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常に隣にあったもの(エルネスト視点)
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仕事が落ち着いた今、ほぼ毎日自宅に帰れることが多くなった。相変わらず帰ってくる時間はバラバラで遅くなってしまうことは多いが。
ダクトがやっと嫁と仲直りできたんです、と騎士団の中で騒ぎ回っていた今日は、比較的早めの時間に帰ってくることができた。夕方に近い時間に家につき、ゆっくりと着替えて自室でくつろいでから食事に向かった。
そこでふと、思ったことがある。
ダクトが夫婦でのことを言っていたからだろうか、最近アリシアを見ていないな、と急に疑問に思った。
もともと決まった時間に帰ってくることの少ない俺とアリシアは食事を共にすることは多くはなかったし無理に時間を合わせるようなこともしていないから、すれ違うような生活をすることは珍しいことではない。
が、それでも彼女は俺に合わせて食事をしてくれることも、俺の余裕がある時間を見計らって部屋に訪ねてきてくれることもある。それがここ最近、事件が片付いて帰ってくるようになってから一度もその姿を見ていない。
こんなにも彼女の存在を感じないことなど今まであっただろうか。
時折、自身の持った熱に彼女の部屋の扉を叩いたがそれも出てこなかった。夜の房事も俺が訪れてアリシアが起きているならば、と言うだけで頻繁でもない、そんな生活だったから今回も毎回寝てしまっていたのだと思っていたのだが、食堂での護衛騎士たちの話を思い返して少し気になった。
ああ、それに、いつもは片付いている俺の書斎の書類がここ数日多いように感じる。いつもならもっと減るのが早くてまとまっているんだが、それはアリシアが簡単なものなら手をつけてくれているからだ。それが、触られていない。それも強制ではないからそう言うこともあるだろう、といえばそれで終わりだが。
何故だか妙に気になった。
食事も終わりかけた頃、俺は控えていた家令に声をかけた。いつもならアリシアの姿が見えなくても気にしていなかったが、それは彼女は当然ここにいると、そう思っていたからだ。なんの疑いもなく、そこにいて俺の帰りを待っていてくれると。そしてそれはいつだって違うことなく現実だった。
「アリシアは、今どこに?」
「奥様ならばご実家の領地にお帰りになりました」
静かに告げられたそれに瞠目する。
「帰った? いつだ」
「少し前に。旦那様に奥様からのお伺いの手紙をお持ちしまして、お返事を頂きましたではありませんか」
言われて記憶を辿ってみると確かに許可を出したのは俺だった。彼女からの手紙を読んで、返事を書いて渡した。忘れていたわけではないが、忙しさにすっかり普段の思考から抜け落ちてしまっていた。
忘れていた、のとは違う、優先的に今必要な情報だけを頭に置いてある、そんな癖がもう長いこと染みついてしまっていた。
彼女の手紙に返事をした日も正確に覚えているが。だとしたら尚更、疑問に思う。
「長くないか?」
彼女の実家はそこまで遠くない。少しのんびりしたとしても些か長いように思えた。彼女がこんなに家を開けたことなどないからそう感じるのかもしれない。
「お怪我の療養のためでもありますので」
「怪我……」
繰り返すように呟けばそれもまた記憶にあることを思いだす。命に別状はなかったからと医者に見てもらったはずだが。
「そんなに酷い怪我だったのか?」
思わず眉間に皺が寄る。しかしそれならば馬車に乗るのも辛いんじゃないかと、痛みに耐える彼女を想像してしまった。
「いえ、傷はそう深いものではありませんでしたのでもうかなり塞がっているのではないかと思います。しかしせっかくですからゆっくりお休みでもしてみましょう、と皆と一緒に話し合ったのです」
「旦那様はお気になさらず、お仕事をがんばってくださいと、奥様からの言伝でございます」
家令に続いて侍女の一人も言葉を加えた。やはり静かな声音だった。
頑張ってね、騎士さま、と幼い少女の声を思い出す。
それを言ったのは過去のアリシアで、それを言われたのはまだ正式な騎士と言えないような、過去の俺だ。
「そうか。明後日の非番の日に彼女の実家へ行ってくる」
かしこまりました、と使用人達が頭を下げる。彼女がいないからこんなにも静かに思えるのだろうか。
________________
一度気にしてしまうと仕事中もなんだかアリシアのことが気になった。今までこんなこと考えたことなどなかったのに。
「よお、エルネスト。お前明日非番だろ。この後どうだ、たまには飲みにでも行かねぇか?」
休憩中に話しかけてきたのはオリバーだった。せっかく誘ってくれたのには申し訳ないが、明日は朝から出かけると決めている。酒に弱いつもりはないが寝坊など万が一にもしたくないし、何より二日酔いでもしたならそんな状態で顔など出せるはずもない。
「悪いが明日用事があるんだ」
「用事? お前が? なんだマリーアンジュ様にお使いでも頼まれたのか?」
「なぜそこであの方の名前が出てくるんだ。アリシアのところに行くんだ」
「アリシア嬢? どこか行ってるのか?」
不思議そうな顔を崩さずに質問が続く。
「実家の領地に帰っている」
ただ事実を口にしただけなのに、オリバーの顔は驚愕に染まった。どう言う反応だ。何もおかしなことを言ったつもりはないんだが。
「は? 何、お前。ついに愛想尽かされてアリシア嬢に出てかれたのか」
驚愕はそのままに心底真面目そうな声音で音量を落として言うオリバーに、自分の眉間に力が入るのを感じた。
「だからなぜそうなる。第一なんでお前、アリシア嬢なんだ」
アリシアと俺が結婚してからそれなりに時間が経っているし、オリバーは俺たちの結婚当初から知っているはずで、嬢といまだに呼んでいるのはおかしいだろう。
そう指摘すればオリバーが悪い悪いと苦笑した。
「いや、なんか人妻って感じしないからつい、な。まあ隙があれば口説こうとか思ってたし癖だな癖」
「なんだそれ」
「そう睨むなよ。今はそれよりアリシア嬢だろ。だって実家に帰ったってつまりそう言うことだろ」
またアリシア嬢と……、と口を開こうとしてその後続いた言葉に言葉を失った。
出て行った、アリシアが? そんな、まさか。
「ありえない。彼女はいつだって俺を支えてくれて俺の味方だと、証明出来なくとも俺の心がアリシアから離れないのならそれでいいんだと、ずっとそう言ってくれていた」
その彼女が出ていくわけがないだろう。
そう断言する俺のことを、オリバーは笑い飛ばした。
「それで。お前はアリシア嬢よりマリーアンジュ様を選び続けてきたんだろ?」
「だが、アリシアはそれでいいと。二番目でいいと」
そう言ってくれていたんだ。
「ほんと、よく3年も、いやもっと前からだろうけど、アリシア嬢は我慢できたなと思うよ。自分より王女様を選ぶなんて、堂々とした浮気宣言みたいなもんだぜ?」
「俺はそんな邪な感情をあの方に抱いたことなんて一度もない」
「それとこれとは別の話なんだよ。アリシア嬢が毎日同じ護衛の男に抱きつかれてたらどう思うんだ?」
「護衛の騎士はそんなことしないし、俺は別になんとも」
思わない、そんなこと考えたこともない、と続くはずの言葉を正確に拾ったのかオリバーは深く息を吐いて俺の肩に拳を当ててきた。随分と力の籠っているそれは、鍛えている体には傷などつかないがそれなりに痛い。
「そうかい。ま、明日行って必死に頭を下げてくるんだな。お前はほんとバカ真面目で不器用だし、アリシア嬢は可哀想で仕方ないし。うまくいくことを願ってるよ」
んじゃ、頑張れよと後ろ手にひらひらと手をふるその姿を見送って、俺も残りの仕事を片付けに踵を返した。
王家に仕える騎士にとって王族は絶対だ。マリーアンジュ様の護衛騎士である俺にとってマリーアンジュ様が何よりも優先されるべきもので、何を捨ててでもあの方をお護りしなければいけないし選ばなければいけない。だからアリシアよりもマリーアンジュ様を選ぶのは当然で、そのことは彼女も理解してくれていることだ。
それなのに、そうしていたら、アリシアはいなくなってしまうんだろうか。俺の前から。俺の帰る場所から。
いや、もしかしたらオリバーの言うようにもう俺の前から消えてしまったんだろうか。
珍しく仕事が進まない。今日はマリーアンジュ様からのお呼びもかかってないと言うのに書類仕事がなぜか行き詰まる。この、何かが引っかかるような、この胸騒ぎはなんなんだと言うんだ。
ダクトがやっと嫁と仲直りできたんです、と騎士団の中で騒ぎ回っていた今日は、比較的早めの時間に帰ってくることができた。夕方に近い時間に家につき、ゆっくりと着替えて自室でくつろいでから食事に向かった。
そこでふと、思ったことがある。
ダクトが夫婦でのことを言っていたからだろうか、最近アリシアを見ていないな、と急に疑問に思った。
もともと決まった時間に帰ってくることの少ない俺とアリシアは食事を共にすることは多くはなかったし無理に時間を合わせるようなこともしていないから、すれ違うような生活をすることは珍しいことではない。
が、それでも彼女は俺に合わせて食事をしてくれることも、俺の余裕がある時間を見計らって部屋に訪ねてきてくれることもある。それがここ最近、事件が片付いて帰ってくるようになってから一度もその姿を見ていない。
こんなにも彼女の存在を感じないことなど今まであっただろうか。
時折、自身の持った熱に彼女の部屋の扉を叩いたがそれも出てこなかった。夜の房事も俺が訪れてアリシアが起きているならば、と言うだけで頻繁でもない、そんな生活だったから今回も毎回寝てしまっていたのだと思っていたのだが、食堂での護衛騎士たちの話を思い返して少し気になった。
ああ、それに、いつもは片付いている俺の書斎の書類がここ数日多いように感じる。いつもならもっと減るのが早くてまとまっているんだが、それはアリシアが簡単なものなら手をつけてくれているからだ。それが、触られていない。それも強制ではないからそう言うこともあるだろう、といえばそれで終わりだが。
何故だか妙に気になった。
食事も終わりかけた頃、俺は控えていた家令に声をかけた。いつもならアリシアの姿が見えなくても気にしていなかったが、それは彼女は当然ここにいると、そう思っていたからだ。なんの疑いもなく、そこにいて俺の帰りを待っていてくれると。そしてそれはいつだって違うことなく現実だった。
「アリシアは、今どこに?」
「奥様ならばご実家の領地にお帰りになりました」
静かに告げられたそれに瞠目する。
「帰った? いつだ」
「少し前に。旦那様に奥様からのお伺いの手紙をお持ちしまして、お返事を頂きましたではありませんか」
言われて記憶を辿ってみると確かに許可を出したのは俺だった。彼女からの手紙を読んで、返事を書いて渡した。忘れていたわけではないが、忙しさにすっかり普段の思考から抜け落ちてしまっていた。
忘れていた、のとは違う、優先的に今必要な情報だけを頭に置いてある、そんな癖がもう長いこと染みついてしまっていた。
彼女の手紙に返事をした日も正確に覚えているが。だとしたら尚更、疑問に思う。
「長くないか?」
彼女の実家はそこまで遠くない。少しのんびりしたとしても些か長いように思えた。彼女がこんなに家を開けたことなどないからそう感じるのかもしれない。
「お怪我の療養のためでもありますので」
「怪我……」
繰り返すように呟けばそれもまた記憶にあることを思いだす。命に別状はなかったからと医者に見てもらったはずだが。
「そんなに酷い怪我だったのか?」
思わず眉間に皺が寄る。しかしそれならば馬車に乗るのも辛いんじゃないかと、痛みに耐える彼女を想像してしまった。
「いえ、傷はそう深いものではありませんでしたのでもうかなり塞がっているのではないかと思います。しかしせっかくですからゆっくりお休みでもしてみましょう、と皆と一緒に話し合ったのです」
「旦那様はお気になさらず、お仕事をがんばってくださいと、奥様からの言伝でございます」
家令に続いて侍女の一人も言葉を加えた。やはり静かな声音だった。
頑張ってね、騎士さま、と幼い少女の声を思い出す。
それを言ったのは過去のアリシアで、それを言われたのはまだ正式な騎士と言えないような、過去の俺だ。
「そうか。明後日の非番の日に彼女の実家へ行ってくる」
かしこまりました、と使用人達が頭を下げる。彼女がいないからこんなにも静かに思えるのだろうか。
________________
一度気にしてしまうと仕事中もなんだかアリシアのことが気になった。今までこんなこと考えたことなどなかったのに。
「よお、エルネスト。お前明日非番だろ。この後どうだ、たまには飲みにでも行かねぇか?」
休憩中に話しかけてきたのはオリバーだった。せっかく誘ってくれたのには申し訳ないが、明日は朝から出かけると決めている。酒に弱いつもりはないが寝坊など万が一にもしたくないし、何より二日酔いでもしたならそんな状態で顔など出せるはずもない。
「悪いが明日用事があるんだ」
「用事? お前が? なんだマリーアンジュ様にお使いでも頼まれたのか?」
「なぜそこであの方の名前が出てくるんだ。アリシアのところに行くんだ」
「アリシア嬢? どこか行ってるのか?」
不思議そうな顔を崩さずに質問が続く。
「実家の領地に帰っている」
ただ事実を口にしただけなのに、オリバーの顔は驚愕に染まった。どう言う反応だ。何もおかしなことを言ったつもりはないんだが。
「は? 何、お前。ついに愛想尽かされてアリシア嬢に出てかれたのか」
驚愕はそのままに心底真面目そうな声音で音量を落として言うオリバーに、自分の眉間に力が入るのを感じた。
「だからなぜそうなる。第一なんでお前、アリシア嬢なんだ」
アリシアと俺が結婚してからそれなりに時間が経っているし、オリバーは俺たちの結婚当初から知っているはずで、嬢といまだに呼んでいるのはおかしいだろう。
そう指摘すればオリバーが悪い悪いと苦笑した。
「いや、なんか人妻って感じしないからつい、な。まあ隙があれば口説こうとか思ってたし癖だな癖」
「なんだそれ」
「そう睨むなよ。今はそれよりアリシア嬢だろ。だって実家に帰ったってつまりそう言うことだろ」
またアリシア嬢と……、と口を開こうとしてその後続いた言葉に言葉を失った。
出て行った、アリシアが? そんな、まさか。
「ありえない。彼女はいつだって俺を支えてくれて俺の味方だと、証明出来なくとも俺の心がアリシアから離れないのならそれでいいんだと、ずっとそう言ってくれていた」
その彼女が出ていくわけがないだろう。
そう断言する俺のことを、オリバーは笑い飛ばした。
「それで。お前はアリシア嬢よりマリーアンジュ様を選び続けてきたんだろ?」
「だが、アリシアはそれでいいと。二番目でいいと」
そう言ってくれていたんだ。
「ほんと、よく3年も、いやもっと前からだろうけど、アリシア嬢は我慢できたなと思うよ。自分より王女様を選ぶなんて、堂々とした浮気宣言みたいなもんだぜ?」
「俺はそんな邪な感情をあの方に抱いたことなんて一度もない」
「それとこれとは別の話なんだよ。アリシア嬢が毎日同じ護衛の男に抱きつかれてたらどう思うんだ?」
「護衛の騎士はそんなことしないし、俺は別になんとも」
思わない、そんなこと考えたこともない、と続くはずの言葉を正確に拾ったのかオリバーは深く息を吐いて俺の肩に拳を当ててきた。随分と力の籠っているそれは、鍛えている体には傷などつかないがそれなりに痛い。
「そうかい。ま、明日行って必死に頭を下げてくるんだな。お前はほんとバカ真面目で不器用だし、アリシア嬢は可哀想で仕方ないし。うまくいくことを願ってるよ」
んじゃ、頑張れよと後ろ手にひらひらと手をふるその姿を見送って、俺も残りの仕事を片付けに踵を返した。
王家に仕える騎士にとって王族は絶対だ。マリーアンジュ様の護衛騎士である俺にとってマリーアンジュ様が何よりも優先されるべきもので、何を捨ててでもあの方をお護りしなければいけないし選ばなければいけない。だからアリシアよりもマリーアンジュ様を選ぶのは当然で、そのことは彼女も理解してくれていることだ。
それなのに、そうしていたら、アリシアはいなくなってしまうんだろうか。俺の前から。俺の帰る場所から。
いや、もしかしたらオリバーの言うようにもう俺の前から消えてしまったんだろうか。
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