着くが……中がどれほど崩れているのかにもよるな』
ノエルが歩みを再開して、ラビ達は辺りの様子を窺いながら、慎重に足を進めた。
建物内は、亀裂が入ったり一部崩れている箇所から、日差しがこぼれ落ちていた。長い年月が経つ中で、自然災害などを受けて修繕や補強がされなかったせいだろう。壁の一部が剥がれ落ちている箇所も目に留まった。
ほど良い緊張感を持っていたセドリックが、第三騎士団の副隊長らしいキリリとした表情で「ノエル」と呼んだ。
「古い遺跡の危険性については、俺も経験からある程度は知っています。だから、あなたが先導役として前に立つとしても、ここからはラビには、隊列の中央にいて欲しいと考えています」
「副隊長の意見には賛成だ。俺としても、本来先陣を切る役割も持った先頭位置に、チビ獣師を置くのは反対だ」
ヴァンがそう言った。きょとんとして「なんで?」と振り返るラビを見て、少し呆れたような表情を浮かべて、けれど説く言葉を呑みこむように一度言葉を切ってから、こう続ける。
「何が起こるか分からない場所の探索については、ある程度の人数で行く場合は『何かあっても対応して突破出来るデカい奴』を前後に置くもんだ。その方が、いざって時の危険性が減る」
つまり、小さいと隊列の中央なのだろうか?
軍として動く場合の常識を知らないラビは、そう思って他のメンバーに問う目を向けてみた。すると、視線に気付いたテトが「俺いつも真ん中だぜ、んでサーバル先輩がいつも最後尾」と、普段からそうであるという様子で教えてきた。
今は第三騎士団に所属して行動している身であるし、副隊長として部下を率いている幼馴染のセドリックに、迷惑を掛ける気はなかった。「そっか」と頷いて見せたら、ノエルがちらりと目を合わせて、ちょっと肩を竦める仕草をした。
『了解、そっちの煙草臭い方が、先頭を歩くってわけか。別に構わねぇぜ。姿が見えないにしても、曲がり道があれば俺が声で指示してやる。それから繰り返しになるが、周囲にある物には安易に触れるなよ、何かしら仕掛けがされている可能性があるからな』
その注意事項を確認してすぐ、ノエルの『行こうか』の声に続いて、今度は先頭にヴァン、次にセドリックという配置で、一同は更に遺跡の奥へと進んだ。
やはり建物の内部は、一部劣化して崩れているところがあった。探索には困らない程度に視界の明るさが確保され、高い天井部分からは、太陽の光りがこぼれている。
周囲の様子を観察しながら歩いていたラビは、自分の前にいるセドリックの背中へ視線を向けた。誰かの後ろを歩くなんて普段にはない事なので、ちょっと邪魔だなと感じてしまったものの、真後ろを歩く人間が嫌過ぎて、そちらの方が気になった。
「…………おい眼鏡、なんでオレの真後ろにいるわけ?」
「『眼鏡』という名前になった覚えはありませんが?」
途端に冷やかな声が返ってくる。
それを聞いたラビは、ジロリと睨まれる視線が強くなるのを感じて、げんなりとして肩越しに目を向けた。そこにはユリシスがいて、薄い水色をした形のいい目を顰めてきた。
「いちいちギスギスした感じの視線を送ってくるの、やめない?」
「それは君の一方的な被害意識です。私は『小さいな』と思って見ていただけです」
「余計に性質(たち)悪いわ! オレの前を歩いているセドが、デカいだけなのッ」
ラビは悔しくなって、うっかり幼馴染を愛称の方で呼んだとも気付かずに、そう言い返していた。
ムキになって主張した彼女を、テトとサーバルが悪意なく「ちょっと小さめだと思うけどな」、「いや十七歳にしては小さいよ……」と見やる。彼らに背中を向けて前を歩くセドリックが、つい数秒ほど緊張感がゆるっゆるになって、口に手を当てて静かに悶えている事には、誰も気付いていなかった。
ヴァンが、真面目な表情で左手を剣の柄にかけたまま、足元に注意しながら先頭を進んでいた。前方から聞こえるノエルの『今のところ通路自体の大きな崩壊がないのは、幸いだな』という声に集中し、細かい瓦礫と土埃を踏み超えつつ尋ねる。
「おいワンコ、真っ直ぐ行くと祭壇っていう造りだと言っていたよな。神殿ってのは、今で言うところの教会みてぇなもんなのか?」
『煙草野郎、俺はワンコじゃなくて狼だ――まぁ似ているかもな。機関や住居が一緒になっているタイプだと、複雑迷路だが、そうじゃない場所は表の正面中央がメインの祭壇、その奥に色々とあんだ』
その声を耳にして、ラビはクソ忌々しい長身のユリシスから、親友のノエルへと視線を移した。
「奥に空間があるって事は、オレらは祭壇の向こうを目指すの?」
『いや、調べるのはまず、中心になっている祭壇部分の大広間だ。神殿ってのは、良い物も悪い物も保管しているから、どちらとも言えねぇんだよ。地下を持っている場所だと、案外メインの広間に仕掛けがあって、別部屋までの入口や通路が隠されている場合も多い』
「それで、まずは祭壇って言ったんだね」
『おぅ。これだけバカデカい建造物となると、かなりの人間が祭事で集まれるくらいの規模だっただろうから、調べるだけでも骨が折れそうだけどな。広く取った空間ってのは崩れやすいから、そこがちょっと気掛かりではある』
物知りなノエルに感心しつつ、ラビは足場に転がっている、建物の一部だった物らしき瓦礫に目を留めた。幅の広い通路の先を見てみると、柱が半分ほど倒壊している箇所もあった。
高い天井の穴から差しこむ太陽の光が、いくつもの筋になってこぼれ落ちている。その風景は外からざっと見た時に受けた、きちんとした建物の印象が変わるほど、年月を経て荒れてしまっているという実感も湧いた。
ラビと同じように、通路の様子を観察していた一同の中で、テトが思い付くままに口を開いた。
「でも、俺が知っている古い遺跡とかに比べると、随分キレイに残っている感じもするけどな。かなり古い時代の物だっていう印象も、そんなにないっていうか」
「歩くだけの衝撃で、崩れてしまう通路もありますからね」
ユリシスが、銀縁眼鏡のツルの部分を押し上げ、経験からそう意見する。
すると、ノエルが『こっちも同じだと思うけどな』と言った。
『多くの人間が同時に出入り出来るよう、正面部分だけが頑丈に作られているだけだろうと思うぜ? 地下が何層もあるような広間だと、どうしても床が弱くなる』
つまり進むほど、遺跡の内部は崩れている恐れがある。ほとんどの調査チームが途中で逃げ帰っているので、ここから先は、本当に未知の領域だった。
「これだけの規模だと、デカい地下空間もありそうだしなぁ……」
ジンが、ノエルが想定している懸念内容を察して、そう呟いた。
まだもう少しかかるだろうと思っていたら、蛇一匹見掛ける事がないまま、唐突に森が開けて、真っ平らな土地に聳え立つ巨大な建造物が姿を現した。
それは土色をした、神殿や城のような巨大な建物だった。風化の見られる壁は痛み、所々亀裂も入っているが、蔦や苔などはなく、隅々まですっかり乾燥しているように見えた。
建物周囲には、雑草一つえておらず、まるでここだけ森から切り離されているようにも感じた。吹き抜ける風も乾いていて、微かに古びた埃臭さが混じっている。
「すごく大きな遺跡だね……」
思わず、ラビは圧巻されて呟いた。こんなに大きな建造物を見たのは初めてだ。そう思っているそばで、ノエルが『扉は全部外されちまってんな』と相槌を打って、こう続けた。
『こいつは、確実に神殿だな。まず目指すのは、中心地になっている祭壇だ。大抵は、真っ直ぐ進めば辿り着くが……中がどれほど崩れているのかにもよるな』
ノエルが歩みを再開して、ラビ達は辺りの様子を窺いながら、慎重に足を進めた。
建物内は、亀裂が入ったり一部崩れている箇所から、日差しがこぼれ落ちていた。長い年月が経つ中で、自然災害などを受けて修繕や補強がされなかったせいだろう。壁の一部が剥がれ落ちている箇所も目に留まった。
ほど良い緊張感を持っていたセドリックが、第三騎士団の副隊長らしいキリリとした表情で「ノエル」と呼んだ。
「古い遺跡の危険性については、俺も経験からある程度は知っています。だから、あなたが先導役として前に立つとしても、ここからはラビには、隊列の中央にいて欲しいと考えています」
「副隊長の意見には賛成だ。俺としても、本来先陣を切る役割も持った先頭位置に、チビ獣師を置くのは反対だ」
ヴァンがそう言った。きょとんとして「なんで?」と振り返るラビを見て、少し呆れたような表情を浮かべて、けれど説く言葉を呑みこむように一度言葉を切ってから、こう続ける。
「何が起こるか分からない場所の探索については、ある程度の人数で行く場合は『何かあっても対応して突破出来るデカい奴』を前後に置くもんだ。その方が、いざって時の危険性が減る」
つまり、小さいと隊列の中央なのだろうか?
軍として動く場合の常識を知らないラビは、そう思って他のメンバーに問う目を向けてみた。すると、視線に気付いたテトが「俺いつも真ん中だぜ、んでサーバル先輩がいつも最後尾」と、普段からそうであるという様子で教えてきた。
今は第三騎士団に所属して行動している身であるし、副隊長として部下を率いている幼馴染のセドリックに、迷惑を掛ける気はなかった。「そっか」と頷いて見せたら、ノエルがちらりと目を合わせて、ちょっと肩を竦める仕草をした。
『了解、そっちの煙草臭い方が、先頭を歩くってわけか。別に構わねぇぜ。姿が見えないにしても、曲がり道があれば俺が声で指示してやる。それから繰り返しになるが、周囲にある物には安易に触れるなよ、何かしら仕掛けがされている可能性があるからな』
その注意事項を確認してすぐ、ノエルの『行こうか』の声に続いて、今度は先頭にヴァン、次にセドリックという配置で、一同は更に遺跡の奥へと進んだ。
やはり建物の内部は、一部劣化して崩れているところがあった。探索には困らない程度に視界の明るさが確保され、高い天井部分からは、太陽の光りがこぼれている。
周囲の様子を観察しながら歩いていたラビは、自分の前にいるセドリックの背中へ視線を向けた。誰かの後ろを歩くなんて普段にはない事なので、ちょっと邪魔だなと感じてしまったものの、真後ろを歩く人間が嫌過ぎて、そちらの方が気になった。
「…………おい眼鏡、なんでオレの真後ろにいるわけ?」
「『眼鏡』という名前になった覚えはありませんが?」
途端に冷やかな声が返ってくる。
それを聞いたラビは、ジロリと睨まれる視線が強くなるのを感じて、げんなりとして肩越しに目を向けた。そこにはユリシスがいて、薄い水色をした形のいい目を顰めてきた。
「いちいちギスギスした感じの視線を送ってくるの、やめない?」
「それは君の一方的な被害意識です。私は『小さいな』と思って見ていただけです」
「余計に性質(たち)悪いわ! オレの前を歩いているセドが、デカいだけなのッ」
ラビは悔しくなって、うっかり幼馴染を愛称の方で呼んだとも気付かずに、そう言い返していた。
ムキになって主張した彼女を、テトとサーバルが悪意なく「ちょっと小さめだと思うけどな」、「いや十七歳にしては小さいよ……」と見やる。彼らに背中を向けて前を歩くセドリックが、つい数秒ほど緊張感がゆるっゆるになって、口に手を当てて静かに悶えている事には、誰も気付いていなかった。
ヴァンが、真面目な表情で左手を剣の柄にかけたまま、足元に注意しながら先頭を進んでいた。前方から聞こえるノエルの『今のところ通路自体の大きな崩壊がないのは、幸いだな』という声に集中し、細かい瓦礫と土埃を踏み超えつつ尋ねる。
「おいワンコ、真っ直ぐ行くと祭壇っていう造りだと言っていたよな。神殿ってのは、今で言うところの教会みてぇなもんなのか?」
『煙草野郎、俺はワンコじゃなくて狼だ――まぁ似ているかもな。機関や住居が一緒になっているタイプだと、複雑迷路だが、そうじゃない場所は表の正面中央がメインの祭壇、その奥に色々とあんだ』
その声を耳にして、ラビはクソ忌々しい長身のユリシスから、親友のノエルへと視線を移した。
「奥に空間があるって事は、オレらは祭壇の向こうを目指すの?」
『いや、調べるのはまず、中心になっている祭壇部分の大広間だ。神殿ってのは、良い物も悪い物も保管しているから、どちらとも言えねぇんだよ。地下を持っている場所だと、案外メインの広間に仕掛けがあって、別部屋までの入口や通路が隠されている場合も多い』
「それで、まずは祭壇って言ったんだね」
『おぅ。これだけバカデカい建造物となると、かなりの人間が祭事で集まれるくらいの規模だっただろうから、調べるだけでも骨が折れそうだけどな。広く取った空間ってのは崩れやすいから、そこがちょっと気掛かりではある』
物知りなノエルに感心しつつ、ラビは足場に転がっている、建物の一部だった物らしき瓦礫に目を留めた。幅の広い通路の先を見てみると、柱が半分ほど倒壊している箇所もあった。
高い天井の穴から差しこむ太陽の光が、いくつもの筋になってこぼれ落ちている。その風景は外からざっと見た時に受けた、きちんとした建物の印象が変わるほど、年月を経て荒れてしまっているという実感も湧いた。
ラビと同じように、通路の様子を観察していた一同の中で、テトが思い付くままに口を開いた。
「でも、俺が知っている古い遺跡とかに比べると、随分キレイに残っている感じもするけどな。かなり古い時代の物だっていう印象も、そんなにないっていうか」
「歩くだけの衝撃で、崩れてしまう通路もありますからね」
ユリシスが、銀縁眼鏡のツルの部分を押し上げ、経験からそう意見する。
すると、ノエルが『こっちも同じだと思うけどな』と言った。
『多くの人間が同時に出入り出来るよう、正面部分だけが頑丈に作られているだけだろうと思うぜ? 地下が何層もあるような広間だと、どうしても床が弱くなる』
つまり進むほど、遺跡の内部は崩れている恐れがある。ほとんどの調査チームが途中で逃げ帰っているので、ここから先は、本当に未知の領域だった。
「これだけの規模だと、デカい地下空間もありそうだしなぁ……」
ジンが、ノエルが想定している懸念内容を察して、そう呟いた。
42
あなたにおすすめの小説
待ち伏せされた悪役令嬢、幼馴染み騎士団長と初恋をやり直す。
待鳥園子
恋愛
悪役令嬢クラウディア・エズモンドとして転生し、前世の記憶が婚約破棄の夜会数日前に戻った。
もう婚約破棄されることは避けられない。覚悟を決めて夜会が開催される大広間に向かう途中、騎士団長であるオルランド・フィンリーに呼び止められ……。
【完結】モブのメイドが腹黒公爵様に捕まりました
ベル
恋愛
皆さまお久しぶりです。メイドAです。
名前をつけられもしなかった私が主人公になるなんて誰が思ったでしょうか。
ええ。私は今非常に困惑しております。
私はザーグ公爵家に仕えるメイド。そして奥様のソフィア様のもと、楽しく時に生温かい微笑みを浮かべながら日々仕事に励んでおり、平和な生活を送らせていただいておりました。
...あの腹黒が現れるまでは。
『無口な旦那様は妻が可愛くて仕方ない』のサイドストーリーです。
個人的に好きだった二人を今回は主役にしてみました。
【完結】きみは、俺のただひとり ~神様からのギフト~
Mimi
恋愛
若様がお戻りになる……
イングラム伯爵領に住む私設騎士団御抱え治療士デイヴの娘リデルがそれを知ったのは、王都を揺るがす第2王子魅了事件解決から半年経った頃だ。
王位継承権2位を失った第2王子殿下のご友人の栄誉に預かっていた若様のジェレマイアも後継者から外されて、領地に戻されることになったのだ。
リデルとジェレマイアは、幼い頃は交流があったが、彼が王都の貴族学院の入学前に婚約者を得たことで、それは途絶えていた。
次期領主の少年と平民の少女とでは身分が違う。
婚約も破棄となり、約束されていた輝かしい未来も失って。
再び、リデルの前に現れたジェレマイアは……
* 番外編の『最愛から2番目の恋』完結致しました
そちらの方にも、お立ち寄りいただけましたら、幸いです
身代わり令嬢、恋した公爵に真実を伝えて去ろうとしたら、絡めとられる(ごめんなさぁぁぁぁい!あなたの本当の婚約者は、私の姉です)
柳葉うら
恋愛
(ごめんなさぁぁぁぁい!)
辺境伯令嬢のウィルマは心の中で土下座した。
結婚が嫌で家出した姉の身代わりをして、誰もが羨むような素敵な公爵様の婚約者として会ったのだが、公爵あまりにも良い人すぎて、申し訳なくて仕方がないのだ。
正直者で面食いな身代わり令嬢と、そんな令嬢のことが実は昔から好きだった策士なヒーローがドタバタとするお話です。
さくっと読んでいただけるかと思います。
【完結】お察し令嬢は今日も婚約者の心を勝手にお察しする
キムラましゅろう
恋愛
ロッテンフィールド公爵令嬢オフィーリアは幼い頃に祖母に教えられた“察する”という処世術を忠実に守ってきた。
そんなオフィーリアの婚約者はこの国の王太子、エルリック。
オフィーリアはずっと、エルリックの心を慮り察することで彼の婚約者として研鑽してきた。
そんなある日、オフィーリアは王宮の庭園でエルリックと伯爵令嬢バネッサの仲睦まじい姿を目の当たりにしてしまう。
そこでオフィーリアは察したのだった。エルリックが真に妃として望むのはバネッサなのだと。
それを察したオフィーリアはエルリックのために婚約解消を決意するが……?
mixi2異世界恋愛作家部、氷雨そら先生主催の『愛が重いヒーロー企画』参加作品です。
完全ご都合主義。誤字脱字、ごめんあそばせ。
\_(・ω・`)ココ重要!テストデルヨ!
華麗なる表紙は、
作家のあさぎかな先生のコラージュ作品です✨
❤︎.*(ノ ˘͈ 。˘͈)ノᵕᵕ)╮アリガタヤー✨
好きすぎます!※殿下ではなく、殿下の騎獣が
和島逆
恋愛
「ずっと……お慕い申し上げておりました」
エヴェリーナは伯爵令嬢でありながら、飛空騎士団の騎獣世話係を目指す。たとえ思いが叶わずとも、大好きな相手の側にいるために。
けれど騎士団長であり王弟でもあるジェラルドは、自他ともに認める女嫌い。エヴェリーナの告白を冷たく切り捨てる。
「エヴェリーナ嬢。あいにくだが」
「心よりお慕いしております。大好きなのです。殿下の騎獣──……ライオネル様のことが!」
──エヴェリーナのお目当ては、ジェラルドではなく獅子の騎獣ライオネルだったのだ。
絶対、離婚してみせます!! 皇子に利用される日々は終わりなんですからね
迷い人
恋愛
命を助けてもらう事と引き換えに、皇家に嫁ぐ事を約束されたラシーヌ公爵令嬢ラケシスは、10歳を迎えた年に5歳年上の第五皇子サリオンに嫁いだ。
愛されていると疑う事無く8年が過ぎた頃、夫の本心を知ることとなったが、ラケシスから離縁を申し出る事が出来ないのが現実。 悩むラケシスを横目に、サリオンは愛妾を向かえる準備をしていた。
「ダグラス兄様、助けて、助けて助けて助けて」
兄妹のように育った幼馴染であり、命の恩人である第四皇子にラケシスは助けを求めれば、ようやく愛しい子が自分の手の中に戻ってくるのだと、ダグラスは動き出す。
側妃の条件は「子を産んだら離縁」でしたが、孤独な陛下を癒したら、執着されて離してくれません!
花瀬ゆらぎ
恋愛
「おまえには、国王陛下の側妃になってもらう」
婚約者と親友に裏切られ、傷心の伯爵令嬢イリア。
追い打ちをかけるように父から命じられたのは、若き国王フェイランの側妃になることだった。
しかし、王宮で待っていたのは、「世継ぎを産んだら離縁」という非情な条件。
夫となったフェイランは冷たく、侍女からは蔑まれ、王妃からは「用が済んだら去れ」と突き放される。
けれど、イリアは知ってしまう。 彼が兄の死と誤解に苦しみ、誰よりも孤独の中にいることを──。
「私は、陛下の幸せを願っております。だから……離縁してください」
フェイランを想い、身を引こうとしたイリア。
しかし、無関心だったはずの陛下が、イリアを強く抱きしめて……!?
「離縁する気か? 許さない。私の心を乱しておいて、逃げられると思うな」
凍てついた王の心を溶かしたのは、売られた側妃の純真な愛。
孤独な陛下に執着され、正妃へと昇り詰める逆転ラブロマンス!
※ 以下のタイトルにて、ベリーズカフェでも公開中。
【側妃の条件は「子を産んだら離縁」でしたが、陛下は私を離してくれません】
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる