あなたの月 8月

渋谷かな

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ほっこりの逆は?

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「お茶は美味しいですな。」
「コケッ。」
(まったくだ。世の中の嫌なことを忘れさせてくれる。)
「心が温まりますな。」
 葉月とチキンは縁側でお茶を飲んでほっこりしている。

「例えば、ほっこりの逆ってなんだろう?」
 つまらないことを葉月は思いついた。
「コケッ。」
(和やかじゃないってことだろうな。)
 干支のチキンは呟いた。
「和やかじゃない? どういうこと?」
「コケッ。」
(残酷ってことさ。)
「残酷か・・・・・・よく分からない?」
 葉月も困ってしまうので残酷な物語を考えてみよう。
「コケッ。」
(人の死は危機もあり、じんわりもあるものさ。)
 きっと長生きしている干支は何でも見ているだろう。
「コケッ。」
(人と別れたら、新しい人と出会えばいい。ただ、それだけだ。)
「悲しいね。人間って。」
 非常に意味が深い会話。


「おまえ!? 何人殺した!?」
 こんな感じが残酷。
「その強さを手に入れるのに何人殺したかって、聞いてるんだよ!?」
 残酷な異世界ファンタジーはダーク・ファンタジーを超える。

「異世界、エトワール。」
 もちろん干支からのエトワール。普通に異世界ファンタジーの世界。
「この世界には明確なルールがあった。」
 ルール!?
「そう、ルールだ。」
 ルールとは?
「相手の力が欲しければ仲間にするか。」
 仲間にするか。
「相手を殺して奪うしかねえ!」
 な、なに!? グサッと、その残酷な言葉が心に突き刺さる。」

「おはよう。」
 主人公は、オーガスト。8月、そのまんま。16才の男の子。
「おはよう。」
 主人公は、葉月。8月、そのまんま。16才の男の子。
「カタカナって、騎士? 日本語って、侍?」
 ここには戻ってきた。
「アイドルグループは12人か・・・・・・。歌手が無理なら、ミュージカルか?」
 商業的にアイドル、若しくは舞台は外せない。
「時代劇にアイドルなんかいたのか?」
 団子屋のおみっちゃんぐらいだろう?
「異世界ファンタジーなら、歌姫か?」
 ディーバでいい。
「大人の事情的にアイドル、歌うシーンが現代アニメの必須っていうのが・・・・・・ある意味、物語の構成要件として一番難しい。」
 それがないとCD売れない。コンサート開けない。握手会できない。舞台化できない。最終的にお金儲からない。それで作品の価値が決まるんだから。
「後はお金持っている人のごり押し。」
 それで世の中はできている。どこもかしこもアイドル系のアニメばかりになっちゃった。

「トトロの頃は幸せだった。」
 強いから勝手に売れるから商業を考えない宮崎アニメは自由でいい。夢や希望がある。今のアイドルばっかアニメ業界に夢も希望もない。
「真実に気づいていない子供だましばかりだ。」
 アニメ好きが夢から覚めて、自分に何もない奴は、あとは死ぬだけだ。お金持ちのお坊ちゃんとお嬢ちゃんを除いてな。

「異世界ファンタジーを西洋ヨーロッパではなく、日本の時代劇ではできないだろうか?」
 酉流奥義、犬流奥義、亥流奥義のようにいじれる。悪くはない。
「ただ問題は回復役。異世界ファンタジーなら僧侶やクレリックでいい。時代劇で回復役は・・・・・・医療班しかいない。包帯を巻くだけ? それとも薬草?」
 和モノにすると、魔法の様に都合よく回復できないのは事実。
「お坊さんのありがたいお経で傷が治る?」
 尼寺を用意せねば。

「その先か!?」
 和モノと異世界ファンタジーを混ぜれば回復魔法役に困らない?
「侍は騎士の上位ジョブか?」
 いや、対等か?

「人を殺し続ければ、堕ちる。」
 それは当然のこと。
 つづく。
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