悪役令嬢としての役割、立派に努めて見せましょう〜目指すは断罪からの亡命の新しいルート開発です〜

水月華

文字の大きさ
20 / 59
第1章

20.コレット様は神の使いでしょうか?

しおりを挟む

 日を追うごとに、針の筵となりつつある教室。

 けれどレティシアは明らかに空気が悪い教室内でも、思っていたよりダメージを負うことはなかった。

 理由は単純。

 リュシリュー公爵邸にいる方が、遥かにストレスが大きかったからだ。

 あの空気に比べれば、生徒達の冷たい視線など赤子も同然。可愛いものである。

 (きっとイーリスの祝福でレティシアが暴走したのは、こういうことにも耐性があったからかもしれませんわ。普通だったら止まれるくらいに周りの目は冷たくなっただろうに、レティシア自身はそれに気が付かなったのでしょう。……なんという副産物。やっぱり公爵家あいつらが、元凶ですわね。まあ、ここ数日、顔も合わせずに済んでいるのでむしろハッピーですが。嫌いな奴らと顔を合わせずに済むというのは、ここまでストレスフリーになれるのですね)

 途中から今の状態が幸せな分類であると気がつき、少し気分が上向く。

 針の筵が幸せとは、これ如何に。しかし心の声なので、突っ込む者は誰一人としていなかった。
 
 あいも変わらず、オデットが金魚のフンの如く付いてくるが、周りも気にしていない。順応が早いのか、巻き込まれるのが嫌なのか。

 いや、今だと第3の答えだ。
 そう、定期テストの存在である。

 アヴリル魔法学園では、1年の間に4回テストがある。もちろん、今までの学業が身についているか確認するためのテストだ。

 今回のテストは4回目。すなわち、今年最後のテストだ。

 だから周りの生徒達は、レティシア達の行動を気にしている場合ではないのだろう。

 レティシアも勉強するが、学園で習う事は、王子妃教育でも重なることが多く、復習するくらいで充分だ。

 それでも1度も首席は取れていないのだが、相手がジルベールなので勝てる気がしない。手を抜いたことは無く、本気で取り組んでも、ジルベールには敵わないのだ。

(本当、誰よりもご多忙の筈なのに。いつ勉強されてるのかしら。あ、そうだ。それよりも、コレット様への邪魔が無いか監視しなければ)

 特待生はその名の通り、優秀な者が受けられる制度だ。

 それ即ち、学園が定めるラインに到達できなければ、特待生から外される事も珍しい事では無い。

 コレットの経済状況を考えれば、特待生でなくなれば退学するしか道はない。

 きっと必死に勉強しているだろう。そしてその邪魔をする輩が現れると、簡単に想像出来てしまう。

 実際に、イーリスの祝福ではレティシアが邪魔をしていた。

(イーリスの祝福はゲームなのもあって、勉強などの要素は薄かったですわ。その分、魔法を使う時にコマンド入力が必要でしたが。そういえば存外、そのコマンド入力が難しいと嘆いてる方もいましたっけ)

 ガチのゲーマーがやってみた動画を出すくらいには、とても難しかった。入力の速さだけで無く、量も相当の物だったのだ。

(はっ! 今はそんなことどうでも良いですわ。それよりもコレット様の様子を――ああっ! オデット様が居ると邪魔ですわ)

 心の中でストレートにオデットを邪魔者扱いする。

 そう、こうして物思いに耽っている間も、オデットはレティシアに話しかけてきているのだ。

 内容はどうでも良い噂話。どこから仕入れているか知らないが、これしか無いのかとげんなりしてしまう。

 それにオデットが勉強している様子を、レティシアは見ていない。今までの成績は中の下あたりだった筈だが、大丈夫なのだろうか、とレティシアは思ってしまう。

「オデット様。わたくし本日は、図書室で勉強しようと思いますの。ご一緒にいかがですか?」
「あらぁ。レティシア様ったらぁ。そんなに勉強する必要あるのですかぁ?」
「勿論ですわ。として、恥ずかしい成績は出せませんもの」
「そうですかぁ。大変ですねぇ。私は教えてくれる人がいるので、わざわざ勉強しなくて良いんですぅ。じゃあ先に帰りますねぇ」

 教えてもらう人がいてあの成績かい、と思わず突っ込みそうになるのを堪えて、レティシアは優雅に挨拶した。
 
「分かりましたわ。ごきげんよう」
「ごきげんよう」

 オデットは勉強が好きでは無い。それは貴族令嬢全員に叩き込まれているマナーすら、拙さがあることから簡単に分かる。

 彼女の話し方は、貴族令嬢としては相応しくない。それを直さないのは、一重にそれで主に男性陣からチヤホヤされてきたからだろう。

 流石に2年生の後半になって、周りは卒業後の事を考える様になり、オデットが構われることは減ったようだが気づいているのか。

(教えてもらうのも殿方からでしょうか。令嬢もいるにはいますわね。良識のある人たちは彼女から距離をとってますが、同類は同類で一緒にいるので、まさに井の中の蛙状態なのでしょう。婚約者もいないようですし)

 オデットのことは今はどうでも良い。今はコレットが心配だ。

 勉強嫌いなオデットは、レティシアが勉強しにいくといえば離れることは分かっていた。

 計画通りとレティシアはほくそ笑み、図書室へ向かった。


 図書室はその性質上、とても静かである。

 テスト前ということでそれなりに人はいるが、ペンを走らせる音やページを捲る音以外、静かなものである。

 レティシアはまず、ここにコレットがいるかを確認する。ここにコレットがいれば、安心して勉強に打ち込むことができる。

(あ、いましたわ。良かった。集中できている様ですね。顔色も悪くありませんし、影でわたくし以外にいじめられている事もないでしょう)

 レティシアは安心した、その時。コレットがパッと顔を上げたことにより、バッチリ目があってしまった。

 あまりにもバッチリあってしまったので、視線を外すことが出来なかった。

「こ、こんにちは。リュシリュー公爵令嬢」
「……ごきげんよう」

 挨拶されたら、無視は出来ない。レティシア自身、無視されることの辛さは誰よりも分かっている。

 コレットは少し迷った様だが、隣の席を指して言った。

「……良かったら、お隣空いてますよ?」
「…………っ」

 その言葉は、レティシアに特大ダメージを負わせた。

 表情、いや体が崩れ落ちそうになるのを、かろうじて堪える。

 荒ぶる心の内を必死に沈め、硬い声で答えた。

「……いいえ、必要ありませんわ。少し寄っただけなので」
「そ、そうですか」

 もう勉強どころではない。レティシアは踵を返すと、図書室から出ていった。

 その後ろ姿をジッと観察していたコレットは、徐に荷物を片付けると立ち上がって、同じように図書室から出て行くのだった。


 ◇◇◇
 
 
 レティシアはいつぞやと同じように、人気のない中庭に突き進む。

 木々が生い茂る中を進むと、そのまま木の根元に蹲った。

 ブツブツ独り言を言っているが、だんだん声が大きくなってくる。

「ああっ……これはおかしくない? なんでわたくしに、コレット様は普通に話しかけてくるの⁉︎ “お隣どうぞ”なんて……っ! この前、公衆の面前で拒絶したよね⁉︎ あれは夢だった⁉︎ まさかの夢オチ? ってそんなわけあるか‼︎」

 ドンッと強めに木の幹を叩く。

 思ったより地面に水気があったらしく、制服のスカートに泥が付いているが、そんなのは今はどうでも良い。

「コレット様……もしかして、天使? いえ、イーリス様の使い? あんな純真無垢な方が、ただの人間な訳がないわ。そんなのっ……そんなの勝ち目ないわぁっ! あんな優しい方を虐めるなんて、無理よぉ! そんなことをしたら、地獄に行くわ……」

 人目がないからと安心しきり、ボロボロ涙を零す。

「ああ、ジョゼフ……ルネ……わたくし、罪深い人間だわ……。ごめんなさい……きっとジョゼフ達はわたくしが1人、エリュシオンに行けないと分かればついてくるのでしょうね……。あんなに良い人を巻き込みたくないぃっ」

 段々情緒不安定になるレティシア。

「ううっ……でもこんなんじゃ目的を達成することなんてできないわ……いえ! それはダメよ! レティシア、本来の目的を忘れたの⁉︎ 例え大罪人になり、死後エリュシオンに行けなくなるとしても! わたくしはやらねばならぬ!」

 エリュシオンとは、所謂天国のことである。創造神イーリスのいる場所でもあり、善性を施した者は死後、エリュシオンに行けるとされている。

 御伽話程度なのでレティシアは全くと言って良いほど信じていなかったが、情緒不安定になっている今は縋るような状態になっている。

 木を殴るだけでは飽き足らず、髪を振り乱してご乱心状態だ。暗闇にいれば幽霊に遭遇したと、悲鳴をあげるくらいには恐ろしい状態になっている。

「ぐうぅっ……やるのよ、レティシア。そう、あいつらと同じ血が流れているのだから、出来ないなんてことないわ。ええ、何を今更善人ぶっているのかしら。あいつらと同じ血が流れている時点で大罪人よ。怖気付いたって仕方ないわ。でないと、コレット様が虐められるんだから」

 ようやく落ち着いてきたレティシア。ため息を吐いて、その場に座り込む。

「はあぁ。なんだか急に疲れたわ……あらやだ。手から血が出てる」

 興奮していたせいで気が付かなかったが、殴っている時に傷つけてしまったのだろう。

 前回と違い、殴る時に魔法を使っていなかったのが原因だ。

 遅れて痛覚が仕事を始め、じんじんと痛み出してくる。

 流石に折れてはいない様だが、どんどん出血して地面に血が滴り落ちる。

「……ちょっと、やり過ぎたわ。流石に保健室へ行きましょう。なんて言い訳しようかしら」

 ハンカチで傷口を抑えながら、立ち上がる。

 その時にスカートの裾が汚れているのを思い出し、厄介だなとレティシアは思う。

「貴族令嬢が泥だらけで怪我をしたなんて、どんな噂が出るかわかったものではないわ。泥だけでも落としてから行かないと」

 血が付かない様に最善の注意を払いながら、スカートの汚れを落とす。

 ザッと確認して、汚れが落ちたのを確認したレティシアは、保健室へと脚を進めたのだった。


 ◇◇◇


 保健室へ行くと、教諭は血相を変えて近づいてきた。

「……誰ですか?」
「まあ、そんな怖い顔をなさらないでください。ただうっかりしていただけですわ」
「最近、色々な話を聞きます。本当に何もないのですか?」
「はい。余計な心配をかけて申し訳ありません」

 出来た人だな、とレティシアは思う。

 色々話を聞いているのであれば、レティシアの悪い噂も聞いているだろうに。

 それでも心配してくれているのだ。誰かに傷つけられたのではないかと。

 これに関してはレティシアが暴走した結果なので、心苦しいにも程がある。

 全く、誰も関係ない。

 教諭はテキパキと治療をしながら言った。
 
「……わかりました。今回は、信じましょう。けれど、公爵令嬢の貴女が傷つけられたら、重大な犯罪ですよ。殿下の婚約者でもあるのですから」
「はい。肝に銘じておきますわ」

 余計な冤罪者が出ないように。と心の中で付け加える。

 確かに、ジルベールの婚約者である今は、準王族という立場だ。王族に連なるものが攻撃されたという事は、最悪国家転覆を狙っているという判断をされかねない。

 それこそ、ゲームでジルベールと婚約したコレットを暗殺しようとしたレティシアが、処刑されたように。
 

 一部の人間を巻き込もうとしているが、処刑にしたいわけではない。

 もう少し慎重になろうと思ったのだった。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

転生者はチートな悪役令嬢になりました〜私を死なせた貴方を許しません〜

みおな
恋愛
 私が転生したのは、乙女ゲームの世界でした。何ですか?このライトノベル的な展開は。  しかも、転生先の悪役令嬢は公爵家の婚約者に冤罪をかけられて、処刑されてるじゃないですか。  冗談は顔だけにして下さい。元々、好きでもなかった婚約者に、何で殺されなきゃならないんですか!  わかりました。私が転生したのは、この悪役令嬢を「救う」ためなんですね?  それなら、ついでに公爵家との婚約も回避しましょう。おまけで貴方にも仕返しさせていただきますね?

転生令嬢の涙 〜泣き虫な悪役令嬢は強気なヒロインと張り合えないので代わりに王子様が罠を仕掛けます〜

矢口愛留
恋愛
【タイトル変えました】 公爵令嬢エミリア・ブラウンは、突然前世の記憶を思い出す。 この世界は前世で読んだ小説の世界で、泣き虫の日本人だった私はエミリアに転生していたのだ。 小説によるとエミリアは悪役令嬢で、婚約者である王太子ラインハルトをヒロインのプリシラに奪われて嫉妬し、悪行の限りを尽くした挙句に断罪される運命なのである。 だが、記憶が蘇ったことで、エミリアは悪役令嬢らしからぬ泣き虫っぷりを発揮し、周囲を翻弄する。 どうしてもヒロインを排斥できないエミリアに代わって、実はエミリアを溺愛していた王子と、その側近がヒロインに罠を仕掛けていく。 それに気づかず小説通りに王子を籠絡しようとするヒロインと、その涙で全てをかき乱してしまう悪役令嬢と、間に挟まれる王子様の学園生活、その意外な結末とは――? *異世界ものということで、文化や文明度の設定が緩めですがご容赦下さい。 *「小説家になろう」様、「カクヨム」様にも掲載しています。

嫁ぎ先は悪役令嬢推しの転生者一家でした〜攻略対象者のはずの夫がヒロインそっちのけで溺愛してくるのですが、私が悪役令嬢って本当ですか?〜

As-me.com
恋愛
 事業の失敗により借金で没落寸前のルーゼルク侯爵家。その侯爵家の一人娘であるエトランゼは侯爵家を救うお金の為に格下のセノーデン伯爵家に嫁入りすることになってしまった。  金で買われた花嫁。政略結婚は貴族の常とはいえ、侯爵令嬢が伯爵家に買われた事実はすぐに社交界にも知れ渡ってしまう。 「きっと、辛い生活が待っているわ」  これまでルーゼルク侯爵家は周りの下位貴族にかなりの尊大な態度をとってきた。もちろん、自分たちより下であるセノーデン伯爵にもだ。そんな伯爵家がわざわざ借金の肩代わりを申し出てまでエトランゼの嫁入りを望むなんて、裏があるに決まっている。エトランゼは、覚悟を決めて伯爵家にやってきたのだが────。 義母「まぁぁあ!やっぱり本物は違うわぁ!」 義妹「素敵、素敵、素敵!!最推しが生きて動いてるなんてぇっ!美しすぎて眼福ものですわぁ!」 義父「アクスタを集めるためにコンビニをはしごしたのが昨日のことのようだ……!(感涙)」  なぜか私を大歓喜で迎え入れてくれる伯爵家の面々。混乱する私に優しく微笑んだのは夫となる人物だった。 「うちの家族は、みんな君の大ファンなんです。悪役令嬢エトランゼのね────」  実はこの世界が乙女ゲームの世界で、私が悪役令嬢ですって?!  ────えーと、まず、悪役令嬢ってなんなんですか……?

悪役令嬢に転生したので地味令嬢に変装したら、婚約者が離れてくれないのですが。

槙村まき
恋愛
 スマホ向け乙女ゲーム『時戻りの少女~ささやかな日々をあなたと共に~』の悪役令嬢、リシェリア・オゼリエに転生した主人公は、処刑される未来を変えるために地味に地味で地味な令嬢に変装して生きていくことを決意した。  それなのに学園に入学しても婚約者である王太子ルーカスは付きまとってくるし、ゲームのヒロインからはなぜか「私の代わりにヒロインになって!」とお願いされるし……。  挙句の果てには、ある日隠れていた図書室で、ルーカスに唇を奪われてしまう。  そんな感じで悪役令嬢がヤンデレ気味な王子から逃げようとしながらも、ヒロインと共に攻略対象者たちを助ける? 話になるはず……! 第二章以降は、11時と23時に更新予定です。 他サイトにも掲載しています。 よろしくお願いします。 25.4.25 HOTランキング(女性向け)四位、ありがとうございます!

溺愛最強 ~気づいたらゲームの世界に生息していましたが、悪役令嬢でもなければ断罪もされないので、とにかく楽しむことにしました~

夏笆(なつは)
恋愛
「おねえしゃま。こえ、すっごくおいしいでし!」  弟のその言葉は、晴天の霹靂。  アギルレ公爵家の長女であるレオカディアは、その瞬間、今自分が生きる世界が前世で楽しんだゲーム「エトワールの称号」であることを知った。  しかし、自分は王子エルミニオの婚約者ではあるものの、このゲームには悪役令嬢という役柄は存在せず、断罪も無いので、攻略対象とはなるべく接触せず、穏便に生きて行けば大丈夫と、生きることを楽しむことに決める。  醤油が欲しい、うにが食べたい。  レオカディアが何か「おねだり」するたびに、アギルレ領は、周りの領をも巻き込んで豊かになっていく。  既にゲームとは違う展開になっている人間関係、その学院で、ゲームのヒロインは前世の記憶通りに攻略を開始するのだが・・・・・? 小説家になろうにも掲載しています。

【完結】私ですか?ただの令嬢です。

凛 伊緒
恋愛
死んで転生したら、大好きな乙女ゲーの世界の悪役令嬢だった!? バッドエンドだらけの悪役令嬢。 しかし、 「悪さをしなければ、最悪な結末は回避出来るのでは!?」 そう考え、ただの令嬢として生きていくことを決意する。 運命を変えたい主人公の、バッドエンド回避の物語! ※完結済です。 ※作者がシステムに不慣れかつ創作初心者な時に書いたものなので、温かく見守っていだければ幸いです……(。_。///) ※ご感想・ご指摘につきましては、近況ボードをお読みくださいませ。 《皆様のご愛読に、心からの感謝を申し上げますm(*_ _)m》

気配消し令嬢の失敗

かな
恋愛
ユリアは公爵家の次女として生まれ、獣人国に攫われた長女エーリアの代わりに第1王子の婚約者候補の筆頭にされてしまう。王妃なんて面倒臭いと思ったユリアは、自分自身に認識阻害と気配消しの魔法を掛け、居るかいないかわからないと言われるほどの地味な令嬢を装った。 15才になり学園に入学すると、編入してきた男爵令嬢が第1王子と有力貴族令息を複数侍らかせることとなり、ユリア以外の婚約者候補と男爵令嬢の揉める事が日常茶飯事に。ユリアは遠くからボーッとそれを眺めながら〘 いつになったら婚約者候補から外してくれるのかな? 〙と思っていた。そんなユリアが失敗する話。 ※王子は曾祖母コンです。 ※ユリアは悪役令嬢ではありません。 ※タグを少し修正しました。 初めての投稿なのでゆる〜く読んでください。ご都合主義はご愛嬌ということで見逃してください( *・ω・)*_ _))ペコリン

転生したら乙女ゲームのヒロインの幼馴染で溺愛されてるんだけど…(短編版)

凪ルナ
恋愛
 転生したら乙女ゲームの世界でした。 って、何、そのあるある。  しかも生まれ変わったら美少女って本当に、何、そのあるあるな設定。 美形に転生とか面倒事な予感しかしないよね。  そして、何故か私、三咲はな(みさきはな)は乙女ゲームヒロイン、真中千夏(まなかちなつ)の幼馴染になってました。  (いやいや、何で、そうなるんだよ。私は地味に生きていきたいんだよ!だから、千夏、頼むから攻略対象者引き連れて私のところに来ないで!)  と、主人公が、内心荒ぶりながらも、乙女ゲームヒロイン千夏から溺愛され、そして、攻略対象者となんだかんだで関わっちゃう話、になる予定。 ーーーーー  とりあえず短編で、高校生になってからの話だけ書いてみましたが、小学生くらいからの長編を、短編の評価、まあ、つまりはウケ次第で書いてみようかなっと考え中…  長編を書くなら、主人公のはなちゃんと千夏の出会いくらいから、はなちゃんと千夏の幼馴染(攻略対象者)との出会い、そして、はなちゃんのお兄ちゃん(イケメンだけどシスコンなので残念)とはなちゃんのイチャイチャ(これ需要あるのかな…)とか、中学生になって、はなちゃんがモテ始めて、千夏、攻略対象者な幼馴染、お兄ちゃんが焦って…とかを書きたいな、と思ってます。  もし、読んでみたい!と、思ってくれた方がいるなら、よかったら、感想とか書いてもらって、そこに書いてくれたら…壁|ω・`)チラッ

処理中です...