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第二章
アルフェンとサフィー
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いつまでも校舎前にいるわけにもいかない。
アルフェンとサフィーは、F級寮へ帰ってきた。F級寮を見るサフィーは言う。
「なんだか、廃屋みたいですね」
「…………」
「あ……あ、いえ、その、すす、すみません!!」
「い、いや別に」
なんとなくわかった。サフィーは天然だ。
寮に入ると談話室があり、男子部屋と女子部屋に分かれる通路がある。
談話室のテーブルに手紙があり、『サフィーの荷物は一号室に運んでおいた』とガーネットが手紙を残していった。
「一号室……ですか?」
「女子部屋の一号室。そっちに……ああ、仕方ない。とりあえず寮を案内するよ。たいして広くないし、今やっちまおう」
「申し訳ございません……おばあ様が勝手に」
「いや、二十一人の召喚士の一人だし、これくらいは……あのさ、公爵家は何も言わないのか?」
「……私は、必要とされていませんから」
「え?」
「なんでもありません。家族は大丈夫です。それに、アイオライト家はおばあ様の決めた事に逆らうほど馬鹿ではありません」
「お、おお」
なんとなく、触れるべきではないとアルフェンは感じた。
辺境男爵の三男であるアルフェンに、王都の公爵家であるサフィーの苦労や事情など知る由もない。それに、知りたいとも感じなかった。
「よし。案内するから」
「はい!」
寮の中心にある談話室、談話室から食堂に繋がり、男女別の浴場、トイレ、一応男子寮、そして女子寮と案内した。
一号室の前まで案内し、サフィーがドアを開ける。
部屋の中は、高価そうな調度品や家具で埋め尽くされていた。
ベッド、クローゼット、ソファ、テーブル……家具一つだけで、リグヴェータ家の数月分の生活費になりそうだ。
談話室に戻り、アルフェンは大事な話をする。
「確認するけど、本当に住むんだな?」
「はい。その……おばあ様に聞きました。アルフェンは『S級』という、国が認めた特殊な階級の召喚士だと……そして、S級の仲間を探していると」
「……別に、探してはいないけどな」
メテオールの話では、誰でもS級に任命できる。
だが、その権利を誰かに使うつもりは、今のところなかった。
「それと、ここに住む以上、自分のことは自分でやる」
「自分のことは、自分で……?」
さすが公爵家のお嬢様。理由がわかっていないようだ。
「いいか、メシの支度、洗濯、部屋の掃除も自分でやる。風呂の掃除もトイレ掃除もだ」
「え……あの、メイドや使用人は?」
「そんなのいない。ここは元F級寮だ。それに、S級とか言っても偉いわけじゃない。今後どうなるかは不明だけど……しばらくは自分のことは自分でだ」
「はぅ……私、お料理なんてしたこと……お掃除も」
「嫌なら、自分の家に帰れ……ここはそういうところだ」
かつて、ここに住んでいた仲間たちと掃除当番を決めた。
風呂やトイレ掃除、男女混合で談話室や食堂の掃除もした。
公爵令嬢のサフィーは、掃除や食事の支度どころか、入浴も一人でしたことがないだろう。
アルフェンが手伝うにしても限度がある。
「一応言っておく。この寮の責任者は俺だ。メイドや使用人をたくさん雇って管理とかは止めろよ」
「う……」
もし、ラッツやラビィたちが生きてたらこんなことは思わなかっただろう。使用人が寮の管理をしてくれれば、みんな喜んだに違いない。
だが、今はアルフェンだけ。知らない使用人に寮内を土足で踏み荒されるのだけは許せなかった。
正直、サフィーがここにいるのもあまり快く思ってはいない。
「わ、わかりました。私、頑張ります!! ……ですので、お掃除や料理、その他諸々を教えていただければ……」
「それくらいなら。とりあえず、まずは飯の支度するか。着替えてキッチンに」
「はい!!」
サフィーとアルフェンは、それぞれの自室に戻っていく。
◇◇◇◇◇◇
サフィーは、想像以上に不器用だった。
「あ、あの……じゃがいも」
「……これ、芯か?」
「はぅぅ……」
皮を剥いたジャガイモは芯だけに。
炒め物をやらせては焦がし、砂糖と塩を間違え……結局、殆どの作業をアルフェン一人でこなした。
野菜の炒め物、パン、スープと簡単な夕食が並ぶ。
そして、アルフェンは自分の席へ。サフィーはアルフェンの真向かいに座った。
「…………」
「あ、あの? どうしました?」
「あ、いや……うん。じゃあ食べよう」
誰かと食べるなんて、久しぶりの感覚だった。
つい最近まで食堂は賑わっていた。サフィーが増えただけ、温かさを感じた。
アルフェンは、スープをスプーンで掬う。
「わぁ、おいしいです!」
「そうか? 公爵家で食べる食事の方が美味いだろう?」
「いえ、家の食事は脂っこいのばかりで……」
「あー、肉とかいっぱい出そうだな」
「そうなんです。私、お肉は嫌いじゃないけど、五日に一度くらいでいいと思うんです!」
公爵令嬢なりの苦労を感じたアルフェンだった。
◇◇◇◇◇◇
食事の片付けを終え(やはりサフィーは不器用だった)、あとは自由時間に。
アルフェンはベッドに寝転がり、右腕を見た。
「モグ……どうしようか?」
サフィー。公爵家の令嬢。病弱で友達がいない。B級上位の召喚士。
ガーネットの差し金で寮に住まうことになったが、これでいいのだろうか。
まだ、サフィーの意志を聞いていない。
「仲間か……でも、また失うのは……」
右手を開き、握り締める。
もし、サフィーが望むなら……S級に。
「きゃぁぁぁぁーーーーーーッ!!」
「!?」
突如響き渡る悲鳴。
アルフェンは飛び起き部屋を出た。
サフィーの悲鳴───何が合ったのか。
声が聞こえたのは───まさかの浴室。
アルフェンは迷わず飛び込んだ。
「大丈夫───いぃっ!?」
「た、たすけ……助けてぇぇっ!!」
サフィーは、暴れるシャワーヘッドと格闘していた……全裸で。
アルフェンは咄嗟に顔を反らすが、見てしまった……同世代の女子の肌を。
「な、何して……」
「こ、これ……暴れて、お湯、出て……っ」
「シャワーヘッドだよ……そこの蛇口をひねって」
「うぅ……」
「あぁもう……」
アルフェンは、サフィーを見ないように浴場へ入り、蛇口を閉めた。
シャワーは止まり、ようやく一息。
「はぁ……も、申し訳ございませんでした」
「い、いや、その……うん」
「私、屋敷では侍女に髪や身体を洗ってもらったので……こういうの初めてで」
「お、おお……その、悪い」
話が終わらないので、浴場を出るタイミングがつかめない。
サフィーは身体を隠すのを忘れているようだ。アルフェンは、振り返る。
「じゃ、じゃあ……風邪ひくなよ」
「はい。ありがとうございまし……」
「じゃ、おやすみ!!」
サフィーはようやく自分が裸だと気付き、青ざめていく。
アルフェンは、逃げ出した。
「きゃぁぁぁぁーーーーーーッ!!」
再び、サフィーの絶叫が響いたが……もう浴場には戻らなかった。
アルフェンとサフィーは、F級寮へ帰ってきた。F級寮を見るサフィーは言う。
「なんだか、廃屋みたいですね」
「…………」
「あ……あ、いえ、その、すす、すみません!!」
「い、いや別に」
なんとなくわかった。サフィーは天然だ。
寮に入ると談話室があり、男子部屋と女子部屋に分かれる通路がある。
談話室のテーブルに手紙があり、『サフィーの荷物は一号室に運んでおいた』とガーネットが手紙を残していった。
「一号室……ですか?」
「女子部屋の一号室。そっちに……ああ、仕方ない。とりあえず寮を案内するよ。たいして広くないし、今やっちまおう」
「申し訳ございません……おばあ様が勝手に」
「いや、二十一人の召喚士の一人だし、これくらいは……あのさ、公爵家は何も言わないのか?」
「……私は、必要とされていませんから」
「え?」
「なんでもありません。家族は大丈夫です。それに、アイオライト家はおばあ様の決めた事に逆らうほど馬鹿ではありません」
「お、おお」
なんとなく、触れるべきではないとアルフェンは感じた。
辺境男爵の三男であるアルフェンに、王都の公爵家であるサフィーの苦労や事情など知る由もない。それに、知りたいとも感じなかった。
「よし。案内するから」
「はい!」
寮の中心にある談話室、談話室から食堂に繋がり、男女別の浴場、トイレ、一応男子寮、そして女子寮と案内した。
一号室の前まで案内し、サフィーがドアを開ける。
部屋の中は、高価そうな調度品や家具で埋め尽くされていた。
ベッド、クローゼット、ソファ、テーブル……家具一つだけで、リグヴェータ家の数月分の生活費になりそうだ。
談話室に戻り、アルフェンは大事な話をする。
「確認するけど、本当に住むんだな?」
「はい。その……おばあ様に聞きました。アルフェンは『S級』という、国が認めた特殊な階級の召喚士だと……そして、S級の仲間を探していると」
「……別に、探してはいないけどな」
メテオールの話では、誰でもS級に任命できる。
だが、その権利を誰かに使うつもりは、今のところなかった。
「それと、ここに住む以上、自分のことは自分でやる」
「自分のことは、自分で……?」
さすが公爵家のお嬢様。理由がわかっていないようだ。
「いいか、メシの支度、洗濯、部屋の掃除も自分でやる。風呂の掃除もトイレ掃除もだ」
「え……あの、メイドや使用人は?」
「そんなのいない。ここは元F級寮だ。それに、S級とか言っても偉いわけじゃない。今後どうなるかは不明だけど……しばらくは自分のことは自分でだ」
「はぅ……私、お料理なんてしたこと……お掃除も」
「嫌なら、自分の家に帰れ……ここはそういうところだ」
かつて、ここに住んでいた仲間たちと掃除当番を決めた。
風呂やトイレ掃除、男女混合で談話室や食堂の掃除もした。
公爵令嬢のサフィーは、掃除や食事の支度どころか、入浴も一人でしたことがないだろう。
アルフェンが手伝うにしても限度がある。
「一応言っておく。この寮の責任者は俺だ。メイドや使用人をたくさん雇って管理とかは止めろよ」
「う……」
もし、ラッツやラビィたちが生きてたらこんなことは思わなかっただろう。使用人が寮の管理をしてくれれば、みんな喜んだに違いない。
だが、今はアルフェンだけ。知らない使用人に寮内を土足で踏み荒されるのだけは許せなかった。
正直、サフィーがここにいるのもあまり快く思ってはいない。
「わ、わかりました。私、頑張ります!! ……ですので、お掃除や料理、その他諸々を教えていただければ……」
「それくらいなら。とりあえず、まずは飯の支度するか。着替えてキッチンに」
「はい!!」
サフィーとアルフェンは、それぞれの自室に戻っていく。
◇◇◇◇◇◇
サフィーは、想像以上に不器用だった。
「あ、あの……じゃがいも」
「……これ、芯か?」
「はぅぅ……」
皮を剥いたジャガイモは芯だけに。
炒め物をやらせては焦がし、砂糖と塩を間違え……結局、殆どの作業をアルフェン一人でこなした。
野菜の炒め物、パン、スープと簡単な夕食が並ぶ。
そして、アルフェンは自分の席へ。サフィーはアルフェンの真向かいに座った。
「…………」
「あ、あの? どうしました?」
「あ、いや……うん。じゃあ食べよう」
誰かと食べるなんて、久しぶりの感覚だった。
つい最近まで食堂は賑わっていた。サフィーが増えただけ、温かさを感じた。
アルフェンは、スープをスプーンで掬う。
「わぁ、おいしいです!」
「そうか? 公爵家で食べる食事の方が美味いだろう?」
「いえ、家の食事は脂っこいのばかりで……」
「あー、肉とかいっぱい出そうだな」
「そうなんです。私、お肉は嫌いじゃないけど、五日に一度くらいでいいと思うんです!」
公爵令嬢なりの苦労を感じたアルフェンだった。
◇◇◇◇◇◇
食事の片付けを終え(やはりサフィーは不器用だった)、あとは自由時間に。
アルフェンはベッドに寝転がり、右腕を見た。
「モグ……どうしようか?」
サフィー。公爵家の令嬢。病弱で友達がいない。B級上位の召喚士。
ガーネットの差し金で寮に住まうことになったが、これでいいのだろうか。
まだ、サフィーの意志を聞いていない。
「仲間か……でも、また失うのは……」
右手を開き、握り締める。
もし、サフィーが望むなら……S級に。
「きゃぁぁぁぁーーーーーーッ!!」
「!?」
突如響き渡る悲鳴。
アルフェンは飛び起き部屋を出た。
サフィーの悲鳴───何が合ったのか。
声が聞こえたのは───まさかの浴室。
アルフェンは迷わず飛び込んだ。
「大丈夫───いぃっ!?」
「た、たすけ……助けてぇぇっ!!」
サフィーは、暴れるシャワーヘッドと格闘していた……全裸で。
アルフェンは咄嗟に顔を反らすが、見てしまった……同世代の女子の肌を。
「な、何して……」
「こ、これ……暴れて、お湯、出て……っ」
「シャワーヘッドだよ……そこの蛇口をひねって」
「うぅ……」
「あぁもう……」
アルフェンは、サフィーを見ないように浴場へ入り、蛇口を閉めた。
シャワーは止まり、ようやく一息。
「はぁ……も、申し訳ございませんでした」
「い、いや、その……うん」
「私、屋敷では侍女に髪や身体を洗ってもらったので……こういうの初めてで」
「お、おお……その、悪い」
話が終わらないので、浴場を出るタイミングがつかめない。
サフィーは身体を隠すのを忘れているようだ。アルフェンは、振り返る。
「じゃ、じゃあ……風邪ひくなよ」
「はい。ありがとうございまし……」
「じゃ、おやすみ!!」
サフィーはようやく自分が裸だと気付き、青ざめていく。
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