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男は麻袋の中で欲への堕落を決定付けられる
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「んぅ……むうぅ……っ!」
口を閉ざす黒色の粘着テープ越しにくぐもった唸りを悔しげに漏らし、結果に結び付かなかった無駄な足掻きがもたらした疲弊に乱れている呼吸で鼻を間抜けにプスプスと鳴らしながら、男が自由を奪われた己の身体を力無く見下ろした。
首から下を衣服ごと包む形で麻袋をすっぽりと被せられ、更にその上から麻縄を用いた拘束を各所に施された身体は、幾ら暴れても自由を取り戻せない。背にした丸い柱に胴体部分を遊び無く括り付ける駄目押しの縄を加えられた身体は、無様に尺取り虫のような動きで床を這って脱出を追い求めることさえも出来はしない。
そんな屈辱の情報をただただ体力を消耗するだけのもがきの果てに思い知らされた男は、気を付けに近い姿勢を強いられ柱に繋がれた肉体を拘束との格闘が引き寄せた熱と疲れに苛まれながら、方針を変え自分を拉致した敵の隙を見逃さぬ為の体力の温存に努め始めた。
そうして身悶えを停止し荒くなった息を整え出した男に、それを待ちかねていたかのような音が眩しい光と共に届く。それは、男を捕らえ行動を大きく制限して地下の倉庫へと放置した敵の男が扉を勢いよく開ける音だ。
「探偵さん、ただいま。こんな惨めな格好でほったらかしにされた気分はどうだい?」
「んぶ、んぶうぅ……っ!」
扉の向こうから差し込む光に目を眩ませている男に対してわざと顔面に光が当たるような位置取りを行いながら、醜悪に微笑んだ男が嘲りを浴びせつつ口を覆うテープ越しに右手で顎を掴む。その無遠慮な接触に対し探偵と呼ばれた男は、反射的に紡ごうとした手を振り払う動きを理性で抑えつつまだ眩しさに慣れきっていない目で悪に属する男を見つめ返した。
その平静を保とうとしている探偵の態度を満喫しながら、悪は笑みの黒さを嬉々として深めた。逃れようと頑張っていたことなど、髪や顔面を湿らせている汗と整え切れていない鼻呼吸で丸分かりだ。その事実を認識しつつ気丈な態度で自分は屈していないと示す探偵を観察しながら、悪の男は自身が身を置く組織をこそこそと嗅ぎ回っていた男への悪意を際限無く滾らせていく。
「どうやら、まだ自分の立場が分かっていないみたいだねぇ。こんな何も出来ない格好でそんな強気な目をする物覚えが悪い子にはお仕置きだよ。今の自分がどんな立場にいるかを、ちゃんと理解出来るようにしてあげるからねぇ……!」
「っぶ!? んぅ! んうぅ!」
悪の男の上着ポケットから取り出された身体を包囲している物と同じ色をした麻袋が、口を拡げつつ顔面へと被せられていく。残り少ない自由である視界さえも没収される。それに危機感を抱きつつ、探偵の男が頭部を狭い範囲で振って追加の悪意を拒絶する。
しかし、手も足も出せない姿で抗ってもその様は悪の男を余計に悦ばせ、これから始まる滑稽な悶絶への期待を更に膨らませるだけだ。視界を閉ざすのは、あくまでおまけでしか無い。真の非道を携えた麻袋をそうとは知らずに嫌がっても探偵の男は無意味な抵抗を堪能されながら頭部にも麻袋を与えられ、首の部分に設けられた縄を緩く締めることでなりふり構わずに頭部を振っても麻袋を引き剥がせない状態を作り出され、あらかじめ仕込まれていた麻袋による加虐を無防備な鼻腔へと叩き込まれ始めてしまった。
「んもおぉ!? っふ、ぎゅ……っ!?」
「早速効いてきたね、探偵さん? 君が調べてたウチのお薬は強烈だろう? 今被せた麻袋にはそれをたっぷり染み込ませてあるから、私が離れた後もゆっくりじっくり苦しむと良いよ。逃がせない欲望でしっかり反省出来るまでねぇ……!」
「う、うふ、むぶうぅ……っ!」
一方的に地獄の内容を説明し迷い無く退出を開始した悪の男に絶望と恐怖を募らせながら、呼吸を蝕み淫猥な衝動を掻き立てる薬品を含んだ麻袋の内側で早くも瞳を蕩けさせ肉体を包む麻袋と縄と衣服の内側で男根の硬度を高めながら、男は先程とは意味合いが大きく違う残酷な放置の中で一生懸命に呼吸の頻度を制御しつつ、やがてその制御も叶わなくなる程に増幅していく欲への堕落を決定付けられていくのだった。
口を閉ざす黒色の粘着テープ越しにくぐもった唸りを悔しげに漏らし、結果に結び付かなかった無駄な足掻きがもたらした疲弊に乱れている呼吸で鼻を間抜けにプスプスと鳴らしながら、男が自由を奪われた己の身体を力無く見下ろした。
首から下を衣服ごと包む形で麻袋をすっぽりと被せられ、更にその上から麻縄を用いた拘束を各所に施された身体は、幾ら暴れても自由を取り戻せない。背にした丸い柱に胴体部分を遊び無く括り付ける駄目押しの縄を加えられた身体は、無様に尺取り虫のような動きで床を這って脱出を追い求めることさえも出来はしない。
そんな屈辱の情報をただただ体力を消耗するだけのもがきの果てに思い知らされた男は、気を付けに近い姿勢を強いられ柱に繋がれた肉体を拘束との格闘が引き寄せた熱と疲れに苛まれながら、方針を変え自分を拉致した敵の隙を見逃さぬ為の体力の温存に努め始めた。
そうして身悶えを停止し荒くなった息を整え出した男に、それを待ちかねていたかのような音が眩しい光と共に届く。それは、男を捕らえ行動を大きく制限して地下の倉庫へと放置した敵の男が扉を勢いよく開ける音だ。
「探偵さん、ただいま。こんな惨めな格好でほったらかしにされた気分はどうだい?」
「んぶ、んぶうぅ……っ!」
扉の向こうから差し込む光に目を眩ませている男に対してわざと顔面に光が当たるような位置取りを行いながら、醜悪に微笑んだ男が嘲りを浴びせつつ口を覆うテープ越しに右手で顎を掴む。その無遠慮な接触に対し探偵と呼ばれた男は、反射的に紡ごうとした手を振り払う動きを理性で抑えつつまだ眩しさに慣れきっていない目で悪に属する男を見つめ返した。
その平静を保とうとしている探偵の態度を満喫しながら、悪は笑みの黒さを嬉々として深めた。逃れようと頑張っていたことなど、髪や顔面を湿らせている汗と整え切れていない鼻呼吸で丸分かりだ。その事実を認識しつつ気丈な態度で自分は屈していないと示す探偵を観察しながら、悪の男は自身が身を置く組織をこそこそと嗅ぎ回っていた男への悪意を際限無く滾らせていく。
「どうやら、まだ自分の立場が分かっていないみたいだねぇ。こんな何も出来ない格好でそんな強気な目をする物覚えが悪い子にはお仕置きだよ。今の自分がどんな立場にいるかを、ちゃんと理解出来るようにしてあげるからねぇ……!」
「っぶ!? んぅ! んうぅ!」
悪の男の上着ポケットから取り出された身体を包囲している物と同じ色をした麻袋が、口を拡げつつ顔面へと被せられていく。残り少ない自由である視界さえも没収される。それに危機感を抱きつつ、探偵の男が頭部を狭い範囲で振って追加の悪意を拒絶する。
しかし、手も足も出せない姿で抗ってもその様は悪の男を余計に悦ばせ、これから始まる滑稽な悶絶への期待を更に膨らませるだけだ。視界を閉ざすのは、あくまでおまけでしか無い。真の非道を携えた麻袋をそうとは知らずに嫌がっても探偵の男は無意味な抵抗を堪能されながら頭部にも麻袋を与えられ、首の部分に設けられた縄を緩く締めることでなりふり構わずに頭部を振っても麻袋を引き剥がせない状態を作り出され、あらかじめ仕込まれていた麻袋による加虐を無防備な鼻腔へと叩き込まれ始めてしまった。
「んもおぉ!? っふ、ぎゅ……っ!?」
「早速効いてきたね、探偵さん? 君が調べてたウチのお薬は強烈だろう? 今被せた麻袋にはそれをたっぷり染み込ませてあるから、私が離れた後もゆっくりじっくり苦しむと良いよ。逃がせない欲望でしっかり反省出来るまでねぇ……!」
「う、うふ、むぶうぅ……っ!」
一方的に地獄の内容を説明し迷い無く退出を開始した悪の男に絶望と恐怖を募らせながら、呼吸を蝕み淫猥な衝動を掻き立てる薬品を含んだ麻袋の内側で早くも瞳を蕩けさせ肉体を包む麻袋と縄と衣服の内側で男根の硬度を高めながら、男は先程とは意味合いが大きく違う残酷な放置の中で一生懸命に呼吸の頻度を制御しつつ、やがてその制御も叶わなくなる程に増幅していく欲への堕落を決定付けられていくのだった。
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