80 / 82
終焉
しおりを挟む
私たちは黒銀の龍とベイルを倒し、リオン様はニオ様に見守られながら光になって消えていった。そうして、リオン様の最期を見届けた後。
「うっ」
騎士様たちが苦しそうにその場に崩れ出す。ランス様もすごく苦しそう!魔物討伐祭の時とは比にもならないほどの苦しみようで顔色も真っ青になっている。
「力の消費が思った以上に激しい、我々も正直辛い状態だ。こんな時にすまないが、聖女たち、どうか騎士たちへ力わけをしてあげてくれ。初めは抱きしめるだけで構わない、少しずつ体が慣れるように力わけを」
白龍ギール様に言われた私たちは、すぐに自分のパートナーである騎士様の元へ駆けつけ、ゆっくりと抱きしめた。
「ランス様、大丈夫です。すぐに良くなりますから」
そう言ってランス様を抱きしめるけれど、ランス様は声を出すことすら出来ずにこちらへ体を預けているだけだ。白龍の力を消費するとこんなにも騎士の体に弊害が出てしまう……。周りの聖女様たちも心配そうな顔でそれぞれ騎士様たちを抱きしめていた。
それぞれ白い光に包まれて、どのくらいの時間が経っただろう。
「……ありがとう、セシル。だいぶ楽になったよ」
さっきよりはほんの少し顔色の良くなったランス様が力無く微笑みながらそう言うけれど、やっぱりまだかなり辛そうだ。
「私も二人を乗せて送り届けるくらいには回復した。早く屋敷へ戻ろう」
そう言うミゼル様はすぐに白龍姿になって私たちを背中に乗せた。他の騎士様や聖女様たちもそれぞれ回復しつつあり、白龍様の背中に乗り始めている。
ただ、ガイル様とシキ様はまだ白い光に包まれているし、何ならちょっと濃厚そうなキスの音も聞こえてくるので、周りの方が恥ずかしくなってくる!あの二人、本当にどういう関係なのかよくわからないわ……。その二人の横では白龍ウェズ様が嬉しそうに微笑んでいた。
「みんな、本当によく頑張ってくれた。今回のことについてはまた追って連絡しよう。とりあえずそれぞれ無事に帰路についてくれ」
白龍姿のユイン様の背中にはユーズ団長とベル様、ケインズ団長とニオ様が乗っていて、ニオ様は放心状態のままだ。まだ苦しそうな顔でユーズ団長が号令をかけると、それぞれ白龍たちは騎士様と聖女様を乗せ羽ばたき出した。
屋敷に戻ってからまずランス様へキスでさらに力わけを行い、その後本格的に力わけを行ったのだけれど、力の消費が激しかったせいなのか、ランス様の様子があまりにも凄すぎて……。
「ごめん、セシル、自分でもどうしていいかわからない。制御したいけど制御できそうにないんだ」
そう言うランス様の瞳は獲物を狙う獣そのもので、正直どう返事をしていいかわからないまま力わけは進んでいった。前回の時もそうだったけど、力わけの最中は白い光に包まれて身体中が蕩けるようでわけがわからない。ただただその気持ちよさに身を委ねているといつの間にか気を失い、朝目が覚めるとランス様が申し訳なさそうな顔でこちらを見つめていた。
「本当にごめん、体は大丈夫?」
「は、い、多分……」
体は重くあまりの気だるさで起き上がれなかったけれど、ランス様はいつも以上に甘く私のことをお姫さまでも扱うようだ。ランス様だって戦闘の翌日で体は本調子ではないはずなのに……。
それにしても、あのランス様があんな風になってしまうなんて今回の力の消費は本当にすごいものだったのだろう。他の聖女様たちは皆大丈夫だったのかしら……。特にリラは多分本格的な力わけは初めてだろうし……ロイ様のことだから大丈夫だとは思うけど、色々と落ち着いたら様子を見に行ってみようかな。
そんな風に思いながらベッドからぼんやりと窓から見える空を見ていると、部屋から出ていったランス様がいつの間にか朝食を持って部屋に戻ってきていた。
「セシル、一緒に食べよう」
そう言ってランス様はベッドに朝食を置いて腰をかける。私をゆっくり起こすと、ランス様は優しく微笑んで尋ねてきた。
「どれが食べたい?」
目の前には美味しそうなふわふわのパンにオムレツ、彩り鮮やかなサラダにいい香りのするオニオンスープがある。
「えっと、それじゃまずはスープを……」
そう言ってスプーンに手を伸ばそうとすると、そのスプーンをランス様が取ってしまい、そのままカップに入ったスープを私のそばまで持ってくる。そしてスープをひとすくいすると、私の口元に持ってきた。
「はい、アーン」
「ラ、ランス様!?」
動揺する私をよそに、ランス様からは口を開けるまでずっとこのままだという強い意志を感じる。仕方なく口を開けると、ランス様はスープをフーッとしてから私の口へ流し込んだ。
「美味しい?」
「……はい、とても」
その後もランス様は私にどれを食べたいかを聞いてそれを全部食べさせてくれた。嬉しいやら恥ずかしいやら……。
「昨日は無理をさせてしまったからセシルのために何でもしてあげたいんだ。それに聖女誘拐事件や魔物討伐祭でずっと緊張した日々だったからね。こうして何の気兼ねもなくセシルとゆっくり過ごせることが嬉しいんだ」
ランス様の心の底から嬉しいと言わんばかりの笑顔に、心臓が撃ち抜かれてしまう……!
「全部、終わったんですね……」
「そうだね……ようやく終わったんだ」
二人で目を合わせ静かに微笑む。本当に色々なことがありすぎて目まぐるしい日々だった。けれど、こうして乗り越えることができたのもランス様と一緒だったからだ。
「みんな、あの後大丈夫だったんでしょうか」
「特に急を要する連絡はないから、きっと大丈夫だったんじゃないかな。それぞれがそれぞれにきっと仲良く過ごしているよ」
ユーズ団長からは一週間後に報告のための会議を開くのでそれまでは各自ゆっくり休むようにとの通達が届いている。
「ニオ様は大丈夫でしょうか」
「……ケインズ団長が一緒だから、きっと大丈夫だよ」
リオン様を失ったニオ様は帰る時もずっと放心状態だった。そんなニオ様をケインズ団長は自宅に招き入れ一緒に過ごしているらしい。ニオ様の心の傷は相当深いものだけれど、どれだけ長い時間がかかったとしてもケインズ団長はずっと一緒にいてその傷が癒えるのを待っていてくれるはずだ。
「さて、ご飯も食べ終わったし、セシルはまた寝ているといいよ」
「ランス様はもう寝ないのですか?」
ランス様だってまだ疲れが取れていないはずだ。ランス様の方こそゆっくり寝るべきだし、一人で寝るのはちょっと寂しい。そう思っていたら、意外な返事が返ってきた。
「……一緒に寝たいところだけど、可愛い君が隣にいると愛してしまいたくなるから。無理をさせた昨日の今日は流石に、ね。だから一緒には寝れないんだ」
そう言って私に優しく口づけをすると、ランス様は優しく微笑みながら部屋を出て行ってしまった。ランス様ってばそういうことを恥ずかしげもなくサラリと言ってしまうんだから。
「うっ」
騎士様たちが苦しそうにその場に崩れ出す。ランス様もすごく苦しそう!魔物討伐祭の時とは比にもならないほどの苦しみようで顔色も真っ青になっている。
「力の消費が思った以上に激しい、我々も正直辛い状態だ。こんな時にすまないが、聖女たち、どうか騎士たちへ力わけをしてあげてくれ。初めは抱きしめるだけで構わない、少しずつ体が慣れるように力わけを」
白龍ギール様に言われた私たちは、すぐに自分のパートナーである騎士様の元へ駆けつけ、ゆっくりと抱きしめた。
「ランス様、大丈夫です。すぐに良くなりますから」
そう言ってランス様を抱きしめるけれど、ランス様は声を出すことすら出来ずにこちらへ体を預けているだけだ。白龍の力を消費するとこんなにも騎士の体に弊害が出てしまう……。周りの聖女様たちも心配そうな顔でそれぞれ騎士様たちを抱きしめていた。
それぞれ白い光に包まれて、どのくらいの時間が経っただろう。
「……ありがとう、セシル。だいぶ楽になったよ」
さっきよりはほんの少し顔色の良くなったランス様が力無く微笑みながらそう言うけれど、やっぱりまだかなり辛そうだ。
「私も二人を乗せて送り届けるくらいには回復した。早く屋敷へ戻ろう」
そう言うミゼル様はすぐに白龍姿になって私たちを背中に乗せた。他の騎士様や聖女様たちもそれぞれ回復しつつあり、白龍様の背中に乗り始めている。
ただ、ガイル様とシキ様はまだ白い光に包まれているし、何ならちょっと濃厚そうなキスの音も聞こえてくるので、周りの方が恥ずかしくなってくる!あの二人、本当にどういう関係なのかよくわからないわ……。その二人の横では白龍ウェズ様が嬉しそうに微笑んでいた。
「みんな、本当によく頑張ってくれた。今回のことについてはまた追って連絡しよう。とりあえずそれぞれ無事に帰路についてくれ」
白龍姿のユイン様の背中にはユーズ団長とベル様、ケインズ団長とニオ様が乗っていて、ニオ様は放心状態のままだ。まだ苦しそうな顔でユーズ団長が号令をかけると、それぞれ白龍たちは騎士様と聖女様を乗せ羽ばたき出した。
屋敷に戻ってからまずランス様へキスでさらに力わけを行い、その後本格的に力わけを行ったのだけれど、力の消費が激しかったせいなのか、ランス様の様子があまりにも凄すぎて……。
「ごめん、セシル、自分でもどうしていいかわからない。制御したいけど制御できそうにないんだ」
そう言うランス様の瞳は獲物を狙う獣そのもので、正直どう返事をしていいかわからないまま力わけは進んでいった。前回の時もそうだったけど、力わけの最中は白い光に包まれて身体中が蕩けるようでわけがわからない。ただただその気持ちよさに身を委ねているといつの間にか気を失い、朝目が覚めるとランス様が申し訳なさそうな顔でこちらを見つめていた。
「本当にごめん、体は大丈夫?」
「は、い、多分……」
体は重くあまりの気だるさで起き上がれなかったけれど、ランス様はいつも以上に甘く私のことをお姫さまでも扱うようだ。ランス様だって戦闘の翌日で体は本調子ではないはずなのに……。
それにしても、あのランス様があんな風になってしまうなんて今回の力の消費は本当にすごいものだったのだろう。他の聖女様たちは皆大丈夫だったのかしら……。特にリラは多分本格的な力わけは初めてだろうし……ロイ様のことだから大丈夫だとは思うけど、色々と落ち着いたら様子を見に行ってみようかな。
そんな風に思いながらベッドからぼんやりと窓から見える空を見ていると、部屋から出ていったランス様がいつの間にか朝食を持って部屋に戻ってきていた。
「セシル、一緒に食べよう」
そう言ってランス様はベッドに朝食を置いて腰をかける。私をゆっくり起こすと、ランス様は優しく微笑んで尋ねてきた。
「どれが食べたい?」
目の前には美味しそうなふわふわのパンにオムレツ、彩り鮮やかなサラダにいい香りのするオニオンスープがある。
「えっと、それじゃまずはスープを……」
そう言ってスプーンに手を伸ばそうとすると、そのスプーンをランス様が取ってしまい、そのままカップに入ったスープを私のそばまで持ってくる。そしてスープをひとすくいすると、私の口元に持ってきた。
「はい、アーン」
「ラ、ランス様!?」
動揺する私をよそに、ランス様からは口を開けるまでずっとこのままだという強い意志を感じる。仕方なく口を開けると、ランス様はスープをフーッとしてから私の口へ流し込んだ。
「美味しい?」
「……はい、とても」
その後もランス様は私にどれを食べたいかを聞いてそれを全部食べさせてくれた。嬉しいやら恥ずかしいやら……。
「昨日は無理をさせてしまったからセシルのために何でもしてあげたいんだ。それに聖女誘拐事件や魔物討伐祭でずっと緊張した日々だったからね。こうして何の気兼ねもなくセシルとゆっくり過ごせることが嬉しいんだ」
ランス様の心の底から嬉しいと言わんばかりの笑顔に、心臓が撃ち抜かれてしまう……!
「全部、終わったんですね……」
「そうだね……ようやく終わったんだ」
二人で目を合わせ静かに微笑む。本当に色々なことがありすぎて目まぐるしい日々だった。けれど、こうして乗り越えることができたのもランス様と一緒だったからだ。
「みんな、あの後大丈夫だったんでしょうか」
「特に急を要する連絡はないから、きっと大丈夫だったんじゃないかな。それぞれがそれぞれにきっと仲良く過ごしているよ」
ユーズ団長からは一週間後に報告のための会議を開くのでそれまでは各自ゆっくり休むようにとの通達が届いている。
「ニオ様は大丈夫でしょうか」
「……ケインズ団長が一緒だから、きっと大丈夫だよ」
リオン様を失ったニオ様は帰る時もずっと放心状態だった。そんなニオ様をケインズ団長は自宅に招き入れ一緒に過ごしているらしい。ニオ様の心の傷は相当深いものだけれど、どれだけ長い時間がかかったとしてもケインズ団長はずっと一緒にいてその傷が癒えるのを待っていてくれるはずだ。
「さて、ご飯も食べ終わったし、セシルはまた寝ているといいよ」
「ランス様はもう寝ないのですか?」
ランス様だってまだ疲れが取れていないはずだ。ランス様の方こそゆっくり寝るべきだし、一人で寝るのはちょっと寂しい。そう思っていたら、意外な返事が返ってきた。
「……一緒に寝たいところだけど、可愛い君が隣にいると愛してしまいたくなるから。無理をさせた昨日の今日は流石に、ね。だから一緒には寝れないんだ」
そう言って私に優しく口づけをすると、ランス様は優しく微笑みながら部屋を出て行ってしまった。ランス様ってばそういうことを恥ずかしげもなくサラリと言ってしまうんだから。
3
あなたにおすすめの小説
処刑前夜に逃亡した悪役令嬢、五年後に氷の公爵様に捕まる〜冷徹旦那様が溺愛パパに豹変しましたが私の抱いている赤ちゃん実は人生2周目です〜
放浪人
恋愛
「処刑されるなんて真っ平ごめんです!」 無実の罪で投獄された悪役令嬢レティシア(中身は元社畜のアラサー日本人)は、処刑前夜、お腹の子供と共に脱獄し、辺境の田舎村へ逃亡した。 それから五年。薬師として穏やかに暮らしていた彼女のもとに、かつて自分を冷遇し、処刑を命じた夫――「氷の公爵」アレクセイが現れる。 殺される!と震えるレティシアだったが、再会した彼は地面に頭を擦り付け、まさかの溺愛キャラに豹変していて!?
「愛しているレティシア! 二度と離さない!」 「(顔が怖いです公爵様……!)」
不器用すぎて顔が怖い旦那様の暴走する溺愛。 そして、二人の息子であるシオン(1歳)は、実は前世で魔王を倒した「英雄」の生まれ変わりだった! 「パパとママは僕が守る(物理)」 最強の赤ちゃんが裏で暗躍し、聖女(自称)の陰謀も、帝国の侵略も、古代兵器も、ガラガラ一振りで粉砕していく。
転生してモブだったから安心してたら最恐王太子に溺愛されました。
琥珀
恋愛
ある日突然小説の世界に転生した事に気づいた主人公、スレイ。
ただのモブだと安心しきって人生を満喫しようとしたら…最恐の王太子が離してくれません!!
スレイの兄は重度のシスコンで、スレイに執着するルルドは兄の友人でもあり、王太子でもある。
ヒロインを取り合う筈の物語が何故かモブの私がヒロインポジに!?
氷の様に無表情で周囲に怖がられている王太子ルルドと親しくなってきた時、小説の物語の中である事件が起こる事を思い出す。ルルドの為に必死にフラグを折りに行く主人公スレイ。
このお話は目立ちたくないモブがヒロインになるまでの物語ーーーー。
虚弱体質?の脇役令嬢に転生したので、食事療法を始めました
たくわん
恋愛
「跡継ぎを産めない貴女とは結婚できない」婚約者である公爵嫡男アレクシスから、冷酷に告げられた婚約破棄。その場で新しい婚約者まで紹介される屈辱。病弱な侯爵令嬢セラフィーナは、社交界の哀れみと嘲笑の的となった。
【完結】死の4番隊隊長の花嫁候補に選ばれました~鈍感女は溺愛になかなか気付かない~
白井ライス
恋愛
時は血で血を洗う戦乱の世の中。
国の戦闘部隊“黒炎の龍”に入隊が叶わなかった主人公アイリーン・シュバイツァー。
幼馴染みで喧嘩仲間でもあったショーン・マクレイリーがかの有名な特効部隊でもある4番隊隊長に就任したことを知る。
いよいよ、隣国との戦争が間近に迫ったある日、アイリーンはショーンから決闘を申し込まれる。
これは脳筋女と恋に不器用な魔術師が結ばれるお話。
混血の私が純血主義の竜人王子の番なわけない
三国つかさ
恋愛
竜人たちが通う学園で、竜人の王子であるレクスをひと目見た瞬間から恋に落ちてしまった混血の少女エステル。好き過ぎて狂ってしまいそうだけど、分不相応なので必死に隠すことにした。一方のレクスは涼しい顔をしているが、純血なので実は番に対する感情は混血のエステルより何倍も深いのだった。
【完結】 異世界に転生したと思ったら公爵令息の4番目の婚約者にされてしまいました。……はあ?
はくら(仮名)
恋愛
ある日、リーゼロッテは前世の記憶と女神によって転生させられたことを思い出す。当初は困惑していた彼女だったが、とにかく普段通りの生活と学園への登校のために外に出ると、その通学路の途中で貴族のヴォクス家の令息に見初められてしまい婚約させられてしまう。そしてヴォクス家に連れられていってしまった彼女が聞かされたのは、自分が4番目の婚約者であるという事実だった。
※本作は別ペンネームで『小説家になろう』にも掲載しています。
竜帝に捨てられ病気で死んで転生したのに、生まれ変わっても竜帝に気に入られそうです
みゅー
恋愛
シーディは前世の記憶を持っていた。前世では奉公に出された家で竜帝に気に入られ寵姫となるが、竜帝は豪族と婚約すると噂され同時にシーディの部屋へ通うことが減っていった。そんな時に病気になり、シーディは後宮を出ると一人寂しく息を引き取った。
時は流れ、シーディはある村外れの貧しいながらも優しい両親の元に生まれ変わっていた。そんなある日村に竜帝が訪れ、竜帝に見つかるがシーディの生まれ変わりだと気づかれずにすむ。
数日後、運命の乙女を探すためにの同じ年、同じ日に生まれた数人の乙女たちが後宮に召集され、シーディも後宮に呼ばれてしまう。
自分が運命の乙女ではないとわかっているシーディは、とにかく何事もなく村へ帰ることだけを目標に過ごすが……。
はたして本当にシーディは運命の乙女ではないのか、今度の人生で幸せをつかむことができるのか。
短編:竜帝の花嫁 誰にも愛されずに死んだと思ってたのに、生まれ変わったら溺愛されてました
を長編にしたものです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる