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「はっ!」
朝日とともに、ルーチェは覚醒した。隣ではエリアスが瞼をぴったりと閉じて、静かに眠っているようだった。
──やってしまった!
ルーチェは頭をかかえた。
下腹部の辺りにはじんじんとしたかすかな痛みが残っているし、何より──ルーチェは全裸なのだ。
ルーチェはそっとかけ布団をめくった。やはりエリアスも引き締まった体をシーツの上に晒している。
──やってしまった!
とルーチェは前髪をかきむしった。
やってしまったとは、言葉通りの意味ではある。破滅の未来を変えるためにエリアスから物理的に距離を取るためにルーチェは旅に出た。
エリアスを愛しているからこそ、彼と離れる決断をしたのだ。それなのに、なぜかエリアスが追ってきて、前から好きだったと言われて上手く突き放せなくなって、最終的には乙女の操を捧げてしまった。
──作戦失敗どころの騒ぎじゃない。
ルーチェは静かに、けれど深くため息をついた。
──けど、けど。けど。ほら、男の人って手に入れると興味をなくすっていうか、「した」女性より「しなかった」女の人の方が心に残るって言うし。だからほら、もうこれでエリアス様もすっきりするかもしれないし……。
「ルーチェ」
「ひゃっ!」
いつの間にかエリアスが起き上がって、ルーチェの頬にキスをしてきた。どうやら用意周到なことに、狸寝入りだったらしい。
「おはよう」
「お、お、おはようございます……」
相変わらずの甘い声に、ルーチェはドギマギするしかない。
「寝顔も可愛いけれど、起きているルーチェはもっと可愛いよね」
「は!?」
どうやら一夜明けても──関係が発展したとしても、エリアスの中ではこれで一区切り、目的達成という感覚はまるでない様子だった。
「体は痛くない? 連れていくよ」
そう言って、一糸まとわぬ姿のルーチェを抱えてバスルームに連行しようとする。
「だ、大丈夫ですっ!」
そう言って着るものを探すものの、ベッドの近くにはルーチェの衣服はない。寝具で体を隠してはいるものの、ルーチェは素っ裸だ。
「……」
部屋の中を裸でうろつくのは避けたい。しかし「こちらを見ないでください」と頼んだところで、今のエリアスを言葉で制御できる気もしなかった。
「どうしたの?」
「あの、エリアス様。私の服が……」
「はい。ごめんね」
差し出された衣類を見て、ルーチェはエリアスのことを侮っていたのかもしれないと思った。
──エリアスがルーチェに渡してきたのは、彼のシャツだったから。
「な……なんですか、それ!」
この世界にも「彼シャツ」という概念があるのかと、ルーチェは仰天した。いや、大人の男女の間ではあるかもしれないが、まさか自分がこの状況になるとは思っていなかった。
「僕は君がそのままの姿でも一向に構わないけれど」
「私は構います!」
顔を真っ赤にして抗議するルーチェを、エリアスは嬉しそうに見つめている。
──どうしよう。距離感がどんどん近くなってきてる……!
「コーヒーを淹れるよ」
朝食ももう来るはずだと言われて、ルーチェの胃がぐるると動いた。
「……いただきます」
ひとまず、ルーチェはエリアスから白いシャツを受け取って、袖を通すことにした。しっかりボタンを留めれば、小柄なルーチェはなんとか腰のあたりまで隠すことができる。
「おお」
エリアスは立ち上がったルーチェの声を見て感嘆の声を上げた。
「見ないでください」
ルーチェは枕を掴んで、自分が見えないようにエリアスの顔に押し当てた。
「もう、からかわないでください」
ルーチェはつとめて平静を装うことにした。
そう、あれはきっと昨晩お酒を飲んでしまったせい。あとは──ドレスのせい。もっと地味な服を着なきゃ。エリアス様の劣情を刺激しないようなね……。
ルーチェが何を着るか悩んでいると、背後から腕が伸びて、するりと腰を抱き寄せられた。
「きゃっ……!」
柔らかい香りと体温に包まれて、ルーチェは声にならない抗議を喉の奥で飲み込んだ。
「一緒にバルコニーでコーヒーを飲もう」
「私、こんな格好ですし……」
「それがいいんだ。特別感がある。あのまま王都にいたら、絶対に見られない君の姿を、沢山見ることができる」
エリアスが愛おしそうにルーチェの首筋に顔を埋めてきて、ルーチェはやっぱり言葉に詰まってしまうのだった。
「……あの、エリアス様」
「うん?」
ルーチェはされるがままに、海に面したバルコニーで爽やかな風を受けながら、エリアスの膝の上に乗っている。もちろん、身に纏うのは白いシャツ一枚だ。なんとか下着だけは履かせてもらえたが。
「私たち……昨夜のことは……なかったことに、できませんよね……?」
コーヒーに口をつけながらも、さすがのルーチェも一線を越えてしまったし、言われるがままにシャツを着て、膝の上でコーヒーを飲んでいる状況は、もうどうにも言い逃れできないとは思う。
「当然だよ。だって僕は……君に受け入れてもらって、すごく嬉しかったから」
エリアスの青い瞳は海の色を映したように澄んでいて、その気持ちに素直に答えられないルーチェは胸が苦しくなる。
思わず膝から降りようと身じろぎしたところを、抱き止められた。首筋に落ちた唇は、キスというには軽く、まるで子猫がじゃれているようだ。
「く、くすぐったいです……」
「ごめん。もう少しだけ、このままで」
「……エリアス様、毎回そう言いますけど……結構、長いですよね。あと、足フェチではなくて首の方が好きそうというか」
「ルーチェの体なら、全身どこでも好きだよ」
エリアスはそう言って、ルーチェのあらわになった太股に手を伸ばした。
「も、もう! 朝食が終わったなら、私、戻ります! せっかくの船旅を楽しまないと損ですからね!」
「僕は一日中、こうしていたい」
ずっとこの旅が終わらなければいいのに、とエリアスは口にした。けれどそれはルーチェに対するお願いではなくて──叶わない夢物語について語っているように、ルーチェには思えた。
朝日とともに、ルーチェは覚醒した。隣ではエリアスが瞼をぴったりと閉じて、静かに眠っているようだった。
──やってしまった!
ルーチェは頭をかかえた。
下腹部の辺りにはじんじんとしたかすかな痛みが残っているし、何より──ルーチェは全裸なのだ。
ルーチェはそっとかけ布団をめくった。やはりエリアスも引き締まった体をシーツの上に晒している。
──やってしまった!
とルーチェは前髪をかきむしった。
やってしまったとは、言葉通りの意味ではある。破滅の未来を変えるためにエリアスから物理的に距離を取るためにルーチェは旅に出た。
エリアスを愛しているからこそ、彼と離れる決断をしたのだ。それなのに、なぜかエリアスが追ってきて、前から好きだったと言われて上手く突き放せなくなって、最終的には乙女の操を捧げてしまった。
──作戦失敗どころの騒ぎじゃない。
ルーチェは静かに、けれど深くため息をついた。
──けど、けど。けど。ほら、男の人って手に入れると興味をなくすっていうか、「した」女性より「しなかった」女の人の方が心に残るって言うし。だからほら、もうこれでエリアス様もすっきりするかもしれないし……。
「ルーチェ」
「ひゃっ!」
いつの間にかエリアスが起き上がって、ルーチェの頬にキスをしてきた。どうやら用意周到なことに、狸寝入りだったらしい。
「おはよう」
「お、お、おはようございます……」
相変わらずの甘い声に、ルーチェはドギマギするしかない。
「寝顔も可愛いけれど、起きているルーチェはもっと可愛いよね」
「は!?」
どうやら一夜明けても──関係が発展したとしても、エリアスの中ではこれで一区切り、目的達成という感覚はまるでない様子だった。
「体は痛くない? 連れていくよ」
そう言って、一糸まとわぬ姿のルーチェを抱えてバスルームに連行しようとする。
「だ、大丈夫ですっ!」
そう言って着るものを探すものの、ベッドの近くにはルーチェの衣服はない。寝具で体を隠してはいるものの、ルーチェは素っ裸だ。
「……」
部屋の中を裸でうろつくのは避けたい。しかし「こちらを見ないでください」と頼んだところで、今のエリアスを言葉で制御できる気もしなかった。
「どうしたの?」
「あの、エリアス様。私の服が……」
「はい。ごめんね」
差し出された衣類を見て、ルーチェはエリアスのことを侮っていたのかもしれないと思った。
──エリアスがルーチェに渡してきたのは、彼のシャツだったから。
「な……なんですか、それ!」
この世界にも「彼シャツ」という概念があるのかと、ルーチェは仰天した。いや、大人の男女の間ではあるかもしれないが、まさか自分がこの状況になるとは思っていなかった。
「僕は君がそのままの姿でも一向に構わないけれど」
「私は構います!」
顔を真っ赤にして抗議するルーチェを、エリアスは嬉しそうに見つめている。
──どうしよう。距離感がどんどん近くなってきてる……!
「コーヒーを淹れるよ」
朝食ももう来るはずだと言われて、ルーチェの胃がぐるると動いた。
「……いただきます」
ひとまず、ルーチェはエリアスから白いシャツを受け取って、袖を通すことにした。しっかりボタンを留めれば、小柄なルーチェはなんとか腰のあたりまで隠すことができる。
「おお」
エリアスは立ち上がったルーチェの声を見て感嘆の声を上げた。
「見ないでください」
ルーチェは枕を掴んで、自分が見えないようにエリアスの顔に押し当てた。
「もう、からかわないでください」
ルーチェはつとめて平静を装うことにした。
そう、あれはきっと昨晩お酒を飲んでしまったせい。あとは──ドレスのせい。もっと地味な服を着なきゃ。エリアス様の劣情を刺激しないようなね……。
ルーチェが何を着るか悩んでいると、背後から腕が伸びて、するりと腰を抱き寄せられた。
「きゃっ……!」
柔らかい香りと体温に包まれて、ルーチェは声にならない抗議を喉の奥で飲み込んだ。
「一緒にバルコニーでコーヒーを飲もう」
「私、こんな格好ですし……」
「それがいいんだ。特別感がある。あのまま王都にいたら、絶対に見られない君の姿を、沢山見ることができる」
エリアスが愛おしそうにルーチェの首筋に顔を埋めてきて、ルーチェはやっぱり言葉に詰まってしまうのだった。
「……あの、エリアス様」
「うん?」
ルーチェはされるがままに、海に面したバルコニーで爽やかな風を受けながら、エリアスの膝の上に乗っている。もちろん、身に纏うのは白いシャツ一枚だ。なんとか下着だけは履かせてもらえたが。
「私たち……昨夜のことは……なかったことに、できませんよね……?」
コーヒーに口をつけながらも、さすがのルーチェも一線を越えてしまったし、言われるがままにシャツを着て、膝の上でコーヒーを飲んでいる状況は、もうどうにも言い逃れできないとは思う。
「当然だよ。だって僕は……君に受け入れてもらって、すごく嬉しかったから」
エリアスの青い瞳は海の色を映したように澄んでいて、その気持ちに素直に答えられないルーチェは胸が苦しくなる。
思わず膝から降りようと身じろぎしたところを、抱き止められた。首筋に落ちた唇は、キスというには軽く、まるで子猫がじゃれているようだ。
「く、くすぐったいです……」
「ごめん。もう少しだけ、このままで」
「……エリアス様、毎回そう言いますけど……結構、長いですよね。あと、足フェチではなくて首の方が好きそうというか」
「ルーチェの体なら、全身どこでも好きだよ」
エリアスはそう言って、ルーチェのあらわになった太股に手を伸ばした。
「も、もう! 朝食が終わったなら、私、戻ります! せっかくの船旅を楽しまないと損ですからね!」
「僕は一日中、こうしていたい」
ずっとこの旅が終わらなければいいのに、とエリアスは口にした。けれどそれはルーチェに対するお願いではなくて──叶わない夢物語について語っているように、ルーチェには思えた。
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