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第5章 新しいお姉ちゃんと一緒に生きていく
74.事なかれ主義者の日帰り旅
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準備をしていたらあっという間だった一週間。必要なものはアイテムバッグに詰め込んで帰還の指輪も人数分以上ストックを作った。今は使われていない南のダンジョンらしいから必要になる事はないはずだけど。
いつもと同じ時間に起きていつもと同じように食事をとると、ユキはサイレンスへと向かって行った。ダンジョン探索がどのくらいかかるか分からないが、最悪一人でも大丈夫という事だったのでお願いした。
「ご主人様の期待に応えられるように頑張るわ」
「屋敷の事は私たちにお任せください」
「何かあったらすぐに手紙を書くのですわ!」
「うん、お願い」
モニカがぺこりと頭を下げると、後ろに控えていたジュリーンとダーリアも頭を下げた。
警備担当の奴隷たちは見送りには来ていない。エルフとの一件があってから結構気を張っているようで、今も警戒中の様だった。
レヴィさんは連絡用として作った速達箱を大事そうに抱えながら鼻息荒く張り切っている。流石に王女様をダンジョンに連れて行くわけにはいかないから、と連絡要員として残した。屋敷で何かあれば速達箱に手紙を入れてくれるだろう。
ダンジョン内でそれが使えなかったとしても大丈夫なように他にも通信系の魔道具を作ったけどどうなる事やら。
「そろそろ行くぞ」
「うん」
「シズトくんの事はお姉ちゃんに任せて~」
「傍で守るのは私」
「私がいますのでお二方は戦闘に専念してください」
以前ダンジョンに行ったときのメンバーに加えてルウさんも今回は参加する。
ごつい足用の装備を身に付けたルウさん。何の魔物の素材かは分からないけど、ラオさんと似たような光沢のある黒い鎧を身に付けている。
僕とホムラはラオさんに促されるまま幌馬車に乗り込んで、ドーラさんも後に続く。ラオさんが最後に乗り込むと、馬車は進み始めた。ルウさんが御者をしているらしい。
「ダンジョンまで歩いていくかと思ってた」
「まあ、ちょっと遠いし気を利かせてくれたんだろ」
「無駄に体力使わなくて済むならそれでいいと思うわ」
「効率的」
「あれ? 他の人と一緒に行くの?」
十数人もいる鎧姿の歩兵が神聖ライトを持って南門の外側にいたが、僕たちの馬車の後についてきている。前の方を見ると、騎乗した騎士数人が先導している。
「大規模アンデッド討伐」
「僕たち以外もダンジョンに入るの? その人たちの分の魔道具足りるかな……」
「中は私たち。彼らは途中までの護衛。他の場所で仕事がある。他にも先行している部隊もある」
街道を通っている幌馬車から身を乗り出して周りに目を凝らしてみると、遠くで魔物の相手をしている集団があちらこちらにいる。太陽の光が反射して光っているので鎧を身に纏った兵士なのかもしれない。
そんな事をしていたらラオさんが後ろから僕を引っ張ってホムラに押し付ける。
「ダンジョン内ではゆっくり休めるか分かんねぇんだ。今のうちに寝とけ」
目が覚めると目的地についてました。ええ、ホムラに眠らされたのは分かっていますとも。
「ほら、じゃれてねぇでさっさと行くぞ」
「いきなりダンジョンには入らないからね?」
ダンジョンの入り口の周りには何もなかった。他のダンジョンとは異なり、近くに冒険者ギルドはないし商人たちもいない。ただただ不毛の大地が続いている。その中でポツンと石造りの建物の様なものが建っている。どうやらそこがダンジョン入り口の様だった。
一緒についてきていた騎士や歩兵の姿は見えず、周辺には誰もいなかった。
とりあえずここまで馬車で移動したという言い訳を作る事ができたので、アイテムバッグから鉄のインゴットを取り出し、一平方メートルくらいの板に【加工】して、【付与】で転移陣を刻む。万が一誰かが来てもいいように制限をかけて設置。
話をしていた通り、魔力をあまり使わない予定のホムラが転移陣を使用して、その少し後に戻ってくる。
「無事、地下室に繋がっていました、マスター」
「オッケー。じゃあ、目立たないように偽装工作を」
「お姉ちゃんに任せて~」
「じゃあアタシはちょっとダンジョンの様子を見てくるか。ドーラ、行くぞ」
「わかった」
カチカチと神聖ライトをつけたり消したりして遊んでいるドーラさんを引き連れて嗅覚遮断マスクを身に付けたラオさんが建物の中に入って行く。
ホムラはアイテムバッグから材料を準備してくれているので、僕はそっちで作業かな。
とりあえず世界樹と同じ聖域を作ってアンデッドに対してのみの備えだけでいいんかな?
広さはそれほど必要ないので馬車と天幕予定地を囲う形で聖域を作り、発動させておく。
その作業を終える頃にはドーラさんとラオさんが戻ってきた。ちょっと臭い。
「やっぱ装備とか髪に臭い残ってんな」
「臭い」
マスクを取った二人もすぐに臭いを感じたようで顔をしかめている。そうだよね、その時は臭いを感じなくても服とか髪の毛に沁みついちゃうよね。
「ああ、それと帰還の指輪使えなかったわ。やっぱり他の方法考えた方がよさそうだな」
「そっか……ダンジョンだからかな?」
「ダンジョンは別空間だと考えられてる。その可能性は高い」
「まあ、もう思いついてるからちょっと改良すれば大丈夫。ダンジョンに転移陣あるし、それを見てたら作れそうだったからそれに転移するように【付与】した指輪を人数分作ってからダンジョンの探索しようか」
結局その日は安全の確保のために魔道具製作等をして時間をたっぷりと使ったら日が暮れてしまった。帰れるのにわざわざ野営しても、と思ったので転移陣で帰宅する。
屋敷で待機していた皆には事前に説明はしておいた通り、僕たちがいないように振舞ってもらったのでご飯は事前に買いだめておいた冒険者用の食べ物だったけど……。
「美味しくない」
やっぱり日帰り探索ができるようにいろいろ頑張ろう。
いつもと同じ時間に起きていつもと同じように食事をとると、ユキはサイレンスへと向かって行った。ダンジョン探索がどのくらいかかるか分からないが、最悪一人でも大丈夫という事だったのでお願いした。
「ご主人様の期待に応えられるように頑張るわ」
「屋敷の事は私たちにお任せください」
「何かあったらすぐに手紙を書くのですわ!」
「うん、お願い」
モニカがぺこりと頭を下げると、後ろに控えていたジュリーンとダーリアも頭を下げた。
警備担当の奴隷たちは見送りには来ていない。エルフとの一件があってから結構気を張っているようで、今も警戒中の様だった。
レヴィさんは連絡用として作った速達箱を大事そうに抱えながら鼻息荒く張り切っている。流石に王女様をダンジョンに連れて行くわけにはいかないから、と連絡要員として残した。屋敷で何かあれば速達箱に手紙を入れてくれるだろう。
ダンジョン内でそれが使えなかったとしても大丈夫なように他にも通信系の魔道具を作ったけどどうなる事やら。
「そろそろ行くぞ」
「うん」
「シズトくんの事はお姉ちゃんに任せて~」
「傍で守るのは私」
「私がいますのでお二方は戦闘に専念してください」
以前ダンジョンに行ったときのメンバーに加えてルウさんも今回は参加する。
ごつい足用の装備を身に付けたルウさん。何の魔物の素材かは分からないけど、ラオさんと似たような光沢のある黒い鎧を身に付けている。
僕とホムラはラオさんに促されるまま幌馬車に乗り込んで、ドーラさんも後に続く。ラオさんが最後に乗り込むと、馬車は進み始めた。ルウさんが御者をしているらしい。
「ダンジョンまで歩いていくかと思ってた」
「まあ、ちょっと遠いし気を利かせてくれたんだろ」
「無駄に体力使わなくて済むならそれでいいと思うわ」
「効率的」
「あれ? 他の人と一緒に行くの?」
十数人もいる鎧姿の歩兵が神聖ライトを持って南門の外側にいたが、僕たちの馬車の後についてきている。前の方を見ると、騎乗した騎士数人が先導している。
「大規模アンデッド討伐」
「僕たち以外もダンジョンに入るの? その人たちの分の魔道具足りるかな……」
「中は私たち。彼らは途中までの護衛。他の場所で仕事がある。他にも先行している部隊もある」
街道を通っている幌馬車から身を乗り出して周りに目を凝らしてみると、遠くで魔物の相手をしている集団があちらこちらにいる。太陽の光が反射して光っているので鎧を身に纏った兵士なのかもしれない。
そんな事をしていたらラオさんが後ろから僕を引っ張ってホムラに押し付ける。
「ダンジョン内ではゆっくり休めるか分かんねぇんだ。今のうちに寝とけ」
目が覚めると目的地についてました。ええ、ホムラに眠らされたのは分かっていますとも。
「ほら、じゃれてねぇでさっさと行くぞ」
「いきなりダンジョンには入らないからね?」
ダンジョンの入り口の周りには何もなかった。他のダンジョンとは異なり、近くに冒険者ギルドはないし商人たちもいない。ただただ不毛の大地が続いている。その中でポツンと石造りの建物の様なものが建っている。どうやらそこがダンジョン入り口の様だった。
一緒についてきていた騎士や歩兵の姿は見えず、周辺には誰もいなかった。
とりあえずここまで馬車で移動したという言い訳を作る事ができたので、アイテムバッグから鉄のインゴットを取り出し、一平方メートルくらいの板に【加工】して、【付与】で転移陣を刻む。万が一誰かが来てもいいように制限をかけて設置。
話をしていた通り、魔力をあまり使わない予定のホムラが転移陣を使用して、その少し後に戻ってくる。
「無事、地下室に繋がっていました、マスター」
「オッケー。じゃあ、目立たないように偽装工作を」
「お姉ちゃんに任せて~」
「じゃあアタシはちょっとダンジョンの様子を見てくるか。ドーラ、行くぞ」
「わかった」
カチカチと神聖ライトをつけたり消したりして遊んでいるドーラさんを引き連れて嗅覚遮断マスクを身に付けたラオさんが建物の中に入って行く。
ホムラはアイテムバッグから材料を準備してくれているので、僕はそっちで作業かな。
とりあえず世界樹と同じ聖域を作ってアンデッドに対してのみの備えだけでいいんかな?
広さはそれほど必要ないので馬車と天幕予定地を囲う形で聖域を作り、発動させておく。
その作業を終える頃にはドーラさんとラオさんが戻ってきた。ちょっと臭い。
「やっぱ装備とか髪に臭い残ってんな」
「臭い」
マスクを取った二人もすぐに臭いを感じたようで顔をしかめている。そうだよね、その時は臭いを感じなくても服とか髪の毛に沁みついちゃうよね。
「ああ、それと帰還の指輪使えなかったわ。やっぱり他の方法考えた方がよさそうだな」
「そっか……ダンジョンだからかな?」
「ダンジョンは別空間だと考えられてる。その可能性は高い」
「まあ、もう思いついてるからちょっと改良すれば大丈夫。ダンジョンに転移陣あるし、それを見てたら作れそうだったからそれに転移するように【付与】した指輪を人数分作ってからダンジョンの探索しようか」
結局その日は安全の確保のために魔道具製作等をして時間をたっぷりと使ったら日が暮れてしまった。帰れるのにわざわざ野営しても、と思ったので転移陣で帰宅する。
屋敷で待機していた皆には事前に説明はしておいた通り、僕たちがいないように振舞ってもらったのでご飯は事前に買いだめておいた冒険者用の食べ物だったけど……。
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