BLエロ小説短編集

五月雨時雨

文字の大きさ
351 / 1,438

男は淫らなペットが交尾を嬉しがる様を見せ付けられる

しおりを挟む
意識を取り戻した瞬間から襲い掛かった悪趣味な責め苦に屈辱を味わわされながら、男は嫌でも一瞬で分かる敵の手に堕ちた状況から抜け出そうと裸体を必死にもがかせていた。
無防備にさらけ出された男根の幹部分を覆う形で装着されていた黒色の器具が行う微弱な振動によって望まぬ勃起へと導かれた男は、口を塞ぐ黒い棒状の枷に歯を立てて唸りながら狭い檻に閉じ込められ四肢を縛められた肉体を暴れさせどうにかして自由を取り返そうと試行錯誤を積み重ねていた。
だが、どんなに手足に力を込めても男が求める変化はいつまで経っても生まれない。指の使用を不可能にさせる黒革製の鍵付き手袋を嵌められ、同様に足の指も使い物にならなくさせる靴に見た目を寄せた黒革製の器具を履かされ、左右の手首と足首を檻の四隅に位置する他の格子よりも太く頑丈な金属製の柱へと黒革のベルトで縛り付けられた男が緩く張り詰めさせられた男根から染み出した透明な淫蜜を己の足や腹部に撒き散らしつつ身悶えても、男は檻から逃れる以前に手足と口の拘束を振り払うことさえ叶わない。
それでも、男は手足を動かし希望を追い求め続けた。悔しげに歪んだ呻きと共に唾液を溢れさせながら、仰向けに近い格好を取らされた裸体をよじらせ続けた。
自分と一緒に敵の手に堕ちた最愛の相棒を必ず救い出すという決意を胸に滾らせながら、男は頭部の両隣に位置を固められた手と、膝を立てた形を強いられた足を諦めとは無縁の態度で頑張らせ続けていた。
しかし、そんな男の眼前に突き付けられた現実はあまりにも無慈悲な物で。憎き悪に背を押される形で約一日ぶりに再会した愛する男の変わり果てた姿を見せ付けられた男は、ベッドの上で見せたことの無かった淫猥な仕草に絶句しながら、憎き悪の男とかつて相棒であり恋人であった一匹の淫乱の交尾を呆然と眺めていた。

「あぁんっ! ご主人様のおチ○ポ、太くて、硬くてぇっ! 俺の気持ち良いところゴリゴリしてますぅぅっ!!」
「ふふっ、恋人に何もかもを見られてるってのに随分な乱れっぷりだねぇ。罪悪感は無いのかい? 自分が情けなく無いのかい?」

二の腕を胴体に繋ぎ、左右の手首を背中で交差させた状態に維持させる縄を着せた上半身を檻の上部に押し付けさせた悪の男が、無防備に突き出させた尻穴を自身の男根で好き勝手に蹂躙しつつ問いかける。
汗ばんだ髪を掴んで檻の中にいるもう一人の顔を直視させながら腰を荒々しく振る悪の男が、打ちひしがれているかつての恋人のことも気にせず幸せ色の悲鳴を上げている男に意地悪く尋ねる。
それに対し、淫薬を交えた調教で心と身体を屈服に導かれた男は迷い無く返事を口にする。縄に縛られた自分の裸体の下で戦慄している相棒を眺めながら、堕ちた男は愛し愛された記憶を肉欲にすり潰された思考から発した堕落の答えを叫んだ。

「しょんなの、どうでも良いですぅっ! ご主人様のおチンポがあれば良いのぉっ! おぢりじゅぼじゅぼして頂けたら、他はもう何にも要らないでしゅぅぅぅっ!!」
「あらら、すっかり気持ち良いことが大好きなお馬鹿になっちゃったね。なら、私のペットになった証明としてお尻をほじくり回されながら派手にイきなさい。檻の中にいる彼に私のおチ○チンで思いっきりイく所を見せながら……可哀想な彼に君の精液を浴びせてあげなさい」
「ひゃいぃっ! わがりっ、まじだぁぁっ!!」

命令を飲み込み、冷静に尻穴に意識を送って主の男根に射精を促す圧迫を捧げる従順なペットの反応を愉しみながら、悪の男はイくことも萎えることも許さない快楽を男根に注がれながら奪われた恋人の痴態を見上げさせられている滑稽な男に勝利と侮蔑の思いを乗せた笑みをぶつけつつ圧迫の返礼と言わんばかりに腰を前後させる速度を引き上げ、悪にも愛にも敗北した無様な男を汚す精液の放出へと、嬉しそうに鳴き声を発するペットを導いていくのだった。
しおりを挟む
感想 8

あなたにおすすめの小説

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

騙されて快楽地獄

てけてとん
BL
友人におすすめされたマッサージ店で快楽地獄に落とされる話です。長すぎたので2話に分けています。

上司、快楽に沈むまで

赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。 冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。 だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。 入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。 真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。 ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、 篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」 疲労で僅かに緩んだ榊の表情。 その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。 「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」 指先が榊のネクタイを掴む。 引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。 拒むことも、許すこともできないまま、 彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。 言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。 だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。 そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。 「俺、前から思ってたんです。  あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」 支配する側だったはずの男が、 支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。 上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。 秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。 快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。 ――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。

吊るされた少年は惨めな絶頂を繰り返す

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

R指定

ヤミイ
BL
ハードです。

機械に吊るされ男は容赦無く弄ばれる

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

邪神の祭壇へ無垢な筋肉を生贄として捧ぐ

BL
鍛えられた肉体、高潔な魂―― それは選ばれし“供物”の条件。 山奥の男子校「平坂学園」で、新任教師・高尾雄一は静かに歪み始める。 見えない視線、執着する生徒、触れられる肉体。 誇り高き男は、何に屈し、何に縋るのか。 心と肉体が削がれていく“儀式”が、いま始まる。

スライムパンツとスライムスーツで、イチャイチャしよう!

ミクリ21
BL
とある変態の話。

処理中です...