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第三章 トラウマを乗り越えて
2-17 一難去って
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ミア視点です。
――*――
お父様の話を聞いても、私はまだ悪夢の中にいるかのような気持ちだった。
オスカーお兄様は一命を取り留めたけれど、もしも私が『治癒』を習得していなかったらと思うと、心底ゾッとする。
「やはりヒースは、ガードナー侯爵家と繋がっていたのね」
「そのようだ。デイジー嬢の道具として動くよう、侯爵から命令されたと言っていた」
お母様は、お父様と意見を交わしはじめた。
私は口を挟むことなく、二人の会話に耳を傾ける。
「そうだとすると、何が目的なのかしら? デイジー嬢は婚約を破談にしたかっただけと考えて良さそうだけど、侯爵は……?」
「どうかな……彼は、自分の地位と権力、それから金にしか興味のないような浅い男だからな。何の考えもなく、娘のやりたいようにさせているだけ、という気もするが」
お父様は、元々ガードナー侯爵に良い印象を抱いていなかったようだ。吐き捨てるように、そう言った。
「ヒースを捕まえられなかった以上、形ある証拠も何一つ残っていない……そこだけは徹底されていたようだ」
お父様は、ため息をついて首を横に振った。
お母様は、眠るオスカーお兄様に目を向ける。
普段は優しいお母様の顔には、理不尽に対するやりきれない怒りと悲しみがはっきりと刻まれていた。
「それで……オスカーを傷付けた『紅い目の男』って、何者なの?」
「ガードナー侯爵家と関係があることは間違いないだろうが……」
お父様は、顎に手を当て、少し考えるそぶりを見せた。
「――『オレを縛っているのはその二人のどちらでもない』『身の安全さえ確保してくれたら話す』……ヒースの口ぶりや態度からして、『紅い目の男』がヒースを陰で操っていると考えて良さそうだな。おそらく、人質でも取られているんだろう」
「人質……卑怯ね。その『紅い目の男』はガードナー侯爵とどういう関係なのかしら……いずれにしても要注意ね」
「うむ。とにかく、侯爵家に潜入しているウィリアム君からの連絡を待とう」
「え……ちょっと待って下さい」
お父様の口から思わぬ名前が聞こえてきて、私は思わず二人の会話に割って入ってしまった。
「お父様。ウィル様が、ガードナー侯爵家に潜入しているのですか?」
「ああ、オースティン伯爵家の『影』と一緒だ。慎重な彼のことだ、無茶はしないだろう」
お父様は、私を安心させるように微笑んだ。
……無事だと良いのだが。何だか心がざわめいてきて、落ち着かない。
「心配なら、こちらから魔法通信で連絡を取ってみたらどうかしら? ヒースを捕まえることができなかったのだから、計画は変わったのでしょう? あなたたちが帰ってきてからそこそこ時間が経っているし、あちらもすでにお屋敷にいて、馬車の到着を待っているかもしれないわ」
「……それもそうか。ミア、これからオースティン伯爵家と魔法通信を繋ぐが、一緒に来るか?」
「はい……! ありがとうございます」
お兄様の眠る客室の扉を開くと、上階から怒ったような声が聞こえてくる。
――マーガレットの声だ。
部屋の前で待機していた紫髪の騎士は、苦笑いをして、道をあけてくれた。
「シナモン嬢、見張りをしてもらってすまなかったな」
「いや、構わない」
お父様は、紫髪の騎士を『シナモン嬢』と呼んだ。目の前の騎士が女性だったことに少し驚くと同時に、彼女の名前をウィル様から聞いていたことを思い出す。
確か、街の呪物を調べる極秘任務で、ビスケ様たちと行動を共にしている魔法騎士だ。それで彼女は私の聖魔法について知っていたのか、と、ようやく合点がいった。
「しかし、聞いてはいたが……貴殿の末娘殿は、なかなか体力がありそうな娘御だな。あれからずっとあの調子だぞ」
「はは、お恥ずかしい限りだ。オスカーの容体が安定したから、今日はもう帰ってもらっても大丈夫だ。報告も私から済ませておく。今日は、本当にありがとう――魔法騎士団からの分とは別に、報酬を出させてもらうよ」
「報酬は……不要だ。私は、貴殿の息子殿を守ることができなかった。それに、奴に一矢報いることすらも……。騎士として、不徳の極みだ」
シナモン様は、秀麗な眉をきゅっと寄せて、悔しそうな顔をした。
しかし、話を聞いた限り、彼女に非があるとは到底思えない。
お父様は、シナモン様の言葉に、大きくかぶりを振った。
「いいや。シナモン嬢がミアを落ち着かせてくれたではないか。貴殿も、オスカーを救ってくれたのだ」
「ええ。シナモン様がお声をかけてくださらなかったら、私……動揺してしまって、力を振るえなかったと思います。お兄様を治癒できたのは、シナモン様のおかげですわ」
「――その言葉が一番の報酬だよ。もっと……もっと鍛えねば」
私は心からの感謝を伝えたものの、シナモン様の悲痛な表情は、消えなかった。
「では、お言葉に甘えて、失礼する」
シナモン様は私たちに向かって敬礼をすると、そのまま玄関に向かう。
お父様はシナモン様を簡単に見送ると、セバスチャンに、もうマーガレットを自由にさせても良いと許可を出した。
私が治癒したことは秘密なので、マーガレットには、「オスカーは狩りで返り血を浴びてショックで倒れただけで、怪我はない」と伝えるよう指示した。
それからようやく、私たちはお父様の執務室に向かう。
重厚なオーク材の執務机の上に据え付けられている魔法通信機には、番号の書かれたボタンがいくつも付いている。
魔法通信機にはそれぞれ番号が割り当てられていて、その数字の組み合わせによって、決まった通信機と連絡を取り合うことができる仕組みだ。
番号のボタンが並ぶ本体の上には、スピーカーと送話器がついている。音声を魔法信号に変換し、ほぼノータイムでやり取りを交わすことができるようになっているのだ。
お父様が魔力を込めて魔法通信機を起動し、オースティン伯爵家の番号を入力する。
数回呼び出し音が鳴った後に、伯爵家の執事の取り次ぎを経て、無事ウィル様と連絡を取ることができた。
『お待たせしました、エヴァンズ子爵。通話を代わりました、ウィリアムです』
スピーカーから流れてくる、いつもと変わりない落ち着いた声を聞いて、私はようやく肩の力が抜ける。
お父様はウィル様に一言断ってから私に送話器を渡してくれて、私は少しだけウィル様とお話をすることができた。
その後、お父様とウィル様で簡易的な情報交換をして、再び関係者で顔を合わせる約束を取り付け、通話を終えたのだった。
お父様が送話器を置いて魔力を収めると、魔法通信機のスピーカーは沈黙し、待機状態に切り替わる。
「ミア、これで安心できたか? 今日は力を使って疲れただろう。あとはゆっくり休みなさい」
「ええ、そうします。お父様、ありがとうございました」
お父様に優しく促され、私は目礼をして執務室を出る。
自分の部屋に戻ると、私はすぐにベッドに横になった。
昨日から続いたトラブルに、私の疲労も限界だ。瞼がこの上なく重い。
私は睡魔にあらがうことなく、すぐに眠りに落ちたのだった。
――*――
お父様の話を聞いても、私はまだ悪夢の中にいるかのような気持ちだった。
オスカーお兄様は一命を取り留めたけれど、もしも私が『治癒』を習得していなかったらと思うと、心底ゾッとする。
「やはりヒースは、ガードナー侯爵家と繋がっていたのね」
「そのようだ。デイジー嬢の道具として動くよう、侯爵から命令されたと言っていた」
お母様は、お父様と意見を交わしはじめた。
私は口を挟むことなく、二人の会話に耳を傾ける。
「そうだとすると、何が目的なのかしら? デイジー嬢は婚約を破談にしたかっただけと考えて良さそうだけど、侯爵は……?」
「どうかな……彼は、自分の地位と権力、それから金にしか興味のないような浅い男だからな。何の考えもなく、娘のやりたいようにさせているだけ、という気もするが」
お父様は、元々ガードナー侯爵に良い印象を抱いていなかったようだ。吐き捨てるように、そう言った。
「ヒースを捕まえられなかった以上、形ある証拠も何一つ残っていない……そこだけは徹底されていたようだ」
お父様は、ため息をついて首を横に振った。
お母様は、眠るオスカーお兄様に目を向ける。
普段は優しいお母様の顔には、理不尽に対するやりきれない怒りと悲しみがはっきりと刻まれていた。
「それで……オスカーを傷付けた『紅い目の男』って、何者なの?」
「ガードナー侯爵家と関係があることは間違いないだろうが……」
お父様は、顎に手を当て、少し考えるそぶりを見せた。
「――『オレを縛っているのはその二人のどちらでもない』『身の安全さえ確保してくれたら話す』……ヒースの口ぶりや態度からして、『紅い目の男』がヒースを陰で操っていると考えて良さそうだな。おそらく、人質でも取られているんだろう」
「人質……卑怯ね。その『紅い目の男』はガードナー侯爵とどういう関係なのかしら……いずれにしても要注意ね」
「うむ。とにかく、侯爵家に潜入しているウィリアム君からの連絡を待とう」
「え……ちょっと待って下さい」
お父様の口から思わぬ名前が聞こえてきて、私は思わず二人の会話に割って入ってしまった。
「お父様。ウィル様が、ガードナー侯爵家に潜入しているのですか?」
「ああ、オースティン伯爵家の『影』と一緒だ。慎重な彼のことだ、無茶はしないだろう」
お父様は、私を安心させるように微笑んだ。
……無事だと良いのだが。何だか心がざわめいてきて、落ち着かない。
「心配なら、こちらから魔法通信で連絡を取ってみたらどうかしら? ヒースを捕まえることができなかったのだから、計画は変わったのでしょう? あなたたちが帰ってきてからそこそこ時間が経っているし、あちらもすでにお屋敷にいて、馬車の到着を待っているかもしれないわ」
「……それもそうか。ミア、これからオースティン伯爵家と魔法通信を繋ぐが、一緒に来るか?」
「はい……! ありがとうございます」
お兄様の眠る客室の扉を開くと、上階から怒ったような声が聞こえてくる。
――マーガレットの声だ。
部屋の前で待機していた紫髪の騎士は、苦笑いをして、道をあけてくれた。
「シナモン嬢、見張りをしてもらってすまなかったな」
「いや、構わない」
お父様は、紫髪の騎士を『シナモン嬢』と呼んだ。目の前の騎士が女性だったことに少し驚くと同時に、彼女の名前をウィル様から聞いていたことを思い出す。
確か、街の呪物を調べる極秘任務で、ビスケ様たちと行動を共にしている魔法騎士だ。それで彼女は私の聖魔法について知っていたのか、と、ようやく合点がいった。
「しかし、聞いてはいたが……貴殿の末娘殿は、なかなか体力がありそうな娘御だな。あれからずっとあの調子だぞ」
「はは、お恥ずかしい限りだ。オスカーの容体が安定したから、今日はもう帰ってもらっても大丈夫だ。報告も私から済ませておく。今日は、本当にありがとう――魔法騎士団からの分とは別に、報酬を出させてもらうよ」
「報酬は……不要だ。私は、貴殿の息子殿を守ることができなかった。それに、奴に一矢報いることすらも……。騎士として、不徳の極みだ」
シナモン様は、秀麗な眉をきゅっと寄せて、悔しそうな顔をした。
しかし、話を聞いた限り、彼女に非があるとは到底思えない。
お父様は、シナモン様の言葉に、大きくかぶりを振った。
「いいや。シナモン嬢がミアを落ち着かせてくれたではないか。貴殿も、オスカーを救ってくれたのだ」
「ええ。シナモン様がお声をかけてくださらなかったら、私……動揺してしまって、力を振るえなかったと思います。お兄様を治癒できたのは、シナモン様のおかげですわ」
「――その言葉が一番の報酬だよ。もっと……もっと鍛えねば」
私は心からの感謝を伝えたものの、シナモン様の悲痛な表情は、消えなかった。
「では、お言葉に甘えて、失礼する」
シナモン様は私たちに向かって敬礼をすると、そのまま玄関に向かう。
お父様はシナモン様を簡単に見送ると、セバスチャンに、もうマーガレットを自由にさせても良いと許可を出した。
私が治癒したことは秘密なので、マーガレットには、「オスカーは狩りで返り血を浴びてショックで倒れただけで、怪我はない」と伝えるよう指示した。
それからようやく、私たちはお父様の執務室に向かう。
重厚なオーク材の執務机の上に据え付けられている魔法通信機には、番号の書かれたボタンがいくつも付いている。
魔法通信機にはそれぞれ番号が割り当てられていて、その数字の組み合わせによって、決まった通信機と連絡を取り合うことができる仕組みだ。
番号のボタンが並ぶ本体の上には、スピーカーと送話器がついている。音声を魔法信号に変換し、ほぼノータイムでやり取りを交わすことができるようになっているのだ。
お父様が魔力を込めて魔法通信機を起動し、オースティン伯爵家の番号を入力する。
数回呼び出し音が鳴った後に、伯爵家の執事の取り次ぎを経て、無事ウィル様と連絡を取ることができた。
『お待たせしました、エヴァンズ子爵。通話を代わりました、ウィリアムです』
スピーカーから流れてくる、いつもと変わりない落ち着いた声を聞いて、私はようやく肩の力が抜ける。
お父様はウィル様に一言断ってから私に送話器を渡してくれて、私は少しだけウィル様とお話をすることができた。
その後、お父様とウィル様で簡易的な情報交換をして、再び関係者で顔を合わせる約束を取り付け、通話を終えたのだった。
お父様が送話器を置いて魔力を収めると、魔法通信機のスピーカーは沈黙し、待機状態に切り替わる。
「ミア、これで安心できたか? 今日は力を使って疲れただろう。あとはゆっくり休みなさい」
「ええ、そうします。お父様、ありがとうございました」
お父様に優しく促され、私は目礼をして執務室を出る。
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