1 / 62
追放と金貨増殖バグ
しおりを挟む
「ヘンリー、お前はというヤツは……もういい、私の目の前から消えてくれないか」
ギルドの上司ガヘリスは深い溜息を漏らし、僕にそう宣告した。これはつまり“クビ”って事? ウソでしょ……クビなんかにされたら、どう生活すればいいんだ。借金だってたくさんあるのに。
「ご、ご冗談でしょう?」
「冗談に見えるか、ヘンリー。私は本気だぞ。貴様のような無能落ちこぼれは、我がギルドには不要だ。目障りだ!!」
馬鹿な。この帝国にある大手ギルドをひとりで回していたのは僕だ。女性の受付嬢もいるけれど、それを纏め上げていた実質的なリーダーも僕だった。なのに、クビだって!? 僕がいなくなったら、この職場は回らないぞ。
そう訴えても、ガヘリスは頑なに“消えろ”と言うばかり。そんな横暴な。
「考え直してください、ガヘリスさん」
「もう決定した事だ。覆すことは出来ない。ヘンリー、お前には『国外退去』の命令も下っているぞ……はっはっは」
「――は? 国外退去?」
「ほら、この書類に目を通してみろ」
ガヘリスから一枚の紙を受け取る。そこには“ヘンリーをランカスター帝国から追放する”と書かれていた。きちんと国の判も押されている。本物だ……。
――その瞬間、僕の視界が歪んでいく。
しまった……あの紙には魔力が込められていたらしい。読み上げた瞬間に『強制テレポート』を食らい、僕はどこかへと飛ばされてしまった――。
……なんて事だ。
信じられない。
三年ほど頑張ってギルドを支えて来たのに、この仕打ち。そりゃ、ガヘリスが僕を見下していたり、よく思っていないというのは噂に聞いていた。けれど、ここまでやるか。
こんなのってないよ……。
――気づくと僕は帝国の外に放り出されていた。国が小さく見える。どうやら、かなりの距離があるな。ここは荒野で何もない地帯だし、戻るのは大変だ。しかも『追放』を受けたから、もう戻れない。
帝国の法律により、追放を受けた者の入国は認められなかった。僕はおしまいだ。何もかも失った……。
そんな時だった。
青空から『ひゅ~~~』と何か落ちてくるような音がしていた。……なんだ、この音?? 空を見上げると黒い影が落ちていた。
鳥? いや、違う。
それにしては巨大だ。
じゃあ、あれは――うわッ、人間だ!!
まずいぞ、受け止めないと死んじゃうよ、あの落下速度だと。しかも、女の子っぽいぞ。銀髪の女の子!? なんで空から!
「ちょ、ウソでしょ!!」
必死に受け止めようとするけど、僕は『元ギルド職員』で『ぷちテイマー』という弱小職。運動神経もよくないので、女の子のキャッチは無理だった。
受け止められず――
ずどぉぉぉぉぉんと地響きが鳴り響き、女の子は地面へ激突。地面に人型が出来ていた。あ~…なんてことだ!!
「き、君……大丈夫か!!」
人型の穴を覗く。
すると、ぴょこっと顔を出す少女。
銀髪の可愛らしい顔立ちをした女の子だった。服は……修道服かな。なんだか『ヨーク共和国』の人っぽい雰囲気だ。
「助けて頂きありがとうございます! わたくしは聖女の『ヨーク』と申します。以後お見知りおきを」
「――いや、君よく無事だったね。頑丈だなあ。ちなみに、僕はヘンリーと言うけどね」
「ええ、あれくらいは平気です。それより、これは運命の邂逅ですよ、ヘンリーさん!」
なんだか友好的というか馴染むの早いなぁ。僕はまだ女の子が空から降ってきた時点で大事件だっていうのに、気持ちの切り替えが追い付かない。
銀髪の少女は“ヨーク”というのか。
ヨーク?
それって共和国の名前と一致しているじゃないか。偶然か? ――とにかく、なるほど。こうして汚れを払い、立たせると綺麗な身なりをしている。普通に歩いていれば目立つレベルの容姿。染みひとつない白肌はツルツルのモチモチ。凄いな。特徴的な赤と青のオッドアイは、宝石のように輝いていた。
「運命ねぇ。でも、僕はランカスター帝国を追い出された無能だよ?」
「そんなの関係ありません。わたくしとヘンリーさんは出会うべくして出会ったんですから。――だから、この素晴らしい能力を差し上げます」
突然、手を繋がれ僕はびっくりした。女の子から手を繋がれるとか、そんなの人生で初めてだったからだ。ヤバ……ドキドキする。
すると、僕は金色のオーラに包まれた。突然、膨大な魔力が流入してきた。このヨークから!?
「こ、これは……!」
「それはギフト『変換』能力です! あらゆる物体を“お金”に換えちゃうんですよ。凄くないですか!?」
自信満々にヨークは笑うが、事態は急変。手を放した瞬間、俺の右手から『金貨』が出まくった――!!
「うああああああああああああ……!! なんだこりゃああああああああああ……!!」
噴水のように次々に本物の金貨が溢れ出る。どんどん増え続け、僕は腰を抜かした。なんだ、なんなんだこれ!!
「あれ……おかしいですね。その能力は、物体を変換してお金を作るギフトだったんですが……どうやら、失敗しちゃたみたいです。テヘペロッ」
「テヘペロッじゃねえええええ!! なんとかしてくれ! このままだと金貨に押しつぶされてしまうよ!」
まだ金貨が右手から出てくるんですけどー! もう山盛りだ。一見すれば大金持ちなのだが、そんな場合ではない。
「そ、そうですね。では、すと~っぷ!」
と、ヨークが僕の“左手”を握ると、金貨の増殖は止まった。……なんだよこれ!
おかげで金貨が樽一杯分は出てきた。これだけあれば『城』が建つぞ。てか、一生遊んで暮らせる。貴族だってこんな金貨は持っていない。
「これ、どうする……」
「金貨をアイテムボックスで回収して下さい。そうしないと、持てないでしょう?」
幸い、僕は元ギルド職員。お金の管理も任されていたので、アイテムボックスは無駄にあった。これくらいなら余裕で収納できる。
冷静に金貨に触れ、僕は『回収』を発動。山盛りとなっていた金貨を全部回収した。こんな時は銀行も任されて良かったと思った。けれど、そういう問題か!? 一気に金持ちになってしまったけど、本当にこれでいいのか?
「ねえ、君。このスキルってなんだよ」
「言ったでしょう、ギフトであり、変換スキルだと。でも、ちょっと違ったみたいです。これでは『金貨増殖バグ』ですね。あはは……」
僕は、自称聖女からそんな『ギフト』を貰い、一瞬で転落人生から勝ち組になってしまった。
ギルドの上司ガヘリスは深い溜息を漏らし、僕にそう宣告した。これはつまり“クビ”って事? ウソでしょ……クビなんかにされたら、どう生活すればいいんだ。借金だってたくさんあるのに。
「ご、ご冗談でしょう?」
「冗談に見えるか、ヘンリー。私は本気だぞ。貴様のような無能落ちこぼれは、我がギルドには不要だ。目障りだ!!」
馬鹿な。この帝国にある大手ギルドをひとりで回していたのは僕だ。女性の受付嬢もいるけれど、それを纏め上げていた実質的なリーダーも僕だった。なのに、クビだって!? 僕がいなくなったら、この職場は回らないぞ。
そう訴えても、ガヘリスは頑なに“消えろ”と言うばかり。そんな横暴な。
「考え直してください、ガヘリスさん」
「もう決定した事だ。覆すことは出来ない。ヘンリー、お前には『国外退去』の命令も下っているぞ……はっはっは」
「――は? 国外退去?」
「ほら、この書類に目を通してみろ」
ガヘリスから一枚の紙を受け取る。そこには“ヘンリーをランカスター帝国から追放する”と書かれていた。きちんと国の判も押されている。本物だ……。
――その瞬間、僕の視界が歪んでいく。
しまった……あの紙には魔力が込められていたらしい。読み上げた瞬間に『強制テレポート』を食らい、僕はどこかへと飛ばされてしまった――。
……なんて事だ。
信じられない。
三年ほど頑張ってギルドを支えて来たのに、この仕打ち。そりゃ、ガヘリスが僕を見下していたり、よく思っていないというのは噂に聞いていた。けれど、ここまでやるか。
こんなのってないよ……。
――気づくと僕は帝国の外に放り出されていた。国が小さく見える。どうやら、かなりの距離があるな。ここは荒野で何もない地帯だし、戻るのは大変だ。しかも『追放』を受けたから、もう戻れない。
帝国の法律により、追放を受けた者の入国は認められなかった。僕はおしまいだ。何もかも失った……。
そんな時だった。
青空から『ひゅ~~~』と何か落ちてくるような音がしていた。……なんだ、この音?? 空を見上げると黒い影が落ちていた。
鳥? いや、違う。
それにしては巨大だ。
じゃあ、あれは――うわッ、人間だ!!
まずいぞ、受け止めないと死んじゃうよ、あの落下速度だと。しかも、女の子っぽいぞ。銀髪の女の子!? なんで空から!
「ちょ、ウソでしょ!!」
必死に受け止めようとするけど、僕は『元ギルド職員』で『ぷちテイマー』という弱小職。運動神経もよくないので、女の子のキャッチは無理だった。
受け止められず――
ずどぉぉぉぉぉんと地響きが鳴り響き、女の子は地面へ激突。地面に人型が出来ていた。あ~…なんてことだ!!
「き、君……大丈夫か!!」
人型の穴を覗く。
すると、ぴょこっと顔を出す少女。
銀髪の可愛らしい顔立ちをした女の子だった。服は……修道服かな。なんだか『ヨーク共和国』の人っぽい雰囲気だ。
「助けて頂きありがとうございます! わたくしは聖女の『ヨーク』と申します。以後お見知りおきを」
「――いや、君よく無事だったね。頑丈だなあ。ちなみに、僕はヘンリーと言うけどね」
「ええ、あれくらいは平気です。それより、これは運命の邂逅ですよ、ヘンリーさん!」
なんだか友好的というか馴染むの早いなぁ。僕はまだ女の子が空から降ってきた時点で大事件だっていうのに、気持ちの切り替えが追い付かない。
銀髪の少女は“ヨーク”というのか。
ヨーク?
それって共和国の名前と一致しているじゃないか。偶然か? ――とにかく、なるほど。こうして汚れを払い、立たせると綺麗な身なりをしている。普通に歩いていれば目立つレベルの容姿。染みひとつない白肌はツルツルのモチモチ。凄いな。特徴的な赤と青のオッドアイは、宝石のように輝いていた。
「運命ねぇ。でも、僕はランカスター帝国を追い出された無能だよ?」
「そんなの関係ありません。わたくしとヘンリーさんは出会うべくして出会ったんですから。――だから、この素晴らしい能力を差し上げます」
突然、手を繋がれ僕はびっくりした。女の子から手を繋がれるとか、そんなの人生で初めてだったからだ。ヤバ……ドキドキする。
すると、僕は金色のオーラに包まれた。突然、膨大な魔力が流入してきた。このヨークから!?
「こ、これは……!」
「それはギフト『変換』能力です! あらゆる物体を“お金”に換えちゃうんですよ。凄くないですか!?」
自信満々にヨークは笑うが、事態は急変。手を放した瞬間、俺の右手から『金貨』が出まくった――!!
「うああああああああああああ……!! なんだこりゃああああああああああ……!!」
噴水のように次々に本物の金貨が溢れ出る。どんどん増え続け、僕は腰を抜かした。なんだ、なんなんだこれ!!
「あれ……おかしいですね。その能力は、物体を変換してお金を作るギフトだったんですが……どうやら、失敗しちゃたみたいです。テヘペロッ」
「テヘペロッじゃねえええええ!! なんとかしてくれ! このままだと金貨に押しつぶされてしまうよ!」
まだ金貨が右手から出てくるんですけどー! もう山盛りだ。一見すれば大金持ちなのだが、そんな場合ではない。
「そ、そうですね。では、すと~っぷ!」
と、ヨークが僕の“左手”を握ると、金貨の増殖は止まった。……なんだよこれ!
おかげで金貨が樽一杯分は出てきた。これだけあれば『城』が建つぞ。てか、一生遊んで暮らせる。貴族だってこんな金貨は持っていない。
「これ、どうする……」
「金貨をアイテムボックスで回収して下さい。そうしないと、持てないでしょう?」
幸い、僕は元ギルド職員。お金の管理も任されていたので、アイテムボックスは無駄にあった。これくらいなら余裕で収納できる。
冷静に金貨に触れ、僕は『回収』を発動。山盛りとなっていた金貨を全部回収した。こんな時は銀行も任されて良かったと思った。けれど、そういう問題か!? 一気に金持ちになってしまったけど、本当にこれでいいのか?
「ねえ、君。このスキルってなんだよ」
「言ったでしょう、ギフトであり、変換スキルだと。でも、ちょっと違ったみたいです。これでは『金貨増殖バグ』ですね。あはは……」
僕は、自称聖女からそんな『ギフト』を貰い、一瞬で転落人生から勝ち組になってしまった。
27
あなたにおすすめの小説
S級パーティを追放された無能扱いの魔法戦士は気ままにギルド職員としてスローライフを送る
神谷ミコト
ファンタジー
【祝!4/6HOTランキング2位獲得】
元貴族の魔法剣士カイン=ポーンは、「誰よりも強くなる。」その決意から最上階と言われる100Fを目指していた。
ついにパーティ「イグニスの槍」は全人未達の90階に迫ろうとしていたが、
理不尽なパーティ追放を機に、思いがけずギルドの職員としての生活を送ることに。
今までのS級パーティとして牽引していた経験を活かし、ギルド業務。ダンジョン攻略。新人育成。そして、学園の臨時講師までそつなくこなす。
様々な経験を糧にカインはどう成長するのか。彼にとっての最強とはなんなのか。
カインが無自覚にモテながら冒険者ギルド職員としてスローライフを送るである。
ハーレム要素多め。
※隔日更新予定です。10話前後での完結予定で構成していましたが、多くの方に見られているため10話以降も製作中です。
よければ、良いね。評価、コメントお願いします。励みになりますorz
他メディアでも掲載中。他サイトにて開始一週間でジャンル別ランキング15位。HOTランキング4位達成。応援ありがとうございます。
たくさんの誤字脱字報告ありがとうございます。すべて適応させていただきます。
物語を楽しむ邪魔をしてしまい申し訳ないですorz
今後とも応援よろしくお願い致します。
神々に見捨てられし者、自力で最強へ
九頭七尾
ファンタジー
三大貴族の一角、アルベール家の長子として生まれた少年、ライズ。だが「祝福の儀」で何の天職も授かることができなかった彼は、『神々に見捨てられた者』と蔑まれ、一族を追放されてしまう。
「天職なし。最高じゃないか」
しかし彼は逆にこの状況を喜んだ。というのも、実はこの世界は、前世で彼がやり込んでいたゲーム【グランドワールド】にそっくりだったのだ。
天職を取得せずにゲームを始める「超ハードモード」こそが最強になれる道だと知るライズは、前世の知識を活かして成り上がっていく。
さんざん馬鹿にされてきた最弱精霊使いですが、剣一本で魔物を倒し続けたらパートナーが最強の『大精霊』に進化したので逆襲を始めます。
ヒツキノドカ
ファンタジー
誰もがパートナーの精霊を持つウィスティリア王国。
そこでは精霊によって人生が決まり、また身分の高いものほど強い精霊を宿すといわれている。
しかし第二王子シグは最弱の精霊を宿して生まれたために王家を追放されてしまう。
身分を剥奪されたシグは冒険者になり、剣一本で魔物を倒して生計を立てるようになる。しかしそこでも精霊の弱さから見下された。ひどい時は他の冒険者に襲われこともあった。
そんな生活がしばらく続いたある日――今までの苦労が報われ精霊が進化。
姿は美しい白髪の少女に。
伝説の大精霊となり、『天候にまつわる全属性使用可』という規格外の能力を得たクゥは、「今まで育ててくれた恩返しがしたい!」と懐きまくってくる。
最強の相棒を手に入れたシグは、今まで自分を見下してきた人間たちを見返すことを決意するのだった。
ーーーーーー
ーーー
閲覧、お気に入り登録、感想等いつもありがとうございます。とても励みになります!
※2020.6.8お陰様でHOTランキングに載ることができました。ご愛読感謝!
外れスキル《コピー》を授かったけど「無能」と言われて家を追放された~ だけど発動条件を満たせば"魔族のスキル"を発動することができるようだ~
空月そらら
ファンタジー
「鑑定ミスではありません。この子のスキルは《コピー》です。正直、稀に見る外れスキルですね、何せ発動条件が今だ未解明なのですから」
「何てことなの……」
「全く期待はずれだ」
私の名前はラゼル、十五歳になったんだけども、人生最悪のピンチに立たされている。
このファンタジックな世界では、15歳になった際、スキル鑑定を医者に受けさせられるんだが、困ったことに私は外れスキル《コピー》を当ててしまったらしい。
そして数年が経ち……案の定、私は家族から疎ましく感じられてーーついに追放されてしまう。
だけど私のスキルは発動条件を満たすことで、魔族のスキルをコピーできるようだ。
そして、私の能力が《外れスキル》ではなく、恐ろしい能力だということに気づく。
そんでこの能力を使いこなしていると、知らないうちに英雄と呼ばれていたんだけど?
私を追放した家族が戻ってきてほしいって泣きついてきたんだけど、もう戻らん。
私は最高の仲間と最強を目指すから。
収納魔法を極めた魔術師ですが、勇者パーティを追放されました。ところで俺の追放理由って “どれ” ですか?
木塚麻弥
ファンタジー
収納魔法を活かして勇者パーティーの荷物持ちをしていたケイトはある日、パーティーを追放されてしまった。
追放される理由はよく分からなかった。
彼はパーティーを追放されても文句の言えない理由を無数に抱えていたからだ。
結局どれが本当の追放理由なのかはよく分からなかったが、勇者から追放すると強く言われたのでケイトはそれに従う。
しかし彼は、追放されてもなお仲間たちのことが好きだった。
たった四人で強大な魔王軍に立ち向かおうとするかつての仲間たち。
ケイトは彼らを失いたくなかった。
勇者たちとまた一緒に食事がしたかった。
しばらくひとりで悩んでいたケイトは気づいてしまう。
「追放されたってことは、俺の行動を制限する奴もいないってことだよな?」
これは収納魔法しか使えない魔術師が、仲間のために陰で奮闘する物語。
没落した貴族家に拾われたので恩返しで復興させます
六山葵
ファンタジー
生まれて間も無く、山の中に捨てられていた赤子レオン・ハートフィリア。
彼を拾ったのは没落して平民になった貴族達だった。
優しい両親に育てられ、可愛い弟と共にすくすくと成長したレオンは不思議な夢を見るようになる。
それは過去の記憶なのか、あるいは前世の記憶か。
その夢のおかげで魔法を学んだレオンは愛する両親を再び貴族にするために魔法学院で魔法を学ぶことを決意した。
しかし、学院でレオンを待っていたのは酷い平民差別。そしてそこにレオンの夢の謎も交わって、彼の運命は大きく変わっていくことになるのだった。
※2025/12/31に書籍五巻以降の話を非公開に変更する予定です。
詳細は近況ボードをご覧ください。
復讐完遂者は吸収スキルを駆使して成り上がる 〜さあ、自分を裏切った初恋の相手へ復讐を始めよう〜
サイダーボウイ
ファンタジー
「気安く私の名前を呼ばないで! そうやってこれまでも私に付きまとって……ずっと鬱陶しかったのよ!」
孤児院出身のナードは、初恋の相手セシリアからそう吐き捨てられ、パーティーを追放されてしまう。
淡い恋心を粉々に打ち砕かれたナードは失意のどん底に。
だが、ナードには、病弱な妹ノエルの生活費を稼ぐために、冒険者を続けなければならないという理由があった。
1人決死の覚悟でダンジョンに挑むナード。
スライム相手に死にかけるも、その最中、ユニークスキル【アブソープション】が覚醒する。
それは、敵のLPを吸収できるという世界の掟すらも変えてしまうスキルだった。
それからナードは毎日ダンジョンへ入り、敵のLPを吸収し続けた。
増やしたLPを消費して、魔法やスキルを習得しつつ、ナードはどんどん強くなっていく。
一方その頃、セシリアのパーティーでは仲間割れが起こっていた。
冒険者ギルドでの評判も地に落ち、セシリアは徐々に追いつめられていくことに……。
これは、やがて勇者と呼ばれる青年が、チートスキルを駆使して最強へと成り上がり、自分を裏切った初恋の相手に復讐を果たすまでの物語である。
追放貴族少年リュウキの成り上がり~魔力を全部奪われたけど、代わりに『闘気』を手に入れました~
さとう
ファンタジー
とある王国貴族に生まれた少年リュウキ。彼は生まれながらにして『大賢者』に匹敵する魔力を持って生まれた……が、義弟を溺愛する継母によって全ての魔力を奪われ、次期当主の座も奪われ追放されてしまう。
全てを失ったリュウキ。家も、婚約者も、母の形見すら奪われ涙する。もう生きる力もなくなり、全てを終わらせようと『龍の森』へ踏み込むと、そこにいたのは死にかけたドラゴンだった。
ドラゴンは、リュウキの境遇を憐れみ、ドラゴンしか使うことのできない『闘気』を命をかけて与えた。
これは、ドラゴンの力を得た少年リュウキが、新しい人生を歩む物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる