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第10話 恐怖のカッターナイフ
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再び車へ乗り込み、遥と共に後部座席へ。
「親父、モンキーホーテへ寄りたい。遥の希望だ」
「それくらいお安い御用だ、任せろ。この近くとなると、橋本駅前店が近いな」
「じゃあ、そっちで頼む」
親父は車を走らせていく。
夕焼けの街並みが流れていき、俺は謎の高揚感に包まれた。隣には、遥が座っていて同様に外を見つめていた。絵になるなあ。
そんな凛々しい横顔の彼女を観察していると、目線を外にしたまま遥は語った。
「遙くんってさ、女の子の友達いるの?」
「え……。なんだよ、突然」
「二年の同じクラスの女子、なんか遙くんの事を言っていたんだよね」
「俺のことを?」
誰だ? 俺の噂をしている女子? 嘘だろ、ありえねえ。俺は女友達なんていないし、まして女子から話しかけられるなんて一年に二、三度あれば良い方だ。いずれも、行事の事務的な関係だ。
「うん。椎名 葵さんって子がね、遙くんが好きだって言っていた」
「――え、マジ?」
「ねえ、どういうことなの、遙くん。わたしと結婚しておいて……まさか、騙していたの? 椎名さんとどういう関係なの!」
ギギギと壊れた人形のように、こちらへ振り向く遥。ホラー映画かよ!? 目が笑ってないし……怖すぎるッ。てか、いつの間にかカッターナイフを取り出しているし!
刃を俺に向け、鬼の形相で問い詰めてくる。
「ま、まて! 遥、お前は誤解をしている!」
「誤解?」
「俺はその椎名さんとは、一度も話したことがない。言っておくが、俺は女子とまともに会話したことがないんだ。遥が最高記録なんだぞ」
「え」
カッターナイフを握ったまま固まる遥。俺の悲しい過去を耳にし、可哀想な子を見る目でみつめてきた。おい、ヤメロ。余計に心が痛いじゃないかっ。
「本当だ。そもそも、椎名さんの顔すら分からん。なんで俺を好きと言ったのかも不明だ。会話したことないのにな」
念のため、連絡先も遥に見せた。
ラインの友達リストには、椎名の名はない。
「ほ、本当だね」
「だろ? もし、その椎名さんと連絡していたら、履歴もあるはずだろ。それもないし……ちなみに、遥を“ピン留め”にしているから、トップに表示されているぞ」
「う、うん……ありがと、嬉しい」
すっかり機嫌を取り戻し、遥は顔を真っ赤にしていた。誤解は解けたな。それにしても、顔が赤すぎる気がするけど。あれ、ちょっと涙目? よっぽど嬉しかったのかな。
* * *
モンキーホーテ SING橋本駅前店へ到着。店の駐車場に止まってもらった。親父は車の中で待つと言ったので、俺と遥はお店へ向かった。
「ここが“モンキーホーテ”か」
「うん、わたしもはじめて来た」
「はじめて? 遥は、都会っ子じゃないのか」
「出身は長野。でも、幼少から転々としていたからね。北海道から沖縄までいった。最近までは東京だったけどね。今は、ここ相模原」
遥の親の事情かな。
そんな引越しやら転校を繰り返していたのかあ。大変だったろうな。
モンキーホーテは、どうやら雑貨やら日用品、電化製品などなんでも売っているお店らしい。凄い種類だ。服や化粧品、調理道具……飲料食糧、種類豊富だな。
客も多いから、目移りする。
「で、なにを買うんだ?」
「まだ引っ越して来てそんなに経ってないからね~。必要なものを買っていこうかな。あと晩御飯も」
「そうだった。俺も住むから生活必需品を取りそろえる必要があるか。そういえば、悪いな。お金なら俺が出すよ」
「い、いいよ! わたしがお金を出す。遙くんを養ってあげる」
「や、養うって。逆だろう。男の俺が遥を養わないと」
「う~ん、わたしってキャリアウーマン目指しているんだよね。だから、遙くんは主夫でいいよ?」
主夫、つまり主婦の逆バージョンだ。男の俺が家事全般を担うということだ。それって、やらしい言い方をすれば“ヒモ”だ。
そりゃ、気持ちは嬉しいけどダメ男になってしまう。……いや、馬鹿にするわけでもないし、世の中そういう夫婦もいるだろうけどね。
けれど、遥の気持ちも尊重してやりたい。キャリアウーマンの遥か、それはそれでカッコイイし、女性が輝ける社会があるべきなんだ。でもなー、でもなー…。
非常に悩ましいところではある。
「急には答えが出ないな」
「それじゃ、公平に“イヌイヌパニック”でケリをつけようか」
イヌイヌパニック?
遥が指さす方向を見ると、そこはオモチャコーナーで猛犬の玩具が置いてあった。お試しで遊べるらしい。
ルールはこうだった。
猛犬のバウバウくんの足元にある『エサ』を拾い続けていく。ハズレのエサを引くと噛みつかれるらしい。つまり敗北だ。
「なるほどね、ワニのヤツの犬版か」
「これ一度だけやってみたかったんだよね!」
「それじゃ、そのオモチャで勝負すっか」
先攻後攻をじゃんけんで決めた。
俺がトップバッターとなった。
……うわ、猛犬のバウバウくん……眠ってるけど、音声で『グゥゥ、グゥゥ……』と強烈な寝息を立てていた。こえぇ~…。
ハズレを引いた瞬間、噛みつかれるから怖いんだよな。
とりあえず、俺は目の前のエサを人差し指と親指でそっと摘まんだ。……ふぅ、これはセーフ。
「さすがに最初はクリアだね、遙くん」
「あ、ああ……次は、遥の番だぞ」
「う、うん……」
怖気づいているのか、遥は手がプルプル震えていた。おいおい、大丈夫かよ。見守っていると、遥は慎重にエサを取り始めた。バウバウくんが“ぴくっ”と動き出す。
「ま、まさか」
「ちょ、嘘でしょ……怖い、怖いって! 遙くん助けてえええ」
涙目になる遥さん。
だけど、エサ取らないとゲームが終わらない。俺は心を鬼にして応援するしかなかった。そう、戦いとは非情なのだ。強ければ生き、弱ければ死ぬ。
「遥、自分を助けられるのは自分だけだぞ――って、爺ちゃんが言っていた」
「ちょー! そういう問題!? 夫婦なんだから助け合うものじゃないの~!?」
「そう言われてもな」
これは対戦ゲームなので。
その事実を告げると、遥は決意を固めたようでエサを摘まんだ。おぉ、これで――『バウバウ!!! バウバウバウバウ!!!』――恐ろしい形相のバウバウくんが吠えまくり、遥の手を噛みつこうと襲った。
もちろん、オモチャなので怪我することはないけど、突然襲ってくるから恐怖感が凄まじい。トラウマになるレベルだ。
びっくりした遥は、大パニックに陥って叫んだ。
「いやあああああああああああああ!!!」
怖がりすぎろ!
いや、俺も結構ビビったけど。
他のお客が何事かとこちらを見ているし、恥ずかしいな。
「落ち着け、遥。勝負はついた。お前の負けだ」
「で、で、で、でもぉ!! 指が食べられちゃったぁぁあ!」
「食べられるわけないだろ。ほら、指は無事だって」
落ち着かせるため、俺は遥の指を握った。すると、落ち着きを取り戻してくれた。だけど、今度はピタっと止まって頬を赤くしていた。……あれ。
「大丈夫か?」
「だ、だいじょうぶ……ありがとね」
「いや、これで俺の勝ちだな。というか、お世話になっているのは俺の方だからな、少しくらい貢献させてくれ」
「分かった。じゃあ、この手を離さないでね」
「も、もちろんだ。よし、買い物を続けよう」
イヌイヌパニックを終え、日用品や食料などを買えるだけ買った。一万円ほど使ったけど、どれも必要なものだし、これからの生活に必須なものだ。
品が揃ったところでマンションへ帰ろう。
「親父、モンキーホーテへ寄りたい。遥の希望だ」
「それくらいお安い御用だ、任せろ。この近くとなると、橋本駅前店が近いな」
「じゃあ、そっちで頼む」
親父は車を走らせていく。
夕焼けの街並みが流れていき、俺は謎の高揚感に包まれた。隣には、遥が座っていて同様に外を見つめていた。絵になるなあ。
そんな凛々しい横顔の彼女を観察していると、目線を外にしたまま遥は語った。
「遙くんってさ、女の子の友達いるの?」
「え……。なんだよ、突然」
「二年の同じクラスの女子、なんか遙くんの事を言っていたんだよね」
「俺のことを?」
誰だ? 俺の噂をしている女子? 嘘だろ、ありえねえ。俺は女友達なんていないし、まして女子から話しかけられるなんて一年に二、三度あれば良い方だ。いずれも、行事の事務的な関係だ。
「うん。椎名 葵さんって子がね、遙くんが好きだって言っていた」
「――え、マジ?」
「ねえ、どういうことなの、遙くん。わたしと結婚しておいて……まさか、騙していたの? 椎名さんとどういう関係なの!」
ギギギと壊れた人形のように、こちらへ振り向く遥。ホラー映画かよ!? 目が笑ってないし……怖すぎるッ。てか、いつの間にかカッターナイフを取り出しているし!
刃を俺に向け、鬼の形相で問い詰めてくる。
「ま、まて! 遥、お前は誤解をしている!」
「誤解?」
「俺はその椎名さんとは、一度も話したことがない。言っておくが、俺は女子とまともに会話したことがないんだ。遥が最高記録なんだぞ」
「え」
カッターナイフを握ったまま固まる遥。俺の悲しい過去を耳にし、可哀想な子を見る目でみつめてきた。おい、ヤメロ。余計に心が痛いじゃないかっ。
「本当だ。そもそも、椎名さんの顔すら分からん。なんで俺を好きと言ったのかも不明だ。会話したことないのにな」
念のため、連絡先も遥に見せた。
ラインの友達リストには、椎名の名はない。
「ほ、本当だね」
「だろ? もし、その椎名さんと連絡していたら、履歴もあるはずだろ。それもないし……ちなみに、遥を“ピン留め”にしているから、トップに表示されているぞ」
「う、うん……ありがと、嬉しい」
すっかり機嫌を取り戻し、遥は顔を真っ赤にしていた。誤解は解けたな。それにしても、顔が赤すぎる気がするけど。あれ、ちょっと涙目? よっぽど嬉しかったのかな。
* * *
モンキーホーテ SING橋本駅前店へ到着。店の駐車場に止まってもらった。親父は車の中で待つと言ったので、俺と遥はお店へ向かった。
「ここが“モンキーホーテ”か」
「うん、わたしもはじめて来た」
「はじめて? 遥は、都会っ子じゃないのか」
「出身は長野。でも、幼少から転々としていたからね。北海道から沖縄までいった。最近までは東京だったけどね。今は、ここ相模原」
遥の親の事情かな。
そんな引越しやら転校を繰り返していたのかあ。大変だったろうな。
モンキーホーテは、どうやら雑貨やら日用品、電化製品などなんでも売っているお店らしい。凄い種類だ。服や化粧品、調理道具……飲料食糧、種類豊富だな。
客も多いから、目移りする。
「で、なにを買うんだ?」
「まだ引っ越して来てそんなに経ってないからね~。必要なものを買っていこうかな。あと晩御飯も」
「そうだった。俺も住むから生活必需品を取りそろえる必要があるか。そういえば、悪いな。お金なら俺が出すよ」
「い、いいよ! わたしがお金を出す。遙くんを養ってあげる」
「や、養うって。逆だろう。男の俺が遥を養わないと」
「う~ん、わたしってキャリアウーマン目指しているんだよね。だから、遙くんは主夫でいいよ?」
主夫、つまり主婦の逆バージョンだ。男の俺が家事全般を担うということだ。それって、やらしい言い方をすれば“ヒモ”だ。
そりゃ、気持ちは嬉しいけどダメ男になってしまう。……いや、馬鹿にするわけでもないし、世の中そういう夫婦もいるだろうけどね。
けれど、遥の気持ちも尊重してやりたい。キャリアウーマンの遥か、それはそれでカッコイイし、女性が輝ける社会があるべきなんだ。でもなー、でもなー…。
非常に悩ましいところではある。
「急には答えが出ないな」
「それじゃ、公平に“イヌイヌパニック”でケリをつけようか」
イヌイヌパニック?
遥が指さす方向を見ると、そこはオモチャコーナーで猛犬の玩具が置いてあった。お試しで遊べるらしい。
ルールはこうだった。
猛犬のバウバウくんの足元にある『エサ』を拾い続けていく。ハズレのエサを引くと噛みつかれるらしい。つまり敗北だ。
「なるほどね、ワニのヤツの犬版か」
「これ一度だけやってみたかったんだよね!」
「それじゃ、そのオモチャで勝負すっか」
先攻後攻をじゃんけんで決めた。
俺がトップバッターとなった。
……うわ、猛犬のバウバウくん……眠ってるけど、音声で『グゥゥ、グゥゥ……』と強烈な寝息を立てていた。こえぇ~…。
ハズレを引いた瞬間、噛みつかれるから怖いんだよな。
とりあえず、俺は目の前のエサを人差し指と親指でそっと摘まんだ。……ふぅ、これはセーフ。
「さすがに最初はクリアだね、遙くん」
「あ、ああ……次は、遥の番だぞ」
「う、うん……」
怖気づいているのか、遥は手がプルプル震えていた。おいおい、大丈夫かよ。見守っていると、遥は慎重にエサを取り始めた。バウバウくんが“ぴくっ”と動き出す。
「ま、まさか」
「ちょ、嘘でしょ……怖い、怖いって! 遙くん助けてえええ」
涙目になる遥さん。
だけど、エサ取らないとゲームが終わらない。俺は心を鬼にして応援するしかなかった。そう、戦いとは非情なのだ。強ければ生き、弱ければ死ぬ。
「遥、自分を助けられるのは自分だけだぞ――って、爺ちゃんが言っていた」
「ちょー! そういう問題!? 夫婦なんだから助け合うものじゃないの~!?」
「そう言われてもな」
これは対戦ゲームなので。
その事実を告げると、遥は決意を固めたようでエサを摘まんだ。おぉ、これで――『バウバウ!!! バウバウバウバウ!!!』――恐ろしい形相のバウバウくんが吠えまくり、遥の手を噛みつこうと襲った。
もちろん、オモチャなので怪我することはないけど、突然襲ってくるから恐怖感が凄まじい。トラウマになるレベルだ。
びっくりした遥は、大パニックに陥って叫んだ。
「いやあああああああああああああ!!!」
怖がりすぎろ!
いや、俺も結構ビビったけど。
他のお客が何事かとこちらを見ているし、恥ずかしいな。
「落ち着け、遥。勝負はついた。お前の負けだ」
「で、で、で、でもぉ!! 指が食べられちゃったぁぁあ!」
「食べられるわけないだろ。ほら、指は無事だって」
落ち着かせるため、俺は遥の指を握った。すると、落ち着きを取り戻してくれた。だけど、今度はピタっと止まって頬を赤くしていた。……あれ。
「大丈夫か?」
「だ、だいじょうぶ……ありがとね」
「いや、これで俺の勝ちだな。というか、お世話になっているのは俺の方だからな、少しくらい貢献させてくれ」
「分かった。じゃあ、この手を離さないでね」
「も、もちろんだ。よし、買い物を続けよう」
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