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第四章
アプローチのはじまり
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翌日はとてもいい天気だった。
彼のご両親行きつけのホテル最上階のレストランでお茶をした。店長が驚いていた。女性連れでふたりっきりというのはお母さま以外今までなかったそうだ。
彼が仕事の電話が入り席を外した時に、店長からそう言われて、私はそういう方ですかと聞かれた。そういう方って……いえ、お仕事でご一緒しておりますと言ったけどいいんだよね。デートというのは冗談だろう。
その日の彼の装いはとても素敵だった。
白地にブランドのロゴが入ったポロシャツ。ブルーのパンツ。サングラス。白の革靴。そしていつもの美貌。
隣に並ぶのが恥ずかしくて、自分の姿を店で鏡に映してため息をついた。
一応、彼がデートというので、それらしい格好にはしてきた。髪もおろして、下を少し巻いてきた。
私は黒髪だ。仕事中は巻いていることが多いので、あまり短いと巻きづらいので髪は結構長いのだ。
そのままだと背中くらいまであるが、巻いたので肩下になった。
船に乗ると言うので、スカートはやめた。白のスラックスにトップスはトリコロールのカットソーにリボンがついている。海を意識した。
私も一応サングラスを持ってきた。大きな帽子もだ。
自分ではこの格好を気に入っているのだが、彼の横に立つのはとても勇気がいる。だって、彼は本当にモデルか俳優みたいに見える。
その彼が私だけに笑顔を見せてくれる。ノックアウトされてしまいそう。
「どうした?可愛い顔して、おい……」
「デ、デートとかいうから、その……」
「デートだろ?だめなのか?」
サングラスを上げて私をじっと見た。だから、やめて。直視できない。下を向いたまま聞いた。
「あの……。聞くのが遅くなりましたが、神崎さんはお付き合いしている方はいらっしゃらないんですか?」
しばらく返事がない。びっくりして顔を上げると、彼はこちらをにらんでる。
「どうしたの?」
「どうしたのじゃない。お付き合いしている人がいて君をデートに誘うのか?なんだそれ?君はそういう男と付き合って来たのか?」
「そんなわけありません」
私はびっくりして彼に手を振った。
「じゃあ、なんだ。僕がそういう人間だとでも?名取の様に二股をすると?」
「そうじゃなくって、だから、どうして私をデートに誘ってくださったんです?だってただの仕事仲間というか、お仕事の提携相手ですよね」
「だからなんだ。仕事がきっかけで君を……だから、その……僕は名取と違ってひとりしか付き合わないし、君には本気だ。時間だ、行くぞ」
プイっと横を向いて立ち上がった彼の耳たぶが赤い。うそでしょ。本気って……。
彼は支払いを済ませてしまっていて、茫然としている私の手を引いた。
大きな温かい手。またびっくりしていると、後ろを向いて引っ張られた。
「ほら行くぞ。しょうがないな、ぼーっとして。海に落ちかねない」
そういって、私の背中を押して横を歩いている。私は背の高い彼を下から眺めるのみ。本当に素敵な人。今日は神様が私にくれたご褒美かもしれない。
あまり考えないで楽しもうと思った。
「どの船ですか?」
彼は私を見下ろして笑った。
「そう、君はそういうところがいいんだよ。僕の船は一番奥」
そういって、私の手をつかむと走り出した。嬉しそうに私を見た。私は右手を彼に捕まれて、左手で帽子を押さえて走った。
周りの人が驚いてこちらを見ていた。もう、気にしない。今日はこの玲瓏皇子のお姫様になると決めた。シンデレラかもしれない。時間が来ると終わるのかもしれない。クルーザーもカボチャに戻る。
* * *
白い船。とても素敵だった。内装は木目も美しく、磨き上げられている。船内にバーカウンターまである。
さすが造船会社御曹司の個人船。
私も船に乗せてもらったことはある。それでもこれだけのいい船は初めてだ。プライベートクルーザー。
それより素敵なのは運転する彼の姿。サングラスをして舵を切る彼を見るだけで胸がどきどきした。
多くの女性が虜になる気持ちはよくわかる。私は彼の身分や背景を考えて好きになったわけではないが、この美貌とお仕事ぶり。
デートと特別扱いされて舞い上がらない女性がいないとしたら嘘だろう。かくいう、私でさえ、身分違いはわかっているが夢心地になった。
彼はとある場所まで来ると自動運転にして、港の方向を見つめた。
「このあたりから空を見るとどうかな」
「そうですね、西側にお日様が沈むのも見えます。月が白く上がってくればそれも見えるでしょう」
「そうだな。ライティングした港の夜景も見える。花火が上がるまで楽しむこともできそうだ」
そうだった、私たちは仕事の下見に来たのだった。すっかり勘違いしそうになってしまった。私はそれに誘われただけだ。
「君は少しお酒飲める?」
彼が首をかしげて聞いた。
「え、はい。でも船だからあまり飲むと酔うかも」
「大丈夫だ。さっきみたいに飛ばしたりはしないよ。帰りは真っ暗だし、スピードは抑えるから……」
「でも、神崎さんは飲まないでしょ?」
「そうだな。運転するしね」
「じゃあ、私も飲みません。飲むなら運転しない時一緒に……」
「じゃあ、今度時間があれば飲みに行こう」
彼は私を船内に誘った。
アイスティーを作ってくれた。
「おいしい……」
「そう?それはよかった」
「あの、神崎さん?」
「ん?」
「いろいろ教えてもらって甘えてばかりですみません。私経営のほうとか叔父まかせだったのでまるっきりできないんです」
彼はアハハと笑いながら答えた。
「まあ、そうみたいだな。僕がいてよかったね。でも僕も花のことは全くわからない。君任せだよ」
「そうですけど、本当にありがとうございます。感謝してます」
「感謝だけ?」
「え?」
「僕は君のことがなぜこんなに気になるのか。最初わからなかった。あの日、注文して君の笑顔と不思議な歌にやられたのかな」
「神崎さん」
「とにかく、君と仕事でもいいから繋がりがほしかった。名取のものになるかもしれないと思ったらぞっとした」
「……そんな、名取さんとはそんなじゃないですよ」
「あいつは君をそういう対象としても見てる」
私は息をのんだ。彼がアイスティーを回しながら下を向いて話す。
「でもね、僕は君の独立への気持ちを聞いた時から、君を自分のものにするにはそれしかないと思ったんだ。あの時は無意識だった。でも今思えば下心があったのかもしれない」
彼が目を上げた。じっと私を見つめた。真面目な目だ。
「初めてなんだ。こんなに女性が気になってしょうがないのも、自分から電話をかけたりするのも……」
「神崎さん」
「蓮……。蓮だよ。さくらって呼んでもいい?」
彼がアイスティーをテーブルに置いて、私の横に来た。
「君は僕をそういう対象にはできない?僕のことが気にならない?」
すがるような眼で私に聞いた。驚いた。固まった私の手からアイスティーを受け取った彼はテーブルに置く。
「私は……もちろん、今だって夢みたいだと思っています。蓮さんのような雲の上の王子様とこんな船でデートなんて……シンデレラで丘に上がれば終わりかなと思いました」
彼は私の顎に手をかけるとじっと目を見た。
「シンデレラになんかしない。君がいいんだ。僕とつきあってほしい」
「蓮さん……」
「好きだよ、さくら。君は?」
目の前に彼の顔があった。
「……好き。私もあながた好きです」
すると彼の顔が近づいてきた。私は目を閉じた。唇に温かい彼のぬくもりが落ちた。
「……ん……」
彼は私を抱き寄せると、ぎゅっと抱きながらキスを繰り返した。
「あ、あ……」
彼はソファへ私を横たえると首筋にキスを落として、手をカットソーの下から入れてきた。
私が拒む様子のないのを見て取ると、服をまくって下着をずらして頂点にとうとうキスをした。
「あ、あー、あん」
「ごめん。止まらなくて……でも君のせいだ、かわいすぎるのがいけないんだ」
「……蓮さん」
「君は身体もさくら色だ。この色で僕を誘う、いけない子だ。この船は寝室もあるけど、今日は本当にそんなつもりじゃなかった。準備もしていない。だから……今日はここまでだよ」
そう言いながら、なぜか手を動かしている。
「あ、あ、蓮さ……」
「ああ、だからそんな目で僕を見るな……もう少しだけ君を味わいたい。いい?」
じっと彼を見つめた私の目を見て、ふっと微笑み、そのまま身体じゅうにキスしながらだんだん下がっていく。
船を丘へ戻したのはそれから二時間後くらいだった。
船から車へ戻るときもぎゅっと手をつなぎ、彼は車の中で深いキスをしてから私を帰した。シンデレラじゃないと気づいたのは翌日彼からメールをもらい、呼び捨てされていることに気づいてからだった。
彼のご両親行きつけのホテル最上階のレストランでお茶をした。店長が驚いていた。女性連れでふたりっきりというのはお母さま以外今までなかったそうだ。
彼が仕事の電話が入り席を外した時に、店長からそう言われて、私はそういう方ですかと聞かれた。そういう方って……いえ、お仕事でご一緒しておりますと言ったけどいいんだよね。デートというのは冗談だろう。
その日の彼の装いはとても素敵だった。
白地にブランドのロゴが入ったポロシャツ。ブルーのパンツ。サングラス。白の革靴。そしていつもの美貌。
隣に並ぶのが恥ずかしくて、自分の姿を店で鏡に映してため息をついた。
一応、彼がデートというので、それらしい格好にはしてきた。髪もおろして、下を少し巻いてきた。
私は黒髪だ。仕事中は巻いていることが多いので、あまり短いと巻きづらいので髪は結構長いのだ。
そのままだと背中くらいまであるが、巻いたので肩下になった。
船に乗ると言うので、スカートはやめた。白のスラックスにトップスはトリコロールのカットソーにリボンがついている。海を意識した。
私も一応サングラスを持ってきた。大きな帽子もだ。
自分ではこの格好を気に入っているのだが、彼の横に立つのはとても勇気がいる。だって、彼は本当にモデルか俳優みたいに見える。
その彼が私だけに笑顔を見せてくれる。ノックアウトされてしまいそう。
「どうした?可愛い顔して、おい……」
「デ、デートとかいうから、その……」
「デートだろ?だめなのか?」
サングラスを上げて私をじっと見た。だから、やめて。直視できない。下を向いたまま聞いた。
「あの……。聞くのが遅くなりましたが、神崎さんはお付き合いしている方はいらっしゃらないんですか?」
しばらく返事がない。びっくりして顔を上げると、彼はこちらをにらんでる。
「どうしたの?」
「どうしたのじゃない。お付き合いしている人がいて君をデートに誘うのか?なんだそれ?君はそういう男と付き合って来たのか?」
「そんなわけありません」
私はびっくりして彼に手を振った。
「じゃあ、なんだ。僕がそういう人間だとでも?名取の様に二股をすると?」
「そうじゃなくって、だから、どうして私をデートに誘ってくださったんです?だってただの仕事仲間というか、お仕事の提携相手ですよね」
「だからなんだ。仕事がきっかけで君を……だから、その……僕は名取と違ってひとりしか付き合わないし、君には本気だ。時間だ、行くぞ」
プイっと横を向いて立ち上がった彼の耳たぶが赤い。うそでしょ。本気って……。
彼は支払いを済ませてしまっていて、茫然としている私の手を引いた。
大きな温かい手。またびっくりしていると、後ろを向いて引っ張られた。
「ほら行くぞ。しょうがないな、ぼーっとして。海に落ちかねない」
そういって、私の背中を押して横を歩いている。私は背の高い彼を下から眺めるのみ。本当に素敵な人。今日は神様が私にくれたご褒美かもしれない。
あまり考えないで楽しもうと思った。
「どの船ですか?」
彼は私を見下ろして笑った。
「そう、君はそういうところがいいんだよ。僕の船は一番奥」
そういって、私の手をつかむと走り出した。嬉しそうに私を見た。私は右手を彼に捕まれて、左手で帽子を押さえて走った。
周りの人が驚いてこちらを見ていた。もう、気にしない。今日はこの玲瓏皇子のお姫様になると決めた。シンデレラかもしれない。時間が来ると終わるのかもしれない。クルーザーもカボチャに戻る。
* * *
白い船。とても素敵だった。内装は木目も美しく、磨き上げられている。船内にバーカウンターまである。
さすが造船会社御曹司の個人船。
私も船に乗せてもらったことはある。それでもこれだけのいい船は初めてだ。プライベートクルーザー。
それより素敵なのは運転する彼の姿。サングラスをして舵を切る彼を見るだけで胸がどきどきした。
多くの女性が虜になる気持ちはよくわかる。私は彼の身分や背景を考えて好きになったわけではないが、この美貌とお仕事ぶり。
デートと特別扱いされて舞い上がらない女性がいないとしたら嘘だろう。かくいう、私でさえ、身分違いはわかっているが夢心地になった。
彼はとある場所まで来ると自動運転にして、港の方向を見つめた。
「このあたりから空を見るとどうかな」
「そうですね、西側にお日様が沈むのも見えます。月が白く上がってくればそれも見えるでしょう」
「そうだな。ライティングした港の夜景も見える。花火が上がるまで楽しむこともできそうだ」
そうだった、私たちは仕事の下見に来たのだった。すっかり勘違いしそうになってしまった。私はそれに誘われただけだ。
「君は少しお酒飲める?」
彼が首をかしげて聞いた。
「え、はい。でも船だからあまり飲むと酔うかも」
「大丈夫だ。さっきみたいに飛ばしたりはしないよ。帰りは真っ暗だし、スピードは抑えるから……」
「でも、神崎さんは飲まないでしょ?」
「そうだな。運転するしね」
「じゃあ、私も飲みません。飲むなら運転しない時一緒に……」
「じゃあ、今度時間があれば飲みに行こう」
彼は私を船内に誘った。
アイスティーを作ってくれた。
「おいしい……」
「そう?それはよかった」
「あの、神崎さん?」
「ん?」
「いろいろ教えてもらって甘えてばかりですみません。私経営のほうとか叔父まかせだったのでまるっきりできないんです」
彼はアハハと笑いながら答えた。
「まあ、そうみたいだな。僕がいてよかったね。でも僕も花のことは全くわからない。君任せだよ」
「そうですけど、本当にありがとうございます。感謝してます」
「感謝だけ?」
「え?」
「僕は君のことがなぜこんなに気になるのか。最初わからなかった。あの日、注文して君の笑顔と不思議な歌にやられたのかな」
「神崎さん」
「とにかく、君と仕事でもいいから繋がりがほしかった。名取のものになるかもしれないと思ったらぞっとした」
「……そんな、名取さんとはそんなじゃないですよ」
「あいつは君をそういう対象としても見てる」
私は息をのんだ。彼がアイスティーを回しながら下を向いて話す。
「でもね、僕は君の独立への気持ちを聞いた時から、君を自分のものにするにはそれしかないと思ったんだ。あの時は無意識だった。でも今思えば下心があったのかもしれない」
彼が目を上げた。じっと私を見つめた。真面目な目だ。
「初めてなんだ。こんなに女性が気になってしょうがないのも、自分から電話をかけたりするのも……」
「神崎さん」
「蓮……。蓮だよ。さくらって呼んでもいい?」
彼がアイスティーをテーブルに置いて、私の横に来た。
「君は僕をそういう対象にはできない?僕のことが気にならない?」
すがるような眼で私に聞いた。驚いた。固まった私の手からアイスティーを受け取った彼はテーブルに置く。
「私は……もちろん、今だって夢みたいだと思っています。蓮さんのような雲の上の王子様とこんな船でデートなんて……シンデレラで丘に上がれば終わりかなと思いました」
彼は私の顎に手をかけるとじっと目を見た。
「シンデレラになんかしない。君がいいんだ。僕とつきあってほしい」
「蓮さん……」
「好きだよ、さくら。君は?」
目の前に彼の顔があった。
「……好き。私もあながた好きです」
すると彼の顔が近づいてきた。私は目を閉じた。唇に温かい彼のぬくもりが落ちた。
「……ん……」
彼は私を抱き寄せると、ぎゅっと抱きながらキスを繰り返した。
「あ、あ……」
彼はソファへ私を横たえると首筋にキスを落として、手をカットソーの下から入れてきた。
私が拒む様子のないのを見て取ると、服をまくって下着をずらして頂点にとうとうキスをした。
「あ、あー、あん」
「ごめん。止まらなくて……でも君のせいだ、かわいすぎるのがいけないんだ」
「……蓮さん」
「君は身体もさくら色だ。この色で僕を誘う、いけない子だ。この船は寝室もあるけど、今日は本当にそんなつもりじゃなかった。準備もしていない。だから……今日はここまでだよ」
そう言いながら、なぜか手を動かしている。
「あ、あ、蓮さ……」
「ああ、だからそんな目で僕を見るな……もう少しだけ君を味わいたい。いい?」
じっと彼を見つめた私の目を見て、ふっと微笑み、そのまま身体じゅうにキスしながらだんだん下がっていく。
船を丘へ戻したのはそれから二時間後くらいだった。
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