士官学校の爆笑王 ~ヴァイリス英雄譚~

まつおさん

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第二部 第一章「高く付いた指輪」(6)

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※ご注意
今回、3、4、5、6話の四本立てで投稿しています。
ブックマークから見に来てくださった方は、前話を読み逃していないかご注意ください。




「……それ、僕に何のメリットが?」

 一騎打ちを宣言したエメリコに、僕は冷ややかに尋ねた。

「う、うるさい!! やるのか! やらないのか!」
「……やれやれ、見苦しい上に往生際の悪い男だな。私ですら一騎打ちで殿に太刀打ちできぬというのに」
「いや、あれはまぐれだけどね。まぁいいや、こっちに来なよ」

 ゾフィアの言葉にギョッと顔を向けながらも、エメリコは薄ら笑いを浮かべて、船同士を繋いでいる橋を渡り始めた。

 サーベルを握る右手を前に、左手を腰の後ろに置いている。

「左手に、短銃でも隠し持っているのかな?」
「っ?!」

 橋の半ばほどを渡ったエメリコにそう言うと、ビクッと、身体を震わせた。
 僕が苦笑して、指をパチン、と鳴らすと、リザーディアンたちが橋を外しにかかる。

「う、うわっ、や、やめろ!!! ひ、卑怯だぞ!! うわあああああああっ!!!!」
「わかってないなぁ……。海賊ってのはこうやってやるんだよ」

 僕はそう言って、外された橋に宙ぶらりんになったエメリコに向かって高らかに笑った。

「わっる……。これじゃ、海賊より悪者じゃない……」

 ユキがぼそっとつぶやいた。

「お、おかしら……!!」
「おかしらぁぁぁぁっ!!!」

 海賊の一味たちが、わぁっとこちらに駆けてきた。
 なんだ、ああ見えてエメリコにも人望があったのか、と思ったら、なんと海賊団の一味たちが僕に向かって、向かい側の船のデッキごしに次々と平伏した。

「アンタこそ、オレ達が心の底から望んでた本物の海賊だぁ!!!」
「どうか、どうか、オレらのカシラになってくだせぇ!!!」
「お、お前らっ!!! ふ、ふざけるなっ!! クソッ!!! お、落ちるっ……た、助けてっ……」

 部下たちが次々と僕に臣従しようとするのを見て、エメリコが外された橋に必死にぶら下がって、泣きそうになりながらわめいている。 

「海の藻屑となって消える前に教えてよ、イベリコ。君の人生はどんな人生だった?」
「エメリコだ!!! 私……いや、俺の人生は……、何を頑張っても、誰にも認めてもらえない、クソみたいな人生だった!! どいつもこいつも、頑張っている俺じゃなくて、やる気のない兄貴ばかり褒めやがる!!」
「それ、歌いながら言ってみて」
「ひっど……、アンタってひっど……」

 ユキがいつものドン引きした顔で言った。
 僕はこの人生でどれだけユキをドン引きさせるんだろう。

「あんたも伴奏してるんじゃないわよ!! 弟なんでしょ?」

 リュートを奏ではじめたバルトロメウにユキがツッコんだ。

「ふっ、かわいいお嬢さん。義弟の最後ぐらい、華々しく送ってやるのが、ナイスな男ってもんさ」

 バルトロメウがユキに言った。
 僕はこいつ、けっこう好きだな。

「ラ、ラララ~♪ 誰にも認められない~、クソ人生~♪ 人望もなく、やさぐれて~ワルとつるんで~、でも心のどこかで俺はコイツらとは違うんだとか思って~、義賊を気取ったぁ~♪」
「お前も素直に歌うんかい!!!」

 今度は歌い始めたエメリコをユキがツッコんだ。
 エメリコの歌、思ったよりクオリティが高い。

「もし、溺れずに運良く生きのびたらどうしたい?」
「ラララ~♪ 人生をイチからやりなおす~♪ 心を入れ替えて~、どこかの田舎で~、ひっそりと~♪」
「子供の頃の夢はなんだったの?」
「ラ、ララ~♪ 説明したいけど~、もう腕に力が入らない~♪ さようなら~、お元気で~、本当にすいませんでした~♪ 勝手に指輪をくすねたバカ野郎は、死ね~♪」

 僕は笑いだしてしまいそうになるのをこらえて、エメリコに尋ねた。

「もうちょっとだけ頑張ってみて。夢はなんだったの?」
「ラララ~♪ 親父みたいな……立派な商人になるのが……夢……」

 そこまで言って、エメリコの腕から力が抜け、激しい海流の中に落下して、姿が見えなくなった。

「ふぅ……、なかなかの見物みものだった」
「ふぅって……、あんたね……、本当に、ただのワルになっちゃったの?」

 満足気にしている僕に、ドン引きというより、少し動揺した風に、ユキが僕に言った。
 そんなユキに、僕はにっこりと笑った。

「僕は元々、ワルだよ。ちょっといい奴なだけで」
「い、いや、だからって……」

 そう言ったすぐそばで、ドサリ、と大きな音がして、ユキが後ろを振り向いた。
 海中にいたリザーディアンが、甲板にエメリコをぶん投げた音だ。
 その向こう側には、さっき僕が海に突き落とした海賊たちも転がっている。 

「な、何よ、最初から助けるつもりだったんじゃない! もう! びっくりさせないでよー!」
「いやー、正直、助けようか半々だったんだけどね。最後の歌がなかなかよかった」

 心から安心した様子のユキに、僕は笑った。

「とは言っても、どうせエスパダの警察とか、ヴァイリスの兵士に身柄を引き渡したら、確実に処刑されるだろうから、死ぬのが遅いか早いかの違いなんだよねぇ……」

 僕は水を吐いて息を吹き返しているエメリコを眺めながら、少し考えた。

「まぁ、調査してみたところ、実際こいつらは海賊のくせに略奪や殺しはやってないみたいだし、イベリコにその気があるなら、ギュンターさんに身柄を預けて、商人として修行させてもらったらどうかな、と思うんだけど。お義兄さんはどう思う?」
「ラララ、なんと寛大で素晴らしい提案~♪ ギュンターって人が誰なのかは知らないけれど~♪」

 バルトロメウが言った。
 それなら、これでとりあえずは解決だ。

「おい、ネズミ野郎」
「へ、へい……」

 名前を呼ばれて、海賊たちに押し出されるように、ネズミ野郎がデッキに顔を出した。

「僕がどれだけ怒っていたか、これでわかった?」
「へい……、すっかり、身に染みやした……」

 さっきまでと話し方が違う。
 これが本来の話し方なのだろう。

「あんた様のヤバさも、強さも、恐ろしさも、とんでもねぇことをしでかしちまったことも、すべて、すべて理解しやした。お詫びのしようもありませんで……」

 ネズミ野郎はその場であぐらをかいて、こうべを深く垂れて首を僕に見せた。

「もうオレは船員の皆にも、海賊団の仲間たちにも顔向けできねぇ。ならばいっそ、ここでバサッ、と首を刎ね飛ばしてやってくだせぇ」
「……そうか。ならばここで死ね」
「へい」

 僕がそう言ってリザーディアンに合図をしても、ネズミ野郎は微動だにしない。

「……と思ったけど、指輪のを聞くのを忘れた。どこにあるんだ?」
「へ、へい……、オレらがアジトにしている無人島があるんですが……、そこのオレのねぐらに隠してありやす……」
「よし、じゃ、そこに案内してもらおう。君の処遇はその後に考えるよ」
「へい」

 ネズミ野郎は深々と頭を下げた。
 以前のような卑屈な表情はない。
 今の仕事を好きでやっていたのではなかったのだろうか、妙に晴れ晴れとした顔をしている。

「お前な―!!」

 リザーディアンたちが架け直した橋を渡ってキムがズカズカとやってきて、玉座に座る僕のこめかみを、三角帽子トライコーンの上から両手の拳でぐりぐりした。

「いだだだだ、痛い痛い!! キャプテンに向かってなんてことをするんだ」
「何がキャプテンだよ! なんなんだその格好! いや、言いたいことはそうじゃねぇ。こんな大それたこと考えてるなら、事前に言っとけよ!!」
「あれ、言ってなかったっけ?」

 ゾフィアとユキにはあらかた説明したんだけど……。

「『エスパダに行く前に船でバイトやるから一緒にどう』ぐらいしか聞いてねぇよ!! てっきり船賃が足りねぇのかと……」
「わはは、やだなぁ。ベルゲングリューンランドのおかげでガッポリだよ。おかげで、あんなボロ船まで買えちゃったしさぁ」
「オレが長年動かしてきた船をあんまりボロ船言わんでくれよ、オーナー」
「おおっ、船長」

 キムに続いてこちらの船にやってきた船長と、僕は玉座から立ち上がって固い握手を交わした。
 
「……本当に、大それたことをやってのけたもんだぜ。ベルゲングリューン伯」
「ご協力ありがとうございました。それに、貴方と船員さんたちを危険なことに巻き込んですいません」
「ガハハ!! とんでもねぇ。海賊たちはオレらにとって最大の脅威よ。それを退治してくれたってんだから、礼を言うことはあっても恨むことはねぇ。ウチのバカ共がケガ一つしてねぇってんだから、なおさらよ」

 おじいさんとは思えない力強さで、船長が僕の背中をバシバシと叩いた。

「あ、あの、さっきはすいやせんでした!!」

 船長の後ろから、船員たちが一斉に頭を下げた。

「そんなすげぇ御方とは知らず、オレらはアンタを新入り呼ばわりして、倉庫整理させたり、たるを転がしたり……ぷっ」
「……今笑ったよね? 樽を転がした時のことを思い出して笑ったよね?」
「め、めっそうもねぇ……!! ぷぷっ」

 とうとう船員たちが笑いをこらいきれずに噴き出し始めた。
 バイトをしていた時も思ったけど、本当に明るい連中だ。

「船長、あのボロ船、正直、僕はもう必要ないなんだけど……、船長が良かったら、このままアレに乗って帰る?」
「おいおい、そんなつれねぇことを言わないでくれよ……」

 船長がしわしわの顔で笑いながら言った。

「あの船は、船長のオレと、このバカ共がついてあの値段だったんだよ。ここまで船旅をしておいて、ハイおさらばってのは、ちょっと味気ねぇと思わんか?」
「あ、そう。それじゃ……」
 
 僕はまだ向こう側の船にいる海賊たちをリザーディアンたちにこちらに連行させた。

「この船の運行を任せてもいい?」
「アイアイ、キャプテン!!!」
「「「「「「アイアイ、キャプテン!!」」」」」」 

 船長に続いて、船員たちが一斉に叫んだ。

「あと、あの海賊たちの面倒も見てやってくれる? 船長が見て、コイツは根っからのワルだからダメだってのは、クビにしちゃっていいからさ」
「へへ、鍛え甲斐のある若造たちだぜ」

 すっかりおとなしくなった海賊たちをジロリと見て、船長が不敵に笑った。
 この人なら大丈夫そうだ。

「それと、そろそろ船長って呼び方はやめてくんねぇか? この船に乗っている時も乗ってねぇ時も、アンタがオレたちのキャプテンだ。これからは、エンリケと呼んでくれ」
「了解、エンリケじいさん」
「じいさんはいらねぇよ!」

 エンリケはそう言って、船員と一緒にガハハ、と豪快に笑った。

「殿……、あれを見てくれ!」

 ゾフィアが僕に指を差した。
 リザーディアンたちが器用にマストに登り、薔薇たちの銃弾バレットオブローゼズの海賊旗を次々に外し、そこに大きな旗を取り付けた。

 水晶龍の紋章旗。

 黒地に金の刺繍が施された旗の中央に、美しい水晶の龍がとぐろを巻き、大きく口を開けている威容が描かれているこの紋章旗が、リザーディアンたちは大のお気に入りらしく、常に肌見放さず持ち歩いているという。

「あはは、ベルゲングリューン海賊団の完成だね」

 新しい仲間、バルトロメウ・イグレシアスの言葉に、僕は苦笑した。

「海賊団はさすがに聞こえが悪いから、せめて海兵団にしようよ……」

 船員たちが降伏した海賊たちと、元の船からの荷運びを開始している。
 キムやリザーディアンたちも手伝ってくれて、作業はあっという間に終了した。
 前のボロ船の船倉いっぱいに入っていた荷物は、この美しくて大きなガレオン船の甲板をわずかに占めるだけだったから、どれだけ大きな船なのかがわかる。

(維持するのにどのぐらいかかるんだろうなぁ……)

「キャプテン、出航の準備できたぜ。目標は、奴らのアジトなんだろう?」
「そうそう。アジトで指輪を回収して、臨検して、その後、仲間たちと合流するために一度ヴァイリスに戻って、そこからエスパダに向けて出航って感じ」

 メル、エスパダで待っていてね。
 必ず、指輪をみんなで届けに行くからね。

「よし、それじゃ、バカ共にそれらしく号令してくんな!」

 エンリケじいさんに促されて、僕はベルベッド地の、ワインレッドのトレンチコートをひるがえらせて、右手を前に突き出した。


者共ものども!! いかりを上げろ!! ベルゲングリューン海兵団の出航だ!!」
「「「「「「「「「「アイアイ!! キャプテン!!」」」」」」」」」」
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