337 / 474
獣王国の家庭教師
第531話、いざ獣王国サファリへ
しおりを挟む
「話し合いの結果、私が同行することになりました」
「そ、そう」
翌朝。
シルメリアさんが俺の前で一礼。
どんな話し合いがあったのか知らないが、平和的に解決したらしい。
とにかく、これで獣王国サファリへ行くメンバーが決まった。
俺、ミュアちゃん、シルメリアさん。そして護衛の竜騎士二名。
さて……一応、ルミナには言わないとな。
俺はシルメリアさんと別れ、すでに朝食を終えて暖炉の前でのんびりしているルミナに言う。
「ルミナ」
「みゃう?……」
「っと、よしよし」
「ごろごろ……なにか用か?」
ルミナは、俺を見るなり抱きついて甘えてきた。
なので、ネコミミを揉むように撫でながら言う。
「ルミナ。もう少ししたら、獣王国サファリってところに行かなくちゃならないんだ」
「みゃあ」
「今回、お前は連れて行かないから。いいな、ついて来ちゃダメだぞ」
「…………」
あらら、ルミナがムスッとしてる。
でも、これにはちゃんとわけがある。
「ごめんな。今回行くところは、今までのところと違って、決められたルールは守らなきゃいけないんだ。もしルールを破ったら、とても危ないかもしれない」
「みゃう……」
今回、他国に家庭教師として向かう。
従者は四名まで。二名が護衛、二名が世話係として同行を許可されている。ただ付いてきたという理由だけでルミナを連れて行くのはまずい。
不法侵入になるかもしれないし、捕まる可能性だってあるしな。
ルミナに説明すると、ネコミミがシュンと萎れた。
「……わかった。でも、すぐに帰って来いよ」
「大丈夫。何日かは泊まると思うけど、基本的に家から転移魔法で通うから」
「みゃあ」
ジーニアス先生が、過去に獣王国サファリに設置した転移刻印を、俺にも使用できるようにしてくれたんだ。なので、移動は一瞬で行ける。数日は滞在し、できるだけ家から通うようにする。
授業時間はバラつきがあるし、俺の受け持ち時間は数時間。薬院で仕事をしながら授業もできるだろう。
ここまで説明すると、ルミナは頭を胸に擦りつける。
「みゃう。その代わり、いっぱい撫でろ」
「はいはい。よしよし、ごーろごろ」
「ごろごろ……みゃあ」
あとは、出発までしっかり勉強しないとな。
俺の担当は獣王国サファリの歴史。図書館にある本だけじゃなく、ビッグバロッグ王国にある歴史書や、シャヘル先生が持っている本も借りて読もう。
エストレイヤ家の名を借りてる以上、恥をかくわけにはいかない。
◇◇◇◇◇◇
出発当日。
俺、ミュアちゃん、シルメリアさん、グリフレッド、ユーウェインの五人は、家の前でミュディたちに見送りされていた。
「アシュト、気を付けてね」
「ああ。今日はあっちに泊まると思う。留守はよろしくな」
「アシュト、お土産はお酒ね!!」
「エルミナはブレないな……わかったよ」
ミュディはともかく、エルミナは相変わらずだ。
俺は、少しオドオドしているココロに話しかける。
「ココロ。留守の間、薬院は任せるぞ」
「は、はい……で、でも、わたしみたいな半人前で……」
「大丈夫。ここ数日、付きっきりで見てたけど、ココロの診断や治療は正確だ。もちろん、まだ甘いところもある。慢心だけはしないように」
「は、はい!」
「大丈夫。いざとなったらあたしがお兄ちゃん呼ぶからさ」
シェリーが杖をくるっと回転させながら言う。
一応、転移魔法はシェリーも使えるようにした。もし何かあれば、シェリーが獣王国サファリまで転移し、俺に連絡する手はずになっている。
クララベルは、シルメリアさんに言った。
「珍しい食材とか、お菓子に仕えそうな香辛料見つけたらお願いね!」
「かしこまりました」
「香辛料?」
俺が首を傾げると、ローレライが言う。
「獣王国サファリは、香辛料が有名なの。ドラゴンロード王国も輸入してるわ」
「へぇ……」
「にゃあ。楽しみー」
「みゃう……」
見送りに来たルミナは、楽しそうなミュアちゃんを見てそっぽ向く。
一応、魔法王国ではルミナに付きっきりだったしな。今回くらい、しっかり留守番してほしい。
ミュアちゃんは、ルミナやライラちゃんに言う。
「おみやげ、いっぱい買ってくるね」
「わぅん。楽しみにしてる」
「みゃう。まぁ、すきにしろ」
可愛いねぇ。癒される……うんうん。
と、挨拶はこんなものか。
俺は杖を取り出し、シルメリアさんたちを近くに呼ぶ。
「それじゃあ、行ってくる───……転移」
転移魔法を発動させ、獣王国サファリへと飛んだ。
◇◇◇◇◇◇
転移したのは───……蒸し暑い森の中だった。
「な、なんだここ?」
「にゃうー……あつい」
ミュアちゃんがさっそくダレてしまった。
グリフレッドは周囲を見回し、ユーウェインが頷いて言う。
「アシュト様。少し偵察していますのでお待ちください」
「は、はい」
すると、ユーウェインは大きなカバンを開ける。
何が入っているのかと思いきや……なんと、小さなドラゴンだった。
「ど、ドラゴンの……赤ちゃん?」
「いえ、これで成体です。私とグリフレッドは竜騎士の中でも特別な『竜戦士』なのです」
「竜戦士……?」
聞いたことないな。
グリフレッドも大きなカバンを持っていた。もしかしてこの中にもドラゴンが?
ミュアちゃんは、小さなドラゴンをじーっと見ていた。
「にゃあ。かわいいー」
「ふふ、ありがとう。だが、この『ウィングドラゴン』は可愛いだけじゃない」
『キュルルル……』
すると、ウィングドラゴンは翼を広げ、ユーウェインが着ている鎧の背中部分にある取っ手を掴み飛んだ。
そのままユーウェインは上昇……空を飛んでいる。
グリフレッドは、解説する。
「竜騎士はドラゴンに騎乗して戦い、竜戦士はドラゴンと一つになり空を駆けます。最大の特徴は、竜戦士は小回りが利くので、対人戦に特化しているというところでしょうか」
「おおー……すごい」
「にゃあー!」
ユーウェインは、数分で降りてきた。
「あちらが出口です。数分も歩けば出られましょう。それと、大きな国が見えます……間違いなく、獣王国サファリでしょう」
「なるほど。この転移魔法陣は、目立たないように設置されてたのか……」
「にゃあ。ご主人さま、早く行こう!」
「ああ」
よし。蒸し暑い森を出て、獣王国サファリへ行こう!
「そ、そう」
翌朝。
シルメリアさんが俺の前で一礼。
どんな話し合いがあったのか知らないが、平和的に解決したらしい。
とにかく、これで獣王国サファリへ行くメンバーが決まった。
俺、ミュアちゃん、シルメリアさん。そして護衛の竜騎士二名。
さて……一応、ルミナには言わないとな。
俺はシルメリアさんと別れ、すでに朝食を終えて暖炉の前でのんびりしているルミナに言う。
「ルミナ」
「みゃう?……」
「っと、よしよし」
「ごろごろ……なにか用か?」
ルミナは、俺を見るなり抱きついて甘えてきた。
なので、ネコミミを揉むように撫でながら言う。
「ルミナ。もう少ししたら、獣王国サファリってところに行かなくちゃならないんだ」
「みゃあ」
「今回、お前は連れて行かないから。いいな、ついて来ちゃダメだぞ」
「…………」
あらら、ルミナがムスッとしてる。
でも、これにはちゃんとわけがある。
「ごめんな。今回行くところは、今までのところと違って、決められたルールは守らなきゃいけないんだ。もしルールを破ったら、とても危ないかもしれない」
「みゃう……」
今回、他国に家庭教師として向かう。
従者は四名まで。二名が護衛、二名が世話係として同行を許可されている。ただ付いてきたという理由だけでルミナを連れて行くのはまずい。
不法侵入になるかもしれないし、捕まる可能性だってあるしな。
ルミナに説明すると、ネコミミがシュンと萎れた。
「……わかった。でも、すぐに帰って来いよ」
「大丈夫。何日かは泊まると思うけど、基本的に家から転移魔法で通うから」
「みゃあ」
ジーニアス先生が、過去に獣王国サファリに設置した転移刻印を、俺にも使用できるようにしてくれたんだ。なので、移動は一瞬で行ける。数日は滞在し、できるだけ家から通うようにする。
授業時間はバラつきがあるし、俺の受け持ち時間は数時間。薬院で仕事をしながら授業もできるだろう。
ここまで説明すると、ルミナは頭を胸に擦りつける。
「みゃう。その代わり、いっぱい撫でろ」
「はいはい。よしよし、ごーろごろ」
「ごろごろ……みゃあ」
あとは、出発までしっかり勉強しないとな。
俺の担当は獣王国サファリの歴史。図書館にある本だけじゃなく、ビッグバロッグ王国にある歴史書や、シャヘル先生が持っている本も借りて読もう。
エストレイヤ家の名を借りてる以上、恥をかくわけにはいかない。
◇◇◇◇◇◇
出発当日。
俺、ミュアちゃん、シルメリアさん、グリフレッド、ユーウェインの五人は、家の前でミュディたちに見送りされていた。
「アシュト、気を付けてね」
「ああ。今日はあっちに泊まると思う。留守はよろしくな」
「アシュト、お土産はお酒ね!!」
「エルミナはブレないな……わかったよ」
ミュディはともかく、エルミナは相変わらずだ。
俺は、少しオドオドしているココロに話しかける。
「ココロ。留守の間、薬院は任せるぞ」
「は、はい……で、でも、わたしみたいな半人前で……」
「大丈夫。ここ数日、付きっきりで見てたけど、ココロの診断や治療は正確だ。もちろん、まだ甘いところもある。慢心だけはしないように」
「は、はい!」
「大丈夫。いざとなったらあたしがお兄ちゃん呼ぶからさ」
シェリーが杖をくるっと回転させながら言う。
一応、転移魔法はシェリーも使えるようにした。もし何かあれば、シェリーが獣王国サファリまで転移し、俺に連絡する手はずになっている。
クララベルは、シルメリアさんに言った。
「珍しい食材とか、お菓子に仕えそうな香辛料見つけたらお願いね!」
「かしこまりました」
「香辛料?」
俺が首を傾げると、ローレライが言う。
「獣王国サファリは、香辛料が有名なの。ドラゴンロード王国も輸入してるわ」
「へぇ……」
「にゃあ。楽しみー」
「みゃう……」
見送りに来たルミナは、楽しそうなミュアちゃんを見てそっぽ向く。
一応、魔法王国ではルミナに付きっきりだったしな。今回くらい、しっかり留守番してほしい。
ミュアちゃんは、ルミナやライラちゃんに言う。
「おみやげ、いっぱい買ってくるね」
「わぅん。楽しみにしてる」
「みゃう。まぁ、すきにしろ」
可愛いねぇ。癒される……うんうん。
と、挨拶はこんなものか。
俺は杖を取り出し、シルメリアさんたちを近くに呼ぶ。
「それじゃあ、行ってくる───……転移」
転移魔法を発動させ、獣王国サファリへと飛んだ。
◇◇◇◇◇◇
転移したのは───……蒸し暑い森の中だった。
「な、なんだここ?」
「にゃうー……あつい」
ミュアちゃんがさっそくダレてしまった。
グリフレッドは周囲を見回し、ユーウェインが頷いて言う。
「アシュト様。少し偵察していますのでお待ちください」
「は、はい」
すると、ユーウェインは大きなカバンを開ける。
何が入っているのかと思いきや……なんと、小さなドラゴンだった。
「ど、ドラゴンの……赤ちゃん?」
「いえ、これで成体です。私とグリフレッドは竜騎士の中でも特別な『竜戦士』なのです」
「竜戦士……?」
聞いたことないな。
グリフレッドも大きなカバンを持っていた。もしかしてこの中にもドラゴンが?
ミュアちゃんは、小さなドラゴンをじーっと見ていた。
「にゃあ。かわいいー」
「ふふ、ありがとう。だが、この『ウィングドラゴン』は可愛いだけじゃない」
『キュルルル……』
すると、ウィングドラゴンは翼を広げ、ユーウェインが着ている鎧の背中部分にある取っ手を掴み飛んだ。
そのままユーウェインは上昇……空を飛んでいる。
グリフレッドは、解説する。
「竜騎士はドラゴンに騎乗して戦い、竜戦士はドラゴンと一つになり空を駆けます。最大の特徴は、竜戦士は小回りが利くので、対人戦に特化しているというところでしょうか」
「おおー……すごい」
「にゃあー!」
ユーウェインは、数分で降りてきた。
「あちらが出口です。数分も歩けば出られましょう。それと、大きな国が見えます……間違いなく、獣王国サファリでしょう」
「なるほど。この転移魔法陣は、目立たないように設置されてたのか……」
「にゃあ。ご主人さま、早く行こう!」
「ああ」
よし。蒸し暑い森を出て、獣王国サファリへ行こう!
111
あなたにおすすめの小説
腹違いの妹にすべてを奪われた薄幸の令嬢が、義理の母に殴られた瞬間、前世のインテリヤクザなおっさんがぶちギレた場合。
灯乃
ファンタジー
十二歳のときに母が病で亡くなった途端、父は後妻と一歳年下の妹を新たな『家族』として迎え入れた。
彼らの築く『家族』の輪から弾き出されたアニエスは、ある日義母の私室に呼び出され――。
タイトル通りのおっさんコメディーです。
猫を拾ったら聖獣で犬を拾ったら神獣で最強すぎて困る
マーラッシュ
ファンタジー
旧題:狙って勇者パーティーを追放されて猫を拾ったら聖獣で犬を拾ったら神獣だった。そして人間を拾ったら・・・
何かを拾う度にトラブルに巻き込まれるけど、結果成り上がってしまう。
異世界転生者のユートは、バルトフェル帝国の山奥に一人で住んでいた。
ある日、盗賊に襲われている公爵令嬢を助けたことによって、勇者パーティーに推薦されることになる。
断ると角が立つと思い仕方なしに引き受けるが、このパーティーが最悪だった。
勇者ギアベルは皇帝の息子でやりたい放題。活躍すれば咎められ、上手く行かなければユートのせいにされ、パーティーに入った初日から後悔するのだった。そして他の仲間達は全て女性で、ギアベルに絶対服従していたため、味方は誰もいない。
ユートはすぐにでもパーティーを抜けるため、情報屋に金を払い噂を流すことにした。
勇者パーティーはユートがいなければ何も出来ない集団だという内容でだ。
プライドが高いギアベルは、噂を聞いてすぐに「貴様のような役立たずは勇者パーティーには必要ない!」と公衆の面前で追放してくれた。
しかし晴れて自由の身になったが、一つだけ誤算があった。
それはギアベルの怒りを買いすぎたせいで、帝国を追放されてしまったのだ。
そしてユートは荷物を取りに行くため自宅に戻ると、そこには腹をすかした猫が、道端には怪我をした犬が、さらに船の中には女の子が倒れていたが、それぞれの正体はとんでもないものであった。
これは自重できない異世界転生者が色々なものを拾った結果、トラブルに巻き込まれ解決していき成り上がり、幸せな異世界ライフを満喫する物語である。
異世界に転移したら、孤児院でごはん係になりました
雪月夜狐
ファンタジー
ある日突然、異世界に転移してしまったユウ。
気がつけば、そこは辺境にある小さな孤児院だった。
剣も魔法も使えないユウにできるのは、
子供たちのごはんを作り、洗濯をして、寝かしつけをすることだけ。
……のはずが、なぜか料理や家事といった
日常のことだけが、やたらとうまくいく。
無口な男の子、甘えん坊の女の子、元気いっぱいな年長組。
個性豊かな子供たちに囲まれて、
ユウは孤児院の「ごはん係」として、毎日を過ごしていく。
やがて、かつてこの孤児院で育った冒険者や商人たちも顔を出し、
孤児院は少しずつ、人が集まる場所になっていく。
戦わない、争わない。
ただ、ごはんを作って、今日をちゃんと暮らすだけ。
ほんわか天然な世話係と子供たちの日常を描く、
やさしい異世界孤児院ファンタジー。
【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。
家族転生 ~父、勇者 母、大魔導師 兄、宰相 姉、公爵夫人 弟、S級暗殺者 妹、宮廷薬師 ……俺、門番~
北条新九郎
ファンタジー
三好家は一家揃って全滅し、そして一家揃って異世界転生を果たしていた。
父は勇者として、母は大魔導師として異世界で名声を博し、現地人の期待に応えて魔王討伐に旅立つ。またその子供たちも兄は宰相、姉は公爵夫人、弟はS級暗殺者、妹は宮廷薬師として異世界を謳歌していた。
ただ、三好家第三子の神太郎だけは異世界において冴えない立場だった。
彼の職業は………………ただの門番である。
そして、そんな彼の目的はスローライフを送りつつ、異世界ハーレムを作ることだった。
お気に入り・感想、宜しくお願いします。
転生したら領主の息子だったので快適な暮らしのために知識チートを実践しました
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
不摂生が祟ったのか浴槽で溺死したブラック企業務めの社畜は、ステップド騎士家の長男エルに転生する。
不便な異世界で生活環境を改善するためにエルは知恵を絞る。
14万文字執筆済み。2025年8月25日~9月30日まで毎日7:10、12:10の一日二回更新。
転生貴族の領地経営〜現代日本の知識で異世界を豊かにする
初
ファンタジー
ローラシア王国の北のエルラント辺境伯家には天才的な少年、リーゼンしかしその少年は現代日本から転生してきた転生者だった。
リーゼンが洗礼をしたさい、圧倒的な量の加護やスキルが与えられた。その力を見込んだ父の辺境伯は12歳のリーゼンを辺境伯家の領地の北を治める代官とした。
これはそんなリーゼンが異世界の領地を経営し、豊かにしていく物語である。
【完結】辺境に飛ばされた子爵令嬢、前世の経営知識で大商会を作ったら王都がひれ伏したし、隣国のハイスペ王子とも結婚できました
いっぺいちゃん
ファンタジー
婚約破棄、そして辺境送り――。
子爵令嬢マリエールの運命は、結婚式直前に無惨にも断ち切られた。
「辺境の館で余生を送れ。もうお前は必要ない」
冷酷に告げた婚約者により、社交界から追放された彼女。
しかし、マリエールには秘密があった。
――前世の彼女は、一流企業で辣腕を振るった経営コンサルタント。
未開拓の農産物、眠る鉱山資源、誠実で働き者の人々。
「必要ない」と切り捨てられた辺境には、未来を切り拓く力があった。
物流網を整え、作物をブランド化し、やがて「大商会」を設立!
数年で辺境は“商業帝国”と呼ばれるまでに発展していく。
さらに隣国の完璧王子から熱烈な求婚を受け、愛も手に入れるマリエール。
一方で、税収激減に苦しむ王都は彼女に救いを求めて――
「必要ないとおっしゃったのは、そちらでしょう?」
これは、追放令嬢が“経営知識”で国を動かし、
ざまぁと恋と繁栄を手に入れる逆転サクセスストーリー!
※表紙のイラストは画像生成AIによって作られたものです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。