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オーベルシュタイン、二度目の冬
第434話、冬のエストレイヤ家(緑龍の村)
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冬は寒い……でも、家や薬院は暖かい。
現在、俺は一人薬院で読書中。
暖炉で炎が燃え、床にはカーペットが敷いてあり、部屋の隅にはコタツが置いてある(コタツはルミナが占領中。ニコニコアザラシの子供も居着いてしまった)
今日は天気もよく、窓の外では積もった雪が光を浴びてキラキラ光っている。
俺はカーフィーを啜りながら、読書をしていた。
「…………ふぅ」
今日は、まだ誰も来ない。
怪我人、病人は三日に一度くらいの頻度で来る。しもやけや風邪、腹痛など軽い症状ばかりだ。
薬の在庫もあるし、カビの培養も順調だ。銀猫たちの手伝いも今日はお休みなので、珍しく一人。
「ふぁ~あ……まだ朝なのに眠いな……暇だしヒュンケル兄にでも連絡しよっかな」
そう思い、リンリンベルに視線を向けた時だった。
「お兄ちゃん、いるー?」
「ん、シェリーか……入っていいぞ」
「入るよー」
シェリーが入ってきた。
外からではなく家の中から来たようだ。服装は暖かそうな白いセーターにスカート、タイツにスリッパだ。シェリーは派手に飾るより、こういったシンプルな服がよく似合う。
「どうした? 具合でも悪いのか?」
「んーん。今日は訓練お休みだし、たまにはお兄ちゃんとお話でもしようかなーって」
「そうか。よし、お茶でも淹れるよ」
「あ、あたしやるからいいよ。お兄ちゃん、カーフィーおかわりは?」
「じゃあ……頼む」
「はいはーい」
シェリーにカップを渡す。
意外と慣れた手つきでカーフィーを淹れるシェリー。
つい最近、ディミトリの館で買った『フレンチプレス』というカーフィーを淹れる道具を買った。これがまた楽でいいんだよね。
「はい、お兄ちゃん」
「ああ。ありがとう」
シェリーからカーフィーカップを受け取る。すると、シェリーは俺の隣へ座った。
「お前は紅茶か?」
「うん。お兄ちゃんやローレライには悪いけど……やっぱりカーフィーって苦手かも」
「この苦味がいいんだよ。ま、お前も飲めるようになるさ」
「どうかなー……」
シェリーはツインテールを揺らし、紅茶を啜る。
俺もカーフィーを飲む……ん、ちょっと薄いけどいけるな。
「美味い。でも、ちょっと薄い」
「えー? けっこう濃い目にしたんだけど……お兄ちゃん、舌死んでる?」
「おま、なんてこと言うんだっつーの」
俺とシェリーは、しばし談笑しながら熱い飲み物を楽しんだ。
◇◇◇◇◇◇
部屋でのんびり読書をしていると、シェリーが言った。
「お兄ちゃん、お散歩行かない?」
「え、なんで?」
「だって、読書だけじゃつまんないでしょ? 天気もいいし、外の空気吸いに行こうよ!」
「えー……」
「あーもう! いいから行くよ!」
「わわっ、わかったわかった」
シェリーは立ち上がり、自室にコートを取りに行った。
俺もコートと手袋、帽子をかぶって外へ。
天気はいい。日差しも柔らかい。でも……やっぱり寒い。
三分ほどでシェリーが来た。マフラーにコート、手袋を付けて膝下までのブーツを履いている。
やっぱり可愛いなこいつ。ビッグバロッグ王国で誰が嫁にするのか戦争が起きかけたっていうくらいだしな。
「じゃ、行こ」
「どこに?」
「そーねー……あ、ドラゴン厩舎! アヴァロンに会いにいく!」
「ドラゴン厩舎か。そういや、久しく行ってないな」
さくさくと、雪をふみしめながら歩く。
そういや、こんな風にシェリーと並んで歩くなんて久しぶりだ。
ビッグバロッグ王国にいた頃、並んで歩いた最後の記憶は、子供のころだった。
そのころはミュディもいて、毎日楽しかった。
「あ、お父さんにお母さん」
「え?」
そんなことを考えていると、前から腕を組んで歩く父上と母上が来た。
俺たち二人を見て少し驚き、すぐにっこり笑う。
「アシュト、シェリー、散歩かな?」
「はい、父上。見たところお二人も」
「そうよ。天気もいいし、この村を散歩するのは日課ですもの」
「お母さん、ほんと変わったねぇー……別人すぎ」
シェリーが茶化すと、母上は苦笑した。
確かに、今までの母上なら、散歩で歩くなんてしない。
欲しい物は執事やメイドに頼んで買いに行かせたり、商人を家に呼んで買ったりしてた。
「あ、そうだ! お父さんとお母さん、一緒にドラゴン厩舎に行かない? あたしのドラゴン、まだ紹介してなかったよね!」
「お前のドラゴン?……ああ、そういえばそんなことを言ってたな」
シェリーは、たぶん世界初の『ドラゴンに乗った魔法師』だ。
竜騎士ならいるが、竜魔法師はいない。
父上は元軍人として気になるのか、興味津々だ。
「アリューシア」
「そうね。私も興味があるわ。アシュト、シェリー、あなたたちのお散歩に付いていってもいいかしら?」
「はい、母上」
「やった! ふふ、ここにリュウ兄がいればなぁ」
というわけで、エストレイヤ家のみんなでドラゴン宿舎へ。
◇◇◇◇◇◇
ドラゴン厩舎は、サラマンダーと竜騎士が管理する大きな厩舎だ。
厩舎の掃除、寝床の藁交換、餌やりがサラマンダー族の仕事で、竜騎士たちは自分のドラゴンのブラッシング、マッサージ、ストレス解消のために遊んだり、訓練をしたりと大忙し。
ドラゴン医師のドナルドが健康管理をし、ルミナも手伝いに来ている。
厩舎にやってきた俺たちは、シェリーのドラゴンであるアヴァロンのいる寝床へ。
「アーヴァロンっ!」
『グォォォォン!!』
「うわわわわっ!?」
「きゃあっ!?」
「ほぉ……なんとも立派なドラゴンだ」
俺、母上が驚き、父上は感心する。
シェリーは首を伸ばしてきたアヴァロンを優しく撫で、口元にそっとキスをする。
俺はシェリーに聞く。
「しぇ、シェリー……アヴァロンって、こんなにデカかったか?」
「見てのとおりよ。好奇心旺盛だけど、もう赤ちゃんじゃないのよ?」
アヴァロンは、全長5メートルくらいにデカくなっていた。
つい最近まで3メートルもなかったのに。生まれた頃を知っている俺は衝撃だった。
母親や父親にも甘えなくなったし、一匹の立派なドラゴンとして日々成長しているそうだ。
シェリーはアヴァロンを撫でながら言う。
「今日は家族を紹介するわ。お兄ちゃん……は知ってるよね。お母さんとお父さんなの、よろしくね」
『クゥゥゥ……』
「あはは。いいの? うんうん。明日は思いっきり飛ぼうね」
シェリーはアヴァロンの言葉がわかるらしい。
なんとも不思議な光景だ。アヴァロンもシェリーに微笑みかけているような気がする。
「お父さん、お母さん、アヴァロンが撫でてもいいってさ」
「え、え?」
「気位の高いドラゴンは、相棒以外に触れられることを嫌がると言うが……」
「大丈夫。あたしの両親だから特別だって。あと、剥がれた鱗もあげるって」
アヴァロンは、寝床に落ちていた白い鱗をそっと咥えてシェリーに渡す。
ど、ドラゴンの鱗……古龍の鱗ほどじゃないけど、貴重な物だ。
そういう俺も、ローレライとクララベルの剥がれた鱗を持っている。
母上を支えながら、父上はアヴァロンに手を伸ばす。
『クルル……』
「おお……なんと美しい。アリューシア、お前も」
「え、ええ……(ゴクリ)」
母上はそっと手を伸ばし……触れた。
アヴァロンは大人しく触られ、どこか気持ちよさそうだった。
シェリーはクスっと笑い、アヴァロンの鱗をもてあそぶ。
「あ、そうだ! これ、アウグストさんに頼んで加工してもらおっか。お父さんとお母さんお揃いでさ、ネックレスでもどう?」
「お、いいなそれ。アウグストさんなら、鍛冶場にいるはずだ」
「よっし! じゃあ行こう!」
「い、いいのか? アウグスト殿は仕事中では? それに、貴重なドラゴンの鱗を」
「アヴァロンが二人にってくれたモノだし大丈夫!」
「まぁ……ふふ、うれしいわ。ありがとう、シェリー」
「えへへー……いい思い出になって嬉しい!」
その後、アヴァロンの鱗はネックレスに加工され、父上と母上は身に着ける。
緑龍の村の想い出ってことで、大事にしてほしい。
二人の嬉しそうな顔を見ていると、俺とシェリーまでうれしくなった。
エストレイヤ家の、家族の時間……シェリーに感謝しなきゃな。
現在、俺は一人薬院で読書中。
暖炉で炎が燃え、床にはカーペットが敷いてあり、部屋の隅にはコタツが置いてある(コタツはルミナが占領中。ニコニコアザラシの子供も居着いてしまった)
今日は天気もよく、窓の外では積もった雪が光を浴びてキラキラ光っている。
俺はカーフィーを啜りながら、読書をしていた。
「…………ふぅ」
今日は、まだ誰も来ない。
怪我人、病人は三日に一度くらいの頻度で来る。しもやけや風邪、腹痛など軽い症状ばかりだ。
薬の在庫もあるし、カビの培養も順調だ。銀猫たちの手伝いも今日はお休みなので、珍しく一人。
「ふぁ~あ……まだ朝なのに眠いな……暇だしヒュンケル兄にでも連絡しよっかな」
そう思い、リンリンベルに視線を向けた時だった。
「お兄ちゃん、いるー?」
「ん、シェリーか……入っていいぞ」
「入るよー」
シェリーが入ってきた。
外からではなく家の中から来たようだ。服装は暖かそうな白いセーターにスカート、タイツにスリッパだ。シェリーは派手に飾るより、こういったシンプルな服がよく似合う。
「どうした? 具合でも悪いのか?」
「んーん。今日は訓練お休みだし、たまにはお兄ちゃんとお話でもしようかなーって」
「そうか。よし、お茶でも淹れるよ」
「あ、あたしやるからいいよ。お兄ちゃん、カーフィーおかわりは?」
「じゃあ……頼む」
「はいはーい」
シェリーにカップを渡す。
意外と慣れた手つきでカーフィーを淹れるシェリー。
つい最近、ディミトリの館で買った『フレンチプレス』というカーフィーを淹れる道具を買った。これがまた楽でいいんだよね。
「はい、お兄ちゃん」
「ああ。ありがとう」
シェリーからカーフィーカップを受け取る。すると、シェリーは俺の隣へ座った。
「お前は紅茶か?」
「うん。お兄ちゃんやローレライには悪いけど……やっぱりカーフィーって苦手かも」
「この苦味がいいんだよ。ま、お前も飲めるようになるさ」
「どうかなー……」
シェリーはツインテールを揺らし、紅茶を啜る。
俺もカーフィーを飲む……ん、ちょっと薄いけどいけるな。
「美味い。でも、ちょっと薄い」
「えー? けっこう濃い目にしたんだけど……お兄ちゃん、舌死んでる?」
「おま、なんてこと言うんだっつーの」
俺とシェリーは、しばし談笑しながら熱い飲み物を楽しんだ。
◇◇◇◇◇◇
部屋でのんびり読書をしていると、シェリーが言った。
「お兄ちゃん、お散歩行かない?」
「え、なんで?」
「だって、読書だけじゃつまんないでしょ? 天気もいいし、外の空気吸いに行こうよ!」
「えー……」
「あーもう! いいから行くよ!」
「わわっ、わかったわかった」
シェリーは立ち上がり、自室にコートを取りに行った。
俺もコートと手袋、帽子をかぶって外へ。
天気はいい。日差しも柔らかい。でも……やっぱり寒い。
三分ほどでシェリーが来た。マフラーにコート、手袋を付けて膝下までのブーツを履いている。
やっぱり可愛いなこいつ。ビッグバロッグ王国で誰が嫁にするのか戦争が起きかけたっていうくらいだしな。
「じゃ、行こ」
「どこに?」
「そーねー……あ、ドラゴン厩舎! アヴァロンに会いにいく!」
「ドラゴン厩舎か。そういや、久しく行ってないな」
さくさくと、雪をふみしめながら歩く。
そういや、こんな風にシェリーと並んで歩くなんて久しぶりだ。
ビッグバロッグ王国にいた頃、並んで歩いた最後の記憶は、子供のころだった。
そのころはミュディもいて、毎日楽しかった。
「あ、お父さんにお母さん」
「え?」
そんなことを考えていると、前から腕を組んで歩く父上と母上が来た。
俺たち二人を見て少し驚き、すぐにっこり笑う。
「アシュト、シェリー、散歩かな?」
「はい、父上。見たところお二人も」
「そうよ。天気もいいし、この村を散歩するのは日課ですもの」
「お母さん、ほんと変わったねぇー……別人すぎ」
シェリーが茶化すと、母上は苦笑した。
確かに、今までの母上なら、散歩で歩くなんてしない。
欲しい物は執事やメイドに頼んで買いに行かせたり、商人を家に呼んで買ったりしてた。
「あ、そうだ! お父さんとお母さん、一緒にドラゴン厩舎に行かない? あたしのドラゴン、まだ紹介してなかったよね!」
「お前のドラゴン?……ああ、そういえばそんなことを言ってたな」
シェリーは、たぶん世界初の『ドラゴンに乗った魔法師』だ。
竜騎士ならいるが、竜魔法師はいない。
父上は元軍人として気になるのか、興味津々だ。
「アリューシア」
「そうね。私も興味があるわ。アシュト、シェリー、あなたたちのお散歩に付いていってもいいかしら?」
「はい、母上」
「やった! ふふ、ここにリュウ兄がいればなぁ」
というわけで、エストレイヤ家のみんなでドラゴン宿舎へ。
◇◇◇◇◇◇
ドラゴン厩舎は、サラマンダーと竜騎士が管理する大きな厩舎だ。
厩舎の掃除、寝床の藁交換、餌やりがサラマンダー族の仕事で、竜騎士たちは自分のドラゴンのブラッシング、マッサージ、ストレス解消のために遊んだり、訓練をしたりと大忙し。
ドラゴン医師のドナルドが健康管理をし、ルミナも手伝いに来ている。
厩舎にやってきた俺たちは、シェリーのドラゴンであるアヴァロンのいる寝床へ。
「アーヴァロンっ!」
『グォォォォン!!』
「うわわわわっ!?」
「きゃあっ!?」
「ほぉ……なんとも立派なドラゴンだ」
俺、母上が驚き、父上は感心する。
シェリーは首を伸ばしてきたアヴァロンを優しく撫で、口元にそっとキスをする。
俺はシェリーに聞く。
「しぇ、シェリー……アヴァロンって、こんなにデカかったか?」
「見てのとおりよ。好奇心旺盛だけど、もう赤ちゃんじゃないのよ?」
アヴァロンは、全長5メートルくらいにデカくなっていた。
つい最近まで3メートルもなかったのに。生まれた頃を知っている俺は衝撃だった。
母親や父親にも甘えなくなったし、一匹の立派なドラゴンとして日々成長しているそうだ。
シェリーはアヴァロンを撫でながら言う。
「今日は家族を紹介するわ。お兄ちゃん……は知ってるよね。お母さんとお父さんなの、よろしくね」
『クゥゥゥ……』
「あはは。いいの? うんうん。明日は思いっきり飛ぼうね」
シェリーはアヴァロンの言葉がわかるらしい。
なんとも不思議な光景だ。アヴァロンもシェリーに微笑みかけているような気がする。
「お父さん、お母さん、アヴァロンが撫でてもいいってさ」
「え、え?」
「気位の高いドラゴンは、相棒以外に触れられることを嫌がると言うが……」
「大丈夫。あたしの両親だから特別だって。あと、剥がれた鱗もあげるって」
アヴァロンは、寝床に落ちていた白い鱗をそっと咥えてシェリーに渡す。
ど、ドラゴンの鱗……古龍の鱗ほどじゃないけど、貴重な物だ。
そういう俺も、ローレライとクララベルの剥がれた鱗を持っている。
母上を支えながら、父上はアヴァロンに手を伸ばす。
『クルル……』
「おお……なんと美しい。アリューシア、お前も」
「え、ええ……(ゴクリ)」
母上はそっと手を伸ばし……触れた。
アヴァロンは大人しく触られ、どこか気持ちよさそうだった。
シェリーはクスっと笑い、アヴァロンの鱗をもてあそぶ。
「あ、そうだ! これ、アウグストさんに頼んで加工してもらおっか。お父さんとお母さんお揃いでさ、ネックレスでもどう?」
「お、いいなそれ。アウグストさんなら、鍛冶場にいるはずだ」
「よっし! じゃあ行こう!」
「い、いいのか? アウグスト殿は仕事中では? それに、貴重なドラゴンの鱗を」
「アヴァロンが二人にってくれたモノだし大丈夫!」
「まぁ……ふふ、うれしいわ。ありがとう、シェリー」
「えへへー……いい思い出になって嬉しい!」
その後、アヴァロンの鱗はネックレスに加工され、父上と母上は身に着ける。
緑龍の村の想い出ってことで、大事にしてほしい。
二人の嬉しそうな顔を見ていると、俺とシェリーまでうれしくなった。
エストレイヤ家の、家族の時間……シェリーに感謝しなきゃな。
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