163 / 237
Case155.容疑者・江本海里③
しおりを挟む
「これは・・・血?だとしたら、犯人はここで血のついた手か何かを洗った?壁が濡れているのは勢いよく水を出したせいで、血もその時に・・・?」
海里は県警からもらったゴム手袋をはめ、洗面台の下にあるゴミ箱を開けた。
「これ、は・・・。」
「おや、何かありしたか?」
吾妻の声に応えるように、海里はゴミ箱の中身を引っ張り出した。
彼が取り出したのは、血のついたバスローブだった。
「私は昨夜バスローブを使っていません。脱衣所の所に自分の物があります。被害者も同じ物を着ていますし、これは犯人の物だと考えるのが妥当では?」
吾妻は微笑を浮かべ、首を捻らせながら言った。
「どうでしょうね。元々あなたが持ってきていた可能性は否定できない。ありもしない犯人をでっち上げるなんて無茶苦茶だ。」
「でっち上げてはいませんが、とにかくこれは犯人に繋がる証拠品です。管理はそちらにお任せします。」
海里は半ば強引にバスローブを渡した。吾妻はそれを受け取り、すぐに部下へ渡す。
(犯人はバスローブを着て犯行に及んだ。つまり、被害者同様入浴後。となると犯行時間は午後20時より後になる。加えて、田村恵一郎はパーティーに21時まで出席していたという話がある。大浴場を使ったとしたら犯行時間は限られるけど・・・。)
「すみません。田村さんの部屋に案内してくれませんか?」
「・・・まあ、そのくらいなら良いでしょう。私たちも確かめたいですし。」
海里たちは颯爽と田村恵一郎の部屋に向かった。右隣の部屋には田村の妻子が泊まっており、左隣の部屋には秘書、その隣にSPが泊まっていた。
「ではSPの皆さんは21時に警護を終えて部屋へ。その後は秘書の永井九郎さん、あなたと一緒だったんですね?」
「はい。奥様とお子様は20時頃に部屋に戻られました。もし事件のことをお聞きになるにしても、今は・・・。」
「落ち着いたらお聞きしますよ。永井さんはいつまで田村さんと?」
永井は思い出すかのように天井を仰いだ。
「ええっと・・・パーティーの片付けが終わった21時半くらいです。私は部屋で入浴しましたが、田村先生は大浴場に行かれて。」
「1人で、ですか?」
永井は頷いた。海里は政界の重鎮がそんな簡単に1人になっていいのかと不思議に思い、首を傾げた。
「最後に田村さんの姿を見たのは誰です?」
「ホテルマンが22時頃に大浴場から出てくる田村先生を見たそうです。」
「つまり22時までは生きていた・・・。私の部屋に血痕はありませんでしたから、殺害場所は・・・・」
海里はさっと部屋に入った。居間の中央に赤黒い染みがある。
「ここですね。」
「殺されたのが部屋の中ということは、田村は犯人に気を許していたのでしょう。」
そういったのは吾妻だった。海里は頷く。
「そうですね。部屋に入れる人は限られています。そして、ここはオートロックです。部屋の中にいる人間が開けなければ他者は入れない。田村さんはここで殺害された後、“なぜか”犯人に運ばれ、私の部屋に放り込まれた。」
「まだ犯人探しを?」
「当然です。それに、仮に私が犯人だとして、なぜ遺体を自分の部屋に放置するんです?自分が犯人だと宣言しているようなものでしょう。ですから、私は犯人ではないと言っているんですよ。」
「どうだか。」
皮肉な笑みを浮かべる吾妻をあしらい、海里は田村の鞄を探った。
「永井さん。田村さんは睡眠障害を抱えていらっしゃったんですか?」
海里はそう言って小さな瓶を出した。永井は頷く。
「多忙とストレスで眠りが浅いので用意されていました。毎夜必ず服用されていたと思いますよ。」
「・・・・抵抗した後がなかった理由はこれかもしれませんね。」
吾妻は瓶を見つめ、指紋がついていることに気がついた。海里から半ば強引に奪い、鑑識に渡す。
「ちょっと待ってください。それ、一粒頂けませんか?」
「はあ?」
「念のためです。」
吾妻は渋々と言った様子で海里に一粒渡した。海里は礼を言いながら受け取り、小さなジップロックに入れる。直後にスマートフォンを出し、薬の写真を撮った。
「何を?」
「専門家にお聞きしているんです。ご心配なく、邪魔はしません。」
「なら結構です。まだこの部屋に用がありますか?」
「いえ。永井さん。あなたの部屋やSPの皆さんの部屋を見せて頂いても?」
「分かりました。どうぞ。」
その後、海里は永井やSPたちの部屋を確認し、バスローブの有無を確かめた。そして、妻子の部屋に入ろうとした時、海里のスマートフォンが鳴った。
「東堂さん。すみません、何か分かりましたか?」
『何か・・というより、田村恵一郎全体のことだな。
家族は妻の伽耶子、息子の一哉と治郎の4人。交友関係は広く、あらゆる政治家と大方面識がある。数年前に総理大臣に賄賂を送ったの送ってないのと言っていたが、詳細は不明。秘書の永井九郎は現在30歳で、5年前から田村の秘書をしている。永井と家族の仲は良好だが、田村本人と妻子は不仲。原因は田村の浮気にあるらしい。』
「浮気?初めて聞きましたね。」
『表沙汰になってなかったからな。で、恨みを買う可能性は数年前の賄賂の件と、妻子の不仲で十分ありうる。特に長男の一哉は権力主義の父親が嫌いで、昨年に家を出て1人暮らしをしている。』
海里は頷きながら話を聞いていた。龍は続ける。
『ただ政治家同士の諍いで殺されたとしても、政治家本人が手を下すことはまずあり得ない。何かしら他人の手を借りて殺害しただろう。刺殺だったな?』
「はい。胸やその周辺に何度も刺された後があります。傷の深さも様々で、傷自体というより出血多量で亡くなった可能性があるかと。」
海里の言葉に龍は頷いた。
『よくある殺害方法だな。田村に抵抗の後は?』
「見たところありません。田村さんの鞄の中から睡眠薬らしき物が出てきたので、日常的に服用している話が事実なら、頷ける話です。」
『そうだな。確信は?』
「微妙ですから、“専門家”にお聞きしました。そのうち返事が来ると思いますよ。」
海里の言葉に、龍はそうか、と言った。彼は軽く息を吐き、言う。
『神奈川県警の吾妻だろ?面倒くさい奴に捕まったな。』
「ご存知なんですか?」
『まあな。年代は一俺たちより回りほど上田が、知っているよ。吾妻は元々警視庁の捜査一課にいたんだが、強引な捜査が問題になって異動したんだ。気をつけろよ?変な言いがかりつけてくるかもしれねえぞ。』
海里は先程のやりとりを思い出し、内心溜息をついた。
「・・・既につけられてる気もしますけど、まあ気をつけます。それくらいですか?」
『ああ。参考になったか?』
「ええ。田村さんを取り巻く人間関係が大方、分かりました。後は犯人と私の部屋に運んだ理由ですね。どうにかしますよ。」
『おう。逮捕されないように頑張れよ。』
海里は苦笑しながら電話を切った。溜息をつき、腕を組む。
(奥さんとお子さんに会わないことには始まらない。後で話を聞こう。)
海里は1度部屋に戻り、犯人に繋がる物が落ちていないか調べた。
「あれ?原稿用紙の表紙が・・ない?昨夜まであったはずなのに・・・・。」
その瞬間、海里は寒気がした。原稿を止めてあったホッチキスが取れていたからだ。強引に取られたのか、原稿用紙は破れている。加えて、わずかに血痕が付いていた。
「ここにいたんですか。」
開け放しの扉から入ってきた吾妻の手には、血のついた原稿用紙があった。丁寧に血判まで押されている。海里は息を呑んだ。
「これはあなたの原稿ですね?もう少し詳しい話を聞かせて頂いても構いませんか?小説探偵さん。」
海里は県警からもらったゴム手袋をはめ、洗面台の下にあるゴミ箱を開けた。
「これ、は・・・。」
「おや、何かありしたか?」
吾妻の声に応えるように、海里はゴミ箱の中身を引っ張り出した。
彼が取り出したのは、血のついたバスローブだった。
「私は昨夜バスローブを使っていません。脱衣所の所に自分の物があります。被害者も同じ物を着ていますし、これは犯人の物だと考えるのが妥当では?」
吾妻は微笑を浮かべ、首を捻らせながら言った。
「どうでしょうね。元々あなたが持ってきていた可能性は否定できない。ありもしない犯人をでっち上げるなんて無茶苦茶だ。」
「でっち上げてはいませんが、とにかくこれは犯人に繋がる証拠品です。管理はそちらにお任せします。」
海里は半ば強引にバスローブを渡した。吾妻はそれを受け取り、すぐに部下へ渡す。
(犯人はバスローブを着て犯行に及んだ。つまり、被害者同様入浴後。となると犯行時間は午後20時より後になる。加えて、田村恵一郎はパーティーに21時まで出席していたという話がある。大浴場を使ったとしたら犯行時間は限られるけど・・・。)
「すみません。田村さんの部屋に案内してくれませんか?」
「・・・まあ、そのくらいなら良いでしょう。私たちも確かめたいですし。」
海里たちは颯爽と田村恵一郎の部屋に向かった。右隣の部屋には田村の妻子が泊まっており、左隣の部屋には秘書、その隣にSPが泊まっていた。
「ではSPの皆さんは21時に警護を終えて部屋へ。その後は秘書の永井九郎さん、あなたと一緒だったんですね?」
「はい。奥様とお子様は20時頃に部屋に戻られました。もし事件のことをお聞きになるにしても、今は・・・。」
「落ち着いたらお聞きしますよ。永井さんはいつまで田村さんと?」
永井は思い出すかのように天井を仰いだ。
「ええっと・・・パーティーの片付けが終わった21時半くらいです。私は部屋で入浴しましたが、田村先生は大浴場に行かれて。」
「1人で、ですか?」
永井は頷いた。海里は政界の重鎮がそんな簡単に1人になっていいのかと不思議に思い、首を傾げた。
「最後に田村さんの姿を見たのは誰です?」
「ホテルマンが22時頃に大浴場から出てくる田村先生を見たそうです。」
「つまり22時までは生きていた・・・。私の部屋に血痕はありませんでしたから、殺害場所は・・・・」
海里はさっと部屋に入った。居間の中央に赤黒い染みがある。
「ここですね。」
「殺されたのが部屋の中ということは、田村は犯人に気を許していたのでしょう。」
そういったのは吾妻だった。海里は頷く。
「そうですね。部屋に入れる人は限られています。そして、ここはオートロックです。部屋の中にいる人間が開けなければ他者は入れない。田村さんはここで殺害された後、“なぜか”犯人に運ばれ、私の部屋に放り込まれた。」
「まだ犯人探しを?」
「当然です。それに、仮に私が犯人だとして、なぜ遺体を自分の部屋に放置するんです?自分が犯人だと宣言しているようなものでしょう。ですから、私は犯人ではないと言っているんですよ。」
「どうだか。」
皮肉な笑みを浮かべる吾妻をあしらい、海里は田村の鞄を探った。
「永井さん。田村さんは睡眠障害を抱えていらっしゃったんですか?」
海里はそう言って小さな瓶を出した。永井は頷く。
「多忙とストレスで眠りが浅いので用意されていました。毎夜必ず服用されていたと思いますよ。」
「・・・・抵抗した後がなかった理由はこれかもしれませんね。」
吾妻は瓶を見つめ、指紋がついていることに気がついた。海里から半ば強引に奪い、鑑識に渡す。
「ちょっと待ってください。それ、一粒頂けませんか?」
「はあ?」
「念のためです。」
吾妻は渋々と言った様子で海里に一粒渡した。海里は礼を言いながら受け取り、小さなジップロックに入れる。直後にスマートフォンを出し、薬の写真を撮った。
「何を?」
「専門家にお聞きしているんです。ご心配なく、邪魔はしません。」
「なら結構です。まだこの部屋に用がありますか?」
「いえ。永井さん。あなたの部屋やSPの皆さんの部屋を見せて頂いても?」
「分かりました。どうぞ。」
その後、海里は永井やSPたちの部屋を確認し、バスローブの有無を確かめた。そして、妻子の部屋に入ろうとした時、海里のスマートフォンが鳴った。
「東堂さん。すみません、何か分かりましたか?」
『何か・・というより、田村恵一郎全体のことだな。
家族は妻の伽耶子、息子の一哉と治郎の4人。交友関係は広く、あらゆる政治家と大方面識がある。数年前に総理大臣に賄賂を送ったの送ってないのと言っていたが、詳細は不明。秘書の永井九郎は現在30歳で、5年前から田村の秘書をしている。永井と家族の仲は良好だが、田村本人と妻子は不仲。原因は田村の浮気にあるらしい。』
「浮気?初めて聞きましたね。」
『表沙汰になってなかったからな。で、恨みを買う可能性は数年前の賄賂の件と、妻子の不仲で十分ありうる。特に長男の一哉は権力主義の父親が嫌いで、昨年に家を出て1人暮らしをしている。』
海里は頷きながら話を聞いていた。龍は続ける。
『ただ政治家同士の諍いで殺されたとしても、政治家本人が手を下すことはまずあり得ない。何かしら他人の手を借りて殺害しただろう。刺殺だったな?』
「はい。胸やその周辺に何度も刺された後があります。傷の深さも様々で、傷自体というより出血多量で亡くなった可能性があるかと。」
海里の言葉に龍は頷いた。
『よくある殺害方法だな。田村に抵抗の後は?』
「見たところありません。田村さんの鞄の中から睡眠薬らしき物が出てきたので、日常的に服用している話が事実なら、頷ける話です。」
『そうだな。確信は?』
「微妙ですから、“専門家”にお聞きしました。そのうち返事が来ると思いますよ。」
海里の言葉に、龍はそうか、と言った。彼は軽く息を吐き、言う。
『神奈川県警の吾妻だろ?面倒くさい奴に捕まったな。』
「ご存知なんですか?」
『まあな。年代は一俺たちより回りほど上田が、知っているよ。吾妻は元々警視庁の捜査一課にいたんだが、強引な捜査が問題になって異動したんだ。気をつけろよ?変な言いがかりつけてくるかもしれねえぞ。』
海里は先程のやりとりを思い出し、内心溜息をついた。
「・・・既につけられてる気もしますけど、まあ気をつけます。それくらいですか?」
『ああ。参考になったか?』
「ええ。田村さんを取り巻く人間関係が大方、分かりました。後は犯人と私の部屋に運んだ理由ですね。どうにかしますよ。」
『おう。逮捕されないように頑張れよ。』
海里は苦笑しながら電話を切った。溜息をつき、腕を組む。
(奥さんとお子さんに会わないことには始まらない。後で話を聞こう。)
海里は1度部屋に戻り、犯人に繋がる物が落ちていないか調べた。
「あれ?原稿用紙の表紙が・・ない?昨夜まであったはずなのに・・・・。」
その瞬間、海里は寒気がした。原稿を止めてあったホッチキスが取れていたからだ。強引に取られたのか、原稿用紙は破れている。加えて、わずかに血痕が付いていた。
「ここにいたんですか。」
開け放しの扉から入ってきた吾妻の手には、血のついた原稿用紙があった。丁寧に血判まで押されている。海里は息を呑んだ。
「これはあなたの原稿ですね?もう少し詳しい話を聞かせて頂いても構いませんか?小説探偵さん。」
0
あなたにおすすめの小説
中1でEカップって巨乳だから熱く甘く生きたいと思う真理(マリー)と小説家を目指す男子、光(みつ)のラブな日常物語
jun( ̄▽ ̄)ノ
大衆娯楽
中1でバスト92cmのブラはEカップというマリーと小説家を目指す男子、光の日常ラブ
★作品はマリーの語り、一人称で進行します。
17歳男子高生と32歳主婦の境界線
MisakiNonagase
恋愛
32歳主婦のカレンはインスタグラムで20歳大学生の晴人と知り合う。親密な関係となった3度目のデートのときに、晴人が実は17歳の高校2年生だと知る。
カレンと晴人はその後、どうなる?
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
セーラー服美人女子高生 ライバル同士の一騎討ち
ヒロワークス
ライト文芸
女子高の2年生まで校内一の美女でスポーツも万能だった立花美帆。しかし、3年生になってすぐ、同じ学年に、美帆と並ぶほどの美女でスポーツも万能な逢沢真凛が転校してきた。
クラスは、隣りだったが、春のスポーツ大会と夏の水泳大会でライバル関係が芽生える。
それに加えて、美帆と真凛は、隣りの男子校の俊介に恋をし、どちらが俊介と付き合えるかを競う恋敵でもあった。
そして、秋の体育祭では、美帆と真凛が走り高跳びや100メートル走、騎馬戦で対決!
その結果、放課後の体育館で一騎討ちをすることに。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
日本新世紀ー日本の変革から星間連合の中の地球へー
黄昏人
SF
現在の日本、ある地方大学の大学院生のPCが化けた!
あらゆる質問に出してくるとんでもなくスマートで完璧な答え。この化けたPC“マドンナ”を使って、彼、誠司は核融合発電、超バッテリーとモーターによるあらゆるエンジンの電動化への変換、重力エンジン・レールガンの開発・実用化などを通じて日本の経済・政治状況及び国際的な立場を変革していく。
さらに、こうしたさまざまな変革を通じて、日本が主導する地球防衛軍は、巨大な星間帝国の侵略を跳ね返すことに成功する。その結果、地球人類はその星間帝国の圧政にあえいでいた多数の歴史ある星間国家の指導的立場になっていくことになる。
この中で、自らの進化の必要性を悟った人類は、地球連邦を成立させ、知能の向上、他星系への植民を含む地球人類全体の経済の底上げと格差の是正を進める。
さらには、マドンナと誠司を擁する地球連邦は、銀河全体の生物に迫る危機の解明、撃退法の構築、撃退を主導し、銀河のなかに確固たる地位を築いていくことになる。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる