469 / 474
日常編㉓
第663話、ミュディはかわいいものが好き
しおりを挟む
「はぁぁ~……可愛い」
アシュトたちがドラゴンエイジ森国へ行ってる頃。
緑龍の村は、相変わらずの日常……特に事件もなく平和な時間が流れていた。
が、屋敷でシェリーとエルミナは顔を合わせ訝しんでいる。
理由は、ミュディ。
火のついていない暖炉の前でうつぶせになり、足をパタパタさせてニコニコしている。
何をしているのか? 視線の先には、マットに寝転ぶ猫たち。
「みんな可愛い♪ ずっと見てられるぅ~……♪」
「「……」」
シェリーは、こそっとエルミナに聞く。
「ミュディ、何してんの?」
「猫と子供たち見てるけど……」
「今朝、私が家を出た時もあの態勢だったわ」
「マジで? あたしが訓練に出た時もあの態勢だったけど……」
つまり、数時間以上、あのままだ。
マットの上に寝ているのは数匹の猫、そしてルミナとシロネ、ミュア、マンドレイクとアルラウネだ。
すると、シェリーたちに気付いたミュディ。
「あ、二人とも。ね、ね、こっち来てこっち」
「え、ええ」
「な、なに?」
言われた通り近づき、ミュディは静かに言う。
「ほら、見て」
「「……?」」
「ふにゃ……」
ミュディが指差した先にはシロネがいる。
ルミナに甘えるように抱きつき、静かに寝息を立てている。
息を吸うと白いネコミミが萎れ、吐くとネコミミがピンと立つ。そのネコミミがルミナの顎にちょこちょこ触れ、ルミナのネコミミがぴこぴこっと動く。
ミュアの尻尾に甘えるように、マンドレイクとアルラウネが手でそっと触れていた。
「あぁぁ……かわいい♪ みんな本当に可愛いわぁ」
「「…………」」
確かに可愛いが、数時間も寝転んで見るようなものでもない。
二人はそっとその場から離れ、屋敷を出た。
◇◇◇◇◇
家を出た二人は、そのまま散歩がてら歩いていた。
「ね、シェリー……ミュディってさ、昔からあんなに可愛い物好きなの?」
「そーねー……部屋にぬいぐるみとかはあったけど、今みたいに興奮することはなかったけどなー」
「まぁ、私も女だし、可愛いのは好きだけどね」
「あたしも。お、噂をすれば」
『もきゅ~』
ニコニコアザラシの子供が、二人の前に現れた。
二人はしゃがみ、ふかふかの頭を撫でる。
「は~モフいわねぇ。あ、そういえば……ミュディの部屋に何匹か、ニコニコアザラシの子供がいたわね」
「あ、確かに。そういや、ミュディの部屋に遊びに行ったときに、ニコニコアザラシのぬいぐるみいっぱいあったっけ……かわいくて抱きしめてみたら、本物混じってて驚いたわ」
シェリーが苦笑する。
二人は、タヌスケ商店へ行く。すると店主のタヌスケが揉み手しながら現れた。
「へへへ、奥さん方……どうも」
「やっほ。ね、飲み物ある?」
エルミナが言うと、タヌスケはキョロキョロして安堵していた。
シェリーが首を傾げる。
「どうしたの?」
「いえ……ミュディ様はいないかと」
「ミュディなら、家でネコたちを愛でてるけど」
「……ほっ」
明らかに安堵していた。
エルミナは気になったのか、しゃがんでタヌスケに聞く。
「なになに。ミュディのこと苦手なの?」
「……い、いえ。へへへ、その……ミュディ様、あっしらの頭を撫でたり、抱っこしたがりやして。まぁその……あっしらも大人の男なんで、気恥ずかしいというか」
「「……あぁ」」
納得だった。
豆狸族たちは、身長が小さくぬいぐるみのように可愛い。
ミュディが抱っこしたがるのも納得だった。
二人は飲み物を買い、歩きながら飲む。
「うーん、可愛いの好きも病気ねー……」
「タヌスケもだけど、ブラックモールたちもよく抱っこしてたわね。大人のブラックモールは抱っこするとすごく嫌がるけど、子供をお菓子で釣って抱っこして撫でまわしてるの見たことあるわ」
「あー……エルミナも見たんだ。実はあたしも見た」
二人が飲んでいるのは、砂糖とミルクを入れたカーフィー。正式名称は『カフィオレ』だ。
アシュトやローレライはブラックで飲んでいるが、エルミナたちはよくこのカフィオレを飲む。飲んだ容器は村に設置されているゴミ箱に捨て、談笑していた。
エルミナが大きく伸びをして、シェリーに提案する。
「ね、せっかく休みだしさ、浴場行く? 村長湯で、軽く飲みながらお喋りしない?」
「いいね。エルミナと一緒の休みで、こうしてお喋りするの久しぶりだしね。ローレライもクララベルもいないし、ミュディは可愛いのに夢中だし」
「じゃ、行こっか」
二人は村長湯へ歩き出す。
すると、白猫族のハクアが、着替えを入れた手提げを手に現れた。
やや髪が濡れていることから、湯上りだとわかった。
「エルミナさん、シェリーさん、こんにちは」
「やっほ、ハクア」
「ハクアさん、こんにちは」
ハクアはペコっと頭を下げる。
「いつもシロネがお世話になっています」
「あー、ミュアたちとよくお泊りしてるわね。逆に、ハクアのところにミュアたちが行くこともあるでしょ?」
「ええ。ふふ……シロネにいっぱいお友達ができて、毎日とても楽しそうで……この村に住むことができて、あの子も喜んでいます」
ハクアは嬉しそうに笑い「あ、そうだ」と思いだしたように言う。
「シロネ、ミュディさんがお気に入りのようで……最近はうちにも泊まりに来てくれて、よくお菓子を一緒に食べて、甘えるように抱きついて寝ちゃうんですよ」
「「え……」」
ミュディがハクアの家に泊まりに行ってることを、二人は初めて知った。
確かに、シロネはよくミュディに甘えている。
「シロネ、ミュディさんに髪を梳いてもらったり、耳をマッサージしてもらうのが本当に好きで……」
「そ、そうなんだ……」
「ミュディ……ほんとに好きなことには夢中ね」
ちょっと呆れつつ、ハクアと別れた。
二人は村長湯へ。
誰もいない村長湯。脱衣所で服を脱ぎ、冷蔵庫に入っていたお酒を桶に入れ、グラスを二つ持って浴場へ。
身体を洗い、少しぬるめの内湯に入る。
「ほい、エルミナ」
「ん、ありがとー……シェリーも」
「うん」
セントウ酒をグラスに注いで乾杯。キュッと飲む。
「っはぁ~……おいしい。シェリー、昼間から飲むのもけっこういいでしょ?」
「確かにね~……癖になっちゃうかもぉ」
さっそくほろ酔いの二人。
湯もぬるめなので、のぼせることもないだろう。
二人の話題は、アシュト……ではなく、ミュディのことだ。
「ミュディ、可愛いの……っていうか、子供が好きなのよ。ったく、お兄ちゃんももう少し頑張ってさ、ミュディ自身の子供をさぁ」
「あ~……わかる。私も子供欲しいわ。でもでも、ハイエルフって妊娠しにくいのよねぇ。まぁ、のんびりやっていくわ」
「ってかさぁ、原因はお兄ちゃんにもあるわけよ。お兄ちゃんの部屋、毎日ルミナとか、マンドレイクやアルラウネがいるし。最近はミュアやシロネもよく行ってるみたいだしぃ……まさか、一緒に寝るわけにはいかないし」
「あ~……あの子たち、アシュトと寝るの好きなのよね。ルミナとか毎日甘えまくってるし。ツンツンした野良猫だったのに、今じゃ甘えまくりの飼い猫なのよねぇ」
「だよねぇ~……夫婦生活も大変よ」
ぐちぐち言いながらお酒を楽しんでいると、脱衣所が騒がしくなった。
扉が開くと、大勢いた。
「にゃあー!!」
「みゃう、うるさいぞ」
「ふにゃあ」
「まんどれーいく」
「あるらうねー」
「わぅぅん。くさいー……」
「はいはーい。みんな、ちゃんと髪と身体を洗ってからね~」
子供たちとミュディだ。
エルミナが言う。
「ちょっと、どうしたのよ」
「あはは……実は、みんなに飲み物を運んでたら、ネコにつまずいちゃって寝ているみんなの上にミルクをこぼしちゃったのよ。みんなミルクまみれで、遊びにきたライラちゃんもミルクで滑って転んじゃって。あ、みんな入ってきてねー」
『ニャー』『にゃあ』『ニャゥゥ』『もきゅ』
子猫や親猫、ニコニコアザラシも入ってきた。
シロネが白猫を抱っこし、ミュディに差し出す。
「ふにゃ、あらう」
「うん。みんなで綺麗にしようね。じゃあみんな、ネコたちを綺麗に洗おうね~」
「にゃうー」「みゃうー」
「まんどれーいく」「あるらうねー」
子供たちは猫を洗い始め、ミュディはニコニコアザラシの子供を洗い出す。
そして、洗い終えると、今度は一人ずつ髪や身体を洗い始めた。
「はい、シロネちゃん、眼を閉じてね~」
「ふにゃぅぅ」
「ふふ、マッサージもしま~す」
ミュディは、シロネのネコミミを揉み洗いし始めた。
その光景を見ながら、シェリーはエルミナに言う。
「あれ、お母さんみたいよね……ミュディ、自分の子供できたら溺愛しそう」
「うーん……そうね、いいお母さんになるわ」
そう言い、エルミナはセントウ酒をグラスに注いた。
アシュトたちがドラゴンエイジ森国へ行ってる頃。
緑龍の村は、相変わらずの日常……特に事件もなく平和な時間が流れていた。
が、屋敷でシェリーとエルミナは顔を合わせ訝しんでいる。
理由は、ミュディ。
火のついていない暖炉の前でうつぶせになり、足をパタパタさせてニコニコしている。
何をしているのか? 視線の先には、マットに寝転ぶ猫たち。
「みんな可愛い♪ ずっと見てられるぅ~……♪」
「「……」」
シェリーは、こそっとエルミナに聞く。
「ミュディ、何してんの?」
「猫と子供たち見てるけど……」
「今朝、私が家を出た時もあの態勢だったわ」
「マジで? あたしが訓練に出た時もあの態勢だったけど……」
つまり、数時間以上、あのままだ。
マットの上に寝ているのは数匹の猫、そしてルミナとシロネ、ミュア、マンドレイクとアルラウネだ。
すると、シェリーたちに気付いたミュディ。
「あ、二人とも。ね、ね、こっち来てこっち」
「え、ええ」
「な、なに?」
言われた通り近づき、ミュディは静かに言う。
「ほら、見て」
「「……?」」
「ふにゃ……」
ミュディが指差した先にはシロネがいる。
ルミナに甘えるように抱きつき、静かに寝息を立てている。
息を吸うと白いネコミミが萎れ、吐くとネコミミがピンと立つ。そのネコミミがルミナの顎にちょこちょこ触れ、ルミナのネコミミがぴこぴこっと動く。
ミュアの尻尾に甘えるように、マンドレイクとアルラウネが手でそっと触れていた。
「あぁぁ……かわいい♪ みんな本当に可愛いわぁ」
「「…………」」
確かに可愛いが、数時間も寝転んで見るようなものでもない。
二人はそっとその場から離れ、屋敷を出た。
◇◇◇◇◇
家を出た二人は、そのまま散歩がてら歩いていた。
「ね、シェリー……ミュディってさ、昔からあんなに可愛い物好きなの?」
「そーねー……部屋にぬいぐるみとかはあったけど、今みたいに興奮することはなかったけどなー」
「まぁ、私も女だし、可愛いのは好きだけどね」
「あたしも。お、噂をすれば」
『もきゅ~』
ニコニコアザラシの子供が、二人の前に現れた。
二人はしゃがみ、ふかふかの頭を撫でる。
「は~モフいわねぇ。あ、そういえば……ミュディの部屋に何匹か、ニコニコアザラシの子供がいたわね」
「あ、確かに。そういや、ミュディの部屋に遊びに行ったときに、ニコニコアザラシのぬいぐるみいっぱいあったっけ……かわいくて抱きしめてみたら、本物混じってて驚いたわ」
シェリーが苦笑する。
二人は、タヌスケ商店へ行く。すると店主のタヌスケが揉み手しながら現れた。
「へへへ、奥さん方……どうも」
「やっほ。ね、飲み物ある?」
エルミナが言うと、タヌスケはキョロキョロして安堵していた。
シェリーが首を傾げる。
「どうしたの?」
「いえ……ミュディ様はいないかと」
「ミュディなら、家でネコたちを愛でてるけど」
「……ほっ」
明らかに安堵していた。
エルミナは気になったのか、しゃがんでタヌスケに聞く。
「なになに。ミュディのこと苦手なの?」
「……い、いえ。へへへ、その……ミュディ様、あっしらの頭を撫でたり、抱っこしたがりやして。まぁその……あっしらも大人の男なんで、気恥ずかしいというか」
「「……あぁ」」
納得だった。
豆狸族たちは、身長が小さくぬいぐるみのように可愛い。
ミュディが抱っこしたがるのも納得だった。
二人は飲み物を買い、歩きながら飲む。
「うーん、可愛いの好きも病気ねー……」
「タヌスケもだけど、ブラックモールたちもよく抱っこしてたわね。大人のブラックモールは抱っこするとすごく嫌がるけど、子供をお菓子で釣って抱っこして撫でまわしてるの見たことあるわ」
「あー……エルミナも見たんだ。実はあたしも見た」
二人が飲んでいるのは、砂糖とミルクを入れたカーフィー。正式名称は『カフィオレ』だ。
アシュトやローレライはブラックで飲んでいるが、エルミナたちはよくこのカフィオレを飲む。飲んだ容器は村に設置されているゴミ箱に捨て、談笑していた。
エルミナが大きく伸びをして、シェリーに提案する。
「ね、せっかく休みだしさ、浴場行く? 村長湯で、軽く飲みながらお喋りしない?」
「いいね。エルミナと一緒の休みで、こうしてお喋りするの久しぶりだしね。ローレライもクララベルもいないし、ミュディは可愛いのに夢中だし」
「じゃ、行こっか」
二人は村長湯へ歩き出す。
すると、白猫族のハクアが、着替えを入れた手提げを手に現れた。
やや髪が濡れていることから、湯上りだとわかった。
「エルミナさん、シェリーさん、こんにちは」
「やっほ、ハクア」
「ハクアさん、こんにちは」
ハクアはペコっと頭を下げる。
「いつもシロネがお世話になっています」
「あー、ミュアたちとよくお泊りしてるわね。逆に、ハクアのところにミュアたちが行くこともあるでしょ?」
「ええ。ふふ……シロネにいっぱいお友達ができて、毎日とても楽しそうで……この村に住むことができて、あの子も喜んでいます」
ハクアは嬉しそうに笑い「あ、そうだ」と思いだしたように言う。
「シロネ、ミュディさんがお気に入りのようで……最近はうちにも泊まりに来てくれて、よくお菓子を一緒に食べて、甘えるように抱きついて寝ちゃうんですよ」
「「え……」」
ミュディがハクアの家に泊まりに行ってることを、二人は初めて知った。
確かに、シロネはよくミュディに甘えている。
「シロネ、ミュディさんに髪を梳いてもらったり、耳をマッサージしてもらうのが本当に好きで……」
「そ、そうなんだ……」
「ミュディ……ほんとに好きなことには夢中ね」
ちょっと呆れつつ、ハクアと別れた。
二人は村長湯へ。
誰もいない村長湯。脱衣所で服を脱ぎ、冷蔵庫に入っていたお酒を桶に入れ、グラスを二つ持って浴場へ。
身体を洗い、少しぬるめの内湯に入る。
「ほい、エルミナ」
「ん、ありがとー……シェリーも」
「うん」
セントウ酒をグラスに注いで乾杯。キュッと飲む。
「っはぁ~……おいしい。シェリー、昼間から飲むのもけっこういいでしょ?」
「確かにね~……癖になっちゃうかもぉ」
さっそくほろ酔いの二人。
湯もぬるめなので、のぼせることもないだろう。
二人の話題は、アシュト……ではなく、ミュディのことだ。
「ミュディ、可愛いの……っていうか、子供が好きなのよ。ったく、お兄ちゃんももう少し頑張ってさ、ミュディ自身の子供をさぁ」
「あ~……わかる。私も子供欲しいわ。でもでも、ハイエルフって妊娠しにくいのよねぇ。まぁ、のんびりやっていくわ」
「ってかさぁ、原因はお兄ちゃんにもあるわけよ。お兄ちゃんの部屋、毎日ルミナとか、マンドレイクやアルラウネがいるし。最近はミュアやシロネもよく行ってるみたいだしぃ……まさか、一緒に寝るわけにはいかないし」
「あ~……あの子たち、アシュトと寝るの好きなのよね。ルミナとか毎日甘えまくってるし。ツンツンした野良猫だったのに、今じゃ甘えまくりの飼い猫なのよねぇ」
「だよねぇ~……夫婦生活も大変よ」
ぐちぐち言いながらお酒を楽しんでいると、脱衣所が騒がしくなった。
扉が開くと、大勢いた。
「にゃあー!!」
「みゃう、うるさいぞ」
「ふにゃあ」
「まんどれーいく」
「あるらうねー」
「わぅぅん。くさいー……」
「はいはーい。みんな、ちゃんと髪と身体を洗ってからね~」
子供たちとミュディだ。
エルミナが言う。
「ちょっと、どうしたのよ」
「あはは……実は、みんなに飲み物を運んでたら、ネコにつまずいちゃって寝ているみんなの上にミルクをこぼしちゃったのよ。みんなミルクまみれで、遊びにきたライラちゃんもミルクで滑って転んじゃって。あ、みんな入ってきてねー」
『ニャー』『にゃあ』『ニャゥゥ』『もきゅ』
子猫や親猫、ニコニコアザラシも入ってきた。
シロネが白猫を抱っこし、ミュディに差し出す。
「ふにゃ、あらう」
「うん。みんなで綺麗にしようね。じゃあみんな、ネコたちを綺麗に洗おうね~」
「にゃうー」「みゃうー」
「まんどれーいく」「あるらうねー」
子供たちは猫を洗い始め、ミュディはニコニコアザラシの子供を洗い出す。
そして、洗い終えると、今度は一人ずつ髪や身体を洗い始めた。
「はい、シロネちゃん、眼を閉じてね~」
「ふにゃぅぅ」
「ふふ、マッサージもしま~す」
ミュディは、シロネのネコミミを揉み洗いし始めた。
その光景を見ながら、シェリーはエルミナに言う。
「あれ、お母さんみたいよね……ミュディ、自分の子供できたら溺愛しそう」
「うーん……そうね、いいお母さんになるわ」
そう言い、エルミナはセントウ酒をグラスに注いた。
131
あなたにおすすめの小説
腹違いの妹にすべてを奪われた薄幸の令嬢が、義理の母に殴られた瞬間、前世のインテリヤクザなおっさんがぶちギレた場合。
灯乃
ファンタジー
十二歳のときに母が病で亡くなった途端、父は後妻と一歳年下の妹を新たな『家族』として迎え入れた。
彼らの築く『家族』の輪から弾き出されたアニエスは、ある日義母の私室に呼び出され――。
タイトル通りのおっさんコメディーです。
猫を拾ったら聖獣で犬を拾ったら神獣で最強すぎて困る
マーラッシュ
ファンタジー
旧題:狙って勇者パーティーを追放されて猫を拾ったら聖獣で犬を拾ったら神獣だった。そして人間を拾ったら・・・
何かを拾う度にトラブルに巻き込まれるけど、結果成り上がってしまう。
異世界転生者のユートは、バルトフェル帝国の山奥に一人で住んでいた。
ある日、盗賊に襲われている公爵令嬢を助けたことによって、勇者パーティーに推薦されることになる。
断ると角が立つと思い仕方なしに引き受けるが、このパーティーが最悪だった。
勇者ギアベルは皇帝の息子でやりたい放題。活躍すれば咎められ、上手く行かなければユートのせいにされ、パーティーに入った初日から後悔するのだった。そして他の仲間達は全て女性で、ギアベルに絶対服従していたため、味方は誰もいない。
ユートはすぐにでもパーティーを抜けるため、情報屋に金を払い噂を流すことにした。
勇者パーティーはユートがいなければ何も出来ない集団だという内容でだ。
プライドが高いギアベルは、噂を聞いてすぐに「貴様のような役立たずは勇者パーティーには必要ない!」と公衆の面前で追放してくれた。
しかし晴れて自由の身になったが、一つだけ誤算があった。
それはギアベルの怒りを買いすぎたせいで、帝国を追放されてしまったのだ。
そしてユートは荷物を取りに行くため自宅に戻ると、そこには腹をすかした猫が、道端には怪我をした犬が、さらに船の中には女の子が倒れていたが、それぞれの正体はとんでもないものであった。
これは自重できない異世界転生者が色々なものを拾った結果、トラブルに巻き込まれ解決していき成り上がり、幸せな異世界ライフを満喫する物語である。
異世界に転移したら、孤児院でごはん係になりました
雪月夜狐
ファンタジー
ある日突然、異世界に転移してしまったユウ。
気がつけば、そこは辺境にある小さな孤児院だった。
剣も魔法も使えないユウにできるのは、
子供たちのごはんを作り、洗濯をして、寝かしつけをすることだけ。
……のはずが、なぜか料理や家事といった
日常のことだけが、やたらとうまくいく。
無口な男の子、甘えん坊の女の子、元気いっぱいな年長組。
個性豊かな子供たちに囲まれて、
ユウは孤児院の「ごはん係」として、毎日を過ごしていく。
やがて、かつてこの孤児院で育った冒険者や商人たちも顔を出し、
孤児院は少しずつ、人が集まる場所になっていく。
戦わない、争わない。
ただ、ごはんを作って、今日をちゃんと暮らすだけ。
ほんわか天然な世話係と子供たちの日常を描く、
やさしい異世界孤児院ファンタジー。
【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。
家族転生 ~父、勇者 母、大魔導師 兄、宰相 姉、公爵夫人 弟、S級暗殺者 妹、宮廷薬師 ……俺、門番~
北条新九郎
ファンタジー
三好家は一家揃って全滅し、そして一家揃って異世界転生を果たしていた。
父は勇者として、母は大魔導師として異世界で名声を博し、現地人の期待に応えて魔王討伐に旅立つ。またその子供たちも兄は宰相、姉は公爵夫人、弟はS級暗殺者、妹は宮廷薬師として異世界を謳歌していた。
ただ、三好家第三子の神太郎だけは異世界において冴えない立場だった。
彼の職業は………………ただの門番である。
そして、そんな彼の目的はスローライフを送りつつ、異世界ハーレムを作ることだった。
お気に入り・感想、宜しくお願いします。
転生したら領主の息子だったので快適な暮らしのために知識チートを実践しました
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
不摂生が祟ったのか浴槽で溺死したブラック企業務めの社畜は、ステップド騎士家の長男エルに転生する。
不便な異世界で生活環境を改善するためにエルは知恵を絞る。
14万文字執筆済み。2025年8月25日~9月30日まで毎日7:10、12:10の一日二回更新。
転生貴族の領地経営〜現代日本の知識で異世界を豊かにする
初
ファンタジー
ローラシア王国の北のエルラント辺境伯家には天才的な少年、リーゼンしかしその少年は現代日本から転生してきた転生者だった。
リーゼンが洗礼をしたさい、圧倒的な量の加護やスキルが与えられた。その力を見込んだ父の辺境伯は12歳のリーゼンを辺境伯家の領地の北を治める代官とした。
これはそんなリーゼンが異世界の領地を経営し、豊かにしていく物語である。
人質5歳の生存戦略! ―悪役王子はなんとか死ぬ気で生き延びたい!冤罪処刑はほんとムリぃ!―
ほしみ
ファンタジー
「え! ぼく、死ぬの!?」
前世、15歳で人生を終えたぼく。
目が覚めたら異世界の、5歳の王子様!
けど、人質として大国に送られた危ない身分。
そして、夢で思い出してしまった最悪な事実。
「ぼく、このお話知ってる!!」
生まれ変わった先は、小説の中の悪役王子様!?
このままだと、10年後に無実の罪であっさり処刑されちゃう!!
「むりむりむりむり、ぜったいにムリ!!」
生き延びるには、なんとか好感度を稼ぐしかない。
とにかく周りに気を使いまくって!
王子様たちは全力尊重!
侍女さんたちには迷惑かけない!
ひたすら頑張れ、ぼく!
――猶予は後10年。
原作のお話は知ってる――でも、5歳の頭と体じゃうまくいかない!
お菓子に惑わされて、勘違いで空回りして、毎回ドタバタのアタフタのアワアワ。
それでも、ぼくは諦めない。
だって、絶対の絶対に死にたくないからっ!
原作とはちょっと違う王子様たち、なんかびっくりな王様。
健気に奮闘する(ポンコツ)王子と、見守る人たち。
どうにか生き延びたい5才の、ほのぼのコミカル可愛いふわふわ物語。
(全年齢/ほのぼの/男性キャラ中心/嫌なキャラなし/1エピソード完結型/ほぼ毎日更新中)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。