108 / 258
107
しおりを挟む
世仏竜悟――その名はたとえ原作自体を知らなくとも、この世界で生きているならば一度は耳にしたことくらいあるだろう。
齢五十五にして、現在の内閣総理大臣。
驚異的なのは世論調査によって捻出される内閣支持率であり、驚くことに88パーセントという数字を叩き出している。
そして近い内に90パーセントを越えるのではとメディアでも取り上げられることもある。
世仏内閣は、第94代から現在の第99代まで引き継いでおり、歴代でも連続在職日数が最も長いことでも有名。そして次に政権を勝ち取れば、大台の第100代目という看板を背負うことにある。
普通それほど長い期間、在職を続けていれば支持率も低下していくのが通例だ。しかし彼の場合は低下したとしても、すぐに新たな方策で国民の支持を掴み盛り返すのだ。
その理由の大きな要因としては、これまで上がり続けていた消費税を10パーセントから、初期率である3パーセントへ激減させたことだろう。
国民にとって消費税は生活を圧迫させる重大な要因となっていた。それを世仏は僅か数年の間に3パーセントまで減少させ、近い内に消費税自体を撤廃すると口にしている。
彼が口にしたことは今まで現実化してきていることから、その言葉の魅力に宛てられ国民の支持はうなぎ登りとなっているのだ。
無論彼が行った政策は消費税の減額だけでなく、低迷下しつつあった女性の社会進出における人権擁護施策や、子育て世代に対しての援助、国内経済の活性化のための施策を次々と成功させるなど、それまで政治に興味の無かった者たちまでの支持を受けるような政治を行ってきたのだ。
故に有言実行を成してきた彼に期待を寄せる者たちは多い。
――『日本の登り竜』――
メディアでも定期的に彼の特集が組まれ、世界に誇れる日本人の一人として名を挙げている。
そして原作でも彼なくして物語は語れないほどに重要なキャラクターでもある。
何せダンジョン対策として、【異界対策局】を設立した張本人でもあるし、今後も大きなイベントに必ず介入してくる存在だからだ。
「……そうか、竜悟さんが。なら納得もできるか」
「? どういうことですか、修一郎さん?」
彼が納得できるという言葉の真意を知りたいと思い尋ねた。
「ああ、彼――この国の総理大臣はね、ダンジョンに対し並々ならぬ執着心を持っているからね」
「執着心……ですか?」
その問いに対し「ああ……」と力なく返事する修一郎の表情は、どこか悲痛なものを感じた。詳しいことを長門から聞いていないが、修一郎のその様子から察して、世仏には間違いなく暗い背景があることを理解できた。
ここで尋ねるよりは、あとで長門から聞いておくことにした。
「……あの人が設立した組織だから、織乃……お前も支持することにしたわけだな?」
修一郎の言葉に対し「その通りです」と真顔で答える織乃。
「やはりあの時のことをお前もあの人も……」
「確かにあの時のことがあったからこそ、総理と手を結ぶ決意をしました。それがきっかけだったのは間違いありません。ですが今はそれだけではありません。かつてダンジョンブレイクと戦ってきたあなたなら理解できるはずです。あの時のような悲劇を繰り返さないためにも、我々は一刻も早く戦力を集めないといけません」
「そのために勇者やその候補であるこの子たちを確保しようとしたわけか」
修一郎も、そしてその隣で静かに座している彼の妻であるユキナもどこか苦々しい表情を浮かべている。
明らかに空気が重くなっているところに、沖長の母――葵が「あのぉ……」と声を漏らす。ハッとした織乃が「何か?」と視線を葵へと向けた。
「えっとですね、そのダンジョンというのが沖ちゃんやナクルちゃん、それに蔦絵ちゃんだけしか挑戦できないってことは本当なんですか?」
「その認識で間違っていません。本当なら我々大人が対処するべき事案であることは重々承知しております。しかしながら我々では手が出せない領域なのです」
「それって本当にこの子たちがしなくちゃならないことなんでしょうか?」
「と、申しますと?」
「他に……大人で勇者さん? は、いらっしゃったりしないんでしょうか?」
当然その疑問が出てくるだろう。何せ現状ダンジョンに入ることができているのは子供たちだけなのだ。蔦絵にしても成人未満なのだから。
「かつて二十代を越えた勇者の方も存在しました。ですから目下捜索中でもあります。ただ、勇者やその候補たちは稀少であり、捜索にはどうあっても時間がかかってしまいます。その間にダンジョンブレイクが起きれば、対応に追わざるを得ません。放置すれば、ダンジョンから妖魔と呼ばれる害獣が現れ、人々を襲撃してしまいますので」
「け、けどここに出てきたその妖魔というのは、勇者じゃなくても倒せるって聞いたんですけど……」
「その認識も間違ってはいません。ですが、元を……ダンジョンそのものを消滅させない限り、無限に妖魔が湧いてしまうのです」
確かに外に出てきた妖魔なら修一郎たち強者がいれば討伐することは可能だ。しかし敵は無限に湧いてしまう。対して応対する者たちの体力や物資は無限ではない。
いずれ底が尽き妖魔の群れに飲み込まれてしまうだろう。さらに時間をかけていると、別のダンジョンが発生するかもしれない。そうなればそこも同様に対処する必要があり、それではこちらが一方的に消耗するだけ。
「情けないことですが、我々は勇者やその候補たちに頼るしか手段はないのです」
そんな織乃の言葉に、彼女の隣に座っているあるみも申し訳なさそうな表情を見せ、修一郎たちも自身の無力を嘆いている感じだ。
(また空気が悪くなったよな……まあ、良かった試しはなかったけど)
思わず溜息が漏れ出るような空気感の中、それを一掃するかのような声音が響く。
「それじゃ、ボクとオキくんがダンジョンをどうにかすればいいってことッスね!」
――ナクルだった。陽気に発せられた言葉に、大人たちは全員が呆気に取られてしまっている。
「……おいおい、ナクルや。ちょいと空気を読みなさい」
「へ? どういうことッスか、オキくん? ボク、何か変なこと言ったッスか?」
「いやまあ……別に間違ってはないと思うんだけどさぁ」
「間違ってないなら正しいってことッスね! よーし! ボクとオキくんならどんなことだって乗り越えられるッス! だから任せてほしいッス!」
「いやだから…………はぁ」
どうもこの子は真っ直ぐ過ぎる。恐らく困っている織乃たちを見て、何とかしてあげたいと思っての言葉なのだろう。
子供ならではというか、ナクルだからこそとでも言おうか。
「ナクル、勘違いしてはダメよ」
「え? つ、蔦絵ちゃん?」
それまで黙していた蔦絵が厳しい目をナクルに向けたことで、ナクルが言葉に詰まったような顔を見せた。しかし蔦絵はフッと笑みを零しながら言う。
「あなたたちには私もいる。そのことを忘れてはいけないわ」
「蔦絵ちゃん! はいッス!」
そうだ。原作とは違い蔦絵が一緒に戦ってくれることは何よりも心強いことでもあった。
齢五十五にして、現在の内閣総理大臣。
驚異的なのは世論調査によって捻出される内閣支持率であり、驚くことに88パーセントという数字を叩き出している。
そして近い内に90パーセントを越えるのではとメディアでも取り上げられることもある。
世仏内閣は、第94代から現在の第99代まで引き継いでおり、歴代でも連続在職日数が最も長いことでも有名。そして次に政権を勝ち取れば、大台の第100代目という看板を背負うことにある。
普通それほど長い期間、在職を続けていれば支持率も低下していくのが通例だ。しかし彼の場合は低下したとしても、すぐに新たな方策で国民の支持を掴み盛り返すのだ。
その理由の大きな要因としては、これまで上がり続けていた消費税を10パーセントから、初期率である3パーセントへ激減させたことだろう。
国民にとって消費税は生活を圧迫させる重大な要因となっていた。それを世仏は僅か数年の間に3パーセントまで減少させ、近い内に消費税自体を撤廃すると口にしている。
彼が口にしたことは今まで現実化してきていることから、その言葉の魅力に宛てられ国民の支持はうなぎ登りとなっているのだ。
無論彼が行った政策は消費税の減額だけでなく、低迷下しつつあった女性の社会進出における人権擁護施策や、子育て世代に対しての援助、国内経済の活性化のための施策を次々と成功させるなど、それまで政治に興味の無かった者たちまでの支持を受けるような政治を行ってきたのだ。
故に有言実行を成してきた彼に期待を寄せる者たちは多い。
――『日本の登り竜』――
メディアでも定期的に彼の特集が組まれ、世界に誇れる日本人の一人として名を挙げている。
そして原作でも彼なくして物語は語れないほどに重要なキャラクターでもある。
何せダンジョン対策として、【異界対策局】を設立した張本人でもあるし、今後も大きなイベントに必ず介入してくる存在だからだ。
「……そうか、竜悟さんが。なら納得もできるか」
「? どういうことですか、修一郎さん?」
彼が納得できるという言葉の真意を知りたいと思い尋ねた。
「ああ、彼――この国の総理大臣はね、ダンジョンに対し並々ならぬ執着心を持っているからね」
「執着心……ですか?」
その問いに対し「ああ……」と力なく返事する修一郎の表情は、どこか悲痛なものを感じた。詳しいことを長門から聞いていないが、修一郎のその様子から察して、世仏には間違いなく暗い背景があることを理解できた。
ここで尋ねるよりは、あとで長門から聞いておくことにした。
「……あの人が設立した組織だから、織乃……お前も支持することにしたわけだな?」
修一郎の言葉に対し「その通りです」と真顔で答える織乃。
「やはりあの時のことをお前もあの人も……」
「確かにあの時のことがあったからこそ、総理と手を結ぶ決意をしました。それがきっかけだったのは間違いありません。ですが今はそれだけではありません。かつてダンジョンブレイクと戦ってきたあなたなら理解できるはずです。あの時のような悲劇を繰り返さないためにも、我々は一刻も早く戦力を集めないといけません」
「そのために勇者やその候補であるこの子たちを確保しようとしたわけか」
修一郎も、そしてその隣で静かに座している彼の妻であるユキナもどこか苦々しい表情を浮かべている。
明らかに空気が重くなっているところに、沖長の母――葵が「あのぉ……」と声を漏らす。ハッとした織乃が「何か?」と視線を葵へと向けた。
「えっとですね、そのダンジョンというのが沖ちゃんやナクルちゃん、それに蔦絵ちゃんだけしか挑戦できないってことは本当なんですか?」
「その認識で間違っていません。本当なら我々大人が対処するべき事案であることは重々承知しております。しかしながら我々では手が出せない領域なのです」
「それって本当にこの子たちがしなくちゃならないことなんでしょうか?」
「と、申しますと?」
「他に……大人で勇者さん? は、いらっしゃったりしないんでしょうか?」
当然その疑問が出てくるだろう。何せ現状ダンジョンに入ることができているのは子供たちだけなのだ。蔦絵にしても成人未満なのだから。
「かつて二十代を越えた勇者の方も存在しました。ですから目下捜索中でもあります。ただ、勇者やその候補たちは稀少であり、捜索にはどうあっても時間がかかってしまいます。その間にダンジョンブレイクが起きれば、対応に追わざるを得ません。放置すれば、ダンジョンから妖魔と呼ばれる害獣が現れ、人々を襲撃してしまいますので」
「け、けどここに出てきたその妖魔というのは、勇者じゃなくても倒せるって聞いたんですけど……」
「その認識も間違ってはいません。ですが、元を……ダンジョンそのものを消滅させない限り、無限に妖魔が湧いてしまうのです」
確かに外に出てきた妖魔なら修一郎たち強者がいれば討伐することは可能だ。しかし敵は無限に湧いてしまう。対して応対する者たちの体力や物資は無限ではない。
いずれ底が尽き妖魔の群れに飲み込まれてしまうだろう。さらに時間をかけていると、別のダンジョンが発生するかもしれない。そうなればそこも同様に対処する必要があり、それではこちらが一方的に消耗するだけ。
「情けないことですが、我々は勇者やその候補たちに頼るしか手段はないのです」
そんな織乃の言葉に、彼女の隣に座っているあるみも申し訳なさそうな表情を見せ、修一郎たちも自身の無力を嘆いている感じだ。
(また空気が悪くなったよな……まあ、良かった試しはなかったけど)
思わず溜息が漏れ出るような空気感の中、それを一掃するかのような声音が響く。
「それじゃ、ボクとオキくんがダンジョンをどうにかすればいいってことッスね!」
――ナクルだった。陽気に発せられた言葉に、大人たちは全員が呆気に取られてしまっている。
「……おいおい、ナクルや。ちょいと空気を読みなさい」
「へ? どういうことッスか、オキくん? ボク、何か変なこと言ったッスか?」
「いやまあ……別に間違ってはないと思うんだけどさぁ」
「間違ってないなら正しいってことッスね! よーし! ボクとオキくんならどんなことだって乗り越えられるッス! だから任せてほしいッス!」
「いやだから…………はぁ」
どうもこの子は真っ直ぐ過ぎる。恐らく困っている織乃たちを見て、何とかしてあげたいと思っての言葉なのだろう。
子供ならではというか、ナクルだからこそとでも言おうか。
「ナクル、勘違いしてはダメよ」
「え? つ、蔦絵ちゃん?」
それまで黙していた蔦絵が厳しい目をナクルに向けたことで、ナクルが言葉に詰まったような顔を見せた。しかし蔦絵はフッと笑みを零しながら言う。
「あなたたちには私もいる。そのことを忘れてはいけないわ」
「蔦絵ちゃん! はいッス!」
そうだ。原作とは違い蔦絵が一緒に戦ってくれることは何よりも心強いことでもあった。
312
あなたにおすすめの小説
人生初めての旅先が異世界でした!? ~ 元の世界へ帰る方法探して異世界めぐり、家に帰るまでが旅行です。~(仮)
葵セナ
ファンタジー
主人公 39歳フリーターが、初めての旅行に行こうと家を出たら何故か森の中?
管理神(神様)のミスで、異世界転移し見知らぬ森の中に…
不思議と持っていた一枚の紙を読み、元の世界に帰る方法を探して、異世界での冒険の始まり。
曖昧で、都合の良い魔法とスキルでを使い、異世界での冒険旅行? いったいどうなる!
ありがちな異世界物語と思いますが、暖かい目で見てやってください。
初めての作品なので誤字 脱字などおかしな所が出て来るかと思いますが、御容赦ください。(気が付けば修正していきます。)
ステータスも何処かで見たことあるような、似たり寄ったりの表示になっているかと思いますがどうか御容赦ください。よろしくお願いします。
不遇な死を迎えた召喚勇者、二度目の人生では魔王退治をスルーして、元の世界で気ままに生きる
六志麻あさ
ファンタジー
異世界に召喚され、魔王を倒して世界を救った少年、夏瀬彼方(なつせ・かなた)。
強大な力を持つ彼方を恐れた異世界の人々は、彼を追い立てる。彼方は不遇のうちに数十年を過ごし、老人となって死のうとしていた。
死の直前、現れた女神によって、彼方は二度目の人生を与えられる。異世界で得たチートはそのままに、現実世界の高校生として人生をやり直す彼方。
再び魔王に襲われる異世界を見捨て、彼方は勇者としてのチート能力を存分に使い、快適な生活を始める──。
※小説家になろうからの転載です。なろう版の方が先行しています。
※HOTランキング最高4位まで上がりました。ありがとうございます!
40歳のおじさん 旅行に行ったら異世界でした どうやら私はスキル習得が早いようです
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
部長に傷つけられ続けた私
とうとうキレてしまいました
なんで旅行ということで大型連休を取ったのですが
飛行機に乗って寝て起きたら異世界でした……
スキルが簡単に得られるようなので頑張っていきます
最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。
MP
ファンタジー
高校2年の夏。
高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。
地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。
しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。
【しっかり書き換え版】『異世界でたった1人の日本人』~ 異世界で日本の神の加護を持つたった1人の男~
石のやっさん
ファンタジー
12/17 13時20分 HOT男性部門1位 ファンタジー日間 1位 でした。
ありがとうございます
主人公の神代理人(かみしろ りひと)はクラスの異世界転移に巻き込まれた。
転移前に白い空間にて女神イシュタスがジョブやスキルを与えていたのだが、理人の番が来た時にイシュタスの顔色が変わる。「貴方神臭いわね」そう言うと理人にだけジョブやスキルも与えずに異世界に転移をさせた。
ジョブやスキルの無い事から早々と城から追い出される事が決まった、理人の前に天照の分体、眷属のアマ=テラス事『テラスちゃん』が現れた。
『異世界の女神は誘拐犯なんだ』とリヒトに話し、神社の宮司の孫の理人に異世界でも生きられるように日本人ならではの力を授けてくれた。
ここから『異世界でたった1人の日本人、理人の物語』がスタートする
「『異世界でたった1人の日本人』 私達を蔑ろにしチート貰ったのだから返して貰いますね」が好評だったのですが...昔に書いて小説らしくないのでしっかり書き始めました。
劣悪だと言われたハズレ加護の『空間魔法』を、便利だと思っているのは僕だけなのだろうか?
はらくろ
ファンタジー
海と交易で栄えた国を支える貴族家のひとつに、
強くて聡明な父と、優しくて活動的な母の間に生まれ育った少年がいた。
母親似に育った賢く可愛らしい少年は優秀で、将来が楽しみだと言われていたが、
その少年に、突然の困難が立ちはだかる。
理由は、貴族の跡取りとしては公言できないほどの、劣悪な加護を洗礼で授かってしまったから。
一生外へ出られないかもしれない幽閉のような生活を続けるよりも、少年は屋敷を出て行く選択をする。
それでも持ち前の強く非常識なほどの魔力の多さと、負けず嫌いな性格でその困難を乗り越えていく。
そんな少年の物語。
異世界召喚はもう勘弁してください。~五度目の異世界召喚は国の再興からスタートです~
山椒
ファンタジー
今まさに召喚されようとしている男子高校生、星宮勇輝はただの男子高校生ではない。
一度ならず四度異世界召喚を経験している男子高校生であった。
四度も四つの世界を救い、ようやく落ち着けると思ったところで五度目の異世界召喚が行われた。
五度目の異世界召喚を受け異世界召喚されることが常識になりつつあった勇輝であったが、勇輝を呼び出した国は闇の者によって崩壊していた国であった。
世界を救わなければならず、国も復興しなければいけない状況であった。
だが勇輝は異世界召喚ごとにステータスを持ち越していたためそれができる存在であった。
転移特典としてゲットしたチートな箱庭で現代技術アリのスローライフをしていたら訳アリの女性たちが迷い込んできました。
山椒
ファンタジー
そのコンビニにいた人たち全員が異世界転移された。
異世界転移する前に神に世界を救うために呼んだと言われ特典のようなものを決めるように言われた。
その中の一人であるフリーターの優斗は異世界に行くのは納得しても世界を救う気などなくまったりと過ごすつもりだった。
攻撃、防御、速度、魔法、特殊の五項目に割り振るためのポイントは一億ポイントあったが、特殊に八割割り振り、魔法に二割割り振ったことでチートな箱庭をゲットする。
そのチートな箱庭は優斗が思った通りにできるチートな箱庭だった。
前の世界でやっている番組が見れるテレビが出せたり、両親に電話できるスマホを出せたりなど異世界にいることを嘲笑っているようであった。
そんなチートな箱庭でまったりと過ごしていれば迷い込んでくる女性たちがいた。
偽物の聖女が現れたせいで追放された本物の聖女やら国を乗っ取られて追放されたサキュバスの王女など。
チートな箱庭で作った現代技術たちを前に、女性たちは現代技術にどっぷりとはまっていく。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる