士官学校の爆笑王 ~ヴァイリス英雄譚~

まつおさん

文字の大きさ
24 / 199

第十章「ヴァイリスの至宝」(1)〜(3)

しおりを挟む


「ここよ」

 アンナリーザの教会は、彼女が言った通りのこじんまりとした教会だった。
 朝の陽光に照らされた小さな尖塔や手前にある菜園、子供たちの手作りの案山子かかしなどからは荘厳さよりもむしろ温かみを感じる。地元の人達から愛されているんだろうな。

「いいところだね」
「ありがと。礼拝に来るならいつでも歓迎よ。あなたには信仰心が足りないみたいだし」
「ははは、考えておくよ」

 何か気の利いた挨拶でもしようかと思ったけど、どんな挨拶も今日の冒険よりはチープになりそうで、今更何かを言うのがちょっと恥ずかしくなった。
 
「アリサ」

 御者台からひょい、と飛び降りると、アンナリーザは後ろ手に手を組んでから僕を見上げた。

「うん?」
「私の家族は私のことをそう呼ぶの」
「アリサか、いいね」
「気に入ったなら、あなたもそう呼ぶといいわ」

 それだけ言うと、アンナリーザ……アリサは軽く手を振って教会に帰っていった。
 そうそう、僕もそういうオシャレな挨拶がしたかったんだ。

「アリサ、か」

 僕は口に出して言ってみてから、手綱を引いた。

「ぶるる」
「…………」

 ところが、馬車の馬たちはこちらを一度振り向いて、バカにしたように目を向けただけで、その場からピクリとも動かない。

「あ、あのさ、今ここでモタついたらすごくかっこ悪いから早く行ってくれない? せっかくいい感じに決まったんだから」
「ぶるるる」
「ほう、いいんだな? ファイアーボールで尻を焼くぞ? 知らないぞー」
「ぶるるる」
「万物の根源に告ぐ、物質に束縛されし力を放ち、我のもとに収束せよ……ファイアーボール!!」
「…………」
「あれ、ファイアーボール! ファイアーボール!」

 あの時のあれはただのまぐれだったのか、神の奇跡だったのか、指先からは煙ひとつ出ることはなかった。
 
「アリサに笑われた。おまえらのせいだぞ」

 教会の入り口でこちらを向いてくすくす笑っているアリサに手を振りながら、僕は馬たちに文句を言った。





「ふぅ……」

 僕はカウンターの肘掛け椅子に深く腰を落とした。
 ジェルディク産のコーヒーの味わいが身体に染みわたる。
 長い冒険で疲れていたせいだろうか、それとも、前回より淹れ方が上達したせいだろうか。酸味や苦味の中に、ほんのりとした甘みとまろやかさを感じる。

 棺桶は泥を落として、ギルドカウンターの上に載せてある。
 冒険者ギルドのカウンターは納品依頼なんかのために、大きな荷物が置けるぐらいの広さがあるのだ。

 もし万が一、何かがあった時のために、ロープを僕の腕に巻き付けてある。
 今の所は何の音もニオイもしないから、たぶん大丈夫。

「あとは、ソフィアさんが冒険者達を引き連れてやってくるのを待つだけか……ふぁぁあああ!!」

 大きなあくびが出て、目尻から涙が出てきた。
 そういえば今日はまだ一睡もしていなかった。

 思えば長い一日だった。
 現地は銀星シルバースター冒険者のパーティが到着して対応中だとソフィアさんから魔法伝達テレパシーで報告を受けた。
 キムやメル、ルッ君やユキたちも大丈夫だったみたいで、本当によかった。
 
 キムの盾、大丈夫かな。
 大丈夫なわけないか。わはは。
 自分の盾の惨状を見たらしばらく口利いてくれないかもしれないな。
 後でちゃんと洗って返そう。
 …洗ってキレイになるのかな。

『ソフィアさん、まだかかりそうです?』
『ごめんね、ちょっと例の緊急依頼でイレギュラーが発生していて……、大丈夫?』
『あ、はい、大丈夫です……』

 本当は全然大丈夫じゃない。
 さっきからものすごい勢いで睡魔が襲ってきていて、目を開けていられないレベルだ。
 何か考え事を続けていないと眠ってしまいそう。

 考え事といえば、子供たちにも報告しないとな。
 遊び場が使えなくなるかもしれないこともちゃんと伝えて謝っておかないと。 

 うとうと……はっ!

 そういえば、なんだかんだで僕もレイスを一体倒したんだよな。
 でも、デュラハンはヤバかったな。
 本気で殺されるかと思った。

 あとはえっと……バーベキュー、楽しかったな。
 また企画してみようかな。
 アルバイト頑張ろう。

 あとは、あとは……





「これ、本当にいいのか?」

 キムが驚きに目を丸くして僕を見上げる。
 その手には、ぴかぴかに磨き上げられた鉄の大盾があった。

「持ち手のこの細工……、これ、ドワーフ職人が作った高級品じゃないのか?」
「キムのこの盾には本当に助けられたからね」
「まつおさん……」
「これで、許してくれるかい?」
「ああ、もちろんだ。オレとお前の仲じゃないか」

 キムが親指を立ててニカッと笑った。
 キムがいい奴でよかった。

「……そうそう、オレの方からもお前に贈り物があるんだ」

 キムはそう言うと、どこからかものすごく大きな包みを持ってきて、僕にどん、と手渡した。

「う、うわっ、重ッ! え、なにこれ? すごく高そうなんだけど……、開けてみてもいい?」
「もちろんだ。お前のために用意したんだからな」
「やだなぁ、そんな気を使ってくれなくてもいいのに……、なんだろ」

 僕はキムからの贈り物を抱きかかえたまま、包みを結んでいた紐をほどいた。
 するすると音を立てて包装していた布がこぼれ落ちて、目の前に現れたのは、なんだろう、どこかで見覚えがあるような木製の大きな……。

「えっと、これは……棺桶?」
 
 おそるおそる顔を上げると、にこにこと笑ったキムが目の前にいた。

「そうさ。お前が入るためのなぁ!!!」

「うわあああああああああ!!!」

 僕は自分の叫び声で目が覚めた。

「はぁ、はぁ、はぁ……な、なんちゅー夢だ……」

 両手でぎゅっとしがみついている何かから身体を少し離して、現状を確認する。
 しがみついている何か……。

「うわああっ!! 棺桶!!!」

 ガタンッ!!!!

 あろうことか、僕はいつのまにか棺桶を抱き枕にして眠ってしまっていたらしい。
 よく見ると棺桶のフタに僕のヨダレがべっとりついてしまっている。

 腕にロープを巻き付けているのも忘れ、慌ててのけぞった僕によって棺桶が引っ張られ……。

「あ、や、やばい……うわわわっ!」

 世界がスローモーションになったような感覚の中、のけぞりすぎた僕が椅子ごと後ろに倒れ、それに追従するように棺桶がゆっくりと落下していく。
(ああああっ、解けちゃうっ、何かの封印が解けちゃうぅぅっ!!)

 落下の重力で棺桶のフタが外れ、その中に入っていた何かが椅子ごと後方に落下している僕に向かって倒れ込んだ。

 ガターン!!!!!

「痛っ……ててっ……」

 空になった棺桶が後方で派手な音を立ててひっくり返る中、僕は腕の中にあるソレを確認した。

「んっ……っっ……」
「え……」

 たった今目覚めたらしいソレと目が合って、僕は完全に言葉を失った。
 黄金ゴールドよりも美しく光り輝く、白金プラチナゴールドの髪。
 太陽の光に輝く真ジルベールの髪を僕はプラチナブロンドと評したが、これを見ればあれはただの金髪だ。
 本当の白金プラチナは、光がなくてもこんなに輝くのだろうか。
 
「き、きれいすぎる……」
「っ……」

 そして、そんな白金プラチナの輝きを前にまったく色褪せない、紅玉ルビーのような真紅の瞳と、東方の王国セリカで作られたシルクのようなきめ細かく白い肌……。

 純白の薄手のローブを身にまとったその女性が僕の上に乗っかる形になっていて、吐息が当たるような距離で互いを見つめ合っているという状況もしばし忘れて、僕は彼女の顔に見入っていた。

「あ、あの……」
「……?」

 ぼう、としたまま、僕は尋ねる」

「き、君は……、ニンゲン……?」
「……ぶ……」
「……ぶ?」
「無礼者」
「いでっ!!」

 絶世の美少女の手刀が、僕の無防備な額に命中する。
 思っていたよりむちゃくちゃ痛い。

「今の問いだけで、斬首に値するぞ」
「ご、ごめん」

 謝りながらも、その美しく透き通った声に僕は思わず聞き惚れる。
 ものすごいおとなしそうな雰囲気なのに、その言葉は鋭くかつ簡潔で、それでいて冷たさを感じない。
「弁明を許そう。なぜわたくしをニンゲンかと問うたのか」
「い、いや、その、こんなきれいな生き物をこれまで見たことがなくて……」
「なっ……」

 無表情だった少女の顔が、ぼんっ、と紅くなった。

 あ、やばい……。
 これは決して、照れているとか、そういうやつではないと思う。
 その証拠に、肩がわずかに震えている。

「万死に値する言である」
「ちょ、ちょっと待って! これはその、チャラい感じで言っているわけじゃなくて、その、頭の中に浮かんだ感想をそのまま言っただけというか、いや、それもどうかと思うんだけど、つまり、いやらしい気持ちとかじゃなくて!」
「……弁明はそれだけか?」


 絶世の美少女は僕にまたがったまま立ち上がり、こちらを見下ろした。

「え、えっと、えっと、今起きたばかりで、夢の続きかと思ったんだ!」
「そうか、またいい夢が見られるといいな」

 その美しい指先から、燃え盛る炎が出現する。
 ……これは、火球魔法ファイアーボール?! ……しかも無詠唱だ。

「他の仲間達はどうした? あのような姑息な手でなければ、彼奴きゃつらごときに遅れは取らない。チリ一つ残すことなく殲滅してみせよう」

 仲間!?
 あ、僕はもしかして、屋敷にいた連中の一味だと思われている?

『まつおさん、起きてる?』
『お、起きてますけど、今ちょっと立て込んでますっ!!』

 ソフィアさんからの通信に、僕は慌てて返答する。

「ふふっ、そうよな。今はそなたが生きるか死ぬかの瀬戸際なのだから」

 僕の様子を見て、少女は微笑を浮かべる。
 ……めちゃくちゃかわいい……って、そうじゃない!

 美少女の指先でチャージされている火球の大きさは、ミヤザワくんが使っていたやつとは比べ物にならない。命中したら即死クラスな気がする。

 僕は事態を解決する方法を必死に模索した。

 ……いや、ちょっと待て。
 なぜ今、この女の子は僕とソフィアさんの魔法伝達テレパシーの内容がわかったんだ?

 ……もしかして、魔法伝達テレパシーを傍受できる?

『あーあー、ところでソフィアさん、屋敷で捕らえた連中はどうなりました?」
『……その話をしたかったのよ、まつおさん。……よく聞いて? あの廃屋敷に潜伏していたのは、死霊術師ネクロマンサーと……、ヴァイリス王国の近衛兵が数名』

「っ……」

 少女が息を飲んだ。

『近衛兵?』
『それから……ヴァイリス王国の宰相、ベイガンよ」
『さ、宰相……』

 待て、待ってくれ。
 話がデカすぎる。

 あの豪華すぎる二頭立て馬車が一国の宰相の私物ということなら、確かに納得だけど、それにしても……。

『宰相閣下と近衛兵なんて捕らえちゃったら、ヘタをするとこっちが処罰されちゃうんじゃ……」
『ふふ、あなたが彼らを瀕死になるまで痛めつけてくれていたおかげで、連中はあっさり自供したわよ。それがね、ビックリ!! 連中はユリーシャ王女殿下誘拐の首謀者だったのよ!』

「えっ……」

 僕は思わず、目の前で僕に向かってファイアーボールを放たんとしている少女を仰ぎ見た。
 
 メルやアリサ、ソフィアさんに……あとなんだっけ、ユキ。
 これだけ美女に囲まれて説得力に欠けるとは思うけど、僕が女性に魅力を感じるのに、美人かどうかはあまり重要じゃない。

 いや、外見に興味がないというわけではなくて……、そう、表情。
 たとえば、銀縁シルバーフレームの眼鏡をくもらせて、お肉を食べてたり、キムがかわいそうと言いながら必死に笑いをこらえているメルの横顔や、大人びていてすごくクールなのに、笑った時だけ年相応な感じになるアリサの表情。
 ソフィアさんは普段の余裕ある大人の雰囲気より、忙しすぎる仕事のストレスで地が出てしまっている時の表情が好きだし、ユキはなんというか、いつもの元気いっぱいにしている顔が、絶対調子に乗るから本人には言いたくないけど、素直に言えばかわいいと思う。
 
 でも、目の前にいる少女の美貌は……、なんといえばいいんだろう。
 今とっさに思いつく言葉でいえば……、説得力。
 男も女も、平民も貴族も、すべての人間に対し、その立場を理解させ、平服させる説得力を持った美しさがある。

 この女の子が王女だとしても、まったく疑問を持たない。
 というか、王女でなければ、一体この世のどこに王女がいるというのだ。

『今だから言うけどね、今回の銀星シルバースター冒険者以上限定の緊急大口依頼がそうだったのよ! ユリーシャ王女の捜索と救出。宰相は王女をさらって、死霊使いネクロマンサーを使って王女に死霊を憑依させて、この国を意のままに操ろうとしていたんですって』
『あの、ソフィアさん……』
『まだね、王女の消息は掴めていないんだけど……』
『います』
『でもね、希望の光は見えてきたわ。あなたのせいで肉体も精神もボロボロに衰弱しきった彼らをこれからみっちり取り調べれば……えっ?』
『王女は、います』
『えっ?! ど、どこ? どこにいるの!?』
『たぶん、今、僕の目の前に……』

 僕はちらりと彼女を見上げた。
 彼女は指先の巨大なファイアーボールをかき消すと、僕の方を見て軽く微笑んだ。

 これが「ヴァイリスの至宝」、ユリーシャ王女殿下との出会いだった……。
しおりを挟む
感想 9

あなたにおすすめの小説

勝手にサインしろと仰いましたので、廃嫡書類に国璽を押して差し上げました

鷹 綾
恋愛
「確認? 面倒だ。適当にサインして国璽を押しておけ」 そう言ったのは、王太子アレス。 そう言われたのは、公爵令嬢レイナ・アルヴェルト。 外交も財政も軍備も―― すべてを裏で処理してきたのは彼女だった。 けれど功績はすべて王太子のもの。 感謝も敬意も、ただの一度もない。 そして迎えた舞踏会の夜。 「便利だったが、飾りには向かん」 公開婚約破棄。 それならば、とレイナは微笑む。 「では業務も終了でよろしいですね?」 王太子が望んだ通り、 彼女は“確認”をやめた。 保証を外し、責任を返し、 そして最後に―― 「ご確認を」と差し出した書類に、 彼は何も読まずに署名した。 国は契約で成り立っている。 確認しない者に、王の資格はない。 働きたくない公爵令嬢と、 責任を理解しなかった王太子。 静かな契約ざまぁ劇、開幕。 ---

存在感のない聖女が姿を消した後 [完]

風龍佳乃
恋愛
聖女であるディアターナは 永く仕えた国を捨てた。 何故って? それは新たに現れた聖女が ヒロインだったから。 ディアターナは いつの日からか新聖女と比べられ 人々の心が離れていった事を悟った。 もう私の役目は終わったわ… 神託を受けたディアターナは 手紙を残して消えた。 残された国は天災に見舞われ てしまった。 しかし聖女は戻る事はなかった。 ディアターナは西帝国にて 初代聖女のコリーアンナに出会い 運命を切り開いて 自分自身の幸せをみつけるのだった。

私の息子を“愛人の子の下”にすると言った夫へ──その瞬間、正妻の役目は終わりました

放浪人
恋愛
政略結婚で伯爵家に嫁いだ侯爵令嬢リディアは、愛のない夫婦関係を「正妻の務め」と割り切り、赤字だらけの領地を立て直してきた。帳簿を整え、税の徴収を正し、交易路を広げ、収穫が不安定な年には備蓄を回す――伯爵家の体裁を保ってきたのは、いつも彼女の実務だった。 だがある日、夫オスヴァルドが屋敷に連れ帰ったのは“幼馴染”の女とその息子。 「彼女は可哀想なんだ」 「この子を跡取りにする」 そして人前で、平然と言い放つ。 ――「君の息子は、愛人の子の“下”で学べばいい」 その瞬間、リディアの中で何かが静かに終わった。怒鳴らない。泣かない。微笑みすら崩さない。 「承知しました。では――正妻の役目は終わりましたね」

婚約破棄すると言われたので、これ幸いとダッシュで逃げました。殿下、すみませんが追いかけてこないでください。

桜乃
恋愛
ハイネシック王国王太子、セルビオ・エドイン・ハイネシックが舞踏会で高らかに言い放つ。 「ミュリア・メリッジ、お前とは婚約を破棄する!」 「はい、喜んで!」  ……えっ? 喜んじゃうの? ※約8000文字程度の短編です。6/17に完結いたします。 ※1ページの文字数は少な目です。 ☆番外編「出会って10秒でひっぱたかれた王太子のお話」  セルビオとミュリアの出会いの物語。 ※10/1から連載し、10/7に完結します。 ※1日おきの更新です。 ※1ページの文字数は少な目です。 ❇❇❇❇❇❇❇❇❇ 2024年12月追記 お読みいただき、ありがとうございます。 こちらの作品は完結しておりますが、番外編を追加投稿する際に、一旦、表記が連載中になります。ご了承ください。 ※番外編投稿後は完結表記に致します。再び、番外編等を投稿する際には連載表記となりますこと、ご容赦いただけますと幸いです。

つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました

蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈ 絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。 絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!! 聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ! ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!! +++++ ・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)

タダ働きなので待遇改善を求めて抗議したら、精霊達から『破壊神』と怖れられています。

渡里あずま
ファンタジー
出来損ないの聖女・アガタ。 しかし、精霊の加護を持つ新たな聖女が現れて、王子から婚約破棄された時――彼女は、前世(現代)の記憶を取り戻した。 「それなら、今までの報酬を払って貰えますか?」 ※※※ 虐げられていた子が、モフモフしながらやりたいことを探す旅に出る話です。 ※重複投稿作品※ 表紙の使用画像は、AdobeStockのものです。

【完結】憧れのスローライフを異世界で?

さくらもち
ファンタジー
アラフォー独身女子 雪菜は最近ではネット小説しか楽しみが無い寂しく会社と自宅を往復するだけの生活をしていたが、仕事中に突然目眩がして気がつくと転生したようで幼女だった。 日々成長しつつネット小説テンプレキターと転生先でのんびりスローライフをするための地盤堅めに邁進する。

断罪まであと10分、私は処刑台の上で「ライブ配信」を開始した〜前世インフルエンサーの悪役令嬢、支持率100%でクズ王子を逆処刑する〜

深渡 ケイ
ファンタジー
断罪まで、あと10分。 処刑台の上で跪く悪役令嬢スカーレットは、笑っていた。 なぜなら彼女は―― 前世で“トップインフルエンサー”だったから。 処刑の瞬間、彼女が起動したのは禁忌の精霊石。 空に展開された巨大モニターが、全世界同時ライブ配信を開始する。 タイトルは―― 『断罪なう』。 王子の不貞、聖女の偽善、王家の腐敗。 すべてを“証拠付き・リアルタイム”で暴露する配信に、 国民の「いいね(=精霊力)」が集まり始める。 そして宣言される、前代未聞のルール。 支持率が上がるほど、処刑は不可能になる。 処刑台は舞台へ。 断罪はエンタメへ。 悪役令嬢は、世界をひっくり返す配信者となった。 これは、 処刑されるはずだった悪役令嬢が、 “ライブ配信”で王子と王国を公開処刑する物語。 支持率100%の先に待つのは、復讐か、革命か、 それとも――自由か。

処理中です...