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ルイス
しおりを挟む驚いた。
まさか、お嬢様が闇の力を持つとは。
魔法の発動の仕方も普通ならニ、三日かけて覚えるところだが、お嬢様はたった一日で習得してしまわれた。
私はアルフレッド様の元へ急いで向かう。
「アルフレッド様!!」
「どうした、ルイス」
執務室でお仕事をなさっていた、アルフレッド様は
顔を上げる。
その顔はげんなりしていた。
おそらく、男の私がお嬢様と一緒にいることに
嫉妬しているのだろう。
だが、重要なのはそこではない。
「ヴァイオレットお嬢様が……」
「なにっ?娘に何かあったのか!」
アルフレッド様が私に詰め寄る。
「違うのです」
「では何だ!まさかお前ヴァイオレット
に何かしたのか!」
どこまで親バカなんだこの人は。
私ははぁっとため息をついた。
「違います。実はヴァイオレットお嬢様に闇の力があることが判明したのです。」
アルフレッド様は大きく目を見開く。
「なん……だと?それは本当なのか」
「はい、本当です。」
「このままではヴァイオレットが危ない」
アルフレッド様がつぶやいた。
「お嬢様にはこのことは口外しないように言いましたが、お嬢様の魔力は強力です。何らかの形で知られることがあるでしょう。その力を悪用しようと考える者や、聖女だと崇める者まで出てくるかもしれません。」
最悪、危害を加える者も。
「そうだな。ヴァイオレットには悪いが、しばらくこの屋敷を出ないでもらおう。」
真剣な面持ちで、顔の前で手を組むアルフレッド様。
「その方がいいでしょうね」
私は頷いた。お嬢様には酷だが身を守るために
屋敷にいてもらうしかない。
まさか闇の女神の力を持つ者が近くにいるなんて。
信じられないが、今はお嬢様を守ること
を考えよう。
アルフレッド様はイザベル様にもこのことを伝えた。
「まぁ、レティが闇の力を?!」
「あぁ、そうらしい」
アルフレッド様が不安げにため息をついた。
「さすがは、わたしたちの子ね!」
イザベル様、楽観的すぎ……
「それにしても屋敷に閉じ込めるなんてあの子が納得するかしら」
屋敷を出ないようにと言ってもお嬢様が嫌がるんじゃないかと思ったらしい。
「確かにそうだが、仕方ないだろう?俺たちの可愛い子を守るにはそれしかない。」
アルフレッド様がイザベル様のおでこに
キスを落とした。
人前でイチャイチャしないでくれますかね。
「分かったわ……でも二人とも心配しすぎじゃないかしら?」
イザベル様が首を傾げた。
「いや!神の力を持つ者はそういない!だからわたし達で守るしかないんだ」
熱弁するアルフレッド様。
「そうですよ!」
私も声を上げるとイザベル様は私たちを交互に見て
「あなたとルイスがそう言うなら仕方ないわね、分かったわ何としてもあの子を守りましょう」
奥様はにっこり笑ったのだった。
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