9 / 36
第8話、断罪と婚約破棄
しおりを挟む
今日の授業も終わり学校から急いで帰ってきた後、私は急いでお風呂に入って頭も体も洗って、少しだけ湯船に浸かってお風呂から上がると髪の毛を乾かし、すぐさま使用人たちが用意してくださった、オリーブグリーンのエンパイアドレスに着替えて、銀色のティアラを身につけた。
そして、そのまま馬車に乗り込もうとすると、鎧をつけた勇者姿のジークフリートに出会った。
「リリアンナ嬢、本当に貴族だったんだなぁ」と驚いた顔をしてジークフリートは私に声をかけた。
「だからいったじゃないの。私はリリアンナ・フォン・リヒテンベルク伯爵令嬢だと」
「あーそうかいそうかい。なんだか住む世界が違いますなぁ。リリアンナ嬢」
そう言われて私は困った顔をして「でも私は私だよ。じゃあ行ってきます。ジークフリートも気をつけてね」と言い残し、ジークフリートに手を振って馬車に乗り込んだ。
窓から覗くとジークフリートも大きく笑顔で手を振っていた。
いつ見ても綺麗な大理石でできたバロック様式の王宮が見えてきて、今回の社交界はどうなるのか心配になってきた。
王宮の玄関の前に着くとそこにはレオンハルトがいた。私は少し嬉しくなって、レオンハルトに声をかけてみた。
「お久しぶり、レオンハルト!」
「お久しぶりです。リリアンナ様」とレオンハルトは私にお辞儀をした。そして、レオンハルトは私に耳打ちをしてきた。
「ルイーゼ様とアルブレヒト様の姿がまだ見えておりません。そしてルイーゼ様とアルブレヒト様は何か発表したいことがあるそうです」と教えてくれた。
それを聞いた私は不思議に思ったんだけど、なんとなく嫌な予感がした。
「と、とりあえず、何が起こるかわからないけれど、王宮の中に入るね。レオンハルト。忠告してくれてありがとう」と私はレオンハルトに感謝の意を告げて、王宮の中に入った。
王宮の中に入るといつもの一階の大きな階段から見える二階の広場にハインリヒ王子がいたので私はハインリヒ王子に手を振ると、ハインリヒ王子は笑顔で手を振り返して私がいるところまで階段から降りてきた。
相変わらず女性の貴族からの視線が痛い。まぁ、私も貴族なんだけど。
「よくぞこの親睦会へ参加してくれてありがとう、リリアンナ」といつもの爽やかな笑顔で私に伝えてくれた。
そんな私は照れ臭くなって少し顔が熱くなったように思えたけれど「こちらこそ誘ってくださいまして、ありがとうございます。とても光栄なことです」とお辞儀をした。
ハインリヒ王子は続けて私に話しかけた。
「今日のドレスは、その、今日のドレスもあんまり君らしくないけれど似合っているよ」とハインリヒ王子は微妙な顔をしてお茶を濁したようだった。
「ルイーゼが着ているファッションが流行っていますので、私も彼女と同じく落ち着いたオリーブグリーンのエンパイアドレスを着てみました」といった。
ハインリヒ王子は笑顔だけれども少しだけ悲しそうに「そうか。いつものパステルカラーのドレスの色のリリアンナも素敵だと思うけどなぁ」と感想を述べていた。
私も何故か少し悲しくなり「今、学校でも社交界でも牛耳っているのは、ルイーゼ・ツー・ロザリント公爵令嬢ですし、私は公爵令嬢よりも身分が低い伯爵令嬢ですので」と答えた。
ハインリヒ王子は訝しむように「ルイーゼ公爵令嬢かぁ。僕には彼女が他の女性の貴族と同じように、王女様かこれからもしかしたらなるであろう女王様の地位が欲しい公爵令嬢にしか見えないんだ。リリアンナと違って」といった時、私の心は少しだけドキドキした。
そんな私のことを気にせずハインリヒ王子が話を進めた。
「そういえば、今日はルイーゼ・ツー・ロザリント公爵令嬢とアルブレヒト・フォン・ノイシュタット公爵子息から発表があるから席を譲って欲しいと事前に申し込まれたんだよ」
「それさっき、レオンハルトから聞きました。なんの発表なんでしょうか」と私が困惑しているように返事をしたら、ハインリヒ王子は私の背後の方を見て「噂をすればなんとやらだ。とりあえず、僕は元の位置に戻るよ。君の近くにレオンハルトを配置させるから安心して」といってハインリヒ王子は私の元から立ち去ると、後ろからアルブレヒト様がルイーゼをエスコートをしているのを私は見た。
その時のルイーゼの完全な黒ではないチャーコールグレーのマーメイドドレスを着ている姿が似合っているなぁと一瞬だけ感心したけれども、私の婚約者でアルブレヒト様が私ではなくルイーゼをエスコートして二人で一緒にこの王宮に来ていたことに、かなりショックを受けて泣きそうになった。
泣きそうになっていた時に背後から何か気配を感じたので振り返ったら、ハインリヒ王子がいっていた通りにレオンハルトがいたので驚いたので話しかけた。なんだか感情がさっきからジェットコースターみたいで、私の心はめちゃくちゃだった。
「レオンハルト?!」
「リリアンナ様。本日はお付き添いするようにハインリヒ王子から命じられました。以後よろしくお願い致します」とレオンハルトは私にお辞儀をした。
そして時計をみると親睦会の開催の時間となり、ハインリヒ王子は親睦会開催のスピーチを始めた。
「本日は、高等学園以上の年齢の学生の貴族の親睦会に参加して頂きありがとうございます。学生の年齢やどの学校に通っているか問わず、ここにいる学生たちとの親睦を深められたら良いなと思い、親睦会を開催することに致しました。とはいっても私たちはまだ学生です。ハメを外しすぎないようにお願いいたします。それでは私からは以上でございますが、ルイーゼ・ツー・ロザリント公爵令嬢とアルブレヒト・フォン・ノイシュタット公爵子息から何かみなさんへ発表があるそうなので、僕はこれにて一階に降ります。それでは、ルイーゼ・ツー・ロザリント公爵令嬢、アルブレヒト・フォン・ノイシュタット公爵子息、お二方お願い致します」
ハインリヒ王子はそういって階段から降りてきて、私の近くに立っていた。
ルイーゼはアルブレヒト様に手を繋がれて二階へ行った。
ルイーゼは悲しそうで目を潤ませていたけれども、どことなく目の奥は喜んでいるように見えた。
ルイーゼは「みなさん、実は大変残念なお知らせがあります」といって、魔法を使ってスクリーンのように写真を写した。それは私がジークフリートと他の男の子と一緒に昼食を取っている時の無邪気な笑顔をしていた私だった。
「リリアンナ・フォン・リヒテンベルク伯爵令嬢に、あまり男性と関わらない方が良いという忠告をいたしましたが、聞いてもらえず、彼女の婚約者であるアルブレヒト様に相談をいたしました。そして……」とルイーゼがいった後、アルブレヒト様は「そこで、リリアンナ・フォン・リヒテンベルク伯爵令嬢とは違う、私はルイーゼに本物の真実の愛を見出しました。まだ、リヒテンベルク伯爵にはまだ申し上げていませんが、私、アルブレヒト・フォン・ノイシュタット公爵子息は、リリアンナ・フォン・リヒテンベルク伯爵令嬢との婚約を破棄することを宣言し、ルイーゼ・ツー・ロザリント公爵令嬢との婚約をすることを宣言します」と真剣な表情で会場にいる人たち全員の前で言い切った。
私はその出来事にしばらくショックを受けて、いたたまれなくなり最初は女子トイレに逃げ込んだけれど、レオンハルトも女子トイレの前までは走って追いかけてきた。
しばらくして女子トイレから出ると、レオンハルトはまだいた。
レオンハルトは気を利かせて「こんなことになってしまい、申し訳ございませんでした。リリアンナ様。この後はどうなされますか?」と聞いてくれた。
私はどうしても一人になりたかったので「レオンハルト、申し訳ないんだけど今、一人になりたいの。王宮の庭の外にあるガゼボに行ってくるね」と言って王宮の外に出て、ハインリヒ王子がいつも使っているガゼボに一人、佇んでいた。
悲しいぐらい今夜の夜空は綺麗で月も綺麗な三日月だった。
三十分ぐらいするとハインリヒ王子が私がいるガゼボに現れた。
私は涙を流しながら「婚約破棄、されちゃいました」といった。ハインリヒ王子は「すまない。あんな発表になると予測できていたら、事前にやめさせていた。これは君の名誉にも響く。そして心にも」と申し訳なさそうに私に謝罪をした。
「もう起こったことは仕方ありません」といったら、ハインリヒ王子は「今回の件は真偽がわからないから、僕は静観するしかないと判断している。君の味方にはなれなくて本当にすまない」と私に告げた。
そして、励ますつもりや親切心でいったんだろうけれど、それが私の神経を逆撫でするようなことだった。
「それに男なんて僕を含めて魚の数ほどいるだろう。また君のために舞踏会を開催するよ」
その言葉に私はショックを受けてガゼボから出ていき、王宮の庭の外へとハインリヒ王子を払いのけて走って出て行って、暗い森の中へと入った。
そして、そのまま馬車に乗り込もうとすると、鎧をつけた勇者姿のジークフリートに出会った。
「リリアンナ嬢、本当に貴族だったんだなぁ」と驚いた顔をしてジークフリートは私に声をかけた。
「だからいったじゃないの。私はリリアンナ・フォン・リヒテンベルク伯爵令嬢だと」
「あーそうかいそうかい。なんだか住む世界が違いますなぁ。リリアンナ嬢」
そう言われて私は困った顔をして「でも私は私だよ。じゃあ行ってきます。ジークフリートも気をつけてね」と言い残し、ジークフリートに手を振って馬車に乗り込んだ。
窓から覗くとジークフリートも大きく笑顔で手を振っていた。
いつ見ても綺麗な大理石でできたバロック様式の王宮が見えてきて、今回の社交界はどうなるのか心配になってきた。
王宮の玄関の前に着くとそこにはレオンハルトがいた。私は少し嬉しくなって、レオンハルトに声をかけてみた。
「お久しぶり、レオンハルト!」
「お久しぶりです。リリアンナ様」とレオンハルトは私にお辞儀をした。そして、レオンハルトは私に耳打ちをしてきた。
「ルイーゼ様とアルブレヒト様の姿がまだ見えておりません。そしてルイーゼ様とアルブレヒト様は何か発表したいことがあるそうです」と教えてくれた。
それを聞いた私は不思議に思ったんだけど、なんとなく嫌な予感がした。
「と、とりあえず、何が起こるかわからないけれど、王宮の中に入るね。レオンハルト。忠告してくれてありがとう」と私はレオンハルトに感謝の意を告げて、王宮の中に入った。
王宮の中に入るといつもの一階の大きな階段から見える二階の広場にハインリヒ王子がいたので私はハインリヒ王子に手を振ると、ハインリヒ王子は笑顔で手を振り返して私がいるところまで階段から降りてきた。
相変わらず女性の貴族からの視線が痛い。まぁ、私も貴族なんだけど。
「よくぞこの親睦会へ参加してくれてありがとう、リリアンナ」といつもの爽やかな笑顔で私に伝えてくれた。
そんな私は照れ臭くなって少し顔が熱くなったように思えたけれど「こちらこそ誘ってくださいまして、ありがとうございます。とても光栄なことです」とお辞儀をした。
ハインリヒ王子は続けて私に話しかけた。
「今日のドレスは、その、今日のドレスもあんまり君らしくないけれど似合っているよ」とハインリヒ王子は微妙な顔をしてお茶を濁したようだった。
「ルイーゼが着ているファッションが流行っていますので、私も彼女と同じく落ち着いたオリーブグリーンのエンパイアドレスを着てみました」といった。
ハインリヒ王子は笑顔だけれども少しだけ悲しそうに「そうか。いつものパステルカラーのドレスの色のリリアンナも素敵だと思うけどなぁ」と感想を述べていた。
私も何故か少し悲しくなり「今、学校でも社交界でも牛耳っているのは、ルイーゼ・ツー・ロザリント公爵令嬢ですし、私は公爵令嬢よりも身分が低い伯爵令嬢ですので」と答えた。
ハインリヒ王子は訝しむように「ルイーゼ公爵令嬢かぁ。僕には彼女が他の女性の貴族と同じように、王女様かこれからもしかしたらなるであろう女王様の地位が欲しい公爵令嬢にしか見えないんだ。リリアンナと違って」といった時、私の心は少しだけドキドキした。
そんな私のことを気にせずハインリヒ王子が話を進めた。
「そういえば、今日はルイーゼ・ツー・ロザリント公爵令嬢とアルブレヒト・フォン・ノイシュタット公爵子息から発表があるから席を譲って欲しいと事前に申し込まれたんだよ」
「それさっき、レオンハルトから聞きました。なんの発表なんでしょうか」と私が困惑しているように返事をしたら、ハインリヒ王子は私の背後の方を見て「噂をすればなんとやらだ。とりあえず、僕は元の位置に戻るよ。君の近くにレオンハルトを配置させるから安心して」といってハインリヒ王子は私の元から立ち去ると、後ろからアルブレヒト様がルイーゼをエスコートをしているのを私は見た。
その時のルイーゼの完全な黒ではないチャーコールグレーのマーメイドドレスを着ている姿が似合っているなぁと一瞬だけ感心したけれども、私の婚約者でアルブレヒト様が私ではなくルイーゼをエスコートして二人で一緒にこの王宮に来ていたことに、かなりショックを受けて泣きそうになった。
泣きそうになっていた時に背後から何か気配を感じたので振り返ったら、ハインリヒ王子がいっていた通りにレオンハルトがいたので驚いたので話しかけた。なんだか感情がさっきからジェットコースターみたいで、私の心はめちゃくちゃだった。
「レオンハルト?!」
「リリアンナ様。本日はお付き添いするようにハインリヒ王子から命じられました。以後よろしくお願い致します」とレオンハルトは私にお辞儀をした。
そして時計をみると親睦会の開催の時間となり、ハインリヒ王子は親睦会開催のスピーチを始めた。
「本日は、高等学園以上の年齢の学生の貴族の親睦会に参加して頂きありがとうございます。学生の年齢やどの学校に通っているか問わず、ここにいる学生たちとの親睦を深められたら良いなと思い、親睦会を開催することに致しました。とはいっても私たちはまだ学生です。ハメを外しすぎないようにお願いいたします。それでは私からは以上でございますが、ルイーゼ・ツー・ロザリント公爵令嬢とアルブレヒト・フォン・ノイシュタット公爵子息から何かみなさんへ発表があるそうなので、僕はこれにて一階に降ります。それでは、ルイーゼ・ツー・ロザリント公爵令嬢、アルブレヒト・フォン・ノイシュタット公爵子息、お二方お願い致します」
ハインリヒ王子はそういって階段から降りてきて、私の近くに立っていた。
ルイーゼはアルブレヒト様に手を繋がれて二階へ行った。
ルイーゼは悲しそうで目を潤ませていたけれども、どことなく目の奥は喜んでいるように見えた。
ルイーゼは「みなさん、実は大変残念なお知らせがあります」といって、魔法を使ってスクリーンのように写真を写した。それは私がジークフリートと他の男の子と一緒に昼食を取っている時の無邪気な笑顔をしていた私だった。
「リリアンナ・フォン・リヒテンベルク伯爵令嬢に、あまり男性と関わらない方が良いという忠告をいたしましたが、聞いてもらえず、彼女の婚約者であるアルブレヒト様に相談をいたしました。そして……」とルイーゼがいった後、アルブレヒト様は「そこで、リリアンナ・フォン・リヒテンベルク伯爵令嬢とは違う、私はルイーゼに本物の真実の愛を見出しました。まだ、リヒテンベルク伯爵にはまだ申し上げていませんが、私、アルブレヒト・フォン・ノイシュタット公爵子息は、リリアンナ・フォン・リヒテンベルク伯爵令嬢との婚約を破棄することを宣言し、ルイーゼ・ツー・ロザリント公爵令嬢との婚約をすることを宣言します」と真剣な表情で会場にいる人たち全員の前で言い切った。
私はその出来事にしばらくショックを受けて、いたたまれなくなり最初は女子トイレに逃げ込んだけれど、レオンハルトも女子トイレの前までは走って追いかけてきた。
しばらくして女子トイレから出ると、レオンハルトはまだいた。
レオンハルトは気を利かせて「こんなことになってしまい、申し訳ございませんでした。リリアンナ様。この後はどうなされますか?」と聞いてくれた。
私はどうしても一人になりたかったので「レオンハルト、申し訳ないんだけど今、一人になりたいの。王宮の庭の外にあるガゼボに行ってくるね」と言って王宮の外に出て、ハインリヒ王子がいつも使っているガゼボに一人、佇んでいた。
悲しいぐらい今夜の夜空は綺麗で月も綺麗な三日月だった。
三十分ぐらいするとハインリヒ王子が私がいるガゼボに現れた。
私は涙を流しながら「婚約破棄、されちゃいました」といった。ハインリヒ王子は「すまない。あんな発表になると予測できていたら、事前にやめさせていた。これは君の名誉にも響く。そして心にも」と申し訳なさそうに私に謝罪をした。
「もう起こったことは仕方ありません」といったら、ハインリヒ王子は「今回の件は真偽がわからないから、僕は静観するしかないと判断している。君の味方にはなれなくて本当にすまない」と私に告げた。
そして、励ますつもりや親切心でいったんだろうけれど、それが私の神経を逆撫でするようなことだった。
「それに男なんて僕を含めて魚の数ほどいるだろう。また君のために舞踏会を開催するよ」
その言葉に私はショックを受けてガゼボから出ていき、王宮の庭の外へとハインリヒ王子を払いのけて走って出て行って、暗い森の中へと入った。
0
あなたにおすすめの小説
ツンデレ王子とヤンデレ執事 (旧 安息を求めた婚約破棄(連載版))
あみにあ
恋愛
公爵家の長女として生まれたシャーロット。
学ぶことが好きで、気が付けば皆の手本となる令嬢へ成長した。
だけど突然妹であるシンシアに嫌われ、そしてなぜか自分を嫌っている第一王子マーティンとの婚約が決まってしまった。
窮屈で居心地の悪い世界で、これが自分のあるべき姿だと言い聞かせるレールにそった人生を歩んでいく。
そんなときある夜会で騎士と出会った。
その騎士との出会いに、新たな想いが芽生え始めるが、彼女に選択できる自由はない。
そして思い悩んだ末、シャーロットが導きだした答えとは……。
表紙イラスト:San+様(Twitterアカウント@San_plus_)
※以前、短編にて投稿しておりました「安息を求めた婚約破棄」の連載版となります。短編を読んでいない方にもわかるようになっておりますので、ご安心下さい。
結末は短編と違いがございますので、最後まで楽しんで頂ければ幸いです。
※毎日更新、全3部構成 全81話。(2020年3月7日21時完結)
★おまけ投稿中★
※小説家になろう様でも掲載しております。
毒を盛られて生死を彷徨い前世の記憶を取り戻しました。小説の悪役令嬢などやってられません。
克全
ファンタジー
公爵令嬢エマは、アバコーン王国の王太子チャーリーの婚約者だった。だがステュワート教団の孤児院で性技を仕込まれたイザベラに籠絡されていた。王太子達に無実の罪をなすりつけられエマは、修道院に送られた。王太子達は執拗で、本来なら侯爵一族とは認められない妾腹の叔父を操り、父親と母嫌を殺させ公爵家を乗っ取ってしまった。母の父親であるブラウン侯爵が最後まで護ろうとしてくれるも、王国とステュワート教団が協力し、イザベラが直接新種の空気感染する毒薬まで使った事で、毒殺されそうになった。だがこれをきっかけに、異世界で暴漢に腹を刺された女性、美咲の魂が憑依同居する事になった。その女性の話しでは、自分の住んでいる世界の話が、異世界では小説になって多くの人が知っているという。エマと美咲は協力して王国と教団に復讐する事にした。
【完結】悪役令嬢はおねぇ執事の溺愛に気付かない
As-me.com
恋愛
完結しました。
自分が乙女ゲームの悪役令嬢に転生したと気付いたセリィナは悪役令嬢の悲惨なエンディングを思い出し、絶望して人間不信に陥った。
そんな中で、家族すらも信じられなくなっていたセリィナが唯一信じられるのは専属執事のライルだけだった。
ゲームには存在しないはずのライルは“おねぇ”だけど優しくて強くて……いつしかセリィナの特別な人になるのだった。
そしてセリィナは、いつしかライルに振り向いて欲しいと想いを募らせるようになるのだが……。
周りから見れば一目瞭然でも、セリィナだけが気付かないのである。
※こちらは「悪役令嬢とおねぇ執事」のリメイク版になります。基本の話はほとんど同じですが、所々変える予定です。
こちらが完結したら前の作品は消すかもしれませんのでご注意下さい。
ゆっくり亀更新です。
【完結】モブの王太子殿下に愛されてる転生悪役令嬢は、国外追放される運命のはずでした
Rohdea
恋愛
公爵令嬢であるスフィアは、8歳の時に王子兄弟と会った事で前世を思い出した。
同時に、今、生きているこの世界は前世で読んだ小説の世界なのだと気付く。
さらに自分はヒーロー(第二王子)とヒロインが結ばれる為に、
婚約破棄されて国外追放となる運命の悪役令嬢だった……
とりあえず、王家と距離を置きヒーロー(第二王子)との婚約から逃げる事にしたスフィア。
それから数年後、そろそろ逃げるのに限界を迎えつつあったスフィアの前に現れたのは、
婚約者となるはずのヒーロー(第二王子)ではなく……
※ 『記憶喪失になってから、あなたの本当の気持ちを知りました』
に出てくる主人公の友人の話です。
そちらを読んでいなくても問題ありません。
ヒロインしか愛さないはずの公爵様が、なぜか悪女の私を手放さない
魚谷
恋愛
伯爵令嬢イザベラは多くの男性と浮名を流す悪女。
そんな彼女に公爵家当主のジークベルトとの縁談が持ち上がった。
ジークベルトと対面した瞬間、前世の記憶がよみがえり、この世界が乙女ゲームであることを自覚する。
イザベラは、主要攻略キャラのジークベルトの裏の顔を知ってしまったがために、冒頭で殺されてしまうモブキャラ。
ゲーム知識を頼りに、どうにか冒頭死を回避したイザベラは最弱魔法と言われる付与魔法と前世の知識を頼りに便利グッズを発明し、離婚にそなえて資金を確保する。
いよいよジークベルトが、乙女ゲームのヒロインと出会う。
離婚を切り出されることを待っていたイザベラだったが、ジークベルトは平然としていて。
「どうして俺がお前以外の女を愛さなければならないんだ?」
予想外の溺愛が始まってしまう!
(世界の平和のためにも)ヒロインに惚れてください、公爵様!!
【長編版】悪役令嬢は乙女ゲームの強制力から逃れたい
椰子ふみの
恋愛
ヴィオラは『聖女は愛に囚われる』という乙女ゲームの世界に転生した。よりによって悪役令嬢だ。断罪を避けるため、色々、頑張ってきたけど、とうとうゲームの舞台、ハーモニー学園に入学することになった。
ヒロインや攻略対象者には近づかないぞ!
そう思うヴィオラだったが、ヒロインは見当たらない。攻略対象者との距離はどんどん近くなる。
ゲームの強制力?
何だか、変な方向に進んでいる気がするんだけど。
【完結】神から貰ったスキルが強すぎなので、異世界で楽しく生活します!
桜もふ
恋愛
神の『ある行動』のせいで死んだらしい。私の人生を奪った神様に便利なスキルを貰い、転生した異世界で使えるチートの魔法が強すぎて楽しくて便利なの。でもね、ここは異世界。地球のように安全で自由な世界ではない、魔物やモンスターが襲って来る危険な世界……。
「生きたければ魔物やモンスターを倒せ!!」倒さなければ自分が死ぬ世界だからだ。
異世界で過ごす中で仲間ができ、時には可愛がられながら魔物を倒し、食料確保をし、この世界での生活を楽しく生き抜いて行こうと思います。
初めはファンタジー要素が多いが、中盤あたりから恋愛に入ります!!
溺愛最強 ~気づいたらゲームの世界に生息していましたが、悪役令嬢でもなければ断罪もされないので、とにかく楽しむことにしました~
夏笆(なつは)
恋愛
「おねえしゃま。こえ、すっごくおいしいでし!」
弟のその言葉は、晴天の霹靂。
アギルレ公爵家の長女であるレオカディアは、その瞬間、今自分が生きる世界が前世で楽しんだゲーム「エトワールの称号」であることを知った。
しかし、自分は王子エルミニオの婚約者ではあるものの、このゲームには悪役令嬢という役柄は存在せず、断罪も無いので、攻略対象とはなるべく接触せず、穏便に生きて行けば大丈夫と、生きることを楽しむことに決める。
醤油が欲しい、うにが食べたい。
レオカディアが何か「おねだり」するたびに、アギルレ領は、周りの領をも巻き込んで豊かになっていく。
既にゲームとは違う展開になっている人間関係、その学院で、ゲームのヒロインは前世の記憶通りに攻略を開始するのだが・・・・・?
小説家になろうにも掲載しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる