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男は本気の爛れた遊びを年下の獣に提案される
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一人暮らしの自宅で密かに愉しんでいる遊びに用いる道具が、手首と足首に巻き付いている。慣れ親しんだ感触を味わいながらの目覚めを迎えた男は、昨夜は確かこの遊びに耽っていなかったはずだという違和感を募らせながらも一日を始める為にまぶたを開き、起きた自分の顔を覗き込むからかうような笑顔を視認した。
「主任、おはようございます。よく眠ってましたね」
「え……は、な……っ!?」
朝の挨拶を口にした部下の姿に、上半身の衣服のみを脱ぎ捨て自身が転がっているベッドへと腰掛けていた部下の姿に、男が寝ぼけていた頭を一気に覚醒へと至らせつつ狼狽する。
何故朝に、何故彼がこの場にいる。湧き上がる疑問を次々と思考で渦巻かせながら、男はとりあえず身体を起こそうと手足に力を込めた。
だが、それは叶わなかった。男自身の手で購入され幾度と無く自分の意思で装着した黒革製の四つの枷が、両手首と足首に嵌められている頑丈な枷から伸びた鎖が、爛れた一人遊びに興じる際に使っている時とは全く違う短さで柵の無いベッドの四本の脚へと南京錠で接続され四肢の自由を完全に奪い取られてしまっていたからだ。
「潰れちゃった主任を家まで送ってびっくりしましたよ。こんなはしたない遊びをした上で、いつも仕事に来てたんですねぇ」
「あ、ちが……っ!」
失われていた昨日の記憶をじょじょに蘇らせながら、男が狼狽を分かりやすく強めていく。
今日は誰も家に来る予定が無いからと道具や己の体液による汚れをほぼそのままにして会社に赴き、その事実を忘れて部下の手を借りなければ帰宅もままならぬ程に酔い潰れてしまったのだという答えに辿り着きつつ、男が自分でもその対象を定められぬまま否定の言葉を紡ぐ。
「違う? 何が違うんですか? 眠ってる間にスマホの中身もこっそり見ちゃいましたよ? 今してるのよりも凄い格好で自分を縛って、写真撮ったり動画撮ったりしてエッチに愉しんでたのに何が違うって言うんですか?」
「っ、あぁ……っ!?」
部下の手に握られている部下自身のスマートフォンに映し出された自身の遊びの賜物である痴態を見せ付けられながら、男が絶句する。一社会人として恙なく過ごし、その裏で己のスマートフォンに収めた自身のふしだらな姿を眺めて背徳感に浸っていた事実までもを見抜かれたような感覚に陥りながら、部下であった男に弱みを握られ抵抗を不可能にされた男が、言葉を失いつつも日々空想していた状況の到来に興奮を募らせていく。
「あれ? 俺に自分の恥ずかしいところを見せられただけなのにもうここが硬くなってきてますね、主任? 本当はこうなりたくて、わざと酔い潰れたんですか?」
「ち、違う。そんな訳じゃ……っ!」
「嘘吐くなよ、淫乱」
敬語が消え、雄を剥き出しにした部下の声音に男が口をつぐむ。笑みの優しさと意地悪さはそのままに獣のような欲情を露わにした部下がスマートフォンをズボンのポケットにしまい込みつつ、自身が愛用していた道具に身動きを制限されている逃れられぬ上司の男の裸体へと、無遠慮に手を這わせていく。
「本当はずっとこうされたかったんだろ? さっき見せたみたいなお遊びの拘束じゃなくて本気の拘束を与えられたまま、自分じゃ拒めない快感をたっぷり注いで欲しかったんだろ? 正直に白状したら、お前が集めた道具でこの土日の間思う存分苛め抜いてやるよ。いつもスーツの下に隠してたこのエロい乳首も、エグい玩具を頻繁にくわえ込んでほじり回してる尻の穴も、年下の俺にこの口調で話し掛けられた途端ビンビンに勃起したここも、気持ち良く苛めまくってやる。どうだ、○○?」
「っ、あぁ……っ」
誰にも打ち明けてなどいなかった秘密を知られ、自分を含めた会社の誰も知らなかった物腰柔らかな部下の獰猛な雄を見せ付けられながら、魅力的な被虐を提案され下の名を呼び捨てにされた男は抑えきれぬ期待に滾り早くも淫蜜を垂らしている男根と悦びを表わすかのように激しく収縮している自らが生み出す責めしか浴びたことの無い尻穴を心臓の高鳴りに合わせて火照らせつつ、隷属の宣言と同じ意味を持つ加虐のおねだりを縋るような声音で捧げていくのだった。
「主任、おはようございます。よく眠ってましたね」
「え……は、な……っ!?」
朝の挨拶を口にした部下の姿に、上半身の衣服のみを脱ぎ捨て自身が転がっているベッドへと腰掛けていた部下の姿に、男が寝ぼけていた頭を一気に覚醒へと至らせつつ狼狽する。
何故朝に、何故彼がこの場にいる。湧き上がる疑問を次々と思考で渦巻かせながら、男はとりあえず身体を起こそうと手足に力を込めた。
だが、それは叶わなかった。男自身の手で購入され幾度と無く自分の意思で装着した黒革製の四つの枷が、両手首と足首に嵌められている頑丈な枷から伸びた鎖が、爛れた一人遊びに興じる際に使っている時とは全く違う短さで柵の無いベッドの四本の脚へと南京錠で接続され四肢の自由を完全に奪い取られてしまっていたからだ。
「潰れちゃった主任を家まで送ってびっくりしましたよ。こんなはしたない遊びをした上で、いつも仕事に来てたんですねぇ」
「あ、ちが……っ!」
失われていた昨日の記憶をじょじょに蘇らせながら、男が狼狽を分かりやすく強めていく。
今日は誰も家に来る予定が無いからと道具や己の体液による汚れをほぼそのままにして会社に赴き、その事実を忘れて部下の手を借りなければ帰宅もままならぬ程に酔い潰れてしまったのだという答えに辿り着きつつ、男が自分でもその対象を定められぬまま否定の言葉を紡ぐ。
「違う? 何が違うんですか? 眠ってる間にスマホの中身もこっそり見ちゃいましたよ? 今してるのよりも凄い格好で自分を縛って、写真撮ったり動画撮ったりしてエッチに愉しんでたのに何が違うって言うんですか?」
「っ、あぁ……っ!?」
部下の手に握られている部下自身のスマートフォンに映し出された自身の遊びの賜物である痴態を見せ付けられながら、男が絶句する。一社会人として恙なく過ごし、その裏で己のスマートフォンに収めた自身のふしだらな姿を眺めて背徳感に浸っていた事実までもを見抜かれたような感覚に陥りながら、部下であった男に弱みを握られ抵抗を不可能にされた男が、言葉を失いつつも日々空想していた状況の到来に興奮を募らせていく。
「あれ? 俺に自分の恥ずかしいところを見せられただけなのにもうここが硬くなってきてますね、主任? 本当はこうなりたくて、わざと酔い潰れたんですか?」
「ち、違う。そんな訳じゃ……っ!」
「嘘吐くなよ、淫乱」
敬語が消え、雄を剥き出しにした部下の声音に男が口をつぐむ。笑みの優しさと意地悪さはそのままに獣のような欲情を露わにした部下がスマートフォンをズボンのポケットにしまい込みつつ、自身が愛用していた道具に身動きを制限されている逃れられぬ上司の男の裸体へと、無遠慮に手を這わせていく。
「本当はずっとこうされたかったんだろ? さっき見せたみたいなお遊びの拘束じゃなくて本気の拘束を与えられたまま、自分じゃ拒めない快感をたっぷり注いで欲しかったんだろ? 正直に白状したら、お前が集めた道具でこの土日の間思う存分苛め抜いてやるよ。いつもスーツの下に隠してたこのエロい乳首も、エグい玩具を頻繁にくわえ込んでほじり回してる尻の穴も、年下の俺にこの口調で話し掛けられた途端ビンビンに勃起したここも、気持ち良く苛めまくってやる。どうだ、○○?」
「っ、あぁ……っ」
誰にも打ち明けてなどいなかった秘密を知られ、自分を含めた会社の誰も知らなかった物腰柔らかな部下の獰猛な雄を見せ付けられながら、魅力的な被虐を提案され下の名を呼び捨てにされた男は抑えきれぬ期待に滾り早くも淫蜜を垂らしている男根と悦びを表わすかのように激しく収縮している自らが生み出す責めしか浴びたことの無い尻穴を心臓の高鳴りに合わせて火照らせつつ、隷属の宣言と同じ意味を持つ加虐のおねだりを縋るような声音で捧げていくのだった。
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