453 / 474
ビッグバロッグ祭り
第647話、従兄同士・恋人同士・同僚同士
しおりを挟む
「ね、シェリーあっちあっち、あっちからいい匂い!」
「あーもう引っ張んないでよ。行くからさ」
シェリーとラクシュミは、食べ歩きしながら古商業区画を歩いていた。
ラクシュミは久しぶりのビッグバロッグ王国を満喫している。
手には、砂漠の国名産の『アイスマンゴー』を絞った果実水があり、それをゴクゴク飲みながら言う。
「あ~おいしい。ビッグバロッグ王国ってやっぱいいわねー」
「アンタさぁ、ディミトリさんのところにいるんでしょ? 魔界都市ベルゼブブもかなり発展した国って聞いてるけど」
「あっちは夢の世界。こっちは現実。そんなもんよ」
「意味わかんないし……」
シェリーは、焼いた肉串を食べている。ニオイに惹かれついつい買ってしまったが、かなり塩味が濃く美味い。
すると、シェリーたちの近くに見覚えのある人がいた。
「あれ。リュウ兄だ」
「お、ほんとだ。リュドガくん」
「ん? おお、シェリーにラクシュミか」
リュドガは部下に何か命令し、二人の傍へ。
「リュウ兄、忙しそうだね」
「まあな。ビッグバロッグ商業組合から正式な依頼を受けての警備だ。騒ぎがいくつか起きているし、ヒュンケルやルナマリアの部隊も対処に追われている……まあ、いつものことさ」
「せっかくの祭りなのに、エクレールやスサノオと一緒にいれないのは残念かもねー」
「それを言うなよ」
リュドガは苦笑する。
「二人は今、習い事に忙しい。お前も覚えがあるだろ?」
「まぁね。剣術、魔力操作訓練、各種お稽古やお勉強……あー思い出したくない」
「ははは。エクレールは剣の才がある。スサノオは身体を動かすことより勉強するほうが好きなようだ」
「ふぅん。なんか、リュウ兄やお兄ちゃんみたい」
「ははは……と、すまんなラクシュミ」
「ううん。兄妹っていいなーって思っちゃった」
ラクシュミを放置して二人で喋っていたことに対する謝罪だったが、気にしていないようだ。
「そういえば、さっきエルミナさんに会ったぞ。裏通りの店に向かったようだ」
「裏通り……うげ、ゲテモノ通りじゃん。エルミナ、マジ?」
「ゲテモノ通り?」
ラクシュミは首を傾げた。
シェリーは、少し渋い顔で言う。
「そのまんまの意味。ゲテモノばっかり扱ってる通りよ……虫とか、よくわかんない食材とか」
「ふふん、それは面白そうね……行くわよシェリー!!」
「え、ちょ!?」
ラクシュミは、シェリーを引っ張り歩きだした。
「ははは、仲がいいな。まぁ、お前がいるなら大丈夫だろう」
「ああもう、リュウ兄また後で!! ラクシュミ、自分で歩けるってば!!」
「ささ、美味しい物食べるわよーっ!!」
二人はゲテモノ通りへ向かい、リュドガは笑って見送った。
◇◇◇◇◇
アセナとレムスは、二人並んで歩いていた。
アセナはレムスの腕にそっと自分の腕を絡め、やや照れながら歩いている。
そんな二人を、ミュディはニコニコしながら後ろで視ていた。
「わぅぅ……ミュディ、楽しそう」
「え? あ、あはは……あ、ライラちゃん、あっちに可愛い帽子あるよ」
「くぅん。かわいいの好き!」
すると、アセナがミュディの元へ。
「あの、ミュディさん。わたしとレムス、二人でその……」
「あ、うん。デートだよね。ごめんね、野暮だったよね」
「い、いえ!! 見知らぬ地ですし、保護者が必要なのはわかっています。あまり離れませんし、ミュディさんたちの匂いはわかるので、すぐに合流できますので」
「え、におい?」
「はい。ミュディさんだけじゃなくて、村長やエルミナさんたちも……くんくん、村長たちはミュアたちと一緒に、ここから三キロほど離れた場所にいるようです」
「す、すごいね」
「くぅん。わたしもわかるよ」
オオカミとワンコの嗅覚はすさまじい。ある意味、迷子になっても安心。
ミュディは財布からお金を出し、アセナへ渡す。
「はいこれ。二人でお昼ご飯食べてね」
「だ、大丈夫です。お金はもらって」
「いいの。ふふ、デートを楽しんでね」
「……はい!!」
アセナはお金を受取り、レムスの元へ。
レムスはミュディに向かってペコペコ頭を下げ、そのまま二人で腕組みして雑踏へ消えた。
「……いいなあ」
「ミュディ?」
「あ、ごめん。じゃああっちのお店行こうか」
「わん」
あの二人には上手くいってほしい。
そう思い、ミュディはライラと出店へ向かう。
出店に並んでいたのは、靴下のような布きれだった。
「なんだろう、これ」
「いらっしゃい。うちの商品に興味ありかな?」
店主の犬獣人おばさんがライラを見た。
「お、獣人の子だね。しかも女の子……うちの商品、興味ないかい?」
「くぅん。なにこれ? 靴下?」
「違う違う。これはね、『耳カバー』さ。ほら」
犬獣人のおばさんは、自分のイヌミミにカバーをスポッと付けた。
カラフル模様の耳カバーは、なかなかのオシャレ。
ライラは興味を持ったのか、ミュディに言う。
「これ、欲しい!!」
「わたしも同じ事考えてた。なるほど……帽子じゃない、耳を覆うカバーかあ」
ミュディの創作意欲に火が付き、ライラ用と、ミュアたち猫族用にいくつか買った。
ライラはさっそく耳カバーを付けた。
「えへへ、おしゃれ」
「んん~かわいい。よしよし」
「くぅぅん」
「ふふ。まだまだお店はいっぱいあるし、いろいろ回ろうか」
「わん!!」
ミュディたちは、衣料関係の店が並ぶ通りへ歩きだした。
◇◇◇◇◇
ビッグバロッグ王国が警備をしている祭りの最中、定時報告のためヒュンケルはルナマリアと合流した。
場所は古商業区にある、警備のために王国軍が借りた建物。
ヒュンケルが建物に入ると、ルナマリアがいた。
「おう」
「ああ。お疲れ」
「リュドガは?」
「まだ来ていない」
室内はシンプルだ。椅子とテーブルだけで、テーブルには古商業区のマップがあり、赤い線でマークしたり文字が書かれている。
ヒュンケルは椅子にドカッと座った。
「あー疲れたぜ。異種族同士の喧嘩とか、釣銭誤魔化されたとか、違法行為してる店とか……デカい祭りになると犯罪も横行しやがる」
「こっちも似たようなものだ。すでに三つの出店を摘発した」
ルナマリアも疲れたのか首をコキコキ鳴らす。
そして、思い出したように言う。
「ああ、そうだ。アシュトたちが帰って来たぞ。今頃、祭りを楽しんでいるだろうな」
「お、そうか」
「今夜、屋敷に来るが……お前も来るか?」
「んん~……それもいいな。せっかくだし外で飲まねーか? リュドガとアシュトたちも連れてよ」
「それも魅力的だな。だが、子供たちもいる……」
「あ、そうか」
「屋敷内に、義父上の作ったバーがある。そこにしよう」
「いいね。じゃ、お邪魔するぜ」
ルナマリアは、ヒュンケルをジッと見た。
「ん、なんだよ」
「ヒュンケル。お前……結婚はしないのか?」
「……唐突だな」
いきなりで驚いた。が……ヒュンケルにそういう縁がない話でもない。
たまにだが、見合いの申し込みがあったり、絶縁した実家からお見合い写真が届いたりもする。
現在、ヒュンケルは独立貴族だ。実家から離れ、武功を立てたことで騎士爵位を得ている。
小さいながらも屋敷を構え、使用人なども雇って生活していた。
自由───……ヒュンケルを見る者は、そう思う。
「お前の副官、フレイヤだったか? 彼女も未婚だろう……どうなんだ?」
「アホ。副官を嫁にできるワケねーだろうが」
「むぅ……」
「お前なぁ。子供産んでから母性っつーのか? 目覚めたのか?」
「いや、お前の心配をだな」
「気にすんな。ま、いい相手見つけたらするからよ」
「そうか。フフフ……」
「……気味悪いぞ。なんだその笑い」
「いや、子供はいいぞ。可愛いし、日々の成長を見ていると胸が高鳴る。ふふふ……まだ三歳だが、早期に『魔法適正』を調べようという話もあってな」
「魔法適正は、ある程度成長しないとわかんねーんじゃないのか?」
「ああ。だが、魔法の改良が行われてな、あと数年の研究で、五歳から判明できるそうだ」
「ふーん……だけど、気を付けろよ」
「……ああ」
それだけで、ルナマリアは察した。
魔法適正が『植物』と知り、絶望した義弟のことを。
精神が幼いうちに知らせておくのもいい。だが、それが望んだものでない場合、子供だったらどれほど絶望するか……それとも、絶望を糧に立ち上がるか、そのまま落ちるか。
リュドガとルナマリアの子供たちは、どうだろうか。
「ま、お前とリュドガの子なら大丈夫だろ」
ヒュンケルはあっさり言う。
ルナマリアは一瞬だけポカンとして、すぐに顔をほころばせた。
すると、ドアが開く。
「すまない、遅れた」
「おう」
「ああ、来たか」
「……ん? ルナマリア、なにかいいことでもあったのか?」
「……さぁな」
幼馴染の三人が揃い、ようやく定時報告が始まった。
「あーもう引っ張んないでよ。行くからさ」
シェリーとラクシュミは、食べ歩きしながら古商業区画を歩いていた。
ラクシュミは久しぶりのビッグバロッグ王国を満喫している。
手には、砂漠の国名産の『アイスマンゴー』を絞った果実水があり、それをゴクゴク飲みながら言う。
「あ~おいしい。ビッグバロッグ王国ってやっぱいいわねー」
「アンタさぁ、ディミトリさんのところにいるんでしょ? 魔界都市ベルゼブブもかなり発展した国って聞いてるけど」
「あっちは夢の世界。こっちは現実。そんなもんよ」
「意味わかんないし……」
シェリーは、焼いた肉串を食べている。ニオイに惹かれついつい買ってしまったが、かなり塩味が濃く美味い。
すると、シェリーたちの近くに見覚えのある人がいた。
「あれ。リュウ兄だ」
「お、ほんとだ。リュドガくん」
「ん? おお、シェリーにラクシュミか」
リュドガは部下に何か命令し、二人の傍へ。
「リュウ兄、忙しそうだね」
「まあな。ビッグバロッグ商業組合から正式な依頼を受けての警備だ。騒ぎがいくつか起きているし、ヒュンケルやルナマリアの部隊も対処に追われている……まあ、いつものことさ」
「せっかくの祭りなのに、エクレールやスサノオと一緒にいれないのは残念かもねー」
「それを言うなよ」
リュドガは苦笑する。
「二人は今、習い事に忙しい。お前も覚えがあるだろ?」
「まぁね。剣術、魔力操作訓練、各種お稽古やお勉強……あー思い出したくない」
「ははは。エクレールは剣の才がある。スサノオは身体を動かすことより勉強するほうが好きなようだ」
「ふぅん。なんか、リュウ兄やお兄ちゃんみたい」
「ははは……と、すまんなラクシュミ」
「ううん。兄妹っていいなーって思っちゃった」
ラクシュミを放置して二人で喋っていたことに対する謝罪だったが、気にしていないようだ。
「そういえば、さっきエルミナさんに会ったぞ。裏通りの店に向かったようだ」
「裏通り……うげ、ゲテモノ通りじゃん。エルミナ、マジ?」
「ゲテモノ通り?」
ラクシュミは首を傾げた。
シェリーは、少し渋い顔で言う。
「そのまんまの意味。ゲテモノばっかり扱ってる通りよ……虫とか、よくわかんない食材とか」
「ふふん、それは面白そうね……行くわよシェリー!!」
「え、ちょ!?」
ラクシュミは、シェリーを引っ張り歩きだした。
「ははは、仲がいいな。まぁ、お前がいるなら大丈夫だろう」
「ああもう、リュウ兄また後で!! ラクシュミ、自分で歩けるってば!!」
「ささ、美味しい物食べるわよーっ!!」
二人はゲテモノ通りへ向かい、リュドガは笑って見送った。
◇◇◇◇◇
アセナとレムスは、二人並んで歩いていた。
アセナはレムスの腕にそっと自分の腕を絡め、やや照れながら歩いている。
そんな二人を、ミュディはニコニコしながら後ろで視ていた。
「わぅぅ……ミュディ、楽しそう」
「え? あ、あはは……あ、ライラちゃん、あっちに可愛い帽子あるよ」
「くぅん。かわいいの好き!」
すると、アセナがミュディの元へ。
「あの、ミュディさん。わたしとレムス、二人でその……」
「あ、うん。デートだよね。ごめんね、野暮だったよね」
「い、いえ!! 見知らぬ地ですし、保護者が必要なのはわかっています。あまり離れませんし、ミュディさんたちの匂いはわかるので、すぐに合流できますので」
「え、におい?」
「はい。ミュディさんだけじゃなくて、村長やエルミナさんたちも……くんくん、村長たちはミュアたちと一緒に、ここから三キロほど離れた場所にいるようです」
「す、すごいね」
「くぅん。わたしもわかるよ」
オオカミとワンコの嗅覚はすさまじい。ある意味、迷子になっても安心。
ミュディは財布からお金を出し、アセナへ渡す。
「はいこれ。二人でお昼ご飯食べてね」
「だ、大丈夫です。お金はもらって」
「いいの。ふふ、デートを楽しんでね」
「……はい!!」
アセナはお金を受取り、レムスの元へ。
レムスはミュディに向かってペコペコ頭を下げ、そのまま二人で腕組みして雑踏へ消えた。
「……いいなあ」
「ミュディ?」
「あ、ごめん。じゃああっちのお店行こうか」
「わん」
あの二人には上手くいってほしい。
そう思い、ミュディはライラと出店へ向かう。
出店に並んでいたのは、靴下のような布きれだった。
「なんだろう、これ」
「いらっしゃい。うちの商品に興味ありかな?」
店主の犬獣人おばさんがライラを見た。
「お、獣人の子だね。しかも女の子……うちの商品、興味ないかい?」
「くぅん。なにこれ? 靴下?」
「違う違う。これはね、『耳カバー』さ。ほら」
犬獣人のおばさんは、自分のイヌミミにカバーをスポッと付けた。
カラフル模様の耳カバーは、なかなかのオシャレ。
ライラは興味を持ったのか、ミュディに言う。
「これ、欲しい!!」
「わたしも同じ事考えてた。なるほど……帽子じゃない、耳を覆うカバーかあ」
ミュディの創作意欲に火が付き、ライラ用と、ミュアたち猫族用にいくつか買った。
ライラはさっそく耳カバーを付けた。
「えへへ、おしゃれ」
「んん~かわいい。よしよし」
「くぅぅん」
「ふふ。まだまだお店はいっぱいあるし、いろいろ回ろうか」
「わん!!」
ミュディたちは、衣料関係の店が並ぶ通りへ歩きだした。
◇◇◇◇◇
ビッグバロッグ王国が警備をしている祭りの最中、定時報告のためヒュンケルはルナマリアと合流した。
場所は古商業区にある、警備のために王国軍が借りた建物。
ヒュンケルが建物に入ると、ルナマリアがいた。
「おう」
「ああ。お疲れ」
「リュドガは?」
「まだ来ていない」
室内はシンプルだ。椅子とテーブルだけで、テーブルには古商業区のマップがあり、赤い線でマークしたり文字が書かれている。
ヒュンケルは椅子にドカッと座った。
「あー疲れたぜ。異種族同士の喧嘩とか、釣銭誤魔化されたとか、違法行為してる店とか……デカい祭りになると犯罪も横行しやがる」
「こっちも似たようなものだ。すでに三つの出店を摘発した」
ルナマリアも疲れたのか首をコキコキ鳴らす。
そして、思い出したように言う。
「ああ、そうだ。アシュトたちが帰って来たぞ。今頃、祭りを楽しんでいるだろうな」
「お、そうか」
「今夜、屋敷に来るが……お前も来るか?」
「んん~……それもいいな。せっかくだし外で飲まねーか? リュドガとアシュトたちも連れてよ」
「それも魅力的だな。だが、子供たちもいる……」
「あ、そうか」
「屋敷内に、義父上の作ったバーがある。そこにしよう」
「いいね。じゃ、お邪魔するぜ」
ルナマリアは、ヒュンケルをジッと見た。
「ん、なんだよ」
「ヒュンケル。お前……結婚はしないのか?」
「……唐突だな」
いきなりで驚いた。が……ヒュンケルにそういう縁がない話でもない。
たまにだが、見合いの申し込みがあったり、絶縁した実家からお見合い写真が届いたりもする。
現在、ヒュンケルは独立貴族だ。実家から離れ、武功を立てたことで騎士爵位を得ている。
小さいながらも屋敷を構え、使用人なども雇って生活していた。
自由───……ヒュンケルを見る者は、そう思う。
「お前の副官、フレイヤだったか? 彼女も未婚だろう……どうなんだ?」
「アホ。副官を嫁にできるワケねーだろうが」
「むぅ……」
「お前なぁ。子供産んでから母性っつーのか? 目覚めたのか?」
「いや、お前の心配をだな」
「気にすんな。ま、いい相手見つけたらするからよ」
「そうか。フフフ……」
「……気味悪いぞ。なんだその笑い」
「いや、子供はいいぞ。可愛いし、日々の成長を見ていると胸が高鳴る。ふふふ……まだ三歳だが、早期に『魔法適正』を調べようという話もあってな」
「魔法適正は、ある程度成長しないとわかんねーんじゃないのか?」
「ああ。だが、魔法の改良が行われてな、あと数年の研究で、五歳から判明できるそうだ」
「ふーん……だけど、気を付けろよ」
「……ああ」
それだけで、ルナマリアは察した。
魔法適正が『植物』と知り、絶望した義弟のことを。
精神が幼いうちに知らせておくのもいい。だが、それが望んだものでない場合、子供だったらどれほど絶望するか……それとも、絶望を糧に立ち上がるか、そのまま落ちるか。
リュドガとルナマリアの子供たちは、どうだろうか。
「ま、お前とリュドガの子なら大丈夫だろ」
ヒュンケルはあっさり言う。
ルナマリアは一瞬だけポカンとして、すぐに顔をほころばせた。
すると、ドアが開く。
「すまない、遅れた」
「おう」
「ああ、来たか」
「……ん? ルナマリア、なにかいいことでもあったのか?」
「……さぁな」
幼馴染の三人が揃い、ようやく定時報告が始まった。
127
あなたにおすすめの小説
腹違いの妹にすべてを奪われた薄幸の令嬢が、義理の母に殴られた瞬間、前世のインテリヤクザなおっさんがぶちギレた場合。
灯乃
ファンタジー
十二歳のときに母が病で亡くなった途端、父は後妻と一歳年下の妹を新たな『家族』として迎え入れた。
彼らの築く『家族』の輪から弾き出されたアニエスは、ある日義母の私室に呼び出され――。
タイトル通りのおっさんコメディーです。
猫を拾ったら聖獣で犬を拾ったら神獣で最強すぎて困る
マーラッシュ
ファンタジー
旧題:狙って勇者パーティーを追放されて猫を拾ったら聖獣で犬を拾ったら神獣だった。そして人間を拾ったら・・・
何かを拾う度にトラブルに巻き込まれるけど、結果成り上がってしまう。
異世界転生者のユートは、バルトフェル帝国の山奥に一人で住んでいた。
ある日、盗賊に襲われている公爵令嬢を助けたことによって、勇者パーティーに推薦されることになる。
断ると角が立つと思い仕方なしに引き受けるが、このパーティーが最悪だった。
勇者ギアベルは皇帝の息子でやりたい放題。活躍すれば咎められ、上手く行かなければユートのせいにされ、パーティーに入った初日から後悔するのだった。そして他の仲間達は全て女性で、ギアベルに絶対服従していたため、味方は誰もいない。
ユートはすぐにでもパーティーを抜けるため、情報屋に金を払い噂を流すことにした。
勇者パーティーはユートがいなければ何も出来ない集団だという内容でだ。
プライドが高いギアベルは、噂を聞いてすぐに「貴様のような役立たずは勇者パーティーには必要ない!」と公衆の面前で追放してくれた。
しかし晴れて自由の身になったが、一つだけ誤算があった。
それはギアベルの怒りを買いすぎたせいで、帝国を追放されてしまったのだ。
そしてユートは荷物を取りに行くため自宅に戻ると、そこには腹をすかした猫が、道端には怪我をした犬が、さらに船の中には女の子が倒れていたが、それぞれの正体はとんでもないものであった。
これは自重できない異世界転生者が色々なものを拾った結果、トラブルに巻き込まれ解決していき成り上がり、幸せな異世界ライフを満喫する物語である。
異世界に転移したら、孤児院でごはん係になりました
雪月夜狐
ファンタジー
ある日突然、異世界に転移してしまったユウ。
気がつけば、そこは辺境にある小さな孤児院だった。
剣も魔法も使えないユウにできるのは、
子供たちのごはんを作り、洗濯をして、寝かしつけをすることだけ。
……のはずが、なぜか料理や家事といった
日常のことだけが、やたらとうまくいく。
無口な男の子、甘えん坊の女の子、元気いっぱいな年長組。
個性豊かな子供たちに囲まれて、
ユウは孤児院の「ごはん係」として、毎日を過ごしていく。
やがて、かつてこの孤児院で育った冒険者や商人たちも顔を出し、
孤児院は少しずつ、人が集まる場所になっていく。
戦わない、争わない。
ただ、ごはんを作って、今日をちゃんと暮らすだけ。
ほんわか天然な世話係と子供たちの日常を描く、
やさしい異世界孤児院ファンタジー。
【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。
家族転生 ~父、勇者 母、大魔導師 兄、宰相 姉、公爵夫人 弟、S級暗殺者 妹、宮廷薬師 ……俺、門番~
北条新九郎
ファンタジー
三好家は一家揃って全滅し、そして一家揃って異世界転生を果たしていた。
父は勇者として、母は大魔導師として異世界で名声を博し、現地人の期待に応えて魔王討伐に旅立つ。またその子供たちも兄は宰相、姉は公爵夫人、弟はS級暗殺者、妹は宮廷薬師として異世界を謳歌していた。
ただ、三好家第三子の神太郎だけは異世界において冴えない立場だった。
彼の職業は………………ただの門番である。
そして、そんな彼の目的はスローライフを送りつつ、異世界ハーレムを作ることだった。
お気に入り・感想、宜しくお願いします。
転生したら領主の息子だったので快適な暮らしのために知識チートを実践しました
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
不摂生が祟ったのか浴槽で溺死したブラック企業務めの社畜は、ステップド騎士家の長男エルに転生する。
不便な異世界で生活環境を改善するためにエルは知恵を絞る。
14万文字執筆済み。2025年8月25日~9月30日まで毎日7:10、12:10の一日二回更新。
転生貴族の領地経営〜現代日本の知識で異世界を豊かにする
初
ファンタジー
ローラシア王国の北のエルラント辺境伯家には天才的な少年、リーゼンしかしその少年は現代日本から転生してきた転生者だった。
リーゼンが洗礼をしたさい、圧倒的な量の加護やスキルが与えられた。その力を見込んだ父の辺境伯は12歳のリーゼンを辺境伯家の領地の北を治める代官とした。
これはそんなリーゼンが異世界の領地を経営し、豊かにしていく物語である。
【完結】辺境に飛ばされた子爵令嬢、前世の経営知識で大商会を作ったら王都がひれ伏したし、隣国のハイスペ王子とも結婚できました
いっぺいちゃん
ファンタジー
婚約破棄、そして辺境送り――。
子爵令嬢マリエールの運命は、結婚式直前に無惨にも断ち切られた。
「辺境の館で余生を送れ。もうお前は必要ない」
冷酷に告げた婚約者により、社交界から追放された彼女。
しかし、マリエールには秘密があった。
――前世の彼女は、一流企業で辣腕を振るった経営コンサルタント。
未開拓の農産物、眠る鉱山資源、誠実で働き者の人々。
「必要ない」と切り捨てられた辺境には、未来を切り拓く力があった。
物流網を整え、作物をブランド化し、やがて「大商会」を設立!
数年で辺境は“商業帝国”と呼ばれるまでに発展していく。
さらに隣国の完璧王子から熱烈な求婚を受け、愛も手に入れるマリエール。
一方で、税収激減に苦しむ王都は彼女に救いを求めて――
「必要ないとおっしゃったのは、そちらでしょう?」
これは、追放令嬢が“経営知識”で国を動かし、
ざまぁと恋と繁栄を手に入れる逆転サクセスストーリー!
※表紙のイラストは画像生成AIによって作られたものです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。