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チキン、人気を競う
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「というわけで。」
改めて話を始める酉月。
「どういうわけですか!?」
茶々を入れる葉月。
「葉月の世界にも干支がいるということです。」
「え!? チキン以外にも動物さんがいるの!?」
見事に驚く葉月。
「コケッ!」
今更、驚くなよ!? 思わずツッコミを入れるチキン。
「コケッ!」
おまえはもう既に学校の飼育小屋で他の干支たちにもであっただろうが! と強く訴えるチキン。
「ほうほう。ニワトリ様は今夜は鳥の丸焼きが食べたそうです。」
「まったく共食いが好きだな。チキンわ。」
変な所で息が合う葉月と酉月。
「コケッ!?」
それでもおまえたちは私の干支守か!? 嘆くチキンであった。
「話を戻しましょう。葉月の現代世界に干支がいるということは、その干支の干支守もいるということです。」
「え!? 私みたいな飼い主がいるの!?」
飼い主・・・・・・干支守とはペットの飼い主の様なものである。
「会ってみたいな。他の干支守たちに。」
自分と同じ干支守がいると聞くと嬉しくなった葉月。
「しかし、喜んでばかりはいられませんよ。」
「え?」
「どの干支が一番人気をとるかという、干支戦争の始まりです。」
「干支戦争!?」
干支戦争とは、干支たちの人気順位を決めるものである。
「そして、全ての干支が力を合わせて平和を守るために戦うのです。」
「干支って、奥が深いんですね。」
おったまげな葉月。
「コケッ!」
そうなのだ。干支は正義の使者なのだ。胸を張るチキン。
「葉月には、干支守として一人前になってもらいます。」
「一人前は少ないので、二人前にして下さい! 三人前でも食べますよ!」
食い意地の張っている葉月。
「・・・・・・。」
チキンも鳴くのを思わずやめた。
「まずはニワトリ様の言いたいことを分かるようになりましょう。」
「はい! がんばります!」
酉月に言われて、俄然やる気になる葉月。
「基本的にニワトリ様の言葉は分からないので、ニワトリ様が何か言いたいことはジェスチャーで教えてくれます。」
「ジェスチャー?」
ジェスチャーとは、身振り手振りのことである。
「コケッ!」
葉月! がんばれ! 干支の中の干支! キング・オブ・干支を目指すんだ! チキンは身振り手振りでジェスチャーをしてみせる。
「えっと。えっと。あ!? 干支だけに、えっとだ!」
葉月はつまらないことに気がついた。
「うまい! 座布団一枚!」
「やったー! 座布団ゲットだー!」
妙な所で息がピッタリの葉月と酉月。
「コケッ!」
真面目にやれ! っと怒るチキン。
「それでは葉月! ニワトリ様は何と言いたかったのか、答えてもらおうか!」
「はい!」
改めて葉月が答える。
「チキンが言いたかったのは! ・・・・・・今夜のおかずは、チキンスープが飲みたい! です!」
断言する葉月。
「コケッ!?」
思わずズッコケるチキン。
「さすが我が弟子だ。よくぞニワトリ様の言いたいことが分かったな。」
「これも酉月さんの、いえ、師匠のおかげです!」
素晴らしい師弟愛。
「コケッ!」
もう勝手にしろ! 匙を投げるチキンであった。
つづく。
改めて話を始める酉月。
「どういうわけですか!?」
茶々を入れる葉月。
「葉月の世界にも干支がいるということです。」
「え!? チキン以外にも動物さんがいるの!?」
見事に驚く葉月。
「コケッ!」
今更、驚くなよ!? 思わずツッコミを入れるチキン。
「コケッ!」
おまえはもう既に学校の飼育小屋で他の干支たちにもであっただろうが! と強く訴えるチキン。
「ほうほう。ニワトリ様は今夜は鳥の丸焼きが食べたそうです。」
「まったく共食いが好きだな。チキンわ。」
変な所で息が合う葉月と酉月。
「コケッ!?」
それでもおまえたちは私の干支守か!? 嘆くチキンであった。
「話を戻しましょう。葉月の現代世界に干支がいるということは、その干支の干支守もいるということです。」
「え!? 私みたいな飼い主がいるの!?」
飼い主・・・・・・干支守とはペットの飼い主の様なものである。
「会ってみたいな。他の干支守たちに。」
自分と同じ干支守がいると聞くと嬉しくなった葉月。
「しかし、喜んでばかりはいられませんよ。」
「え?」
「どの干支が一番人気をとるかという、干支戦争の始まりです。」
「干支戦争!?」
干支戦争とは、干支たちの人気順位を決めるものである。
「そして、全ての干支が力を合わせて平和を守るために戦うのです。」
「干支って、奥が深いんですね。」
おったまげな葉月。
「コケッ!」
そうなのだ。干支は正義の使者なのだ。胸を張るチキン。
「葉月には、干支守として一人前になってもらいます。」
「一人前は少ないので、二人前にして下さい! 三人前でも食べますよ!」
食い意地の張っている葉月。
「・・・・・・。」
チキンも鳴くのを思わずやめた。
「まずはニワトリ様の言いたいことを分かるようになりましょう。」
「はい! がんばります!」
酉月に言われて、俄然やる気になる葉月。
「基本的にニワトリ様の言葉は分からないので、ニワトリ様が何か言いたいことはジェスチャーで教えてくれます。」
「ジェスチャー?」
ジェスチャーとは、身振り手振りのことである。
「コケッ!」
葉月! がんばれ! 干支の中の干支! キング・オブ・干支を目指すんだ! チキンは身振り手振りでジェスチャーをしてみせる。
「えっと。えっと。あ!? 干支だけに、えっとだ!」
葉月はつまらないことに気がついた。
「うまい! 座布団一枚!」
「やったー! 座布団ゲットだー!」
妙な所で息がピッタリの葉月と酉月。
「コケッ!」
真面目にやれ! っと怒るチキン。
「それでは葉月! ニワトリ様は何と言いたかったのか、答えてもらおうか!」
「はい!」
改めて葉月が答える。
「チキンが言いたかったのは! ・・・・・・今夜のおかずは、チキンスープが飲みたい! です!」
断言する葉月。
「コケッ!?」
思わずズッコケるチキン。
「さすが我が弟子だ。よくぞニワトリ様の言いたいことが分かったな。」
「これも酉月さんの、いえ、師匠のおかげです!」
素晴らしい師弟愛。
「コケッ!」
もう勝手にしろ! 匙を投げるチキンであった。
つづく。
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