(完結)相談女とお幸せに!(なれるものならの話ですけども。)

ちゃむふー

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7.反撃開始(ミレイユ)

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ガスパルに婚約破棄を言い渡され、すぐ父に連絡を入れた。
父は領地の視察へ行っており、週末に帰ってくる予定だったが、連絡を入れた次の日にはすぐに帰宅した。


父は家に帰る早々、怒りをあらわにして私に詰め寄る。


「ミレイユ!!便りを見たぞ!!婚約破棄とはどういう事だ!?」


「あらお父様、お帰りなさいませ。お帰りは週末の予定では…?」


「ミレイユの便りを見て急いで帰ってきたのだ!いや、そんな事はどうでも良い!突然、しかもこのような時期に婚約破棄とはどういう事だ!?」


「ガスパル様が、リリアン様という令嬢と真実の愛を見つけたそうなのです。」


「なっ…!!真実の愛…!?どういう事だ!!リリアンとはどこの令嬢だ!!」


「ダーソン子爵のリリアン令嬢ですわ。」


「ダーソン子爵だと…!?ダーソン子爵令嬢は確かタバリア侯爵の息子と婚約していただろう!?タバリア侯爵が夜道で襲われたまたま居合わせたダーソン子爵が助け、命を救ったお礼にと子ども同士を結婚させる…と、貴族界では有名な話では無いか!!」


「私も勿論知っていますわ。しかし、私の婚約者であったはずのガスパル様と真実の愛を見つけたそうなのです。」



「なんだと…!?ガスパルの奴許せん…!!恩を仇で返すとはこの事だ!!そのリリアンという令嬢もだ!!侯爵家と運良く婚約できただけでは物足りず…!!人の婚約者に手を出すとは!!タバリア侯爵はこの事を知っているのだろうか?」


「リリアン様の婚約者様はご存知無いと思いますわ。」


「タバリア侯爵とは趣味仲間でもある。こちらは私が何とかしよう。ガスパルとは勿論婚約破棄だ!!勿論貸していた金も返して貰おう。」


「よろしくお願いします。」





(お父様の事ですわ。きっとリリアン様の婚約者であるタバリア侯爵様の所にこの事を伝えてしまうでしょう…。でも仕方ありませんよね?リリアン様に私、忠告しましたものね…?)










~~3週間後


卒業試験が目前になってきた。

卒業試験とは言うものの、この試験の難易度は高く無い。

というのも、ノートを一冊だけ持ち込んでも良い事となっているからだ。

自らノートに大切な所をまとめて、試験に臨む。
成績を見る為と言うよりも、試験までに今まで習った事を自らまとめて復習させる為にする試験と言った所だ。
毎年学年末に行われる。


そして毎年、ガスパルは完全に私を当てにしている。
私が一生懸命まとめたノートを、3日かけて必死に写すのだ。

婚約者なので仕方ないと思っていたが、婚約者でなくなった今は何も関係は無い。のだが………。








(やっぱり来ましたわね…。)



図書館で勉強している私の前に、真っ白なノート片手にもう片方の手を腰に当てて現れ、ガスパルがこう言った。



「やぁ、ミレイユ。今年もこの時期がやってきたね!では、いつも通りノートを見せてくれ。」


「なぜです?」


「えっ…?なぜって…。」

まさか断られるとは思っていなかったガスパルが呆気に取られる。


「なぜ、私が婚約者でも無いガスパル様に私が努力して書いたノートを写させて差し上げないといけないのです?」


「ミ、ミレイユ。さては婚約破棄の事を怒っているのだな?悪かったよ。拗ねないでくれ、な?ミレイユのノートが無いと困るのだよ。」


「リリアン様に頼まれたらどうですか??」


「そ、それが最近リリアン忙しいみたいで…。あまり会えていないんだ。ノートも、私が真っ白なのを見て機嫌が悪くなってしまって…。」


(使えない奴と思われたのでしょうね…。)

「そうなのですね。では、私も最後の見直しがありますのでこれで失礼致します。」

しつこいので、席を移動しようと立ち上がる。


「ちょっと、ちょっと待ってくれ!!試験は3日後なんだぞ!!どうするんだ!」


ガスパルが余りにも騒ぐので、図書館の職員がやってきた。

「図書館ではお静かにお願い致します。規律を守らない方は……卒業試験、どうなるかお分かりですよね?」

そう言われると、小心者のガスパルは黙りこんでしまった。



(さあ、卒業試験どうするのでしょうか??)


そんな事を考えながら、荷物をまとめてその場を後にするのだった。


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