心が読める私に一目惚れした彼の溺愛はややヤンデレ気味です。

三月べに

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お試しの居場所編(前)

 ずるい告白の罠に甘えて。(後半)

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「私に自信なんてないからです。さっき話したように、違い、すぎるじゃないですか。大袈裟な言い方ですけど、違う世界の人間というか……本当にこうして出会ったのは、奇跡的です。このまま、交流してもらえるのは、本当に嬉しいです。でも、やっぱり……私は、自信がないんですよ。劣等感で、ビビって、踏み出せそうにないです」

 数斗さんの心の声が『違う世界なんかじゃない』とか『その奇跡を喜んでないの?』とか、つらそうな声を振り切るように、続ける。

「数斗さんは、素敵な人です。素敵すぎる人です。ブランド物を買ってくれるいい人だなんて言う人には、ムカついて言い返しましたし、あんな腹黒な人なんかといい雰囲気になってほしくないって、強く思いましたし、気安くナンパなんてしないでほしいって、イラッともしました。はっきり答えもしないのに、私は……身勝手に……嫉妬心とか、独占欲とか、抱えちゃって。自分じゃあ釣り合わないって思うくせに……他の人は嫌です…………矛盾してますよね」

 顔を俯かせて、ソファーの上を見つめつつ、溢れる言葉を口にした。


「こんな人間がいい子なんですか? 優柔不断じゃないですか。私が甘えすぎているんです。……こんなところで、無防備に寝てしまうくらい、数斗さんの優しさに甘え切ってます。心地いいからって……数斗さんの優しい声に、もう十分、甘えすぎてますよ……」


 そうか。
 ここでは、数斗さんの優しい声しか聞こえなかったから、心地よくて眠ってしまったんだ。


 これを言ってしまえば、決定打だろう。
 でも言わないと。
 優柔不断な関係をやめるために。

「数斗さんに愛される人は幸せになるはずです。でも、それは……わた、し…………?」

 勇気を振り絞ったけれど、ふと、数斗さんの心の声が聞こえなくなっていることに気付いて、意識がそちらに傾く。
 それで、顔を見られなかったはずなのに、つい顔を上げてしまう。

 私が目にしたのは――――顔を真っ赤に染めた数斗さんだった。

 え? あの……え?

 真っ赤になって驚いた表情の数斗さんは、今まで息でも詰まらせていたのか、心の声を怒涛と流した。

『え? 嫉妬? 嫉妬してくれてたの? 独占欲まで持ってくれていたの? 素敵すぎるって……!』

 歓喜で舞い上がっている声音の心の声。
 私は両手で目元を覆った。

「……なんでそんな顔をするんですかっ……?」
「え? ご、ごめん。どんな顔?」
『ヤバい。変に、ニヤけた?』
「……なんで、嬉しそうな顔をするんですかぁ……」

 喜びを噛み締めるような、そんな表情だ。
 嬉しそうに目元を赤らめて、喜びで目を輝かせているような……そんな顔。


「……嬉しいから」

『七羽ちゃんが、思った以上に、俺のことを好きだってことでしょ』

「好きだよ、七羽ちゃん」


 びく、と肩を震わせる。

 告白――――された。
 初めての告白。


「一目惚れだよ。本当に、目を合わせた瞬間、七羽ちゃんに惚れた」


 初めて、直接告げられた想い。

 じゅわりと顔が熱を帯びていくのを感じた。

「……顔。見せてくれないの?」
「い、いや、あの……ち、近いですっ」
『顔、赤い……。初めての告白を受けた顔……見たいのにな』

 自分の目元から、手を離せない。顔を合わせられなかった。
 数斗さんが顔を寄せてきた気配がしたので、身を引く。

「七羽ちゃん」
「や、やですっ」

 手を退かそうとしたのか、私の手に触れてきたから、思いっきり避けたら、倒れてしまった。
 ひじ掛けの上に、頭を置くような形。
 かなりの無防備な姿勢になったから、起き上がろうとはしたけれど、数斗さんが覆いかぶさるようにいることに気配だけで気付く。

「か、数斗さん……?」と、か細い声でこの体勢の意味を問う。

「七羽ちゃん。せめて、口元の方を隠そう? ――――奪っちゃうよ」
「ひゃっ」

 目元を覆う手の甲に、色っぽく囁く声が吹きかけられて、ゾクッとした手を慌てて口元に移動させた。

「……その目に、一目惚れした」
「っ……」

 当然、目が合ってしまう。
 私を見下ろす数斗さんが、真っ直ぐに見つめてきた。

『潤んだ目……可愛い……可愛い。危ないな。この距離だったら、衝動的にキスしちゃう』

 数斗さんの黒い瞳は、とろりと落ちてきてしまいそうな熱を孕んでいる。
 覆う手の下で、唇をキュッと強く結んだ。

「もう少しだけ、甘えてみようよ、七羽ちゃん」
「はぃ?」

 上ずった声で聞き返してしまう。

「七羽ちゃんは、期待させたままにズルズルと曖昧にするのは、俺に悪いって思ってるんでしょ? でも、俺はそれに甘えたいんだ」
『俺にもっと時間をちょうだい』
「お願い、甘やかして?」

 キュン、と胸の中が締まる。
 切実に頼む表情をするのは、ずるい。

「だから、七羽ちゃんも甘えていいよ。心地いいなら、俺の優しさを受け取って? もう少しだけ」
『俺はドロドロに甘やかしてあげるから――――手放せなくなるくらいに』

 もう少しだけ。
 そう期限をつけるみたいに言うのに、心の声は期間限定にはしない気でいるじゃないか。

「劣等感で怖くなっちゃうなら……自信をつけてもらえるように、努力するよ。俺がそうして欲しいから。自信を持ってもらえるように、する。もう少し、時間をかけよう。出会ったばかりだってことも、まだ深く知り合っていないことも、自信を失くす要素でしょ? 知らないことも、わからないことも、怖いなら……俺が教えてあげるから」
『違う世界だなんて切り分けないで。俺のことも知って。君のことも教えて。自信が持てるように、俺が教える』
「昨日は、とっても素敵な人のためなら、釣り合う努力をしたいって言ってたよね? 俺のために、努力してくれる? まだそんな努力をする勇気が出ないなら、好きになってもらうように頑張るから」

 囁くような声は熱っぽい。

「俺のこと……好き?」
『聞かせてほしい。好き、なんだよね? 俺のこと』

 ううっ……。
 こんな逃げられない体勢と距離で、そんなことを問うなんて、ずるい。


「…………好き、ですっ……」


 必死に、絞り出した。
 恥ずかしさと躊躇の中から、口にしたのは、大きな勇気だ。

『嗚呼、可愛い。幸せだ。可愛い。俺も好き。好き。好き好き好き。本当にキスしてしまいたいから、口元は隠してて。今なら、食べ尽くしてしまいそう』

 顔を綻ばせる数斗さんは、喜びを隠し切れていない。
 でも、心の中で舞い上がりつつも、理性を保とうとしている。

「どのぐらい、好き?」
「っ……そ、それは……わかんないです……」
「俺は……」
『七羽ちゃんに拒まれたら死ねるくらい……って言ったら、重すぎるか』
「他の人は嫌ってくらい、七羽ちゃんが好き。七羽ちゃんも、俺が他の人と並んだから、嫌?」
『俺が七羽ちゃん以外を……なんて言うのも嫌だな』

 もう数斗さんの重たいくらいの想いは、聞こえてますよ……。
 私は嫌だと示すために、おずおずと頷いた。


「じゃあ、その好きって気持ち。俺がもっと強くしてあげる」


 強い欲がこもった熱い眼差しに耐えられず、瞼をギュッと閉じる。

「頑張り屋な七羽ちゃんが、前向きになってくれるくらいの想いの強さを、持たせるから」

 それは、他力本願だって、昨日一人で思っていたのにな。
 数斗さんから言われたのなら、もう他力本願じゃない?
 いやいや、待って。
 どうしてこうなった?
 甘えすぎるのはやめようって話をしたかったはずで。だから、ちゃんと。数斗さんには断ろうとしたわけで。

「お願い、七羽ちゃん。俺を甘やかすためだと思って、お試しに俺に愛される人になってくれない?」

 驚きの提案に、パッと目を見開く。


「先ずは、一ヶ月。お試しで、俺を恋人にして?」


 数斗さんの熱を落としそうなほどの綺麗な黒い瞳は、私を真っ直ぐに見つめ続けていた。

 優しい声は、懇願する。

「友だち以上で恋人未満な曖昧な関係を、いっそのことお試し期間の恋人関係にしてしまえばいいでしょ? 恋人らしいことをして……試そう? 他人から見て、釣り合うとか釣り合わないかじゃなくて……俺と七羽ちゃんが合うか合わないかを確かめるためにも。ね?」

 見つめてくる黒い瞳が細められて、切に願う目付き。

 期限付きのお試しの交際の申し込み。

 曖昧な関係は、だめだとは思ったけれども。
 だからと言って、恋人関係になると一歩踏み出す?

「俺に愛される人は幸せになれるんでしょ?」
『もう七羽ちゃんしか愛さないよ』
「その幸せを、お試しに感じて?」
『俺の愛を受け取って。それだけでも俺が幸せになるから』

 いや、だから……それは、一方的な愛の形では……。

「俺は愛を受け取ってもらえるだけで幸せになりそうだから、愛のためにそばにいたくなるように、努力するから。そのチャンスを与えるための時間をください」

 愛のためにそばにいたくなる。
 その言葉を聞いて衝撃を受けた。

 私が愛を受け取ることで幸せになる数斗さんを、私はそばにいることを選ぶだけで、それを愛と呼べるのだろうか。

 不釣り合いだと怖気付いている私に勇気を出せるくらいに、想いの強さを与えてくれると言う数斗さん。
 自信を持って、数斗さんの手を取ることは、愛になるのだろうか。

 真剣に頼む数斗さんを見つめ返して、声を絞り出す。


「愛を……受け取ることで、幸せになってくれるなら……そんな愛を受け取るためにそばにいると決心することも、愛……でしょうか?」


 勇気を振り絞り、努力して得た自信で、そばにいると決心することが、私の愛となって、数斗さんの愛に応えることが出来るのだろうか。


「……うん。愛だよ」
『俺を愛してくれるってこと? 嬉しい。だめだ、ホント。感極まって、食べちゃいそうだ』


 嬉しいと破顔する数斗さん。
 ……なんで、今日は、食べちゃいたいって、よく言っているのだろうか……。

「じゃあ……その…………目安は、そんな、愛……で……?」
『目安? ああ、お試しの目標、か……。その愛をしっかり持つまで』
「それがいいね。七羽ちゃんが、決心がついたら。でも……そうだな。まだ時間が必要だって思ったら、延長もしようか。ビビってしまうなら、慎重に確かめてみよう? 確信を得られるまで」
『七羽ちゃんの決心がつくまでの時間。延長しても構わない。絶対に離さないから。七羽ちゃんに愛されるように、尽くすから。俺をもっと好きになってもらって、愛してもらうから』

 お試し期間だとか、延長とか。
 形だけに設けられることで、拒ませないための、逃さないための、罠だ。

 全然諦める気はない。
 いや、待って。ホント。どうしてこうなった。
 なんで断るつもりが、罠に追い込まれてしまっているの、私。

 優しい声が言いくるめてきたしまった。

「もちろん、恋人だって言っても、お試しだから、プラトニックな関係で。恋人して、デートしたり、寄り添ったり。望んでくれたら、キスをしたり……。二人で考えて決めて、そうやって恋人関係を試してみよう?」
『君が許可してくれるだけ、深く進むよ』

 くるくると、私の頭の横のひじ掛けに置いている手で、私の髪を指に絡める。
 その指を見てから、数斗さんはまた熱を孕んで、とろりと落としそうな眼差しを上から注いだ。


「ね? お願い、七羽ちゃん。お試しで、俺を恋人にしてください」
『好き。好き。俺を受け入れて。愛を受け取って。好き。好き好き。俺を恋人にして。好き。お願いだ、七羽ちゃん。好きだから、付き合おうよ』


 甘く微笑む数斗さんは、情熱的に求める心の声を響かせる。

 お試しだけでは終わらせる気なんて毛頭ないくせに。

 お試し期間と称した私の心の準備を整えるための時間稼ぎ。
 私が不釣り合いだって怖がって逃げてしまう前に。
 想いを強くして、前向きに頑張れるまでの繋ぎ止め。
 愛を受け取ってくれるだけで幸せになる数斗さんのためにも、幸せにしてくれる愛を受け取る自信がつくまで。
 そばでちゃんと愛を受け取ることを、決心する準備を整えておくため。

 ずるい。
 これで頷いたら、両腕に閉じ込めて、もう放さないくせに。

 そうだとわかっていながら、私は。
 また、ずるく甘えてしまうんだ。


「――――はい……。お試しで……恋人、お願いします……」


 震えている気がする小さな声で、交際の承諾を告げる。

 数斗さんは、とろりと恍惚に目を細めて、顔を綻ばせた。

「ありがとう、七羽ちゃん。好きだよ。いい恋人になるから、よろしくね」
『やった……。好き。好き。大好き。愛してる。愛してるよ』

 数斗さんの優しい声は静かながらも、心の声と同じく喜びと想いを強く込めて、響かせる。

 そして、覆いかぶさるような姿勢だった身体をゆっくり下ろして、抱き締めるように密着。
 自分の額を私の頭のサイドに押し付けて、逆の方に左手を添えて押し付けるみたい。
 ホッと、安堵と溢れる喜びを、息で吐いた。


 自分から罠に入っちゃって。
 彼の愛に、囚われた。


「……よろしく、です……」

 想いが止まらないと、心の中で言葉にし続ける数斗さんの声を聞きながら。
 そう返事することが、いっぱいだった。


 
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